曖昧さ回避
概要
CV/矢田耕司(第3期)、松野太紀(第4期)、草尾毅(6期)
初出は『妖怪大統領』(アニメ第1期第53話)。アメリカ出身の蝙蝠の翼を生やした大猫の西洋妖怪。
ちなみに悪魔くんに登場する12使徒の1人であるこうもり猫とは全くの別人で、普段は角が付いた変な帽子を被った中年男性の姿に化けて行動している。
物語が始まる1年前、アメリカで行われた大統領選挙においてバックベアードに敗れてしまい(アニメの描写によれば彼の得票は自分で入れた1票のみ)、国外追放処分された為に日本へと亡命。
今度は(そもそも日本とアメリカでは制度そのものが違うのだが)日本の妖怪大統領として君臨しようと目論み、本来あの世で死人たちの罪の重さを量る役目を持つ葬頭河婆と手を組んで自身の目的の妨げとなる鬼太郎親子を始末しようと暗躍する。
なお、アニメでは日本の大統領になった暁には自分が日本へと亡命するきっかけを作ったベアードに報復しようと目論んでいた模様。
悪魔くんに登場したこうもり猫とは違って対象に吸血象の幻影を見せたり、妖怪催眠術を使って敵を操るなどの妖術を使う強豪妖怪だが、最後は利用しようとしていた玉手箱の老化作用のある煙を吸ってしまい一気に老化が進んでミイラと化して絶命した。
第4期ではベアード配下の四天王の一角として登場。こちらでは自身の命をベアードに預けている為不死身という設定となっており、体内に多数飼っている吸血小妖怪ウーストレルの他、ポルターガイストを格納しており、四天王の初戦の相手として鬼太郎たちと対決する。
ウーストレルたちやポルターガイストを使役して鬼太郎の妖気を全て奪い取り干からびさせて勝利を収める等、今まで登場してきた日本の妖怪たちとの格の違いを視聴者に見せ付けたが、第99話においてグルマルキンたちと共にぬらりひょんの魔鏡で妖気を全て吸い尽くされ消滅するという最期を迎えた。
6期ではハロウィン回に当たる79話に登場。バックベアード復活のために必要な人間の生血を集める為に来日した………。
のだが強敵ぞろいの西洋妖怪たちの中では下っ端の存在でベアードはおろか他の幹部たちからも全く相手にされておらず(名前すら憶えられていない)、戦闘能力も極めて低い。
ただしそこは腐っても西洋妖怪。実は応援されたり褒められたりすると気分が高揚し、調子に乗って思わぬ潜在能力を発揮して普段からは想像もつかない程に強くなる強敵だったりする。
一度はねずみ男を騙して生血を集めようとするが、逆に騙されてしまい、落胆して街を彷徨っていた時に偶然ハロウィンの仮想ショーに紛れ込んだ際に、観客たちの声援を受けて気分が高揚して暴れ回り、駆けつけた鬼太郎も一度は追い詰められるが、ハロウィン終了と同時に観客たちが帰ってしまい、その事に落胆し意気消沈して力が弱まった所にリモコン下駄を受け今までの強敵っぷりが嘘のように一発KO。
鬼太郎に降参して大人しく故郷へと帰っていった………。
が、実はコウモリ猫の騒動の裏で密かに日本へと再来日していたカミーラが既にベアード復活のために十分な生血を集めており、物語の終了後、最強最悪の独裁者の復活を予感させる終わり方を迎えている。
異聞妖怪奇譚においてはドラキュラ率いる西洋妖怪軍団の一員として登場。
仲間から「いよ!大統領」と茶化されて「いゃ~それはよしてくれよ」と言いながらも満更でもない様子を見せる等、結構お調子者の一面を持つ。
なお、劇中のセリフから如何やら原作と同様にアメリカでの大統領選挙に落選して日本へと亡命後、懲りずに今度は日本の大統領になろうと画策したが鬼太郎たちに追い返されたらしい。
ちなみに猫娘から盛大に日本とアメリカでは制度そのものが違うのに性懲りもなく日本の大統領になりに来たのかと突っ込まれて言い返す事が出来ずに癇癪を起すシーンが存在する。
妖怪催眠術や幻覚を駆使して襲い掛かって来るが、大して強くない。しかし今回はとある方法を使って幻影を実体化させ、それを遠隔操作して使役する新たなる妖術を身に付け鬼太郎たちを迎え撃つ。
幻のコウモリ猫
異聞妖怪奇譚に登場する敵ユニットの一種。
コウモリ猫が幻術によって作り出した幻の分身体。
所詮ただの幻影なのだが、人間から奪った魂を使って実体化しており、本物と同様に攻撃力を持っている為、注意が必要。
幻のこうもり猫エース
異聞妖怪奇譚に登場する敵ユニットの一種。
“エース”の名を冠している事からも分かるように幻のこうもり猫の上位種で、こうもり猫が特に念入りに作成した個体で、普通の幻のこうもり猫も性能が高くなっている。
関連項目
元興寺→日本における妖怪大統領。