概要
実力はありながらも、相方の明確に立ったキャラの裏で目立たないもう1人の方(俗に言う「地味な方」)の芸人を集めた企画。
メンバーは吉本興業・太田プロ・ナベプロ・人力舎・マセキ芸能・ケイダッシュステージ・アミーパーク・SMA NEET Project・浅井企画・サンミュージックに所属している芸人で豪華ではあるのだが、やはり地味。大半がツッコミだが、向・谷田部・西村・岩尾・山根・相田はボケ担当である。彼らの中では「(覚えてない)かも知れない挨拶」が常識で、「(覚えている)だろう挨拶」はNGらしい。
2009年4月9日に第一弾が放送され、地味なくくりながら妙な感動を覚えさせてくれたためか、翌年正月のゴールデン特番にて第二弾『○○じゃない方芸人2』が放送。この反響からか、後にじゃない方芸人を集めた「地味ーズ」というユニットが結成された。
さらに2017年6月1日に『○○じゃない方芸人2017』として7年ぶりに第三弾が放送され、「じゃない方を卒業した芸人」として博多大吉が出演した。似たようなコンセプトとして、2019年に『イマイチ印象残らない芸人』、2020年に『トリオの2番手3番手芸人』が放送された後、2021年6月3日に第四弾『○○じゃない方芸人2021』が放送された。
これに先立ち、似たコンセプトの企画として、2006年8月21日には「枠なし芸人のつらさ」という企画が放送されていた。
メンバーは児嶋一哉(アンジャッシュ)、設楽統(バナナマン)、ヒデ(ペナルティ)の3名で、これといったキャラも持ちギャグもない(2006年当時)芸人のつらさを語り合った。メンバーはそれぞれ振り仮名が振られた自分の名前と相方の写真が入ったネームプレートをつけて登場したほか(ヒデは芸名がカタカナなのにもかかわらず『ひで』と振り仮名が振られてあった)、オープニングでは「1回分持たないかも知れない」と危惧されており、開始早々エンドロールが流れ出してそれをヒデが止める一幕もあった。
それぞれの特徴としてヒデはキャラの濃い相方の陰に隠れがちで、児嶋はキャラクター性の反映されにくいコント中心の芸風なのでバラエティ番組での立ち位置が見つかりにくく、設楽はその両方という点が挙がっている。ちなみにこのメンバーの所属事務所は児嶋が人力舎、設楽がホリプロコム、ヒデが吉本で、担当はヒデがツッコミで後の2名が基本的にボケ。「オーラがない」「相方と警備の人数が違う」「握手求められるのはいつも相方だけ」「テレビ局の入り口で警備員に止められる」「相方が目立つため、コンビ名はわかってても自分の方は名前言ってもわかってもらえない」「みんな相方の目撃情報をいろいろと教えてくれるが、逆に自分の情報は相方には伝わらない」「番組収録中にもしばしばスタッフに間違えられる」といった愚痴に加え「最近のADがおしゃれすぎる(だからよけい自分たちが地味に見える)」という発言もあった。また、ヒデの「宮迫さん目合わせてくれないじゃないですか?」という発言に宮迫は「お前が『なんにもありません』って、目で知らせてくるからやないか」と返していた。さらに「ヒデは空気みたい」「いてもいなくてもわからない」とも発言していた。
なお後年、児嶋と設楽がそれぞれの立ち位置を見つけ、相方と並び立つ活躍の場を得たのはご存知の通り。ヒデも地味なのには変わらないが、競馬関連に活路を見出してそれなりに活躍していたりする。
なお、直接の関係はないが、2016年2月には日本テレビの「ネクストブレイク」枠において2週に渡り「普段印象の強い相方の陰に隠れて目立たないが、ネタ書きを担当するなど確かな実力を持つ“じゃない芸人”たち」にスポットを当てた番組「じゃない」が放送されている。これに出演したメンバーは石田明(NON STYLE)、コカドケンタロウ(ロッチ)、瀧上伸一郎(流れ星)、岩井勇気(ハライチ)、菅良太郎(パンサー)、大野大介(マテンロウ)、西野創人(コロコロチキチキペッパーズ)の7名で、また後編ではスペシャルゲスト”じゃないの神”として新道竜巳(馬鹿よ貴方は)が出演。所属事務所はコカドと岩井がナベプロ、瀧上が浅井企画、新道がオフィス北野、後の4名が吉本となっている。また担当は石田・菅・岩井がボケで後の5名がツッコミ。番組の内容はメンバーが座談会形式でトークを行い、“じゃない”が故に普段表に出せない不満、テレビで苦手な事、得意分野、やってみたい事などを発表、それをコントやロケで実現するというものだった。
また余談だが、ここの出演者である瀧上はダ・ヴィンチニュース連載中の自身のエッセイ「肘神様が生まれた街」において、「外を歩いてる時に『ちゅうえいの人だ』『肘神様じゃない方だ』などと言われる」「営業などのコンビでの仕事の後で見た人の感想を検索してみたら、どの感想もちゅうえいの事しか挙げておらず瀧上の存在が空気状態」「仕事先でもスタッフに『たきもと』『おのうえ』などと名前を間違えられる」などと「じゃない方」の苦労を語っている。
『1』のメンバー
下記の他、若林正恭もこの企画に参加した(「じゃない方芸人の卒業生」を参照)。
田村亮(ロンドンブーツ1号2号の田村淳じゃない方)
ご存じMr.いい人(ただし現在は謹慎歴あり)。若手時代は吉本男前ランキングで殿堂入りするなど、メンバーの中ではトップクラスの知名度だが扱いがひどく、「ロンドンブーツじゃない方」、「あっ、淳!」と言われることがよくある、楽屋でスタッフが淳とこそこそ話で打ち合わせをする、インタビューで録音する際機材が淳に近いところに置かれるなど。ロンハーのSPが近いと普通は忙しくなるのだが、亮だけはめちゃめちゃ暇になって子供と遊ぶ時間が増えるとのこと。
亮のアピールポイントはロンハーの格付けにおける抽選で見せる彼の笑顔。
川島章良(はんにゃの金田じゃない方)
インタビューの時に記者の質問が金田が9割の川島が1割で、最後の方になって「じゃあ、そっちの人は」と名前すら呼んでもらえないという。「コンビの目立たない方は何かもっていなくては」という思いから仲本工事のモノマネを練習中。RGから「俺に似てるわ」と言われるほどハートが強く、多少スベっても全然心が折れない。
彼が注目してほしいところは合気道のネタの際、60歳の老人になりきりボケ・ツッコミを一切やらず金田を引き立たせること。
土屋伸之(ナイツのヤホーじゃない方)
松尾陽介(ザブングル)と間違えられたり、ひどい時にはマネージャーが土屋と間違えられてマネージャーの方が先に握手を求められたりする(本人曰く「『塙の横にいる眼鏡』という認識」)。さらに藤本敏史(FUJIWARA)に挨拶に行った際、何度も一緒に仕事をしているのにもかかわらず、「お前誰や!?」とキレられたことがある。挙げ句の果てには同じ事務所の先輩出川哲朗からずっと「メガネ君」と呼ばれ続けているが、ホトちゃん曰く、「出川さんは特殊」と話している。
そんな彼のアピールポイントは塙のボケ「ヤホー」に対するツッコミのバリエーションの多さと、ここぞという時のためのツーブロックの髪型とジョニーデップっぽい眼鏡だが、見た者からは「サラリーマン」「若かりし頃の山田五郎さん」と言われてしまった。
向清太朗(天津のエロ詩吟じゃない方)
相方の木村に比べ明らかにインパクトがあるが、木村がエロ詩吟でブレイクしてしまったため、じゃない方に。
昔は人気があったが、今では街を歩いていると「エロ詩吟じゃない方。でもアイツの方がエロそう」と言われてしまう。漫才をやっても目立ちたがり屋と思われ受けない、コンビ名が「天津・木村」だと勘違いされる、プリキュアショーにゲストで来た際の出番でも乱入してきた一般人のオタクと間違えられて警備員に止められる、相方の着替えの間の2分の繋ぎの際に暗転される等、不満が非常にあるらしい。自分の扱いの悪さを吉本の先輩達は理解してくれており、レイザーラモンRGが向を見るなり「ようこそ❤」と受け止めてくれたのだとか。
アピールポイントは木村がエロ詩吟の終わりに発する「あると思います」に対して入れる「立派なモンです」「素敵なことです」という合いの手。
なお後年『オタク芸人』としてアニメ関連の仕事が増え、一方の木村は仕事が少なくなった後に岩手に移住したため、立場が逆転したともいえる。
松尾陽介(ザブングルのブサイクじゃない方)
相方の加藤ですら、ナイツ土屋と区別がつかないほどよく間違えられるらしく、さらにはハイキングウォーキング松田も松尾と間違えられることがよくあるとのこと。街を歩いていても一度も「あっ!」と言われたことがないが、女の子と一緒に歩いていても全く気づかれないのでフライデーに3回写真を撮られたが全部目の部分に黒線が引かれており、プライバシーを守られた。
アピールポイントは加藤の「カッチカチやぞ」のギャグの際に取るリズム。
後に「運動神経悪い芸人」でキャラが確立することに。2019年に引退したが、運動神経悪い芸人で招待されて出ていたりする。
安田和博(デンジャラスのオバマじゃない方)
第一回キングオブじゃない方。芸歴は雨上がりの二人よりも上でキャブラーとして活躍していた。
トークが優れており上島竜兵や有吉弘行のブレーンとしても活躍する実力の持ち主ではあるが、相方ノッチの強烈すぎるキャラクターの前では霞んでしまう。さがね正裕(X-GUN)や河田貴一(BOOMER)とよく間違えられており(なお、2010年にはこの3名で有吉弘行プロデュースの「元祖・じゃない方芸人」によるユニット「有吉命名☆ゴーストバスターズ」が結成され、阿佐ヶ谷ロフトAで3回に渡りトークライブを行っている)、さらに一般人には「今いる?」、「古い人」、「ノッチの相方の人ってなんか亡くなっちゃったんだよね〜」などと言われる始末。営業では自分の名前当てクイズを10分ぐらいやるが、お客さんがシーンとなり、サングラスを外すと余計にシーンとなるらしい。最近ではサングラスばかりかけているので親から「解散したの?」と言われてしまう。「じゃない方」と言われるのを打破したいのだが、一個上の先輩のダチョウ倶楽部に相談しても10分後には相手がベロベロになって「俺たちどうしたらいいんだ?」と結局相談に乗る羽目になるため、「あんなモン相談したってしょーがない」と相談するのを諦めている。
アピールポイントはノッチに対する強力なツッコミ。このツッコミに対してノッチは「耐えられないので3回以上は叩かないでくれ」と述べている。
『2』のメンバー
『1』からは土屋、向、安田が続投。また、博多大吉もこの企画に参加した(「じゃない方芸人の卒業生」を参照)。
川田広樹(ガレッジセールのゴリじゃない方)
亮同様、知名度は高いがマネージャーに名前を「ゴリ田さん」と言い間違えられたり、番組スタッフに「ゴリさん達入りま〜す」と言われ名前すら呼んでもらえないなど、扱いは悲惨。相方の名前のインパクトに負けないため、「カワチャイチャイ」という芸名で一時活動していたが、全く効果がなかった。
アピールポイントはゴリのブレイクダンスの終わりにちょっとポーズを決めること。
福田薫(U字工事のごめんねごめんね〜じゃない方)
本番では衣装を着ているので大丈夫だが、リハーサルで私服だと普通すぎて芸人と気づかれず、ピンマイクを渡してもらえないらしい。
益子の「ごめんねごめんね〜」というボケに対してツッコミが3パターンあり、自身のコンディションで毎回変えているが悲しいことに全部映っていなかった。
松田洋昌(ハイキングウォーキングの卑弥呼様じゃない方)
営業の際、人が集まってくると危険なのでコンビ揃って警備員さんが4〜5人ついてくれているのだが、松田の方に人が来ないのでただ連行されている人にしか見えない。さらにはサインを書いてあげた人に「ザブングル松尾からもらったサイン」と間違えられてしまっている。
「卑弥呼様〜〜〜」って叫んでいるQちゃんを引き立たせるために必要以上にビビッた振りをするのが彼の注目してほしいポイント。また、前述の地味ーズには「ハンサムだから」という地味な理由で入れてもらえないのだとか。
近年は大道芸にも取り組むようになり、こちらでは松田が主役でQちゃんが引き立て役に回っている(「イリュージョンショー」の逆)。
鈴木拓(ドランクドラゴンの塚地じゃない方)
ピンではなくドランクドラゴンのスケジュール表に「19時テレ朝(鈴木も)」と書かれてしまい、「何だ、コンビじゃねーのか(怒)」と不満を露わにした。じゃない方仲間である向に「ムカイーナ」という芸名を提案したが、即却下された。ネタを全く書かないので、この企画のスピンオフである「ネタ書いてない方芸人」にも出演している。
アピールポイントは塚地が仕事をしているときに釣りをすることだが、スタジオでは完全に事故っていた。
後にこの方向性を活かしたクズネタで一定の知名度を獲得した。
また、更に逃走中では『記録より手堅く賞金を狙うガチプレイヤー』というキャラへと昇華させている。
佐藤満春(どきどきキャンプのジャック・バウアーじゃない方)
第二回キングオブじゃない方。じゃない方仲間、若林の親友兼理解者。音声さんに間違えられ、使い終わったピンマイクを渡されてしまうことが多々あり、人違いと言わずにそっと本物の音声さんに返しているらしい。苗字は非常にメジャーだが、知名度チェックの際に一般の人から「普通」、「今後も覚えられない」と言われてしまう。
岸がジャックバウアーの真似を始めた頃、24は知っていてもジャックバウアーという名前の認知度が低かった為、「ジャックバウアーって『24』のジャックバウアーですか?」というところが彼の工夫。
その後若林や春日のブレーン役という所から放送作家として活躍するようになり、アメトーークでも後に「トイレの紙様芸人」や「お風呂大好き芸人」で水回りに関する豊富な知識を披露し、「水回り芸人」として活躍の場を広めている。若林曰く、「トイレの仕事しかしてない」らしい。
小林優介(響のデブじゃない方)
知り合いと食事をしているときに女の子を呼ばれ、その女の子が「めちゃくちゃファンなコンビがいるんです。響さんってご存知ですか?」と本人を目の前にして発言。それに対し、お客さんが「かわいそう…」と同情してしまうほど悲しいエピソードを語った。
ツッコミで普通におでこや後頭部を叩くと相方のカツラが取れてしまうので、取れないように押さえつける感じで真上から叩くという、気遣いのツッコミを入れるのが彼のアピールポイント。
谷田部俊(我が家の「言わせねぇよ」とイケメンじゃない方)
向同様、数少ないボケ(中ボケ)担当のじゃない方芸人。ある日、トリオでファミレスで食事をしていたら、ある学生に握手を求められたので3人とも快く応じた。それからしばらくたって、谷田部がトイレに行こうと並んでいたら、すぐ後ろにさっきの学生が並んだので軽く会釈したが、相手は目の前の相手が今し方握手した相手だと気づかず「あそこに我が家がいますよ」と丁寧に言われてしまった。
アピールポイントは坪倉が下ネタをいう時にさりげなく坪倉の股間を見ること。
亘健太郎(フルーツポンチの村上じゃない方)
元自衛官という異色の経歴の持ち主で、自衛隊関連のギャグをいくつか持っているが、村上の強烈なインパクトには勝てないでいる。この企画に参加するにあたってマネージャーから「亘さん、とうとうじゃない方芸人入りましたね(笑)」と小バカにされ、さらに一般人が実家にサインを求めにやってきて、その人の横を通ったにもかかわらず全く気づかれなかった。
アピールポイントは村上のウザいセリフに対して、表情だけで伝える高度な無言の顔ツッコミ。
『2017』のメンバー
岩尾望(フットボールアワーの後藤じゃない方)
元々ブサイクキャラとして人気があったが、いつの間にか司会者として後藤が活躍するようになったため立場が逆転。最もM-1優勝者で、ハロプロやファッションといった趣味での仕事もそこそこある他、近年はこの時期と比べてコンビ仲も修復されたこともありコンビでの仕事が再び増加傾向。
コンビで離島ロケの仕事があったのだが、放送時の見出しでは後藤の名前しか出されておらず、この点にはこの回のゲストだった大吉も共感していた。
アピールポイントはコンビでMCをする番組などの際、最初の挨拶で意識的に後頭部のハゲを見せるようにして後藤の「ハゲとるやないか!」というツッコミを引き立たせる所。
福田充徳(チュートリアルの徳井じゃない方)
鹿児島に鶏の卵を取りに行くコンビでのロケの仕事の時、自身はちゃんと来ていたのに徳井の遅刻を理由にロケが中止になってしまった(しかもこの時福田は『一人でもがんばります』とスタッフにアピールしていた)という悲しいエピソードがあった。
アピールポイントは漫才のツッコミの際、徳井の髪形が崩れないよう頭でなく腕を叩くこと。
山根良顕(アンガールズの田中じゃない方)
相方田中のモノマネしている芸人と一緒にロケを行くことになり、その芸人はテンション上がったが本物はこんなにテンション上がらないと寂しくなった(大吉先生曰く見たことない世界)。
アピールポイントは田中の気持ち悪さを引き立たせるために、なるべく自分の存在感を薄くすること。
相田周二(三四郎の小宮じゃない方)
ボケ担当のじゃない方芸人。2016年9月7日放送の「水曜日のダウンタウン」にて行われた『芸人知名度格差コンビランキング』という企画で渋谷で行われた「名前を知っているかアンケート」の結果が、小宮が500人中151人(30%)で対する相田は0人(0%)だった。その企画のおかげで「三四郎の0%の方ですよね?」と声をかけられるようになり、少しだけ知名度が上がったらしい。相方のモノマネが一番ウケるのが悩み。
アピールポイントは、小宮の聞き取りにくいセリフをなるべく観客にわかりやすいようフォローすること。
安藤なつ(メイプル超合金のカズレーザーじゃない方)
彼女も彼女でキャラクターは十分なのだが、相方の強烈キャラ&万能ぶりの前ではさすがに霞んでしまう。
アピールポイントは、ネタ中の演技力と、オチでカズレーザーを引き立てるために存在感を消すこと。
西野創人(コロコロチキチキペッパーズのナダルじゃない方)
ネタを書いていたり、ナダルのキャラクターをプロデュースして知名度を高めた影の功労者だが、自身は「スケジュール表に『ナダル他』と書かれる」「テレビの企画会議ではナダルのエピソードしか求められない」といった不遇な人。
アピールポイントは、コント内でナダルの動きがよく見えるように、さりげなく机を動かすこと。
たかし(トレンディエンジェルの斎藤さんじゃない方)
斎藤がインフルエンザで休養した際にルミネtheよしもとのライブにピンで出る事になったが、その際の持ち時間が同様にピンで出ていた中川パラダイス(ウーマンラッシュアワー)と水田信二(和牛)の5分に対し1分しかもらえなかった。
アピールポイントは、斎藤がセンターで目立つ場面と、戻った後のつかず離れずの距離感。
Wikipediaの個別記事がリダイレクトにされている人。
あらぽん(ANZEN漫才のみやぞんじゃない方)
アピールポイントは、観客の目がみやぞんに向くように身に着けていた装飾品を外し、動きを小さく地味にすること。
西村瑞樹(バイきんぐの小峠じゃない方)
単独ライブのDVDで、出演者の欄に「小峠英二、他1名」と書かれていた。
近年では「水曜日のダウンタウン」などで変人ぶりが語られたりキャンプ芸人として知名度を上げるなど、じゃない方を脱却しつつある。
イマイチ印象残らない芸人
便宜上「○○じゃない方」と表記。「○○じゃない方芸人」シリーズに登場した土屋と相田も参加。
山添寛(相席スタートのケイさんじゃない方)
この回のリーダーであり、スタッフからの本気がうかがえると言われていた。
相席スタートではツッコミをしているがネタの最中に(相方のケイが理論を通していくスタイルのため)気がついたら相槌となっておりキャラが薄くなっていたり、ケイのキャラがしっかりしていて名前を覚えられるために参っている模様。
これだけではなくコンビのアプリでも目が半開きの状態でも通ってしまう、街角インタビューではジャンポケの太田との入れ替わりに気づいたのが50人中46人などメンバーの中でもとにかく覚えられない扱いが酷かった。
改善点として豚カツキャラになろうとしたらちょっと太っただけだった模様。
『2021』での話もかなり悲惨でコンビでラジオをやっていたが時期の編成によって、コンビのラジオが終わったがケイの方は別の人とラジオの番組が始まり、何とかして山添を辞めさせたのではないかと疑っている。吉本の方も知名度が低いのは重々承知のようでケイに京都国際映画祭の仕事が入った際には、自信が京都出身の上に京都観光文化大使なのに呼ばれてなかった上に、台本にそのことをいじられていた。
アピールポイントは、背の低い山﨑のためにマイクの高さを下げること。
近年ではギャンブル狂のクズキャラとしてそこそこ名を知られるように。
濱家隆一(かまいたちの山内じゃない方)
本人も本人で実力者だが、この時期は相方の山内の強烈な個性に段々飲み込まれていると述べていた。現在は脱却し個性が認知された活躍を見せている。
具体的にはスタッフからピンマイクをつける際に濱家の名前を濱内や山内と間違われたり(山内にはそのようなことはない)、山内が中国人キャラをやっていた際に自身も中国人キャラをやらされる、更に街角インタビューでは相田との入れ替わりに気づいてもらえるがかまいたちのかまいたちじゃない方と言われるなどかなり悲惨。
この原因として自身の一重が人を不快にさせるブスだからダメと分析して司会の蛍原に「蛍原さん的なブスが良かった」述べていた。(当然ながら蛍原は「何がやねん」「ただのブスってやつか!」「お前、俺の気持ちにもなれ!」「お前も子供おんのやろ!」と激怒していた。)
土屋伸之(ナイツのヤホーじゃない方)
本人曰く10年近くこのポジションな模様。
覚えられない原因として漫才の形式が塙の漫談に近いスタイルな為塙だけ見てればネタの内容が頭に入る為
漫才の後にも気づかれず文春の記者に事前にネタをしたのに塙より先に挨拶に行ったら気づかれなかった為「あの文春の記者が気づかないなら不倫等何をやっても許される」と述べていた。
改善する為にYouTubeを始めたはいいが再生数はかなり伸び悩んでいる。
街角インタビューでは一切入れ替わりしていないのに入れ替わってると勘違いされていた。
コカドケンタロウ(ロッチの中岡じゃない方)
名前がカタカナの為に比較的覚えてもらえるが世間では「ロッチ中岡」が浸透しているせいで道を歩いていたら女子高生からロッチ中岡のコカドと訳の分からない呼ばれ方をされるなどかなり苦労している。
元々はコンビでダブルロン毛のロン毛キャラであったがお茶の間向けではないという理由からコカドが髪を切って綺麗にしたのだが、中岡の方が頼んでもいないのに禿げたり太ったりとキャラを出してくるので参っている模様。
山本博(ロバートの秋山と馬場じゃない方)
ゲストの大吉やサバンナ高橋とは中学の時に目立たないグループの時からの仲だが2人とは違い山本はいまいち印象に残らないまま来てしまった模様。
たまプラーザに山本博を名乗ってナンパしている偽物がいたり、ボクシングデビューをしたら秋山がプロレスデビューをしたと勘違いされるなどとにかく悲惨。
挙げ句の果てに母親からもエピソードが無いと言われていた。
「何〜?」などの困惑系ツッコミを持ち味とするが、逆にそれが覚えられない要因になっている模様。
太田博久(ジャングルポケットの斉藤とおたけじゃない方)
斉藤のキャラがとにかく濃い、嫁もモデルで美人、といった要因で薄くなってしまっておりそれでも先輩からはネタを書いているからいつか日の目を浴びると言われていたが気が付いたらもう一方の相方のおたけが全力でギャグをやり出しそのせいで3番手に落ちてしまった模様(サバンナの高橋からは共感されていた)。
スポーツリーダーの資格を取ったり餡子を食べまくったりしたがとにかく報われてないらしく、おたけからは「目をつける観点が悪いのか?」と述べられていた。
街角インタビューではロバート(恐らく山本)と混同されていた。
相方にはあるのにWikipediaに個別記事が存在しない人(おたけもだが)。
相田周二(三四郎の小宮じゃない方)
意外と小宮の顔も普通の顔らしいが若手の時の会議で小宮が目立つ方のキャラ(茶髪、メガネ、青ジャケット)を取ってしまい自身が小宮の逆のキャラ(黒髪、メガネなし、グレーのジャケット)を行った結果が現在の位置であるとのこと。
ファンが三四郎の似顔絵を描くとデフォルメ化されて自分ではなくなる、相方の小宮がピンの芸人と思われて小宮三四郎と呼ばれる(相田の扱いは小宮の横にいるアナウンサーらしい)などこちらもかなり扱いが悪い。
トリオの2番手3番手芸人
便宜上「○○じゃない方」と表記。前述の『イマイチ印象残らない芸人』に登場した山本と太田も3番手として参加(2番手は馬場とおたけ)。この企画では所謂1番手の「エース」も登場した。
都築拓紀と石橋遼大(四千頭身の後藤じゃない方)
この2人はボケ役である点が共通している。石橋はリーダーなのにほとんどネタに絡まないことも(現在はリーダーは後藤になったが)。
都築は後に洋服等が好きなお洒落なキャラクターでファッション雑誌の表紙を飾ったり、石橋もボディビルなどで知名度を上げたりと差別化を果たしている(寧ろ後藤の仕事が無くなり、住んでいたタワーマンションを引き払ったり愛車のアウディを売却するなど生活が苦しくなっている)。
菊田竜大と秋山寛貴(ハナコの岡部じゃない方)
上述の石橋と同様に、菊田はほとんどネタに絡まない。
『2021』のメンバー
下記の他、前述の『イマイチ印象残らない芸人』に登場した山添も参加。
河井ゆずる(アインシュタインの稲田じゃない方)
本人はじゃない方として認知されてるだけでも嬉しいのだが、やはり相方ばかりというのは悔しいものがある模様。
稲田が強烈なキャラクターをしてる為認知されてない節があり、スタッフから本人なのに気づかれなかったり、賞レースで優勝した際には優勝賞金を何に使うかのインタビューで、稲田の増毛の話で盛り上がってしまい、自身には一回も聞かれなかった。
CMが決まった際には稲田の方だけ注目して自身は青いドラム缶に扮装して出番は一瞬だけという酷い扱いだった。
アピールポイントは、場の空気を和らげるために見せる、登場時の満面の笑顔。
村上(マヂカルラブリーの野田じゃない方)
外見等キャラクター自体は濃い部類であるが、天津の向や、メイプル超合金の安藤なつと同様相方の野田のキャラクターが濃いために、じゃない方になってしまってる模様。
スタッフ等からは野田呼びされたり、1人だと局に入れない事が多々ある模様(野田と一緒だと入れる)。
メンズノンノのマッスル企画に明らかに野田のおまけで呼ばれたりしている(仕切りが出来る人がいないから呼ばれた疑惑がある模様)。
アピールポイントは、ツカミ時の野田に対する小さなリアクションで、会話しているように見せること。
これがあるとないとでは漫才かどうか違いがある模様。
こがけん(おいでやすこがの小田じゃない方)
M-1の影響でピン芸人であるにもかかわらず「じゃない方」に選ばれてしまった人(最も本人は「相方は小田以外考えられない」と述べてはいるが)。子供に(一応)相方の真似をされた時はショックを受けたらしい。
この回は「○○じゃない方じゃない方芸人」としてそれぞれの相方も出演した中で、小田だけは特に多忙だったとのことで欠席となり、こがけんは怒りをぶちまけていた(野田曰く弱怒り芸人)。
アピールポイントは、小田の叫びに対するリアクション。
渡辺隆(錦鯉の雅紀さんじゃない方)
小峠やハリウッドザコシショウのブレーンでもあり中々の実力者。本人も議員ともマネージャーとも刑事ともいわれる顔立ちしてVTuberとAV大好き…とキャラはそこそこ立つが、やはり相方のバカさ&スキンヘッドに白スーツの容姿の前では霞みがち。
「錦鯉・長谷川 他1名」と書かれたり、番組スタッフなどによく間違えられる(本人はこの際焦りのあまり「プレイヤーです」とトンチンカンな回答をしてしまった)。
アピールポイントは、雅紀さんとぶつからないように半歩下がること。
宮下兼史鷹(宮下草薙の草薙じゃない方)
兼史鷹は「けんしょう」と読む。弟の名前は「史久将(しぐま)」(ケンコバ曰くじゃない方の名前じゃない)。
クイズ番組で草薙の応援で呼ばれたが局の偉い人の息子と勘違いされて、スタッフから水を配られなかったらしい(草薙はその姿を不憫に思ったのかその後宮下に初めてスポーツドリンクを奢っている)。
アピールポイントは、草薙のマイナス思考な発言でお客さんが引かないように笑顔でいる事。
そもそも宮下は草薙の個性を目の当たりにして「じゃない方になる覚悟」でコンビを組んだため、冥利に尽きるともいえる。
前田裕太(ティモンディの高岸じゃない方)
高岸の強烈なキャラクターで名前を呼ばれない事が多々ある模様(森本稀哲からも名前を呼ばれなかった程)
イベントで子供にシールを渡した際には自身のところに並んだ子供が死んだ目をしている、和田アキ子の衣装の人に間違えられる、自身も野球の実力があるが、高岸が活躍するとカットされるなどじゃない方ならではの苦労が多い模様。
他の6人とは違い、アピールポイントは高岸のトークの補佐(前田曰く高岸は何も考えてないで場にいる為スイッチを入れてあげてる模様)。
トーク力はソロ番組などで活かされている。
じゃない方芸人の卒業生
中には当初「じゃない方芸人」だったが、後に相方以上の人気を得てその座から脱却した芸人達もいる。
若林正恭(オードリー)
2009年に「春日じゃない方」として登場。「オードリーの相方さんです」と営業で紹介されたり、ナイツ塙と一緒に立っていたら「ナイツのお二人でーす」と言われたり、長年一緒に仕事をしてきたマネージャーに気づいてもらえない、インタビューで自分が喋ったことが相方が喋ったように記事に書かれる、番組内で昔の写真が紹介された際一般人の友達(谷口くん)と間違えられて若林の方にモザイクがかかっていた、広告代理店の人に間違えられるなど、この企画に相応しいエピソードを語った。
アピールポイントはポケットのネッカーチーフ。コレがあると無いとでは広告代理店の人に間違われるかどうかが違うらしい。
しかし近年では「人見知り芸人」などでキャラが確立し、さらには司会者やCM出演など活躍の場が広がり、一時期は逆に春日が「オードリーの若林じゃない方」と呼ばれてしまうほどに立場が逆転しかけたこともあったが、現在では「ピンでもコンビでも価値のある芸人」として確立している。
そのため、2021年の当企画でも「じゃない方から脱却した芸人」として扱われた。
博多大吉(博多華丸・大吉)
2010年に「アタックチャンスじゃない方」として登場。「中学の時イケてないグループに属していた芸人」で「捕虜(バスケ部でほぼ補欠なのにずっと在籍していたため、他校の生徒から「何か弱味を握られているのだろう」と思われた事が由来)」や「焼却炉の魔術師」という強烈なあだ名をつけられたというエピソードがあったにもかかわらず、名前を言ってもらえない。また、スタジオに入ったらまず音声さんの周りをぐるぐる回ってピンマイクをもらいに行く。
元来は芸名通り九州を中心に活動している芸人であり、彼ら2人は飛行機利用で年間相当な往復数で東京・九州間を行き来しているので、JALのクラスJのようないい席が結構取りやすいのだが、時には片方がクラスJが確保できて、片方ができなかったりすることもあり、華丸がクラスJの席に座れないと周りの客が「逆じゃないの?」、「お前天狗か」といった不審な目で見てくるとのこと。
彼が注目してほしいポイントは華丸がアタックチャンスのモノマネをする際に一歩下がること。これによって上手側(大吉の方)のお客さんにアタックチャンスの拳が見えるようになる。
しかし近年では「大吉先生」などの公務員キャラが確立し、2016年の「好きな芸人ランキング」で単独で7位を獲得するなどじゃない方芸人を脱却。2017年の当企画では「じゃない方芸人の卒業生」として出演した。
関連タグ
内村プロデュース:いじってネタにするアメトーークとは逆に『番組内のルールによる実力主義で徹底して芸人を評価する』番組。この番組ではインパルス堤下が輝き、逆に相方の板倉は自慢の芸風が通じず苦戦していた。2024年の復活スペシャルでは野田が板倉と同じ様に苦戦していた。