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エアグルーヴの編集履歴

2021-08-10 09:33:25 バージョン

エアグルーヴ

えあぐるーゔ

1993年生まれの競走馬。1996年優駿牝馬優勝、97年天皇賞(秋)優勝。2013年没。

誘導

  1. 競走馬
  2. 1をモチーフとしたウマ娘プリティーダービーに登場するウマ娘。→エアグルーヴ(ウマ娘)

こちらでは1に関して解説をする。2に関してはリンク先のタグを使用する事を推奨。


概要

生年月日1993年4月6日
英字表記Air Groove
性別
毛色鹿毛
トニービン
ダイナカール
母の父ノーザンテースト
競走成績19戦9勝
近親オレハマッテルゼエガオヲミセテ

※年齢は数えで表記


デビュー前から良血馬として注目される。また、この年の伊藤雄二厩舎はマックスロゼメイショウヤエガキセンターライジングと評価の高い牝馬4頭が集まったが、G1以外の出走レース、主戦騎手が重ならないように配慮していた。

エアグルーヴは武豊が主戦騎手となった。

1995年7月8日札幌競馬場でデビュー。初戦2着、2戦目で勝ち上がる。

10月29日いちょうステークス、ゴール前大きな不利を受けてから立て直して1着。

12月3日阪神3歳牝馬ステークス、このレースでは武豊が主戦として騎乗していた馬が集中し、その中から先約を優先してイブキパーシヴを選んだ。エアグルーヴは、次走以降は武に戻すつもりでマイケル・キネーン(ワールドスーパージョッキーズシリーズでこの週だけ来日)を鞍上に迎えた。レースはビワハイジが逃げ切り勝ち、エアグルーヴが1/2馬身差の2着、イブキパーシヴが3着。


1996年はチューリップ賞から始動、当日武は中山競馬場で騎乗(ヤングジョッキーズワールドチャンピオンシップ)、次走以降は武に戻すつもりでオリビエ・ペリエ(次走以降は短期騎手免許の期限が切れる)を鞍上に迎えた。1番人気はビワハイジ、2番人気エアグルーヴ。レースは2頭が直線抜け出し、ゴール前の100mだけでエアグルーヴがビワハイジを5馬身突き放した。

この勝ちっぷりで桜花賞の本命と見られ、武もイブキパーシヴでなくエアグルーヴに騎乗することが決まったが、桜花賞の直前にエアグルーヴが熱発、桜花賞を回避することになった。

(同時期に牡馬バブルガムフェローが骨折、ダンスインザダークが熱発、とこちらも本命視された2頭が皐月賞を断念していた。


桜花賞では、イブキパーシヴは南井克巳騎乗が決まり、武はシーズアチャンスに騎乗。

天皇賞でナリタブライアンは2着、この結果を受けて南井から武に乗り換わり、この武と南井の乗り換わりの因果は翌々年の宝塚記念でも。)


エアグルーヴはステップレースを使わずオークスに出走。単勝2.5倍の1番人気。先行し直線で抜け出し1着。ダイナカールと母子オークス制覇を達成した。


秋は、ぶっつけで秋華賞に出走。1番人気だったが調整失敗に加えカメラのフラッシュで完全に入れ込んでしまい10着に敗れる。その上レース後骨折が判明。休養に入る。

元より馬は強い光源であるフラッシュを嫌う習性が有るのだが、オグリキャップ等の動じない先達の影響で特にメスを入れられていなかったのだが、これ以降急速にフラッシュ撮影の禁止が徹底される契機となる。


※1997年3月武幸四郎騎手デビュー。これ以降は“武豊”表記を省略しない。


1997年6月22日、マーメイドステークスで復帰。1番人気、1着。

(7月6日宝塚記念マーベラスサンデーが優勝。同年秋の天皇賞出走と武豊騎乗が報じられるがマーベラスサンデーは骨折が判明、休養に入る。)

8月17日札幌記念1番人気、1着。ここから天皇賞へ直行は予定通りのスケジュール。

10月26日天皇賞、武豊騎乗で出走、2番人気。前年優勝のバブルガムフェローが単勝1.5倍の1番人気。レースはサイレンススズカが逃げて、残り100mで人気2頭が並んだまま交わしエアグルーヴがクビ差先着、プリティキャスト以来17年ぶりの牝馬による天皇賞優勝となった。

11月23日ジャパンカップ、武豊騎乗で出走、単勝4.0倍の2番人気。ここでもバブルガムフェローが単勝3.7倍の1番人気。3番人気のピルサドスキーパドックで……詳細は ピルサドスキー - ニコニコ大百科 を参照

レースは残り200mでエアグルーヴが先頭に立つがピルサドスキーがクビ差交わした。3着にバブルガムフェロー。

12月21日有馬記念、マーベラスサンデーが復帰し武豊が騎乗、単勝3.0倍の1番人気。

エアグルーヴはチューリップ賞以来、2度目のコンビとなるペリエが騎乗、単勝3.8倍の2番人気。レースは直線でエアグルーヴが先頭に立つが、マーベラスサンデーが交わし、ゴール直前でシルクジャスティスがまとめて差し切った。エアグルーヴは3着。

同年のJRA賞最優秀4歳以上牝馬、透明以来26年ぶりの年度代表馬を受賞。GⅠ2勝のサニーブライアンメジロドーベルタイキシャトルを抑えての受賞となった。


1998年大阪杯から始動、1番人気、1着。

6月21日鳴尾記念、単勝1.3倍の1番人気も不良馬場でサンライズフラッグから3馬身遅れて2着。

7月12日宝塚記念、1番人気はサイレンススズカ。この年武豊騎乗で4連勝中だったが、武豊はエアグルーヴを優先、代打で南井克巳が騎乗。メジロブライトが2番人気、エアグルーヴは3番人気。

レースはサイレンススズカが逃げ切りG1初勝利。2着ステイゴールド、エアグルーヴは3着。

8月23日札幌記念、1番人気1着。

この後のローテーションはエリザベス女王杯→ジャパンカップ→有馬記念と決まり、実際に予定通りに出走した。

11月7日京都競馬場3レース新馬戦で武豊はアドマイヤベガに騎乗、1位入線も4着降着、武豊は3週間の騎乗停止となる。エアグルーヴは予定通り出走するがエリザベス女王杯、ジャパンカップはどちらも横山典弘騎乗となった。

11月15日エリザベス女王杯、単勝1.4倍の1番人気も3着。優勝はメジロドーベル

11月29日ジャパンカップ、スペシャルウィーク(武豊の代打で岡部幸雄騎乗)が1番人気、エアグルーヴが2番人気、エルコンドルパサーが3番人気。直線でエルコンドルパサーが抜け出し、エアグルーヴはとらえることが出来ず2着、スペシャルウィークが3着。

12月27日有馬記念、セイウンスカイが1番人気、武豊が鞍上に戻ったエアグルーヴが2番人気。レースでは見せ場のない5着、レース中に落鉄していた。


1999年、引退し繁殖入り。


2013年、出産後に死亡。


繁殖成績

生年月日名前性別毛色競走成績
2000年4月30日アドマイヤグルーヴ鹿毛サンデーサイレンス21戦8勝
2001年4月17日イントゥザグルーヴ鹿毛サンデーサイレンス14戦4勝
2002年4月9日サムライハート鹿毛サンデーサイレンス5戦3勝
2003年3月30日ソニックグルーヴ鹿毛フレンチデピュティ未出走
2004年4月5日ザサンデーフサイチ黒鹿毛ダンスインザダーク41戦3勝
2005年3月14日ポルトフィーノ鹿毛クロフネ9戦3勝
2006年4月3日フォゲッタブル黒鹿毛ダンスインザダーク32戦4勝
2007年5月15日ルーラーシップ鹿毛キングカメハメハ20戦8勝
2008年5月11日グルヴェイグ黒鹿毛ディープインパクト11戦5勝
2010年1月23日ラストグルーヴ鹿毛ディープインパクト1戦1勝
2013年4月23日ショパン牡→セン黒鹿毛キングカメハメハ17戦3勝 現役

アドマイヤグルーヴは2003、04年エリザベス女王杯連覇など。また、ドゥラメンテ(2015年皐月賞、日本ダービーなど優勝)の母。

フォゲッタブルは重賞2勝。

ルーラーシップは2012年クイーンエリザベスカップなど重賞5勝。


関連項目

競走馬 JRA


外部リンク

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