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こんばんは、徳川家康です

こんばんはとくがわいえやすです

「こんばんは、徳川家康です」とは、2021年度NHK大河ドラマ『青天を衝け』の解説パートに登場する、徳川家康の挨拶である。
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概要編集

2021年度NHK大河ドラマ青天を衝け』では、解説パートに登場する江戸幕府初代将軍徳川家康(演:北大路欣也)が、登場時に「こんばんは、徳川家康です」と挨拶するのがお約束となっている(後述するように、回によっては若干変わる事もある)。


本作の家康は、第一話「栄一、目覚める」の冒頭、日本の成り立ちから、(前作のハイライトとなった)本能寺の変江戸幕府成立から衰退にいたる時代の趨勢を語り、主人公・渋沢栄一が生まれた激動の時代を俯瞰的に見る、所謂「狂言回し」として登場する。

史実でも渋沢は家康を尊敬しており、自身の著書「論語と算盤」にも家康を引用するくだりが多く、また脚本家の大森美香によると幕末という「家康が開いた江戸時代を俯瞰的に家康に語らせる」意図もあるという。


当初は番組冒頭に登場することが多かったが、徐々に物語の要所に登場することが多くなり、第十二話「栄一の旅立ち」では番組最終盤、幕府滅亡への道を示唆しつつ、新展開の幕開けを予告するものとなった。

大政奉還がなされた第二十三回では徳川慶喜の決断を複雑な顔をしながら聞き、ついに家康の出番も終了かと思われたが、その後も国の有事が続いているせいか、明治の時代になってからも以前ほどの頻度ではないものの引き続き登場している。


元ネタ?編集

実はこれ、本作で登用される前に大河どころかNHKとも全く関係ないよそ様の作品で出ていた

その作品とは、声優無法地帯で有名な『ビーストウォーズメタルス』。事実上の最終回にて、突如始まった物真似大会で「こんばんは、豊臣秀吉です」と似てるんだか似てないんだか分からない(メタルスダイノボット談)豊臣秀吉の物真似でオチを飾ったチータスが、番組最後のキャッチで「徳川家康やりまーす!こんばんは、徳川家康です」と妙に太い声で披露した。

ビーストウォーズは時系列的には現代より未来の物語(ただし舞台ははるか昔の地球)である為、そのせいで徳川家康に限ってはモノマネとして一応成立してしまっているという珍事が起きている。

豊臣秀吉じゃないじゃん!

ちなみにチータスを担当した高木渉は、後年真田丸小山田茂誠役で出演しており、当時を知るファンからは「大河にネタを持ってった」とネタにされた。さらに本作にも、物語後半の準レギュラーである玉乃世履役として出演している。


余談編集

6月26日放送の『ブラタモリ』「江戸城は日本の城の集大成!そして…」では同番組ナレーターの草彅剛が「江戸城に詳しい人を用意した」と発言すると、たちまち「こんばんは、徳川家康です」がSNS上を席巻、草彅剛が徳川慶喜を演じていることから「こんばんは、徳川慶喜です」という派生版が発生するのではないかと話題になった。

演じている北大路欣也は10年前の大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』でも徳川家康を演じていた。


初の休演編集

2021年5月9日放送の第十三話「栄一、京の都へ」にて、オープニングテーマのキャストロールで「徳川家康 北大路欣也」と表示されるタイミングで「五代才助(友厚) ディーン・フジオカ」と表示され、なおかつこの回には一切登場しなかったために、ファンの間に衝撃が走った。

制作統括の菓子浩チーフプロデューサーはこれについて「必ず毎週出演するわけではありません」と説明しており【出典】、実際番組後半に入ると数週に亘って出演のないパターンも散見されるようになった。

もっとも冷静に考えると、幕末を舞台としたドラマで徳川家康が出ないことに視聴者が騒然とするということ自体が、何か間違っている気がしなくもないが…。


後日談編集

翌5月16日放送の第十四話「栄一と運命の主君」にて「こんばんは、徳川家康です」の挨拶はそのままに明るい色の衣装に装いを改めて登場。視聴者を沸かせ、そして安心させた。


ちなみに、キャストロールでの家康は原則として、所謂「トメグループ」のトップ(※)を定位置としているのだが、小林薫(渋沢市郎右衛門役)や中村芝翫岩崎弥太郎役)など、それまでトメ(※)を担っていた面々が軒並み退場していった第三十八話以降は、これに代わってトメが家康の定位置となった。


(※ 「トメグループ」はキャストロール終盤の、劇団・プロダクション名とメインスタッフとの間に表示される面々を指す用語で、中でもその最後に名前が出てくるのが「トメ」である。基本的にトメにはその放送回の助演の中で最も大物の俳優が配されるが、一方で作中の立ち位置などが考慮される場合も多く、北大路の場合出演陣の中では最も大物ではあるが、物語に直接的に絡む役どころではない事から、同様にベテラン俳優が配される事の多いトメグループのトップという位置で落ち着いたものと見られる。余談にはなるが「大トメ」とはその年の大河ドラマの助演での最重要人物が担うとされていて、青天を衝けでは栄一の父である渋沢市郎右衛門役の小林がクレジットされていた)


黒衣達の正体編集

2021年8月15日付け朝日新聞デジタル「「青天を衝け」 家康の後ろで動く黒衣は何者なのか」という特集記事にて、パントマイムの動きをベースに舞台作品を演出する小野寺修二氏主宰の「カンパニーデラシネラ」のメンバーらが演じていると明かされた。

また、ドラマ担当者の話として「黒衣はいわば、家康の心、もしくは分身のようなものかもしれません」というコメントが掲載されている。


次作大河「鎌倉殿の13人」にて編集

なんと、この大河最終回「報いの時」のアバンタイトルで、さらに次作である大河ドラマ・「どうする家康」の主人公である徳川家康がまさかの参戦(しかも演者も「どうする家康」で主演を務める松本潤である)。若かりし頃の彼がこの「鎌倉殿の13人」の舞台の歴史書である「吾妻鏡」を愛読しているシーンが描かれた。これにより、Twitter上ではまた「こんばんは、徳川家康です」と言われることになった。

また、この作品に出たことにより、家康はなんと前年度の戦国時代を舞台とした大河「麒麟がくる」からその2作次の「どうする家康」まで4作品連続で大河に出ていることになった。しかもその間には幕末鎌倉時代という、本来なら家康なんて絶対に出てこないはずの時代が入っている。再来年の平安時代を描いた光る君へにも出るんじゃないだろうなと思われていたが、流石に出なかった。また、87年(独眼竜政宗/津川雅彦)、88年(武田信玄/中村橋之助(現八代目芝翫))、89年(春日局/丹波哲郎)と3年連続出演という自身の記録(?)を見事更新している。

ちなみに家康は史実でも「吾妻鏡」を愛読している。



話数別セリフリスト編集

話数セリフ
1こんばんは、徳川家康です
2こんばんは、徳川家康です
3こんばんは、徳川家康です
4こんばんは、徳川家康です
5徳川家康です。今日も出てきましたよ
6こんばんは、徳川家康です
7こんばんは、徳川家康です
8懐かしい、井伊の赤備えだ
9こんばんは、徳川家康です
10こんばんは、徳川家康です
11こんばんは、徳川家康です
12さあ、血洗島編はここまでだ
13※休み
14こんばんは、徳川家康です
15こんばんは、徳川家康です
16※休み(その代わりとして、平岡円四郎が徳川慶喜を「東照大権現の再来」と評する)
17こんばんは。先週はお休みをして失礼しました
18こんばんは、徳川家康です
19こんばんは、徳川家康です
20こんばんは、徳川家康です
21さあ、いよいよ慶応3年だ
22※本編登場なし(次回予告終盤で「徳川を殺したのです」との作中人物の台詞にかぶる形で、神妙な面持ちの家康のカットが流れる)
23大政奉還を告げる慶喜を無言で見守るが、最後に落胆したような表情を浮かべる
24※休み(その代わりとして、栄一が「東照大権現様に何と申し開きなされるおつもりか!」と一喝するシーンがある)
25こんばんは。徳川家康です
26こんばんは。徳川家康です
27こんばんは。徳川家康です
28※休み(その代わりとして、徳川慶喜が「東照神君は偉大であった」と語り始める)
29こんばんは。徳川家康です
30タブレット端末で一部始終を見ながら「ああ、駄目だ駄目だ。それじゃ何も変わらん…。」とダメ出しした後、放送が始まっているのに気付いて「あ、失礼。こんばんは、徳川家康です。」と挨拶する
31※休み
32※休み
33※休み
34こんばんは。徳川家康です。お久しぶりですな
35※休み
36※休み
37※休み
38こんばんは。徳川家康です
39こんばんは。さて新世紀だ
40さて、慶喜よ。よくぞ生き抜いてくれた
41こんばんは。徳川家康です

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関連タグ編集

NHK 大河ドラマ 青天を衝け 徳川家康 北大路欣也


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