概要
CV:与座重理久
ウルトラセブンにソックリな謎の光の巨人。しかし全身がものすごく筋肉ムキムキで、おまけに目つきも鋭い。
身長40m、体重3万5千tとサイズ自体はウルトラセブンと変わらず、等身大で戦う事も可能。
DEUSの隊員、ジンがウルトラアイを付けることで変身する(つまり、ジンはモロボシ・ダンのように巨人が直接変身した姿ではなく、ハヤタ隊員のような地球人との融合体である)。
その正体はグラキエスによる異世界への侵略を止めるべくやってきたウルトラセブン本人であるが、一体化時に何か不具合が起きたのかセブン自身の意識は表に出られなくなってしまい、ジンも記憶喪失になった事で、本来の力を発揮できない状態にあった。
掛け声はこれまでのセブンのような「デュワ!」と言ったおなじみのものではなく、「タァ!」や「ハァ!」など人間に近い掛け声を発するのが特徴(偶に「シャッ!」などそれっぽい掛け声も発する)。回によっては掛け声を全く発しない事も…。
能力
エメリウム光線
額から放つ緑の光線。ペジネラやヒュプナスを葬り去るなど決まり手として使用される事が多い。
アイスラッガー
頭から放つ宇宙ブーメラン。一撃でガルキメスやマーキンド星人を倒すほどの威力を持つが、切れ味は鈍い。回転させることでバドリュードの光線を切り裂いた。
ペジネラに受け止められた際には蹴りで捩じ込んでいた。
ワイドショット
腕をL字に組んで放つ強力な青色破壊光線。地上から撃って、宇宙にいた大型の宇宙船を簡単に破壊するほどの威力と射程がある。
ボーダ星人との戦いでは相手をズズズと押し飛ばして壁に叩きつけるほどの威力を有していた。
余談
その筋肉質な見た目からか、ヒーローショーではセブンの強化形態扱いされる事もある。
とあるヒーローショーにて、同じく「X」を冠するウルトラ戦士であるウルトラマンエックスとの共闘が描かれたことがある。その際にエックスとウルトラセブンが自らを強化したとき、エックスがエクシードXに強化変身したのに対し、セブンがこの姿=セブンXの姿となった。
また、ウルトラマンフェスティバル2017のバトルステージにおいても、観客からの声援を受けたゼロ、ジード、セブンの3名が強化形態に変身して敵を倒すという演出が取られた際に、セブンはこのセブンXの姿になった(しかも、この際『ULTRASEVEN X』の主題歌である「Another Day Comes」がバックに流れるなど、この年のステージの主役であるはずのジードの存在を完全に食ってしまっていた)
前述したように本来の力を発揮できない時の姿であるため、本末転倒ではないかという見方もあるが、「弱体化した力を補うために自身を強化した」と解釈するファンもおり、これなら強化形態と見ても一応辻褄が合う…かもしれない。
また、確かにジンの意識の時は弱体化していたが、最終決戦にてセブンの意識が覚醒した後はそれまで手も足も出なかった敵を文字通り瞬殺しており、この姿そのものは弱体化の結果ではないと見るべきだろう。
関連項目
ウルトラマンネクサス、ウルトラマンX、ウルトラマンオーブ、グリッドマン:諸事情で弱体化、または本来の力を失っていた人達。