- どうぶつの森の住民についてはこちら⇒ムー(どうぶつの森)
- ファイナルファンタジー6に登場するモンスター。
- 日本国召喚に登場する1万2千年前に地球から異世界に転移した国家⇒ムー(日本国召喚)
- アイドルタイムプリパラ(この作品では、「プー大陸」と呼ばれている)
- 妖怪ウォッチ3、妖怪ウォッチ(アニメ)(両作品ともそれぞれ「ヌー」(雑誌)、「ヌー大陸」と呼ばれている)
ムー大陸
太平洋上に存在したと言われる伝説上の大陸。19世紀後半に南米のマヤで発見された古文書に、災害で海に沈んだ王国の伝説が記されており、研究者の解読でその名が「ムー(Mu)」と翻訳された。
20世紀前半にイギリス人のジェームズ・チャーチワードがイギリス軍従軍中にインドで見つけた石盤を解読し、1万年以上も昔に太平洋上には海に沈んだ大陸と王国が存在していたと発表した。しかし、石盤を見つけた時のチャーチワードは16歳と若すぎるため、彼の創作であると現在では見なされている。
現在でもアトランティスやレムリアに匹敵する未知なる大陸として知られ、オカルト方面では非常に有名であり、実在を信じて研究をする者もいる。戦前の日本ではムー大陸にあった文明の子孫が日本人と皇室であると主張する者もいた。
一説にはポリネシア系海洋民によって成り立った海洋国家の版図がムーを意味するものではとも言われる。
今では様々な物語作品でその名を冠する名称は数多あり、「え? お前ムー大陸知らないの? ほんとに日本人?」レベルの扱いでバンバン登場する。クトゥルー神話においても、クトゥルフの支配していた大陸とされる。
登場する作品の一例
- 海底軍艦
- 勇者ライディーン
- ムーの白鯨
- ゴッドマジンガー
- 映画ドラえもんのび太の海底鬼岩城
- 宇宙刑事シャイダー
- 鉄人タイガーセブン
- 正義のシンボルコンドールマン
- ガイアセイバー
- ラーゼフォン:そもそも上記ライディーンのオマージュである
- ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章
- スターオーシャン
- 流星のロックマン
- 波打際のむろみさん
雑誌
学研で出版されているオカルト専門誌。上記のムー大陸が由来。1979年から現在まで続く長寿雑誌でもある。オカルトモノならUFO 宇宙人 超能力 UMA 幽霊・亡霊(心霊現象) 妖怪 オーパーツ 超古代文明 超科学 疑似科学 陰謀論など全般を扱う日本随一のオカルト雑誌(その他日本神話や秘密結社がよく出る)
意図的なゴシップやおふざけものも扱っている(実用編と称した、株 FX 宝くじ必勝法など)
とは言え彼らもかなり真面目で、近年大西洋海中で発見された大陸痕跡の情報には編集者が「ヤッホー!」と喜んでいた。
チキンラーメンの派生商品「アクマのキムラー」のYOUTUBE配信CMの解説欄にも常軌を逸した長さと読み手が引くほどの熱量を込めた記事を載せている。
作家にとっては創作ネタの宝庫で大いに参考にできるだろう。しかしあまりのめり込むとオカルトに収まらず本気で信じ込むことが稀にあるので要注意(日本が開発したフリーエネルギーが潰されたのはアメリカの陰謀に違いないんだ!など)
そんなことはそうそうないと思うが、自身の環境次第では読んでる内に自分が成功できないのは世界政府(組織)による妨害のせいだ!と思い込んだ例も本当にあったらしい。
とあるラジオ番組でも「限度をわきまえずに信奉すると、それはもう「オカルト」ではなく「カルト」になってしまう(意訳」と警鐘を鳴らしていた。
新海誠作品
アニメ監督・新海誠の作品には雑誌『ムー』が何度も登場する。監督曰く、子供の頃は好んで読んでいたといい、『星を追う子ども』に出てくる地下世界・アガルタもムーの影響と語っている。
2016年公開のアニメ映画『君の名は。』の登場人物・勅使河原克彦はムーの愛読者で、雑誌をいつも読んでいる。
2019年公開のアニメ映画『天気の子』の主人公・森嶋帆高が見つけた仕事が、須賀圭介の編集事務所でムーからの執筆依頼も受けている。
ムーでは両作品の公開に合わせて新海監督とのインタビュー記事を載せている。