ヤクザ
やくざ
ヤクザは日本に存在する犯罪集団。暴力団。
現実世界でのヤクザは暴力団を参照。ここでは主にフィクションにおけるヤクザを解説する。
語源
ヤクザという呼び名は江戸時代からあった。
その語源は、新井白蛾祐勝『牛馬問』(宝暦5年(1755年)の序がある)によると花札に登場する役(現在のカードゲームで言う所の"コンボ")の中で一番弱く、悪い役が「8」「9」「3」の番号が割り当てられた3枚の札であったことから、花札の893のような奴らという意味で、そう呼ばれるようになった。白蛾の亡父によると、当時の新言葉に「ヤクザ」があったという。
フィクションのヤクザ
ドラマ・アニメでは『セーラー服と機関銃』から『ミナミの帝王』、『瀬戸の花嫁』まで幅広く活躍しており、役回りも現実と同じ犯罪集団から街のお調子者まで様々。アウトローが主役の作品では主人公たちの関連人物としてヤクザが登場することがよくある(闇金ウシジマくんなど)。
また組織としてではなく、一個人として主人公たちに協力してくれるという体裁をとる作品もあり(PSYRENなど)、そういった作品では割と美化されてカッコよく描かれることが多い(ヤンキー漫画のヤンキーの大人版と言ったところか)。
一方でヤクザ映画を数多く監督している北野武は「暴力団を賛美する内容にはしない、拳銃を使った人間は不幸になるようにしている」と述べている。代表作の「アウトレイジ」のキャッチコピーは「全員悪人」である。
ちなみに少年漫画でヤクザが登場する場合、組の名前が「集英組」などどこかで見たような名称になっていることが多い。架空の名前として考えた組の名前がやっぱ実在してましたとなったら編集のクビが飛ぶというレベルでは済まなくなるからだろうか。