恐竜グリード
きょうりゅうぐりーど
設定
概要
他のグリード同様セルメダルを利用して恐竜系ヤミーを作り出すが、人間ではなく器物を用いるのが大きな違い。またガメルのヤミーと同じで、倒してもメダルは1枚しか落とさない。
なお恐竜系のモチーフには恐竜でない生物やユニコーン等の幻獣も含まれるが、これは「有史以前の絶滅種、及び想像上の存在」といった「生きた姿を人間が見たことのない生物」を内包するカテゴリーのため。
終盤で真木清人が紫のメダルを取り込み、恐竜グリードに。
弱っていた完全体のカザリを瞬殺し、ガメルにも一撃で致命傷を与える等、桁違いの力を見せた。その冷気はビルを一瞬で氷漬けにできるらしい。
また、キヨちゃんは怪人態に変身する際に彼に同化している。
「ギル」(後述)の名前の由来であろう「裏切る」の言葉通り鴻上会長や伊達明だけでなく、グリード達をも裏切って狂気の理想に走った。
最終決戦時、今まで手に入れたほぼ全てのコアをウヴァに投入してメダルの器暴走形態を生み出し、世界の終末を引き起こす。
それを阻止しようとするオーズプトティラコンボの必殺技を食らって爆散するが、
メダルの器が発するエネルギーを受けてよみがえり、プトティラコンボを退ける。
だが、タジャドルコンボで再挑戦したオーズと幻影アンクの連携攻撃に追い詰められて、タジャドルコンボの必殺技ロストブレイズを食らい、発生したブラックホールに飲み込まれて消滅した。
「ギル」について
恐竜グリード登場に先立ち、『MOVIE大戦CORE』で「ギル」という名の恐竜系グリードが声と名前のみ登場している(声:浜田賢二)。
しかし、本作の時点で恐竜系メダルの設定が確立していない為かTV本編と食い違う描写が多く、この「ギル」は本編の恐竜グリードとは別人の可能性が高い。
後に発売された『小説 仮面ライダーオーズ』の一章で本編の前日譚「アンクの章」でも、アンク800年前の回想に「もうすぐコアメダルを破壊できるグリードが完成する」といった記述がある一方、恐竜系グリードや「ギル」という名前は未登場であった。
公式では真木が変身したのは「恐竜グリード」と呼ばれ、こちらを「ギル」とは呼ばない。
しかし、ピクシブ百科事典では「ギル(グリード)」の記事が先に作られた(本記事が作成されたのは『仮面ライダーOOO』終了より3年近く経ってから)。
その為、pixivでは「ギル(グリード)」タグも使われている。
他作品では
オール仮面ライダー ライダージェネレーション2
世界征服を企むゴウラの手で真木博士の記憶を持つコピー怪人として登場、各ライダー達と戦う事に。
ロストヒーローズ
ジェノサイド・キューブにて登場。プテラノドンヤミーを各キューブに遣わしたり、ガンダムヘッドを差し向けてヒーロー達の負の記憶をメモリーメモリに吸収させ、全ての世界を統合してリジェスの世界とするのが目的。
ベリアルと共に各キューブから石柱に蓄えたマイナスエネルギーを吸収・強化するが、敗北。
残ったメダルがオーズの力となり、プトティラコンボが解放された。しかし、メモリーメモリを完成させるという目論見は成功してしまうのであった。
『仮面ライダーゴースト 伝説!ライダーの魂』オーズ編
映像作品としては久々の登場となる。声優は当時と同じ神尾佑が担当。
フレイの力で白い魔法使いと共に召喚され、自身は仮面ライダースペクターと対決。この時、「もし大切な者がいるのなら、それが醜く変わってしまう前に終わらせる事をオススメします」と、マコトに告げている。スペクターに敗れ、「この世界はまだ、美しい…」と言い残して爆死。
『ゲイツ、マジェスティ』
アナザーディエンドに召喚される形で登場。同じく召喚されたアークオルフェノクやスミロドン・ドーパントと共にゲイツマジェスティに襲い掛かったが、ゲイツが召喚したウイングランサーやゼロガッシャーの攻撃で撃破された。
『memory_of_heroez』
黒幕によって恐竜メダル共々復活。人格はドクター真木そのもの。
黒幕の目的は自らの終末思想と相反するものであり、セルメダルを蓄えて叛逆を目論んだ。一度はWに敗北し、撤退。後にセルメダルの保管倉庫でオーズと対峙し、引導を渡された。
一度「完成した」自分が復活した事に対しては醜いとは考えておらず、むしろ「世界が美しい結末を迎えるまで終われない」と考えている。
また、本作では紫色のビームソードで地面を抉る技や拡散するエネルギー弾、滑空能力等、劇中未使用の技を多数披露している。