曖昧さ回避
- 任天堂発売のゲームシリーズ。本項で解説。
- ボウリング用語で第10フレームに3回連続でストライクを決めること。
- JITTERIN'JINNのアルバム名。⇒Wikipedia
- 漫画の作品名にもパンチアウトがある。<もとはしまさひで氏作とあべかよこ氏作>⇒絶版マンガ図書館によるあべ氏のパンチアウトの紹介
パンチアウト!!
任天堂から発売されているボクシングを題材にしたゲームシリーズ。
主人公のボクサー、リトル・マックを操作し、対戦相手の動作を読みながら攻撃を交わしつつ、隙を突いてパンチを打ち込みノックアウトさせる。
第一作はアーケードゲームとして登場。任天堂史上初の2画面筐体が特徴で、この技術はのちのゲーム&ウオッチデュアルスクリーンやニンテンドーDS/3DSに継承されていく。
ファミコン版には『ディスクトーナメント・ゴルフUSコース』入賞者に送られた景品版と一般販売版があり、タイトルは景品版は『パンチアウト!!』、一般販売版は最終対戦相手に実在のプロボクサーであるマイク・タイソンを据えたことから『マイクタイソン・パンチアウト!!』となっている。
後に景品版はWii、WiiU、ニンテンドー3DSのバーチャルコンソールで配信された。
一般販売版でないのはマイク・タイソンの肖像権の問題と思われる。
2009年にはファミコン版の操作性を受け継いだWii版がリリースされた。
日本での知名度は海外ほど高くはなかったが、2014年にリトル・マックの大乱闘スマッシュブラザーズシリーズへのプレイアブル参戦が決まったことで一気に急上昇。
pixivにおいても作品投稿数が爆発的に増加している。
インターバル時で会話が発生するが、FC版では英語なので、英語に詳しくないと会話の内容がよくわからないが、説明書には英語部分を(おもしろおかしく)解説した辞書が付属されている。
Wii版では芸が細かいことにそれぞれの選手が各国の言語を話す。ただ、ドックの台詞を除いて字幕が表示されないのでその国の言語に詳しくないとよくわからない(明確な台詞を話さないキングヒッポーやドンキーコングも同様)。
シリーズ一覧
- パンチアウト!!(AC)
- スーパーパンチアウト!!(AC)
- マイクタイソン・パンチアウト!!(FC)
- AC版第1作の家庭用移植。内容自体は「パンチアウト!!」の登場キャラクターに「スーパーパンチアウト!!」の一部のキャラクターとそちらで初採用されたダッキング(しゃがみ回避)を加え、画面構成などにも変更を加えたアレンジ移植となっている。マリオがレフェリーとして登場。
- スーパーパンチアウト!!(SNES、SFC)
- 上記AC版の移植作。海外ではSNESで、日本国内ではSFC配信サービス「ニンテンドウパワー」専売としてリリースされた
- パンチアウト!!(Wii)
- SFC版「スーパーパンチアウト!!」から約11年ぶりとなる続編。
- アームレスリング(AC)
- パンチアウトシリーズの番外編的作品である腕相撲ゲーム。本家シリーズの対戦相手であるボールド・ブルが名前を変えて対戦相手としてゲスト出演している。
登場キャラクター
- リトル・マック(Little Mac)
本シリーズの主人公(『スーパーパンチアウト!!』を除く)。
無口で喧嘩っ早い性格の白人の青年。他のボクサー(対戦相手)に比べて小柄にみえるが、あくまで相手が大きいだけで特別低身長という訳ではないらしい。
Wii版の対戦モードではゴリマッチョ体型の「ギガマック」に変身するなどの設定も追加されている。
- ドック・ルイス(Doc Louis)
マックのトレーナー兼セコンド。
恰幅の良い体格の中年の黒人男性。以前は有名なヘビー級ボクサーだったが、引退後は酒浸りの毎日を送っていた。
マックとの偶然の出会いにより、彼をボクシングチャンピオンにするために立ち上がる。ゲームではラウンド間に操作や相手の情報を教えてくれるが、よくジョークを挟む。
Wii版ではさらに陽気な性格も強調された他、好物がチョコバーなど新たな設定も追加された。
対戦相手
タイトルによって登場キャラは異なるが、いずれもプレイヤーよりも大柄なキャラクターが多い。
- グラス・ジョー(Glass Joe)
フランス・パリ出身。38歳、110ポンド、1勝99敗1KO。
アーケード時代より登場している古参キャラの一人で、マックの最初の対戦相手にして最弱のボクサー。名前の由来はアゴが弱くノックダウンしやすい選手の蔑称である『Glass Jaw(ガラスのアゴ)』から。
Wii版:2周目以降(チャンピオン防衛戦)での再戦においては弱点のアゴを防御するべくヘッドギアを装備しているため、普通にアッパーするだけではヘッドギアで防がれてしまう。また、攻撃スピードの上昇に加えディレイアッパーも織り交ぜるようになる。
ヘッドギアを装備したのは、医者に装備するよう言われたかららしい。ちなみにリトル・マックの方も100回負けるとヘッドギアを装備可能になる。
- フォン・カイザー(Von Kaiser)
西ドイツ(現:ドイツ)・ベルリン出身。42歳、144ポンド、23勝13敗10KO。
立派な口髭を蓄えた軍人気質のボクサー。『ドイツの鋼鉄マシーン』の異名を持ち、どこか機械じみた動きを見せることも。
Wii版:日本の一部のプレイヤーからは、彼の掛け声が「ポン酢」に聞こえると言われている。2周目以降ではヘアースタイルを角刈りに変え、体を震わせない右ジャブや、アッパーの構えから何もしないフェイントを織り交ぜてくる。加えてダウン復帰直後に全体重をかけて一撃必殺のパンチを放つようになる。また、気絶している最中のスターパンチは3スターでないと一撃ダウンしないようになっている。
- ピストン本田(Piston Honda)
日本・東京都出身。28歳、174ポンド、26勝1敗18KO。
太い眉毛が特徴の日本人選手。モデルは実在の元プロボクサーの浜田剛史とされる。
なお、Wii版では『ピストン・ホンドー』に名前が変更され(おそらく原因はこの人)、「一番」と書かれた鉢巻や試合中に礼をしたり諺を読んだりと、サムライのような人物像になっている。2周目以降ではグローブとトランクスの色が白に、鉢巻の「一番」の文字が赤から黒に変わる。ムービーでは真剣白羽取り、新幹線と競争など真面目に特訓をしているが、一方で寿司の大食いにも挑戦している。また、試合開始直前には座禅の状態から居合切りの如く、残像が見えるほどの高速のラッシュを行う。ジャブにカウンターしようとすると素早く反撃を行う、アッパーの予備動作中にステップを踏んで向きを変える、ホンドーラッシュは眉毛を動かすだけのフェイントも混ぜるなどよりテクニカルになっている。
なお、何故サンドマン以外には誰にも負けていないにもかかわらずメジャーサーキット最下位なのかは不明。
- ドン・フラメンコ(Don Flamenco)
スペイン・マドリード出身。23歳、152ポンド、22勝3敗9KO。
薔薇をくわえてダンスを踊るなど華やかな立ち振舞が特徴。
こちらから攻撃してくることは基本的に無く、パンチを加えるとカウンターにアッパーカットで攻撃してくる。
戦闘中にとある秘密が明らかになる。
FC版:2戦目はミスターサンドマンの一つ前の相手に昇格しており、直前のボールドブル(2戦目)やソーダポピンスキーが強すぎるので彼を倒すことよりも戦うまでの方が大変。
Wii版:メジャーサーキットのチャンピオンとして登場。実力はFC版の2戦目並み。秘密を暴かれると激怒してこちらをダウンさせるか、ラウンドが終了するまで攻撃的になる。2周目以降では色調が黒になる(持参している薔薇も黒くなる)。ムービーでは自分を倒したマックに強い恨みを持つようになり、彼のポスターを滅茶苦茶に破った後、リベンジをするため特訓に励む描写がある。新たに裏拳を使うほか、カウンターが時折連続攻撃に派生する。「ローズアタック」は左右のフックを打ち分けるようになり、ダウンを取るたびに攻撃回数が増える(最大5回)。今度は激怒するとラウンド終了まで攻撃的なスタイルは収まらない。ただし、2周目以降のフラメンコに1度でも敗北すると、フラメンコの持つ黒いバラは1周目の赤いバラに戻ってしまう。
- キング・ヒッポ(King Hippo)
南太平洋ヒッポーアイランド出身。年齢・体重不詳。18勝9敗18KO。
王冠をかぶった巨漢だが、それが災いし一度ダウンすると自力で立ち上がれないらしい。
鉄壁のガードを誇りカウンターパンチが通用しない。
パンツの紐が緩いのかずり落ちやすい。
Wii版:所見殺しな性能を買われてか、マイナーサーキットのチャンピオンとして登場。凄まじく大食いであり、一日中食事をしたことがある。2周目以降では王冠が大きくなり、腹部を防御するために、マンホールの蓋を3枚のテープで張り付けている。試合前のムービーでは腹部を守るものを探している中、マンホールを見つけたという描写がある。マンホールの蓋によりまともにダメージが与えられないため、まずはマンホールの蓋をはがす必要がある。
- グレート・タイガー(Great Tiger)
インド・ムンバイ出身。29歳、132ポンド、24勝5敗3KO。
頭にターバンを被っており、自身を魔術師と称する。その自称に違わず対戦中に分身して相手を翻弄させるなど奇怪な戦法を得意とする。
名前の由来はおそらくプロレスラーのタイガー・ジェット・シン。
Wii版:2周目以降ではグローブと虎柄のトランクスが白くなり、額の宝石の色によって4種の攻撃を打ち分けるほか、色を利用した予備動作なしの連続パンチも習得。さらに分身攻撃が「スーパーマジックアタック」となり、FC版を思わせるようなリング奥から孤を描く複数回攻撃に変化する。日本のプレイヤーからその際の掛け声が「ざるそば」に聞こえると言われている。
- ボールド・ブル(Bald Bull)
トルコ・イスタンブール出身。36歳、298ポンド、34勝4敗29KO。
禿げ上がった頭と厳つい髭面が特徴。その名の通り牛のように突進する攻撃を持つ。
FC版 2戦目では通常のパンチでは倒せないが(ブルチャージは倒せる)、スターパンチのみ倒せる。
Wii版:2周目以降ではトランクスが深紅に変わり、FC版の2回戦同様通常のパンチではダウンせずに体制を立て直してしまうため、ダウンさせるにはスターパンチでトドメを刺す必要がある。ムービーでは正面から猛牛に突き飛ばされても倒れず堪えた描写がある。ブルチャージもスピードに磨きをかけており回避が難しい上、通常のパンチでカウンターに成功しても即ダウンにはならなくなっている。
任天堂が発売した腕相撲ゲームArm Wrestling(日本未発売)では、覆面レスラー『MASK X』として登場。腕相撲なのにヘッドバットをかまして来る。
- ソーダ・ポピンスキー(Soda Popinski)
ソビエト連邦(現:ロシア)・モスクワ出身。35歳、237ポンド、33勝2敗24KO。
登場キャラクターの中では珍しいサウスポー(左利き)のボクサー。
かなりの酒豪で、全身が常に赤く火照っている。
試合中に飲んでいるのはソーダ(炭酸飲料)。Wii版では酒豪の設定は伏せられ、純粋にソーダ好きというキャラクターが強調された。2周目以降ではグローブとパンツの色が紫になる。研究によりソーダの性能が向上してあり(ムービーでもトラックを歯で綱を噛んで引っ張れるようになっている)、ソーダを飲む度に攻撃スピードが段々速くなっていく。ポピンスキー自身もラッシュをかけにくい体質と化しているが、ドックのアドバイスにそれを打ち破るヒントが隠されている。
アーケード版の名前はウォッカ・ドランケンスキー(Vodka Drunkenski)。
- Mr. サンドマン(Mr.Sandman)
アメリカ合衆国・ペンシルベニア州フィラデルフィア出身。31歳、284ポンド、27勝2敗21KO(Wiiでは31勝0敗31KO)。
大柄で厳つい風貌の黒人ボクサー。
世界チャンピオンに返り咲いたWii版では、これまでのマックと対戦した選手たちを一撃で圧倒してる描写や、防衛戦ではマックのポスターの貼られたビル一戸を拳だけで崩壊させたりと、人間離れした凶暴性が強調されている。
2周目以降では髪型がモヒカンのようになり(髪の生えている部分が上から見ると「Z」の字を模したような形になっている)、見た目とファイトスタイル・攻撃スピードがFC版のマイク・タイソンを思わせるものに強化。片目でウィンクをした後には「ドリームランドエクスプレス」を上回る超高速のアッパーカットを放つ。追い詰めると、この必殺アッパーでラッシュをかけてくる。
- スーパー・マッチョマン(Super Machoman)
アメリカ合衆国・カリフォルニア州ハリウッド出身。27歳、242ポンド、35勝0敗29KO(Wiiでは35勝1敗29KO)。
世界チャンピオンとして登場することが多く、タイトルによってはラスボスとして登場する。肉体美に強い自信を持っており、胸筋を動かしてポーズをとったりとコミカルなモーションをみせる。試合では身体を回転させながら連続で3回パンチを繰り出す。
日本の一部プレイヤーの間では、殴った際の顔が志村けんに似ていると言われている。
SFC版ではストイックで熱血漢な性格が強調されているが、Wii版では自信家で高慢な性格が強調されており自画撮りするほどのナルシストでもある。また大金持ちらしい。人気の理由が財力のみなためか、観客からはブーイングを浴びているが本人はさほど気にしていない。2周目以降では人気をすっかりマックに取られて憤慨している様がムービーで確認でき、リベンジのために特訓をしている。また、スポットライトからも避けられ、観客からはさらにブーイングを浴び、インターバルにはポージング中にトマトなどの物を投げつけられるなど踏んだり蹴ったりな目に遭って散々なキャラクターとなってしまった。パンツの色が青になっている。ポージングの種類が増え、新技として大振りのビッグアッパーカットを繰り出してくるほか、必殺の3連続ラリアットはフラッシュが焚かれなくなりサングラスをつけなくなる代わりに行動は素早くなり、FC版同様、一撃必殺パンチとなる。なお、KO敗北時には消沈していた際に再びスポットライトで照らされるようになり、満足そうにポージングを行っている。サンドマンのムービーを見ればわかることだが、サンドマン以外には誰にも負けておらず元世界チャンピオンだったことがわかる。
- ディスコ・キッド(Disco Kid)
Wii版のみ。アメリカ合衆国・ブルックリン出身、20歳、4勝12敗2KO。身長191cm、体重95kg。新登場キャラクター。ダンスを愛する陽気な黒人青年。パフォーマンスに派手なポーズを取るほか、クセのあるフックが特徴。ダンスの腕前は相当なものらしく、試合前のムービーでは、数多くのトロフィー(踊る人間や音符が装飾されている)を所持している描写がある。肝心のボクシングの実力は発展途上のようで、ジャブをブロックされると痛がる仕草を見せ、試合中に踊り出したり、決めポーズを取ったりと、何かと自分を格好良く見せたがる性分が災いし戦績もあまり良くない。2周目以降では髪が伸びて小さなアフロヘアーに変化し、ボクササイズに通ったことで衣装とパフォーマンスがエアロビクスのようになる。ジャブをブロックされても痛がる仕草が無くなった他、より素早く、トリッキーなパンチを打つようになり、1周目には無かった必殺技として、挑発後にラッシュを叩き込む「ディスコアタック」が追加されている。
上記の通りWii版の新登場キャラクターであるが、初代アーケード版のみに登場するキッド・クイック(Kid Quick)が元型だと思われる。(ディスコ・キッドと同じくブルックリン出身。ただし戦闘スタイルや実力は別物。)
- ベア・ハッガー(Bear Hugger)
カナダ・ブリティッシュコロンビア州サーモンアーム出身、32歳、17勝12敗10KO。身長191cm、体重199kg。
※Wii版
『スーパーパンチアウト!!』から登場のキャラクター。キング・ヒッポー並みの巨体やヒゲ面、鮭やハチミツを好むなど、まさに熊そのものといった選手(試合前のムービーでは野生の熊とトレーニングしている)。髭の色がAC版、SFC版の黒から薄い茶色に変更されている。試合中にしばしばマックをおちょくるような態度を見せて挑発する。得意技は名前そのままベアハッグで、かなりの威力がある。パンチは大振りだが体力が多く、通常のラッシュでは体力を削りにくい。一転してスターパンチには弱く、スター1つでも大ダメージを与えられる。『スーパー』ではとあるタイミングを除いてボディブローに耐性があったが、本作ではそれがない。2周目以降では頭にニット帽を被っており、その中にはボクシンググローブを付けたリスがいる。試合前のムービー中で途中からその存在は確認できるが、いつリスと仲良くなったのかは不明。ベアハッグなど各種攻撃にフェイント・ディレイをかけてくる他、普通のパンチだけではラッシュが2回しか掛けられず、スターパンチを気絶中に当てることでようやく長いラッシュが掛けられるようになる。なお、出身地のサーモンアームという都市は架空のものである(英語版ではブリティッシュコロンビア州にあることが確認できる)。
- アラン・ライアン(Aran Ryan)
アイルランド・ダブリン出身、23歳、18勝10敗16KO。身長186cm、体重72kg。
※Wii版
SFC版『スーパーパンチアウト!!』から登場のキャラクター。同作品初登場で本作に登場した選手の中では、彼のみキャラクターイメージや戦法が別人のように変化し、かなり凶悪な面構えとなり、勝つためならグローブに蹄鉄を仕込む・反則技のヘッドバットを行うようなラフプレーも辞さない卑劣な悪役ボクサーに変貌した(SFC版ではクリンチを多用するが、それなりにまっとうなボクサーである)。
フットワークは全選手中最高クラスでかなり機敏に動き回り、定位置(リトル・マックの正面)にいないことが多く、殆ど左右どちらかの隅にいる。今までの選手と違いパンチ後の隙を突いてパンチを食らわせると、パンチの威力を利用して左右に跳んで逃げる。そのためラッシュに持ち込むことができず、カウンターパンチのみでしか大ダメージが与えられない。数字の7に何かと関連付けられており、こちらのスタミナが全試合中最小の7、ダウンしても必ず7カウントで立ち上がる、ラッシュは7発までと統一されている。2周目では、1周目で使用していた紫色のグローブが、指先が破けて使い物にならなくなったため、緑色のグローブに新調している。ロープに上らずに頭突きをしたり、肘でエルボー、破けてしまった青色のグローブを縄で結びつけ、それをカウボーイのロープの如く振り回すなど、反則技がさらに多くなっている。インターバルでは客席から物を投げられるなど、観客のブーイングもいっそう激しくなっている。ラッシュ中に急にカウンターアッパーを出す、こちらのカウンターパンチ後に派生攻撃を行うなどよりトリッキーになった。ダウンすると倒れながら縄付きグローブで共倒れを狙ってくるため、スウェーやダッキングで避けるか、カウンターで迎撃しなければならない。
その他
- マイク・タイソン(Mike Tyson)
アメリカ合衆国・ニューヨーク州キャッツキル出身。21歳、220ポンド、31勝0敗27KO。
実在のボクサー。同氏とコラボした『マイクタイソン・パンチアウト!!』にのみラスボスとして登場する。後の移植版などでは権利の問題で登場しておらず、代わりにMr.ドリーム(Mr. Dream)という架空のボクサーが登場している。
- Mr.ドリーム
ドリームランド(夢の国?)出身、99勝0敗99KO。日本国外版およびVC版『パンチアウト!!』のみに登場。
なお、マイク・タイソンとMr. ドリームの台詞は同じである。
- ドンキーコング(Donkey Kong)
『ドンキーコング』シリーズからのゲストキャラクター。Wii版にのみ隠しボスとして登場する。縄ばしごから降りてやってくる辺り飛行機(恐らく彼が手配したのだと思われる)で来たのだと思われる。煽り性能の高い挑発でこちらの攻撃を誘いトリッキーな動きで激しい連続カウンターパンチをしかけてくる。「対戦相手が大きい」というゲームの性質ゆえか、他のゲーム作品と比べて大柄に描かれている。ちなみに、主人公であるリトル・マックが後に『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』に参戦した事から、彼との戦いは巷では「スマブラ採用試験」と言われている。
余談
同じくボクシングを題材にしたゲーム『はじめの一歩2(PS2)』の「ボクサーズロード」において、エディットモードで作成されたパンチアウトの一部キャラクターが選手として登場している。
また、リトル・マック個人で言えば『キャプテン★レインボー』『スマブラ』シリーズなど複数の作品に外部出演を果たしている(詳細は該当記事を参照)。
関連タグ
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー…ピザ屋に本作のボクサー達の肖像画が飾られている。
外部リンク
社長が訊く<2009年版>