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三葉虫の編集履歴

2023-04-05 10:19:15 バージョン

三葉虫

さんようちゅう

古生代に生息した節足動物のグループの1つ。横で3パーツに分かれたような外骨格を持つ。

概要

最古参の節足動物の1グループ。英語名は「trilobite」(トライロバイト)。


背面の外骨格は縦に走る二本の軸溝により、体が左中右の三葉に分かれているから三葉虫と呼ばれた。

トゥリアルトゥルス

体は順に半円形の頭部、節に分かれた胸部と板状の尾部からなる。脱皮の際にばかっと裂ける境界線を頭部左右に持つのが特徴。背面は1対の複眼(種や系統によっては持たない)を頭部に、腹面は1対の触角とふさふさなが付いた無数のを頭部から尾部にかけて持つ。

触角と脚の間にある口元は1枚のプレートに覆われ、現生の節足動物ほど複雑な構造(ハサミなど)を持たない。


それ以外の構造は種類により様々で、地味な円盤状のものがいれば派手な棘を武装したものもいる。多くの場合は海底を這いまわる腐肉食者捕食者と考えられ、活発に泳いで水中のプランクトンなどを食べたと思われる種類もいる。


約2億2,500万年前のペルム紀後期「P-T境界」における地球史上最大の絶滅事件で絶滅したが、古生代水中に広く分布し、当時は最も繁栄した動物群の1つであった。カンブリア紀前期の出現からペルム紀後期の絶滅まで、およそ2億6,900万年の生息時代は恐竜哺乳類よりも長い。1万7,000種ほどが発見されており、三葉虫は最も多様化した古生物の1つでもある。


三葉虫と他の節足動物の類縁関係は未だに明らかになっていない。最初期はカブトガニウミサソリに近いと思われ、共に甲殻類扱いとされてきた。後にいずれも甲殻類ではないことが分かり、カブトガニとウミサソリは甲殻類よりクモサソリに近いである(共に鋏角類をなす)と判明、三葉虫は独自の別系統(アーティオポダ類)として区別されるようになった。


アンモナイトと並んで化石の代表格として知名度が高い。一部のものは安価で売られており、入門用として最適である。

背面の外骨格だけの化石がほとんどで、脚まで保存されたものは珍しい。


主な三葉虫の種類

カンブリア紀

  • オレネルス
  • レドリキア
  • エオレドリキア
  • ヘミロドン
  • プティコパリア
  • ペディウミアス
  • シューダグノスタス
  • エルラシア
  • アルバーテラ
  • パラドキシデス
  • キンガスピス
  • オレノイデス
  • パラドキシデス
  • アガダグノスツス
  • ブリストリア
  • ピアチェラ
  • アカドパラドキシデス
  • ナラオイア

オルドビス紀

  • イレヌス
  • クリプトリサス
  • アサフス
  • ネオアサフス
  • セラウルス
  • カリメネ
  • ダルマニテス
  • トリアルツルス
  • レモプレウリデス
  • オピペウター
  • ブマスタス
  • エンクリヌルス
  • スファエロコリフェ
  • オンニア
  • セレノペルティス
  • シンフィソプス
  • アンピクス
  • メトポリカス
  • イソテルス
  • キクロピゲ
  • ホプロリカス
  • ホプロリコイデス

シルル紀

  • ファコプス
  • ダイフォン
  • アークティヌルス

デボン紀

  • フィロニクス
  • グリノプス
  • テラタスピス
  • フントニア
  • ワリセロプス
  • コネプルシア
  • ハルペス
  • クロタロセファルス
  • エルベノチレ
  • ディクラヌルス

関連イベント

三葉虫に関するイベントがありましたら、紹介してください。

ミネラルショー、その他

2016年主なミネラルショー・ミネラルフェアなどのイベント


三葉虫をモチーフとしたキャラクター(作品名五十音順)


関連タグ

動物 節足動物 バージェス動物群 古生物 化石 海洋生物

古生代 カンブリア紀 オルドビス紀 シルル紀 デボン紀

トリロバイト


あさりよしとお:三葉虫ギャグ漫画「細腕三畳紀」および三葉虫怪人が主人公のラノベ「俺の脚には鰓がある―悪の改造人間純情編 」のイラスト担当。


非関連タグ

宮水三葉:「みつはむし」ではない

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