概要
『トラキア776』『覚醒』『if』以外のシリーズ全作品に登場する、初代の頃から一応ヒントはあるが隠し要素とでもいうべき要素。
とある3体のユニットの内2体を敵ユニット1体に隣接させ、残りの1体で攻撃を加えると必ずクリティカルヒットが出る、というもの。
更に『封印の剣』以降は必中になっているため更に強力。但し、構成員は全て同じクラスのユニットであることがほとんどのため、軍のバランスとしては今ひとつになってしまいがち。
トライアングルアタックの使い手
暗黒竜と光の剣/紋章の謎
ペガサスに騎乗する三姉妹でペガサス三姉妹と呼ばれるトライアングルアタックの元祖であり、そこから元祖ペガサス三姉妹とも言われる。そのイメージが強く以後、ペガサス三姉妹=トライアングルアタックの印象が強くなった。
ファミコン版暗黒竜と光の剣では、闘技場の敵に対してもトライアングルアタックが発動する。
次回作であるファイアーエムブレム外伝やリメイク作品であるEchoesにも登場。
さらに初の声付きでトライアングルアタックが行われCMに使われた。
しかしトライアングアタックは戦技扱いゆえ発動するにはHPを10も消費するうえ追撃も行えない。その上性能が必ず必殺から必殺+40%と超絶弱体化しており、声が付き派手なモーションになったわりには非常にがっかりな性能になった。
三姉妹の名誉の為に言えば、FC版と比べ攻撃力補正が+5から+8に強化されており、命中にも+30%の補正が入るようにはなっているが、それでもHP消費&必殺保証無しというデメリットの方が大きいと言わざるを得ないだろう。
一応技の数値がカンストし、必殺補正+10の入る武器を持つことでパオラ・カチュアの2人は必殺発動率が100%になるが、エストに限り支援効果で必殺+の恩恵が受けられない為、必殺発動を100%にする場合は錬成で最大強化したナイトキラーをロムファイアに進化させ、それを更に最大まで錬成した物を装備した場合のみ発動率が100%になる。
新・暗黒竜と光の剣/新・紋章の謎
FC・SFC版では隣接しても特に何もなかった3人組だがリメイク版にてトライアングルアタックが出来るようになる。サジマジバーツとして3人セットで語られる時も。
聖戦の系譜
※画像は魔道士三姉妹。
聖戦子世代にて登場する3人組でどちらも終盤に敵サイドで登場する。ファルコンナイトの3人組は全員フォルセティ傍系の血統を持っていて、顔グラは女性敵キャラ汎用のもの。魔道士三姉妹は北トラキア国王ブルームの家臣。
シリーズ通して敵がトライアングルアタックを使うのはこの作品のみである。
封印の剣
封印の剣に登場するペガサス三姉妹。但しイリア編ルートでなければユーノが加入しないため使えない。
オスティアの重騎士三人である。ボールスとウェンディが兄妹。ペガサス三姉妹と違いルートに関係なく使用できるが、機動力の低さからペガサス三姉妹以上に三人出しづらいため見る機会が少ない。
烈火の剣
烈火の剣に登場するペガサス三姉妹。ヘクトル編でないとファリナが加入しないため使えない。
聖魔の光石
3人ともペガサスナイトだが姉妹なのはシレーネとヴァネッサでターナは2人の主君。
今作では特殊であり先述の敵ユニットに隣接する2人がペガサスナイトまたはファルコンナイトであればいい。よって、ターナかヴァネッサをワイバーンナイトにした場合はそのユニットで攻撃する場合のみ発動可能。
2人共を「ワイバーンナイト」にした場合はトライアングルアタックは出来ない。
蒼炎の軌跡・暁の女神
シリーズ初の三兄弟で兵種は別々だがトライアングルアタックが出来き、条件も特殊で「全員が弓か弩を装備」しており「敵ユニットに対して1マス離れて囲む」ことなので1マス離れて囲む、ため敵ユニットに対して斜めのマスはNG。
蒼炎の軌跡の場合は特定の拠点会話を発動後利用可能になる。暁の女神ではオスカーは最上級クラスでないと弓が使えないためなかなかお目にかかれない。
4人ともペガサスナイトであるが血縁関係は無い。ただし上司と部下、あるいは師匠と弟子の関係ではある。この4人の内3人で利用可能。シグルーンは蒼炎の軌跡では加入しないため、シグルーンとの組合せは暁の女神のみ。
ファイアーエムブレム無双
隠し要素として実装。まさかの別作品同士の人物との連携。しかも、原作でトライアングルアタックの対象外とゲームシステムに無い作品の人物同士の連携。勿論フルボイスである。
対象となる三人それぞれの絆レベルをA+まで上昇させ、かつ、3人が同一マップにいる状態でシーダが覚醒奥義を使うと発動する。…ただし、モーションはシーダの覚醒奥義の流用なので攻撃範囲やダメージは全く変わらない。
ファイアーエムブレムヒーローズ
2018年12月のアップデートでペガサス三姉妹に専用武器が実装されると同時に登場。武器を特殊効果錬成すると周囲2マス以内に味方の飛行ユニットが2人以上いる時、全能力+3かつ自分から攻撃した場合のみ2回攻撃が可能になる。味方の飛行ユニットは三姉妹で組んでいなくても構わない。
さらに2021年5月に追加された比翼カチュアはターン開始時に周囲2マスの仲間にトライアングルアタックが使える効果を付与するという効果を引っ提げて登場した。
こちらはステータス強化効果こそないものの「トライアングルアタック」状態の仲間が自身の周囲2マス以内に2人いれば全兵種で連続攻撃を使うことができる。
ファイアーエムブレム風花雪月
飛行ユニット |
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ペガサスナイトのマスター戦技として登場。威力+8、命中+30、必殺+40、追撃不可とEchoesのものに準ずる(HP消費はなくなった代わりに武器耐久3を消費する)が、ペガサスナイトをマスターしていれば誰でも使えるという特徴がある。近接攻撃が出来る武器であれば武器はなんでもよい。
ただしペガサスナイトは女性専用なので、男性は引継ぎでペガサスナイトをマスターした男主人公しか使用できない。
発動者を含む3人は飛行ユニットなら何でも良いため、ドラゴンナイトやダークペガサスでも発動可能。風花雪月の飛行兵種はどれも強力なために、自軍の強さを求めると飛行ユニットが増えやすいこともあり、戦術に組み込みやすくはなっている。
余談
前述の通り「覚醒」にはトライアングルアタックのシステムそのものは無いが、(姉妹関係に無い)ルキナとシンシアの支援会話に「英雄王マルスの時代にいたペガサス三姉妹の三位一体の必殺技」の話題が出てきている。
中にはファイアーエムブレムのキャラだけでなく3人で必殺技を出す作品にトライアングルアタックのタグが付けられる場合もある。