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メ・ビラン・ギの編集履歴

2021-03-06 20:13:13 バージョン

メ・ビラン・ギ

めしゅうだんのどうけ

メ・ビラン・ギとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダークウガ』の登場キャラクターの一人。作中における敵種族「グロンギ」のうち「メ集団」に属する。

「ゴラゲダ ヂグボ グバギ ザバサザ(お前たちが能無しだからだ)」


人間態CV:大橋寛展


データ

身長:196cm

体重:188kg

登場話:EPISODE 12「恩師」、EPISODE 13「不審」、EPISODE14「前兆」


概要

ピラニアの能力を持つメ集団グロンギ。警察の公式発表では、未確認生命体第23号。


水中を自在に移動する能力を持ち、鋭いキバと手についたカッターで、水上バスや川辺の人々を襲った。

嗅覚が非常に発達しており、血の臭いが大好き。

アゴの筋肉が異常に発達しており、1分間に約200回の速さで口を開閉させ、鋭いキバで一瞬の内に人間を惨殺。そのキバの鋭さは、装甲がない部分とはいえクウガタイタンフォームの右腕をも傷つけるほどで、コンクリートの壁をバリバリと噛み砕くこともできる。また腕についたカッターも、マイティフォームやザインのボディを傷つけるほど鋭く、素早い動きから繰り出す切り裂き攻撃でクウガを追い詰めた。


性格はピラニアの怪人だけあって大変短気で、特にズ・ザイン・ダとは犬猿の仲とも言える間柄として、幾度にも亘り激しく衝突した。

第11話での「ここではリントの言葉で話せ」のシーンでの、「俺ノ…番、ダナ?」とバルバに問いかけるくだりや、第14話にて未確認生命体に憧れる蝶野潤一と出くわし襲いかかろうとした際「獲物ダ!」と口走るなど、流暢ではないものの日本語で話す事も一応出来るようである。


劇中行動

作中では本格的な活動に先立ち、他のメ集団のグロンギたちと共に人間体が第7話より登場。記事冒頭にも示した罵倒を投げつけて乱闘に及ぼうとするなど、この時点で既にザインとは険悪な間柄である事を伺わせていた。

その後第11話にて、既に資格を喪失していたザインが勝手にゲゲルを始め、そのせいで自分の番が遅延したことを知ると、続く第12話にてクウガと交戦中であったザインに襲い掛かる。クウガそっちのけでの乱闘の末、ザインを川に突き落とすと気が晴れたのか、そのまま川を泳いで逃げ去っていった。


ザインがクウガに倒され、第13話にてようやく自分の番が来ると嬉々としてゲゲルを開始。荒川を運行する水上バスを襲撃して着実に人数を稼ぎ(この時の殺戮の描写は、よく槍玉に挙げられる36号24号に隠れがちだが、悲鳴を挙げるも逃げ場の無い乗客を、幼い子供まで含めて一人一人噛み殺し、又は腕のカッターで斬殺して血飛沫が飛ぶなど、とてもニチアサで放送したとは思えない生々しいものとなっている。ゲゲル中に流れる優雅な音楽が段々不協和音になっていき、合間に差し挟まれる妙に生々しい咀嚼音等の演出も、その残酷性を際立たせている)、水中を潜行し獲物を捜した。

続いて釣り船を襲って釣り人を殺そうとするも、途中で川の水に混ざった血の匂いを察知しそちらに標的を切り替え、川岸の工事現場でたまたま手を負傷していた作業員に100回以上齧り付いて失血死させる。そこに駆けつけたクウガと戦闘になるも素早い動きでこれを翻弄、堅牢な装甲を持つタイタンフォームに変身したクウガになおも襲い掛かるが、一条薫から警視庁で新開発されたガス弾を打ち込まれ、その悪臭に矢も盾もたまらず「ラダ・ボセバ…!(また、これか…!)」と逃走する。


一条に銃弾をぶち込まれた脇腹を抱えて人間態になって悶え苦しむが、ズ・ゴオマ・グ「もうダメだな!」と侮辱されたことで憤激し再びゲゲルを開始。

一方警察では、ビランが非常に血の臭いに敏感なことを察知した警視庁が、荒川に人工血液を散布することを決定。一条はモーターボートに乗って人工血液をばら撒き、ビランはまんまとこれに引っかかる(皮肉にも、ザインの時と似たような罠でおびき寄せられている)。

ビランは船上に上がり込んで一条を殺そうとするが、間一髪でクウガドラゴンフォームが乗り込み、三人はまとめて川に転落。ビランはクウガと壮絶な水中戦を繰り広げながらも逃走して川岸に跳びあがり、河川敷にいた未確認生命体に憧れていた青年・蝶野潤一を発見して襲い掛かる。話し合おうとする蝶野を無視し「獲物ダ!」と呟いて襲い掛かろうとするビランだったが、そこにようやく追いついたクウガに殴られて川に投げ落とされる。

クウガと川で凄絶な泥仕合を繰り広げた果てに、近くにあった鉄の杭(川岸に突き立っていた棒をビランが間違えて斬り折ってしまった破片)をドラゴンロッドに変えられ、スプラッシュドラゴンを胸に打ち込まれてあえなく爆死した。


2001年正月に放送された番外編「初夢」では、五代の夢の中に人間体そっくりの男が登場。自分の腕に噛みつきながら、ザイン似の男と喧嘩していた。

(演者は同じだが、なぜかOPのキャストクレジットでは大橋展と誤植されており、以降BDのリリース時に至るまで修正されていない)


漫画版

怪人態がより魚に近い体型にリファインされている。


ラ集団の戒めを破って勝手にゲゲルを開始。風紀を乱すということでラ・バルバ・デから見捨てられ、メ集団の中でも最も硬派なメ・ガドラ・ダに処刑が依頼される。

格上であるガドラに対しても土下座して謝るふりをして襲いかかるなどの下劣な手段に出るも、見透かされてしまい逃走。ほとぼりが冷める頃合いを見計らい、改めてとある青年を川岸から襲おうとしたところでガドラにより粛正され爆死した。


原作では散々ズ集団をバカにしていたが漫画版では自身がルール違反により粛清されるという皮肉な結末を迎えた。

しかし、仮に原作要素があったとしても原作での全ての行動が無様な道化でしかなくなるという救いようのない結末を迎える事になるのだが…。


派生作品

仮面ライダーディケイド

ゴ・ベミウ・ギと共に究極の闇を復活させるためのゲゲルに挑戦するも、門矢士に妨害されて逃げ出す。その後怨恨を晴らすためなのかディケイドとクウガ(小野寺ユウスケ)に挑みかかるが、クウガのマイティキックを受けて爆死した。原典とは異なり、ゴ・ジャーザ・ギと同じ形の剣を武器として用いていた。

その後、解放されたン・ガミオ・ゼダに殺された通行人たちがグロンギ化した中にも、ビランの姿になった者が確認されている。


余談

ビランに殺されそうになった釣り人三人組はその後も度々ゲスト出演しており、第20話ではギノガの破片を手袋と見間違えたり、第35話では箱根の蕎麦屋で食事をしていた所ジャラジを目撃している。


関連項目

特撮 仮面ライダークウガ ピラニア

怪人 ライダー怪人

未確認生命体 グロンギ グロンギ語 メ集団

関連・類似キャラクター



Web archive「仮面ライダークウガ」公式サイト kuuga dimension GURONGI

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