シリカ(SAO)
しりか
概要
ビーストテイマーの少女。ダガー使い。小竜ピナを使い魔としていて、SAOでは「竜使いのシリカ」と呼ばれそれなりに有名だった。
その可愛らしい容姿から結婚を申し込まれたこともあるなど、女性プレイヤーの少ないSAOではアスナと同じくアイドル視されていた。
自らを庇って死んだピナを蘇らせる為、キリトと共に上層のダンジョンに赴く。
その後もキリトとメールのやり取りをしていた模様。
アニメ版における使用武器はイーボン・ダガー(SAO)→ディフェーザー(ALO)。
原作では21巻時点で新たな武器に更新されている。
ALOのものはゲーム版が初出だが、SAO時代のものは防具を含めて画面中で確認が可能である。
キリトに助けられる直前に使用していたものは2015年10月現在、スマホ版やゲーム版でも登場していない。
SAOP
「P」では来場者特典ボイスドラマが初登場。
二次創作定番の黒シリカちゃんはある意味公式であった衝撃の事実が明らかに。
その内心はよく言えば「冷めた」、悪く言えば諦観を抱えた少女であり、いつの頃からか「いいことと悪いことは交互にやってくる」というジンクスを抱え、自分に言い聞かせていた。
デスゲーム開始宣言の際も取り乱していた割に内心は「まさか」でなく「やっぱり」と言う割と冷静なものだった。流石にその後の数日は途方に暮れて転移門広場の片隅に座っていたが、ある意味では図太い。
しかし同時にこれまでのシリカちゃんからは想像もできないような今回明かされた衝撃すぎる境遇←(リンク先ネタバレ注意!!)により、事件に巻き込まれたことを心の隅では少しだけ喜んでいたフシすらあったいたことが明らかとなった。
取り乱していたのも「自分のジンクスにほかのプレイヤーを巻き込んだ」という、そういう境遇の人物がしばしば植え付けられる加害妄想とも言える理由であった。
そう、ファンの長年「シリカはなぜ朝霧の少女に出てきた孤児院の世話にならなかったのか?」という疑問の答えは、VRでもリアルと同じ目に合うかもという恐怖で世話になることができなかったのである(厳密には件の孤児院と名言はされていないが)。
によるものであった。後の孤児院らしき教会を教会を紹介されても、恐怖で
居場所をリアルでもVRでも見失い、自殺する勇気すらない、彼女で言うところのゆっくりと腐っていきかねない状況。しかしある日、ふと見かけたピナ(ピナさんでなくリアル飼い猫の方)そっくりの野良猫を追いかけた先の廃屋にて、落とし穴の先に赤い鞘のダガーと大量のコル(はじまりの街で買える最高の防具を買い揃えてもお釣りが来る大金)を手にする事となる。この幸運でジンクスを振り払ったシリカは、己の居場所を自分で手に入れるべくフィールドでの戦いに出ることを決意するのであった。
妹…?
キリトからは「妹に似ている」と言われるもいざ本人が登場するとその外見はシリカとはまったく似ていなかった事が良くネタにされる。
これは商業化以前の原作者デザインではシリカのアバターは本当にリアルの方の直葉と瓜二つだったのだが、商業化の際にシリカ、リーファともにデザインが大きく変わってしまったのが真相である。
Pixivにおいて数少ない九里版準拠のイラスト。だいぶデフォルメされているが髪型と体形は似ていることが分かる。
当初はデザイン発注時の連絡ミスや手違いという噂があったがこれはデマである。
真実は担当編集三木一馬の差し金である。
商業化にあたっての打ち合わせで煮詰まっていた際、三木が「この直葉って娘、きっとおっぱいでっかいですよ」と言い放ったのがすべての始まりである。とはいってもただの放言ではなく…いや、リンク先の通り間違いなく放言なのだが「男勝りなので女の子らしさを増やしたい」というキャラを売り出すに当たって至極真っ当な理屈であった。これには困惑していた川原先生も「ああ……でも確かに、そういうことも……あるかもしれません、たとえばですが……」と再びアイデアが出始めたのであった。何事もブレインストーミングは大事なのである。
そしてそんな矛盾するキャラ設定を投げてよこされたabec先生。困ったかどうかは定かではないが、
「直葉の胸はキリトがアインクラッドに入る前は大きくなかったんですよ。キリトがデスゲームにとらわれ、彼をずっと見守り続けている二年間であそこまで成長したんです!! これぞ妹力!!」
との裏設定を以て辻褄を合わせた。ゲーム版での「成長期~」発言は公式だったのである。成長期のたった一言で辻妻合わせがなされる。どっかのスーパーな大戦といい便利な言葉である。
SAO事件解決以降
ALOでは
ALOでの種族はケットシー。武器はダガーで支援系の魔法を得意としている。
SAO時代の相棒であったピナもALO移行時にSAO時代のキャラクターデータが引き継がれたため、引き続き彼女のペットモンスターとして傍らにいる。
アニメ版2期第2話でリズベットやリーファたちと素材を集めていたそこで花型モンスターに襲われ「昔の私とは違います」と意気込むが花型モンスターの触手に逆さにつるされリーファに助けを求めた。奇しくも構図が1期で消えてしまったピナを蘇らすためキリトと冒険をして花型モンスターに襲われたときと同じになった。助けを求める相手がキリトからリーファに代っただけだった。
ユナイタル・リングへの転移直前の時点ではヨツンヘイム産のダガー・イースレッダを愛用。氷属性追加ダメージに、ステータス・抵抗値アップの特殊効果がついた業物である。
ユナイタル・リングでは
外見はエルフ耳以外ALOと同一。引き継いだのは「短剣」スキルに加え、イースレッダなどの装備品一式とピナ。
アクロバティックな戦い方で大活躍、なにやら急に強そうな描写が増えた(なんだかんだいってSAO生還者なので、VRMMO全体から見れば実は強くて当たり前なのだが)。
猶予期間終了後はバシン族から譲り受けた革鎧と短剣に変更。
リアルサイドでは旧友との再会を通じて(おそらくは)2巻以来となる内面の掘り下げも行われており、キリト一行のマスコット卒業の時が遂に来た(かもしれない)。
ミーシャ
そして今回のシリカちゃんは一味違う。
2度目の森の家襲撃の際、仲間やNPCの助力もあったが開幕から一行を警戒させ続けてきた「トゲバリホラアナグマ」のテイムに成功。それがこの「ミーシャ」である(なお性別不明)。
このミーシャ、可愛らしい名前に反して連携の取れたタンク部隊を1vs8で殲滅、引き継ぎ装備状態のキリト一行を全滅させかけ森の家にもダメージを与えるという頼もしすぎる戦力である。というのも「トゲバリホラアナグマ」はレベル1に不相応なエリア、しかもそこで鉄鉱石のある洞窟を守護するという実質的なボスモンスター。熊らしい膂力とタフネスに加えて「トゲバリ」の名の由来である前方広範囲に大量の針を発射する必殺技が脅威であり、上記の通りキリト一行ですら手も足も出ずグリッチ(建材投下による圧殺)でなんとか撃退したほど。クマ撃破によってキリトは一気にレベル1→16に上昇するほど、それぐらい強い。
テイム後は拠点建設の労働力としてもバリバリ活躍。その分大量の餌を要するが近くに川がある好条件&アスナ作の投網によりお魚大漁なので問題なし。更にテイムしたことで鉄鉱石の洞窟の門番が不在となり鉄を取り放題となった。
モンスターの成長要素の有無が不明のため今後は息切れするかもそれないが、少なくとも当面は頼もしすぎる戦力である。
もうピナ置き場さんとは言わせない。竜使い改め羆使いシリカ、ここに誕生!
(こらそこ、ますますペットが本体になっただけとか言うな)
ゲーム版でのシリカ
インフィニティ・モーメント及びホロウ・フラグメントではキリトを心配して76層に様子を見に来た結果、リズベット共々下の階層に戻れなくなってしまう。これを機にキリトの力になる事を決め、非戦闘系のクエストを中心に猛特訓ならぬ猛レベリングを敢行。キリトの助言もあり、見事彼とともに戦えるレベルにまで成長する。また、本作では相棒のピナも餌を与えることで成長し、一部イベントでもピナの能力が強化されている様子が見られる。
本作では各ヒロインに専用衣装が存在するが、シリカはの場合は他のヒロインに比べて衣装の色が赤・青・黄色と大きく変わるのが特徴。
ホロウ・フラグメントでのコンプリート装備。
ALOを意識しているのかネコミミ付きである。
ロスト・ソング
原作同様のケット・シー。他の同種族キャラクターに比べて使い魔(=ピナ)の成長が早いのが特徴。短剣の他、弓とケット・シー共通のナックルを装備できる。原作の衣装の他に緑系統のオリジナル衣装が登場する。
ホロウ・リアリゼーション
セブンの計らいでピナも一緒に《SA:O》のベータテストに参加。憧れのキリトとおなじスタートラインからの開始となった。
初期のEXスキルはヒーラー。そのまま回復系の上級EXスキルに付け替えるもよし、短剣の上級EXスキル《深界の暗殺剣》をつけて前衛を目指しても良いだろう。
同作のシリカ。
今作では専用衣装がコンパチであり、シリカはオレンジ色で統一されている。
フェイタル・バレット
アニメ3期よりも早くGGO初参戦。MP5KっぽいサブマシンガンシュトゥルムKZ系とフルオート式光学拳銃のプロキオンSL系。
ピナもコンバートしているがやりこみ要素の一種「ペット」扱いとなっており、エサ代に苦労するハメに。
衣装はへそ出しのミニスカの「テイマーズジャケット」を着用。後のアニメverとは全く異なるSAO時代の赤ベースのカラーリングとなっている。
ゲーム上の性能はやりこみで輝く大器晩成型。Lv93でAED弾(蘇生弾)を習得し、アスナ・アファシスに次ぐ優秀なヒーラーとなる。上記二名ともどもリジェネとガッツをつけてパーティを組めばパーティーの耐久力はぐっと上がる。
回避スキルも充実しているがヘイトを集めやすくなる物があり、実質回避盾も兼任してしまっているのが他の二人に一歩劣るかもしれない。
アリシゼーション・リコリス
MOREDEBANを回避しUWでの戦いに参戦。危機感知能力に優れたハイレベル・アカウント《賢者(ラーニング)》でログイン。UW内の天職である学者に近い。
特殊能力は《ステイシアの窓》(ステータス画面)を対象を視認するだけで閲覧できる能力。この他にも各種素因の感知などある模様。
ビジュアルは「老梟の短剣」と「学者の服」。ALO同様の青系統の衣装。背中のバックパックと見紛う巨大な本が特徴的。
初期ロールはヒーラー。
なお、シリカ自身は参戦したがピナの方は欠席となってしまった。……が、これは結果的に正解であった。ここは人界四方の守護竜、すなわち人語を解する偉大なるドラゴンの伝承が残るアンダーワールド。アリス経由でピナをテイミングした話が人々の間に広まった結果、竜を説き伏せた賢人扱いされ戸惑うハメに。大賢者シリカちゃん爆誕である。ピナ本人がいたらどうなっていたことやら…
青目の悪魔
祝え!蒼き妖精竜の力を纏い、蒼き悪魔を滅す、蒼空の大賢者!!
魔 法 少 女 り ど ら ☆ シ リ カ の 誕 生 を !!
というわけで新規衣装がどっからどう見ても完全に魔法少女なのであった。
前4人と違い、カーディナルに衣装を生成してもらう前に(おそらく心意により)自力で変身している。
しかも、衣装の素材は自力で変身した際に抜け落ちたピナの羽から生成しているので完全にシリカ自身の精神的成長ありきである。なにこの優遇っぷり。
関連タグ
上月由仁子...声優繋がり
ショコラ・パペッター...同作者のテイマー繋がり
ミリム・ナーヴァ...「中の人繋がり」、「ツインテール」、「ペットが小型ドラゴン」など共通点多数。
サブキャラクターは作中設定の各記事、及び各作品の個別記事を参照。
ネタタグやカップリングはキャラクターの個別記事及び下記のカップリング一覧を参照。
作中設定 | 各VRマシン SAO ALO GGO オーディナル・スケール アンダーワールド ユナイタル・リング SA:O |
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主人公 | キリト アスナ |
ヒロイン | ユイ シリカ リズベット リーファ シノン アリス ユウキ サチ |
キリトの仲間たち | ユージオ クライン エギル |
原作主要人物 | アルゴ キバオウ エイジ ユナ ロニエ ティーゼ 菊岡誠二郎 |
敵役 | PoH 茅場晶彦 須郷伸之 死銃 重村徹大 アドミニストレータ ガブリエル |
スピンオフ主要人物 | ルクス レン ナユタ |
ゲーム主要人物 | ストレア フィリア レイン セブン プレミア 主人公(SAO) レイ クレハ ツェリスカ イツキ ペルソナ・ヴァベル |
その他主要人物 | 主人公(SAO) シャム コハル エリス エリシュカ ミスト |
イラスト関連 | abec 猫猫猫 黒星紅白 ぎん太 |
一覧 | ソードアート・オンラインの登場人物一覧 ソードアート・オンラインのカップリング一覧 |
評価タグ(イラスト) | SAO100users入り→SAO500users入り→SAO1000users入り→SAO5000users入り→SAO10000users入り |
評価タグ(小説) | SAO小説10users入り→SAO小説30users入り→SAO小説50users入り→SAO小説100users入り→SAO小説200users入り→SAO小説500users入り→SAO小説1000users入り |