「リノ………!!」
基礎データ
他言語版の名称
英語 | Necrozma |
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イタリア語 | Necrozma |
スペイン語 | Necrozma |
フランス語 | Necrozma |
ドイツ語 | Necrozma |
韓国語 | 네크로즈마 |
中国語 | 奈克洛茲瑪(繁体字)/奈克洛兹玛(簡体字) |
概要
太古の時代に全く別の異次元から現れたと噂される謎の生命体。
目撃したハンサムはUBと疑ったが、エーテル財団や国際警察のデータには存在しない。
真っ黒に染まった鋭角的な水晶のごとき身体を持ち、半分に割れた頭部と一体化した胴体部、両腕は巨大なクローのようになっている反面、それを繋ぐ二の腕部分と両足はかなり細いという何ともアンバランスな体型をしている。
光がエネルギー源であり、掌や後頭部など体の一部からは、内部に蓄えられた膨大な光エネルギーが白く透けて見えている。その身体のプリズム器官から放射するレーザーで、周囲の者全てを容赦なく攻撃する非常に凶暴な性格。
これほどの光を蓄えた存在であるが、光への飢餓は解消されず、戦闘中に度々苦しんでいるかのようなモーションを見せる。
名前の由来はNecro(英語:死の)+Prisma(スペイン語等:プリズム)だとされているらしいが、Phantasm(幻、幻影、幻想、死者・不在者の幻像、幽霊)もかかっている可能性がある。
また、ウルトラムーン版の図鑑説明文から、「黒ずむ」まで含めた複雑なネーミングだとも推測される。
またUSUMで追加された鳴き声は、ハワイ語で「光」を意味するlinoからきている。
ゲームでの特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
97 | 107 | 101 | 127 | 89 | 79 | 600 |
「サン/ムーン」ではウルトラビースト5種類を捕獲した後のイベント後、テンカラットヒル奥の草むらに行くと野生のポケモンに混じって出現する。レベルは75。
能力は素早さが若干不安だが、他の能力は特攻を筆頭に高水準と言う伝説ポケモンのそれ。
但し合計種族値は600。この辺も「まだ隠された力があるのでは」と言われる要因だったりする。
習得技はかなり癖が強い。
なんと自力習得できる従来のエスパー技は「ねんりき」「アシストパワー」「サイコカッター」と専用の「プリズムレーザー」しかない。
また他の習得技も物理・特殊がまばらだったりタイプも安定していなかったり、わざマシン対応技も特殊寄りにもかかわらず物理技が殆どを占める等変な事になっている。
地味に「あさのひざし」と「つきのひかり」を両方習得できる稀有なポケモン。
専用技「プリズムレーザー」は使うと1ターン反動で動けなくなってしまう「はかいこうせん」のエスパー版。但し威力160と「サイコブースト」を超えるエスパータイプ最強の威力を持つ。
USUMから追加されたもう一つの専用技「フォトンゲイザー」は攻撃と特攻の高い方の数値で放つエスパータイプの特殊技。物理型となる日食ネクロズマと、特殊型となる月食ネクロズマのどちらでもメインウェポンを務められる優秀な技である。
特性は新登場の「プリズムアーマー」。弱点の技の受けるダメージが軽減されるハードロックと同じ効果であるが、隠し効果でテラボルテージとターボブレイズを無効化することが出来るためハードロックの上位特性と言える。またこの隠し効果はソルガレオとルナアーラの特性も共通している。
ネクロズマの謎
図鑑ではソルガレオ・ルナアーラ同様金枠(つまり禁止伝説級)に設定されている、レックウザ以降お馴染みのマイナーチェンジ版等で正体が明かされる第三の禁止伝説級ポケモンに相当する存在。
戦闘時のBGMもガレアラと同じであり、通常の対戦やバトルツリーでは使えない。
SM発売後〜USUM発売前
通常形態だけが知られていた時期。
一部のユーザーの間では、頭部と胴体が龍の頭部のように見えることが話題となっており、胴体の裏側が斬り落とされた首の断面のように見える事も相まって、この姿は本来の姿ではないと考察するユーザーが多かった。
また、コスモッグ系を含む全てのUB共通の特徴である「種族値が全て素数」かつ「鳴き声の終わり際に、ある特殊な音がかかる」というのをネクロズマも持っており、ネクロズマも「特性“ビーストブースト”を持たない上位のUB」であるのではないかと話題になっていた。
しかし、アローラ地方にはネクロズマ自身にまつわる文献や資料が皆無に等しく、SMでは「UBである」との明言もなされなかった。太古の昔アローラを覆い、人々とポケモンの光によって打ち消されたとされる「闇」の伝承との関連が指摘されてはいたものの、詳細な設定はマイナーチェンジ版であるUSUMの発売を待つこととなった。
USUM発表から発売後
そして発表されたマイナーチェンジ版『ウルトラサン・ウルトラムーン』の発売前プロモーションムービー中にて、かつてのブラックキュレム・ホワイトキュレムの如くソルガレオとルナアーラに襲い掛かり、その存在を取り込んだ2つの新形態が公開された。
通常形態の"龍の首だけしかない"外見と、"光を喰らい日食や月食を引き起こす"という点から、元ネタはインド神話に伝わる悪魔「ラーフ」であったと思われる。なお、本来は「かがやきさま」と呼ばれていた辺り、ゾロアスター教に伝わる光の至高神アフラ・マズダーをも彷彿とさせる。
ちなみにラーフの所属はアスラ神族であり、このアスラがアフラ・マズダーと同一起源だという説がある。
ソルガレオの力を侵食した姿。
通称・日食ネクロズマ。詳細はたそがれのたてがみへ。
ルナアーラの力を侵食した姿。
通称・月食ネクロズマ。詳細はあかつきのつばさへ。
そして、日食/月食ネクロズマの状態で『ウルトラバースト』なるコマンドを行うにより「さらなる別の姿」に変化することができる。
なお、ウルトラサン・ウルトラムーンにおいては、初登場時ネクロズマを捕まえることはできない(捕まらないのではなくボール自体使う事ができない。融合キュレムと同じ仕様)。
後にラナキラマウンテンの中腹付近で、力尽き跪いたネクロズマを発見でき、主人公が近づくと襲いかかってきて捕獲戦闘となる。
アニメ
サン&ムーン87話の最後で本格的に登場。ウルトラホールを通り、ルナアーラを追ってアローラへ辿り着く。
登場の少し前からアローラには暗雲と共に小さなウルトラホールが出現しており
ネクロズマによるウルトラオーラ吸収によって島中の大人達がやる気を失っていた。
子供とポケモンには効果が薄かったため、ウルトラガーディアンズが対応に奔走する。
関連イラスト
関連タグ
799アクジキング→800ネクロズマ/たそがれのたてがみ/あかつきのつばさ/ウルトラネクロズマ→801マギアナ
No | キリ番ポケモン |
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100 | ビリリダマ(ヒスイビリリダマ) |
200 | ムウマ |
300 | エネコ |
400 | ビーダル |
500 | エンブオー |
600 | ギギアル |
700 | ニンフィア |
800 | ネクロズマ(たそがれのたてがみ/あかつきのつばさ→ウルトラネクロズマ) |
900 | バサギリ |
1000 | カヌチャン |
第3伝説
世代 | ポケモン |
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第3世代 | レックウザ(メガレックウザ) |
第4世代 | ギラティナ(オリジンフォルム) |
第5世代 | キュレム(ブラックキュレム/ホワイトキュレム) |
第6世代 | ジガルデ(10%フォルム〜パーフェクトフォルム) |
第7世代 | ネクロズマ(たそがれのたてがみ/あかつきのつばさ→ウルトラネクロズマ) |
第8世代 | ムゲンダイナ(ムゲンダイマックス) |
参考文献(外部リンク)