ソーナンスッ!>(>w<)
基礎データ
進化
ソーナノ(レベル15)→ソーナンス
概要
(>w<)……こんな顔をしている、形容しがたい姿をした水色のポケモン。足は4本ある。
強い光やショックを嫌い、主な活動時間である夜になるまで洞窟などの暗い場所でひっそりと過ごす。
後ろから生えている黒い尻尾には目が二つあるが、こちらに意思や視力があるのかは不明(キリンリキやアローラナッシーは尻尾の頭に独立した知能がある)。
この黒い尻尾には何らかの秘密があるようで、暗い場所に住み着き、さらにここで日暮れを待ち夜になるまで動き出さないのは尻尾を隠す為でもある。
がまんポケモンの名の通り、普段はおとなしく自分からは攻撃する事はないが、攻撃を受けると身体を膨らませて強力な反撃をしかけてくる。
2匹以上集まると我慢比べを始めるが、空腹も我慢してしまうので、ソーナンスのトレーナーは注意が必要。
しかし尻尾を攻撃される事だけはどうしても我慢できないらしく、この時も猛烈に反撃してくる。サファイアの図鑑解説によると、敵をみちづれにするチャンスを伺っているようで、案外執念深い性質なのかもしれない。
図鑑説明では根暗なイメージなのだが、後述のアニメでの活躍から、第三世代以降はひょうきんなグラフィックやキャラクターが定着している。
また、メスは口元に真っ赤なルージュらしきものがある。
非常に分かりやすいが、一部のファンからは不評。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
190 | 33 | 58 | 33 | 58 | 33 |
ステータスは、「HP」以外の数値は全体的に低め。だが、「HP」が全ポケモン中5位の高さとなっており、実際は相当に丈夫。
覚えられるわざは「はねる」「あまえる」「アンコール」「カウンター」「ミラーコート」「みちづれ」「しんぴのまもり」のみ。
分類は「がまんポケモン」なのに、技の「がまん」は覚えられない。なお、技の「がまん」は剣盾で削除された。
自分から攻撃するわざを一切覚えない「専守防衛」を地で行くスタイルが特徴的なポケモンで、相手の攻撃を高いHPで耐え「カウンター」か「ミラーコート」で反撃するのが主な戦法となる。
とくに「アンコール」持ちのソーナンスには細心の注意を払いたい。
相手の行動を妨害するストッパーとして働き、「ソーヘラ(ソーナンス+ヘラクロス)」、「ウルガナンス(ウルガモス+ソーナンス)」などの、多くの強力なポケモンの組み合わせが存在するためである。
『ルビー・サファイア』からは相手を逃げられなくする特性「かげふみ」を持つようになったため、フルアタ型(4つのわざが全て攻撃技のポケモン)にとっては天敵と言える厄介なポケモンへと成長した。
ただし、第3世代ではその効果が自分と相手、お互いに作用していたため、自分も相手もソーナンス同士のミラーマッチとなると、わざのPPが切れるまでお互い何もできず、切れてもお互いHPがなかなか減らない「わるあがき」で、下手すれば永遠にバトルが終わらないという地獄が起こっていた。
第4世代では「わるあがき」の反動によるダメージの仕様が変更されたことと、「かげふみ同士のポケモンならばとくせいが無効になる」という仕様変更によって、上記の問題は解消された。
隠れ特性は「テレパシー」。ダブル・トリプルバトルで味方が使う「なみのり」「じしん」等の全体攻撃の巻き添えを受けないという便利なものだが、通常特性の「かげふみ」がソーナンスの強さの大本でもあるため、こちらを起用するケースはまず存在しない。
また、ダブル・トリプルバトルにおいてはコマンドキャンセルにより「かげふみ」かどうかをノーリスクで確認できるため、「かげふみ」か「テレパシー」かの択を強いることもできない。
一方で「攻撃ではない変化技や積み技」には手も足も出せないという大きな欠点があり、状態異常は「しんぴのまもり」を覚えていればある程度対抗出来るが、攻撃力を強化する積み技を限界まで積んでから攻撃されたり、一撃必殺技を連発されるとカウンターも出来ず倒されてしまいがち。
また、かくとうタイプのわざである「カウンター」はゴーストタイプには無効、エスパータイプのわざである「ミラーコート」はあくタイプには無効となる。
特にミカルゲ、ヤミラミにはどんな型であっても成す術もなくやられてしまう(「みちづれ」をつかえば、一応倒すことはできるが……)。
変化技を反射する「マジックコート」や、タイプに関係なくダメージを返せる「メタルバースト」、積み技をリセットする「くろいきり」等を習得すれば対抗できるのだが、その場合、読み合いや技スペースの問題があるとはいえ強くなり過ぎてしまうとも言える。
事実海外では一時期、ミュウツーのような禁止級レベルの反則ポケモンと見られる事もあった。サイクルを回しやすい6on6のバトルでは「かげふみ」と「アンコール」で相手を縛って「カウンター」「ミラーコート」で確実に相手を倒す戦術が強力すぎると評価されていたという。積み技やゴーストタイプやあくタイプには弱い故しっかり対策すれば勝つ事はできるのだが、ここで問題なのは「対戦コンテンツ、大会と言うのはショーである」と言う事である。その行動がフェアであるか?その行為が溢れた環境でゲームを楽しませる事が出来ているのか?。もっと言えばその行為を放置した場合に客離れが起きないか?と言う部分にある。これはカードゲームなどで考えると分かりやすいが「Aには対策Bすれば勝てる」としてもAとBのみが溢れる環境では対戦ゲーム、ショーと言う商品として失敗と言う事
第五世代では「アンコール」の弱体化(3ターン固定化)もあって“解禁”され、その後第六世代では「かげふみ」が弱体化(ゴーストタイプに無効)している。
だが、「かげふみ」自体が壊れ性能という評価もされている(だいたいメガゲンガーのせい)。
第六世代では「とつげきチョッキ」の登場により、補助技だけを覚えさせて初手から自発的なわるあがきが可能となった。もちろんネタだが。
第七世代のZワザや第八世代のダイマックスによって、カウンターとミラーコートが変化した技で自発的な攻撃が可能となった。ただしステータスの関係上威力は期待できず、完全にネタである。
剣盾ではマックスレイドバトルソロプレイ時に出てくるサポートNPCの手持ちとしても登場する。
マックスレイドバトルにはいくつかの制約があり、そのうちの1つが難易度が高いものほど「ふしぎなバリア」の仕様により一撃のダメージが強制的に減少されてしまうということ。従ってバリアを削る「攻撃の手数」が重要視される。バリアを削るだけなら攻撃が当たりさえすれば威力が低かろうが何でもよい。
しかし、サポートNPCのポケモンの中には特に意味のない補助技ばっかり使って攻撃をロクにしないポケモンもいる。特にソーナンスはカウンター・ミラーコートというバリアを削れるかは完全に運次第という技を2つも持つ上にそれ以外の選択肢がほぼ役に立たないしんぴのまもり、ドわすれとなっており、『最低最悪のNPCポケモン』として忌み嫌うプレイヤーは多い。
変化技ばかり使う他のNPCポケモンはちょうはつされれば何かしらの仕事はしてくれるが、ソーナンスはちょうはつもほぼ効果が無いどころか、ちょうはつされると「わるあがき」しかできなくなるのと然して変わらない。
一応耐久の種族値はまあまあ高いため、こちらのポケモンがレベル100の場合はそれにつられてソーナンスのステータスもそこそこのものとなり、ソーナンスがレイドボスの攻撃を一手に引き受けてくれる場面もなくはないが、本当に「なくはない」程度の確率でしかない。
サポートにソーナンスが現れたら敗北を覚悟した方がいいし、「レイドボスが☆5かつ自分のポケモンのレベルが100に到達していない場合」「ソーナンスだけでなく他の迷惑NPCも一緒に登場した場合」は即座にリセットしていいレベルである。
ポケモンGOでのソーナンス
原作通りHPはトップクラスの高さだが、攻撃力と防御力は低め。CPは低いが、そのHPの高さやかくとうタイプへの抵抗力を買われてジム防衛で見かけることもある。
一方で原作と異なる仕様により、カウンターやミラーコート、あまえるでも普通に攻撃する。
2019年11月からGOロケット団のシャドウポケモンとして登場。原作では覚えないやつあたりやおんがえしを覚える。
アニメでのソーナンス
金銀編からムサシの手持ちとなった個体が有名で、ロケット団三人組の四人目といって良い程のレギュラーキャラとなっている。
シリーズ中他のソーナンスも登場する事もあるが、基本的に出てくるのは彼ばかり。
詳細は「ロケット団のソーナンス」を参照。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
DXとXに、アイテム「モンスターボール」から登場するポケモンの一体として参戦。
攻撃を受けると「カウンター」で身体を左右に揺らし、近くにいるファイターを敵味方関係なく攻撃する。ダメージとふっ飛ばし力は攻撃された時のダメージが大きいほど上がり、身体の揺れも激しくなる。
DXのイベント戦では、モンスターボールから出てくるポケモンが伝説のポケモンのみになるものがあるが、その中にソーナンスも含まれている。何故。
ポケダン
『救助隊』にNPCキャラクターとして登場している。
ソーナノとコンビを組んで行動しているが、この2匹の拠点である騒ぎの森でマンキーの3匹組が暴れており、多くのポケモン達が困っている現状を解決するためにソーナノが主人公の救助隊チームに依頼を出すというエピソードが本作の初登場シーンである。
このソーナンスは、他のほぼ全てのポケモンが人間語に翻訳された台詞を喋る中、ずーーーっと「ソーナンス!」と一言元気よく言うだけのポケモンである。
何かある度にアニメ版のように大きくポーズを取ってから「ソーナンス!」と言うのみである。ただし、マンキー達がひそひそ相談しているのを見た時はポツリと「ソーダンス。」と言っている。
『空の探検隊』にも、ソーナノとコンビを組んで再登場。口調は2匹とも一緒だが救助隊のソーナノ&ソーナンスコンビかは不明。
パッチールのカフェのスペース右奥で、2匹でくじ引き屋を経営している。
ソーナノは受付役、ソーナンスはくじを引く役で、くじが当たりかどうかの発表は後ろを向いたソーナンスのリアクションで表現される。当たりの時は振り返って大きく「ソーナンス!」と声を挙げ、大当たりの時は焦らした末に特殊演出付のお祭りモードになるが、たまにハズレなのに焦らす時がある。
関連イラスト
関連タグ
イエッサン:名前が返事つながり。こちらは英語である。