概要
国際的な大規模犯罪組織で、政財界にもその魔手は及ぶ。
「黒の組織」は仮称で、本当の組織名は別にあるらしいが現段階では明されていない。
「黒ずくめの組織」と呼ばれることもある。
ちなみに「黒の組織」や「黒ずくめの組織」というのは、タイトルで使われたり、コナンだけがそう呼称しているだけで、他のキャラは単に「組織」としか言っていない(特に灰原が「あなたの言う黒ずくめの組織」とよく言っている)。
要人暗殺・金銭やプログラムソフトの取引・薬品開発のほか、何らかの「極秘プロジェクト」を進めている。
総じて黒の衣装に身を包んで行動していることから、主人公・江戸川コナンは組織に所属している男性を「黒ずくめの男」と呼んでいる。
幹部クラスはボスからコードネームとして、酒やカクテルの名前を付けられる。ラムは別格扱いだが、それ以外のメンバーは全員同格とされている。
だが、あの方との関係が深ければ他の幹部と比べていくらか立場が強いようである。
例として幹部たちが協力する作戦ではリーダー格なジン、処刑人のジンに自分を殺せばお前の立場が悪くなると訴えたピスコ、あの方のお気に入りで周りの幹部から嫌われても殺されないベルモットなどが当てはまる。
組織の目的
APTX4869
読みは「アポトキシン よんはちろくきゅう」で、「4869」は、「シャーロック」をもじったものとなっている。
組織が開発した、飲ませても検査で反応が出ず、証拠の残らない毒薬。
ただし場合によっては飲んでも死亡せず、身体が縮んでしまう。
工藤新一が江戸川コナンとして行動することになった元凶である。
ただし、シェリー(=灰原)によると元々は毒薬ではなく、ピスコやベルモットの台詞から、若返りや不老不死を目的に作ったものではないかという可能性が出ている。
ただし、組織の目的が「不老不死」であることは、原作者の青山が、雑誌『ダ・ヴィンチ』2014年5月号に掲載されたインタビューにおいて否定している。
元々は宮野厚司や宮野エレーナ達が「シルバーブレット(銀の弾丸)」と名付けて開発していた。恐らく組織を壊滅させる程の力があるとされている。
構成員
ボス
あの方
組織のボス。組織のメンバーからは「あの方」と呼ばれる。
名前や性別など、詳細の一切が不明であり、その正体についてはファンの間で様々な考察がなされていた。
ちなみに、『ストラディバリウスの不協和音』の冒頭でコナンの想像における例の黒タイツ姿で一応登場しているが、全く喋ってはいない。
後に工藤優作の推理により、人物名まで推測される。優作曰く「この日本で最も強大な人物」とされ、その人物の名はコナンも耳にした事がある人物だった。
その人物についてはネタバレ防止に基づきリンク先を参照。
幹部
ラム
「あの方」の側近にして、組織のNo.2。コードネームを持つメンバーの中でも別格とされる人物。
組織内でも彼(または彼女)の人物像ははっきりしておらず、「屈強な大男」「女のような男」「年老いた老人」などと噂されており、それら全員が「影武者」に過ぎないとも言われているが、口を揃えて「片方がない」と言われており、過去に事故によって左右どちらかの眼が義眼になっているとされている。紳士的、或いは女性的といった丁寧な言葉使いで話す。
長らく、黒田兵衛・若狭留美・脇田兼則の三人の中に、ラムとなり得る人物がいるとされていた。
──が、コミックス100巻にてついに正体が明かされた。これについては重大なネタバレとなるので自力で調べてほしい。
ジン / 黒澤陣
新一を薬で小さくした元凶。主に作戦の指揮を執るリーダー的な立ち位置が多いが、実はキャンティやコルン達と同格である。その忠誠心から「あの方」からは絶大な信頼を得ている。
ウォッカ / 魚塚三郎
ジンの弟分であり、片腕的存在。
基本的にジンのサポートが主任務だが、組織の下位メンバーの指揮を執る事もある。
ベルモット / シャロン・ヴィンヤード
「あの方」のお気に入りで、「あの方」との間に、組織にバレるとその立場が危うくなる「重大な秘密」を持つ秘密主義者。主に変装での潜入工作を任務とし、自由な行動を許されていたが、独断行動の末にカルバドスを見殺しにした事から目をつけられる。
表向きはアメリカの大女優シャロン・ヴィンヤードだが、現在はシャロンの娘であるクリス・ヴィンヤードと名乗り、人気二世女優としてハリウッドで活躍している。
キャンティ
腕利きの女性スナイパー。カルバドスの一件から、ベルモットを毛嫌いしている。
コルン
腕利きの男性スナイパー。カルバドスの一件から、ベルモットを毛嫌いしている。
脱走者
シェリー / 宮野志保
組織の科学班に所属していた科学者。
姉・宮野明美が殺害されたことを契機に組織を裏切り始末されかけるが、自害するために服用したAPTX4869の副作用により幼児化し、現在は灰原哀と名乗っている。
組織からは裏切り者として追われるが、ミステリートレインにて、シェリーに変装した怪盗キッドが、ベルモットの仕掛けた爆弾を乗せた車庫に乗り、その車庫が爆発した一部始終をバーボンが見ていたため、表向きは爆死したこととなる。
沼淵己一郎
組織では末端中の末端。身軽さを買われて殺し屋としての教育を受けたが使い物にならず人体実験要員とされるところを脱走、追っ手と誤解して無関係な人間を3人も手にかけている。
その後警察に逮捕されるも組織のことを信じてもらえず死刑判決が出たこともあって組織は手を引いている。
死亡者
ピスコ / 枡山憲三
長年「あの方」に仕えた古参の幹部。シェリーの両親の宮野厚司と宮野エレーナとは親しくしていたため、シェリーが作っていた薬についても把握している。
大手自動車会社の会長を表の顔に持っていたが、カメラマンに暗殺を行う姿を撮られたため機密保持の為に、「あの方」の命令を受けたジンに射殺される。死後、自宅も全焼している。
テキーラ
関西弁で喋るウォッカと同格のメンバー。ゲーム会社と裏取引を行っていた際に、取引相手の命を狙った者が仕掛けた爆弾によって爆死した。
カルバドス
キャンティやコルンと同じく狙撃による暗殺を主任務とするメンバー。
ベルモットの独断によって連れ出されジョディの暗殺を行おうとしたが、赤井に両脚を折られた上にベルモットにも見捨てられ、機密保持の為拳銃で自殺。
宮野明美 / 広田雅美
10億円強盗事件の犯人。志保の姉。ハニートラップに引っかかりFBI捜査官である赤井を組織に引き入れた為、組織から危険視される。その後、組織から処分する理由付けとして、成功すれば志保と共に組織から抜けさせるという条件の仕事を言い渡され、10億円強盗という犯罪を犯す。強盗は成功させたが、約束を反故された事を知り、10億円の場所を教えなかったため裏切り者としてジンに射殺された。
宮野厚司
明美と志保の実父。マッドサイエンティストとして学会を追放され、個人医院「宮野医院」を妻・エレーナと共に運営していたが、組織から勧誘を受けてラボに移り、薬を作らされる。志保が幼い時にエレーナと共に研究所の火災事故により事故死する。
宮野エレーナ / ヘル・エンジェル(地獄に堕ちた天使)
明美と志保の実母。日本人とイギリス人のハーフである日系イギリス人。個人医院「宮野医院」を夫・厚司と共に運営していたが、組織から勧誘を受けてラボに移り、薬を作らされる。志保が幼い時に厚司と共に研究所の火災事故により事故死する。
楠田陸道
キール捜索のため仮病を装って杯戸病院に送り込まれた組織のスパイ。
正体が明かされたため車で逃走するが、追っ手にいた赤井への恐怖からそのまま拳銃自殺した。
ここまでならただのモブキャラだが、彼の遺体は赤井の死の偽装工作に深く関わっている。赤井とコナンが、死体を焼き赤井の死亡を偽造した。
劇場版オリジナルキャラクター
原佳明
『天国へのカウントダウン』に登場。コンピュータ会社「TOKIWA」の専務兼プログラマー。
以前組織に関与していたことがあり、組織を裏切りデータを持ち去っていたためジンに射殺された。
アイリッシュ
『漆黒の追跡者』に登場。
親同然に慕っていたピスコを殺された恨みからジンの失脚を狙っていたが、機密保持の為に彼の命令を受けたキャンティに狙撃され死亡。
キュラソー
『純黒の悪夢』に登場したラムの腹心。銀の長髪とオッドアイを持つ特徴的な女性で、特殊な記憶能力と優れた身体能力を持つ。
かつて組織の何らかの機密情報を知った事とその記憶能力ゆえにベルモットから始末されそうになったが、ラムにその能力を気に入られ部下となった。
日本の公安警察の握っていたスパイの身元情報を盗み出すための工作活動を行っていたが、一次的に記憶喪失になった際に少年探偵団の面々と関わったことで心境に変化が生じ組織からの脱走を図りジン達に命を狙われた。結果的に追撃は逃れたが、ジン達の攻撃により崩壊しかけた遊園地の施設から少年探偵団や多くの一般人を守るため、重機で施設に突っ込み崩落を食い止めた。しかし、自身は突っ込んだ際に瓦礫の下敷きになってしまい死亡してしまった。
キュラソーとは、あらゆる色に染めて楽しまれる事で知られる酒。
ゲーム・特別編オリジナルキャラクター
ケイト=ローレン
PlayStation用ゲーム『3人の名推理』に登場。表の顔はセシリア共和国の通商大臣の秘書。通商大臣とその関係者の暗殺任務を受けるが、コナンの策によって失敗。最期はジンとウォッカに撃ち殺された。
ジュネリック
特別編第26巻に登場。シェリーを姉のように慕っており、一時はシェリーと共にAPTX4869の開発も手がけていた。シェリー脱走後、人間の記憶を自在に操る薬を開発し、自らもAPTX4869で幼体化して脱走、子供を事故で亡くした夫婦の実子に成りすまし、シェリーの記憶を操作することで彼女と姉弟として生きようと企むが失敗、自身がすべての記憶を失ってしまった。
アラック
特別編第26巻に登場。表の顔はアミリーンという名の歌手。標的の暗殺に失敗し、コナンに犯行を暴かれたことで警察に逮捕され、護送中の車内で歯に仕込んでいた毒薬を用いて自殺した。
黒髭
特別編第35巻に登場。容貌からもっぱら「黒髭」と呼称されていたが、コードネームは別にあった(詳細は不明)。表向きには世界的子役の主治医兼マネージャーだったが、実はウイルスの研究者で、シェリーの隣の研究室で致死率70%という強毒ウイルスを開発していた。
ウイルスの実証実験のため、豪華客船にウイルスを持ち込むが、彼に気付いたコナン・灰原・阿笠博士によって阻止され、失敗の責任からジンに死を通告される。その後、水死体となって発見された。
NOC
潜入捜査官
バーボン / 降谷零
偽名は安室透。警察庁警備局警備企画課 (ゼロ) に所属する公安警察。
情報収集力・観察力・洞察力に長けた切れ者で、「探り屋」として組織が注意している人物等の調査を主任務とする。「あの方」とベルモットの間にある「重大な秘密」を掴んでいる。
キール / 本堂瑛海
組織の命令で人気アナウンサーとなるが、後に退職する。一度はFBIに捕らえられるが、正体が判明した事でFBIと協力関係になり組織に再潜入するも、組織からFBIの諜報員として疑われ、命令で赤井を殺す事で信頼を回復した。
離脱者
ライ / 赤井秀一
宮野明美と恋人関係となり、5年前から組織に潜入するも、2年前に同僚のミスにより正体が発覚し、組織を去る。「あの方」からは「シルバー・ブレット」と恐れられている。
殉職者
イーサン・本堂
CIAの諜報員。日系二世のアメリカ人で、キールこと本堂瑛海の実父。
4年前に瑛海を守るために、拷問した末に殺された風に見せかけ、瑛海に任務を託した後、拳銃で自害する。
スコッチ / 諸伏景光
警視庁公安部の公安警察官。
2年以上前、組織に正体が露見し、ライ (赤井) に始末されたとされている。
劇場版
スタウト
『純黒の悪夢』に登場。MI6から組織に潜入していた。ロンドンでコルンに射殺される。コルンとは仲が良かったらしく、射殺する際には「信じてたのに残念だ」と述べている。
アクアビット
『純黒の悪夢』に登場。CSISから組織に潜入していた。トロントのCNタワーでガイドをしていた途中でキャンティに射殺される。
リースリング / レオナ・ブッフホルツ
『純黒の悪夢』に登場。BNDから組織に潜入していた。ベルリンでジンに射殺される。小説版での本名は「レオン・ブッフホルツ」。
関与者
広田健三(死亡)
10億円強奪犯の1人。本名は不明。年齢は48歳。身長170センチメートル、東京都出身。
タクシー運転手で、運転技術を買われて広田雅美に雇われた。盗んだ金を独り占めにして姿を消したが、「健三の唯一の肉親である娘」を名乗った広田雅美の依頼を受けた毛利小五郎たちに居場所を知られ、雅美から連絡を受けて先に合流した広田明に絞殺される。
趣味は競馬で、競走馬の名であるゴーカイテイオーに由来する「ゴウ」「カイ」「テイ」「オウ」という名前を4匹の飼い猫につけていた。
広田明(死亡)
10億円強奪犯の1人。本名は不明。年齢は自称28歳。身長190センチメートルを超える大男。
荒っぽい性格だが、腕っぷしを買われて広田雅美に雇われた。広田健三が盗んだ金を持って姿を消した後、「健三の唯一の肉親である弟」で九州出身の広田明と偽り、サングラスをかけた大男の探偵に捜索を依頼する。雅美から連絡を受けて健三と再会するが、彼に裏切られた怒りから彼を絞殺。その後、ジンとウォッカから睡眠薬と偽って渡された青酸カリを雅美から飲まされて死亡する。
板倉卓(死亡)
組織と契約させられたゲームのシステムエンジニア。45歳。
以前は映画の特殊効果に携わるCGクリエイターで、職業上工藤有希子をはじめとした各国の女優と面識があり、シャロン・ヴィンヤード(ベルモット)と犬猿の仲だったことが知られている。
有能なシステムエンジニアとして組織に目をつけられ、ベルモットの発注によりあるソフトウェアを作らされていたが、友人の相馬竜介から組織とは無関係に個人的な恨みを買っていた為、組織が始末する前に相馬の手で心疾患を利用され、殺害される。
被害者
工藤新一 / 江戸川コナン
東の高校生探偵。帝丹高校2年生。
トロピカルランドでウォッカと某社長の取引現場を目撃し、その最中ジンに殴り倒され、APTX4869を飲まされた事で幼児化し、現在は江戸川コナンと名乗っている。当初APTX4869の被害者リストには「不明」と記載されていたが、後にシェリーにより「死亡」と書き換えられる。
メアリー・世良
コナンに「領域外の妹」と名乗るMI6諜報員。53歳。
日本人とイギリス人のハーフである日系イギリス人。
ロンドンで赤井務武に変装したベルモットと対峙した際にAPTX4869を服用され、中学生くらいまで幼児化した。
目の下にマスカラをつけたシェリーこと宮野志保(灰原哀)と似ており、2人が血縁関係にある事が示唆され、後にエレーナの姉で、灰原(志保)、明美の伯母である事実が判明した。
羽田浩司(死亡)
17年前、チェス大会に出場するために渡米し、現地のホテルの自室内で何者かに襲われて死亡した日本の棋士。
APTX4869の被害者リストに「死亡」と記載されていた事と、さらにジンは羽田浩司の件を「ラムがしくじった仕事(ころし)」と称していた事から、組織が関わっている事が示唆されているが、室内に荒らされた痕跡や羽田自身が抵抗した痕跡があるなど、組織としては異例の事件。
アマンダ・ヒューズ(死亡)
アメリカの資産家で、連邦捜査局 (FBI) や中央情報局 (CIA) にも顔が利く80歳超えの老婆。
浩司の大ファンで、直接の交流もあり、事件当日は同じホテルで宿泊していた事から、彼の部屋を一度訪れていたらしく、自室に戻った後に何者かに殺害される。死因は不明で、アマンダの部屋は浩司の部屋とは対照的に荒らされた形跡がなかった。
余談
冒頭でも述べられている通りその実態のほとんどは不明であり、多くの謎に満ちた組織である。
それゆえ、いくつもの大きな謎が存在しており、ファンの考察の話題になることもしばしば。
ボスの正体
数ある『コナン』の謎の中でも最も有名かつ盛んに議論されているもの。
詳細はあの方を参照。
『まじっく快斗』の「謎の組織」との繋がり
『まじっく快斗』は『名探偵コナン』と世界観のつながりがあり、さらに主人公:黒羽快斗と敵対する「謎の組織」が登場する。
こちらも謎の宝石「パンドラ」を探しており、“ビッグジュエル”と呼ばれる宝石を次々と狙って世界規模で強盗犯罪を引き起こしているなど、かなり大がかりな組織であることがうかがえる。
果たしてこの「謎の組織」と黒の組織が同一の存在なのか、別の組織だとして何らかの繋がりがあるのかどうかも、ファンの間ではしばしば話題にあがるが、「最終決戦で怪盗キッドが合流する事はない」と作者が明言したことで、少なくとも前者の可能性は否定されたとみていいと思われる。
危険な組織?
案外そうでもないんじゃないの?(林原めぐみ談)
組織の筆頭格でもあるジンとウォッカは、現在ではラスボス感あふれるシリアスな描写ばかりだが、実は第1話の遊園地にて二人そろってジェットコースターに乗っている。勿論、いつもの格好で。
遊園地を取引の場所に選んだのはいいが、取引相手が来ていることを確かめるために、変装すらせずわざわざジェットコースターに乗っているのである。
しかも、目暮警部に目をつけられたときには二人そろって「やべっ!」と慌てる始末。
元々『コナン』は、当時の『金田一少年の事件簿』等の推理漫画ブームの中でつくられた作品であり、『YAIBA』『まじっく快斗』等コメディよりな作品を書いていた作者もまさかここまで長期化・シリアス化すると想定していなかったのが一因。もし連載が長期化しなければジンも少しはコミカルだったかもしれない。
(この時のジンは右利き(本来は左利き)であり、まだ色々と細かい設定が決まっていなかった可能性も高い。)
また、今作を再構築したエピソード“ONE”小さくなった名探偵では上記のセリフはウォッカに改められ、ジンは予定外のことに内心で気まずさを感じるものの、態度や表情は冷静さを保ち、また「最悪の場合、目暮警部を含めた全員を撃つしかない」と冷酷な台詞も見せている。
幹部のスパイ率の高さ
コードネームのある構成員は幹部扱いなのだが、正体がFBIの捜査官であるライ・正体がCIAの工作員であるキール・正体が公安警察官であるバーボンとスコッチというように幹部クラスにスパイが多いことがネタにされていた。
おまけにベルモットも秘密主義で組織の利害を無視して動く傾向があるので問題視されている。
更に『純黒の悪夢』で抹殺された世界各国の諜報員も組織に潜入して幹部クラスになっていたため、もしかして黒の組織って過半がスパイで構成されているのでは?というトンデモ説が浮上してきた。
……しかし。
それは逆に言えば、これだけ多くのスパイが潜り込みながらも全く全容が掴めていない組織ということでもある。
その為、スパイの多さ=組織の得体の知れなさを強調する要素と取るファンも少なくない。
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