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編集内容:さむいギャグ

ユキノオー

ゆきのおー

ユキノオーとは、ゲーム『ポケットモンスター』に登場するキャラクター(モンスター)の一種である。

基礎データ

ずかんNo.460(全国)/No.143(シンオウ)
英語名Abomasnow
ぶんるいじゅひょうポケモン
タイプくさ / こおり
たかさ2.2m
おもさ135.5kg
とくせいゆきふらし/ぼうおん隠れ特性

ゆきふらし:戦闘に出すと天候をあられに変える。

ぼうおん:音を使う技を受けない。

進化

ユキカブリ → ユキノオー(Lv40以上) → メガユキノオー(メガシンカ、ユキノオナイト)

概要

初登場はポケットモンスター ダイヤモンド・パール

名前の由来は恐らく、『雪の王(ユキノオウ→ユキノオー)』。

間違っても「ユキノオ」ではない。「ユキノオ」。

雪男と、樹氷のついた針葉樹などがモデルだと思われる。

「アイスモンスター」の別名があり、ブリザードを巻き起こすことで知られる。

万年雪の降る雪山に生息するとの設定があり、それが為かゲーム本編で野生のユキノオーはシンオウ地方のテンガン山山頂でしか確認されていない(カロス地方のフロストケイブにも野生の個体が存在しているが戦闘も捕獲もできない)。

が、あろう事か第8世代の「ポケットモンスターソード・ポケットモンスターシールド」では野生のユキノオーがワイルドエリアにたまにシンボルエンカウントで登場する。レベルの高さ、そして常に降り続ける霰に苦戦したプレイヤーもいるとかいないとか。

実際に雪が降る時期になると人間に発見されやすくなるという設定があり、春になると雪山に帰って行くという。

腕っ節も相当強く、ハンマーのようにぶん回してユキカブリに生える木の実を狙ってやって来るガラルダルマッカを追い払う。こんな巨大な腕を小さい体に叩き付けるのだからダメージは相当大きい事は想像に難くない。それでも尚、彼らは生きるためにユキカブリに群がるのだ。

奇しくもガラルダルマッカ族もユキノオーも雪男が元ネタであり、作中でも後者が雪男の正体だとされている。

ちなみに口はおちょぼ口ではなく、口周りの葉っぱに大きな口が隠されている。

ゲーム上の特徴

HPこうげきぼうぎょとくこうとくぼうすばやさ
909275928560

タイプはくさ・こおり。

4倍弱点のほのおを含む、合計7つの弱点を持っている。

しかし、環境においてメジャーなみずくさでんきじめん相手には滅法強い。ルンパッパナットレイと並んで「こおり技が弱点ではないくさタイプは強い」という格言がピッタリ当てはまる存在でもある。

強そうな見た目の割に合計種族値は494と並程度。

だがその特性「ゆきふらし」によって必中となるタイプ一致高威力技「ふぶき」を始め、ぜったいれいど」・「ウッドハンマー」・「じしん」・「いわなだれといった強力な技を覚えるため、攻撃面に関して申し分ない。

戦法としては特性を生かし、霰パーティ(霰パの中核として暴れさせるのが主流。

「ふぶき」が撃てるならこおりタイプ以外でも「とくこう」が高いポケモンは採用圏内。代表例がミュウツーであり、この二匹を組ませたパーティー「ノオツー」は第四世代の禁止級解禁ルールで猛威を振るった。

霰パ以外でも相手の「天候打ち消し要員」として採用されることもあり、特に対雨パにはかなりの強さを誇る。

特性「ゆきふらし」は一見すると霰パ専用の特性と思われがちだが、「あられ」のスリップダメージによって耐久調整を台無しにしたり、タスキや「がんじょう」を無効化したりと、相手の戦略をひっくり返すポテンシャルを秘めた極めて強力な特性でもある。

ただし第6世代以降天候継続ターンが5ターンまで(「つめたいいわ」で8ターン)に軽減されたので注意。

隠れ特性は「ぼうおん」。

弱点であるむしタイプの技の1つ「むしのさざめき」を無効化できるぐらいのハズレ特性であったが、後述のメガシンカを得たことで「ばくおんぱ」やスキン特性持ちの「ハイパーボイス」等を交代出しで無力化しつつメガシンカで天候を上書きするという型に価値が出てきた。

当初は弱点の多さゆえの蔑称として御大と呼ばれていたが、次第にその強さが知られるようになり、今ではその高性能さ故の尊称になっている。もふもふもっさりした貫禄のある姿はまさに御大と呼ぶに相応しいだろう。

第5世代ではガブリアスカイリューなどのドラゴンポケモンや、雨パが猛威を振るったため、それに対する対策として重宝された。持ち物はきあいのタスキこだわりスカーフがメジャー。

第6世代『X・Y』になるとメガシンカの対象となる。

詳細はメガユキノオー参照。

第8世代ではなんとメガシンカ剥奪という事態に見舞われ、元の中途半端な種族値で戦うハメになってしまった。しかし弱体化ばかりではなく、アローラキュウコンの戦法を受け継ぎ、オーロラベールを習得。

防御にもそこそこ壁が厚い種族値の為、安定した立ち回りができるようになった。

攻撃技にはだいちのちからを習得。特殊型が更に強化されたと言えるだろう。

第9世代ではゆきふらしで展開するものがあられからゆきに変更され、ゆき状態でこおりタイプの防御が1.5倍されるよう仕様が変わったため、対ガブリアス性能はますます高まった。A252個体のテラスタルドラゴン状態のげきりんですらHB特化すればゆき込みで確定3発に抑えることからも物理耐久が強化された様が分かるだろう。ほのおのキバですらも「たべのこし」込みなら両方最高乱数と片方最高乱数でもう片方上4つ目までの乱数以外2発耐えるというから驚きである。流石にテラバーストほのおは確定1発なので過信は禁物。

とまぁ、第9世代におけるユキノオーはゆきふらしとその恩恵を受けられるこおりタイプであることへの依存度が極めて高く、テラスタイプこおりがほぼ必須レベルでテラスタイプの融通性がほぼない。テラスタイプの融通性が無いことは致命的で、第8世代では初期環境から幻解禁に至るまでの環境で使われ続けたバンギラスですら、テラスタイプいわでほぼ固定されることを理由にSV初期環境では2軍相当の評価を得ていることからも、その深刻さが分かるだろう。

ゆきかき要員とのタイプ被りを防げるさむいギャグの登場も気になる部分。

使用トレーナー

ゲーム版

アニメ版

  • スズナ(DP)
  • ドラゴ(BW140話)
  • ウルップ(XY)※メガシンカ可

漫画版

番外作品

ポケモンGO

ポケモンGOには特性が存在せず、ゆきふらしがアイデンティティであるユキノオーには大変厳しいことになっている。種族値が高いわけでもなく、弱点が非常に多く、強力な技を覚えるわけでもないのでかなりつらい。

後にメガシンカが実装されたのだが、ポケモンGOのメガシンカは現状かなり使いづらく、そもそもメガシンカしてすらたいして強くないとまた悲惨である。

ただし、トレーナーバトルにおいてはチャージの速い「こなゆき」と消費エネルギーの少ない「ウェザーボール(こおり)」のコンボにより、こおりタイプの高速回転アタッカーとして活躍している。比較的優秀なサブウエポン候補の「エナジーボール」または「げきりん」と上手く組み合わせ、スピード勝負を仕掛けていくのが定石。

スマブラ3DS/WiiU

アイテムのモンスターボールから登場。周囲に「ふぶき」を見舞い、さらに「れいとうパンチ」で追撃する。

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