概要
『ウルトラ兄弟物語』の長編「特攻!ウルトラ戦士編」「ウルトラ最後の決戦編」の大ボス。
宇宙の悪魔と呼ばれる極悪宇宙人で、サタン軍団という組織の首魁。人造惑星「サタン星」を根城にしている。
バルタン軍やウルトラ族との決闘を望む銀河チャンピオンのファイティングジャック、ジャッカル軍団の生き残りであるジャッカーを抱き込んでおり、同じ顔を持つ戦闘員を配下に持つ。
またデビルプリンスという顔がそっくりな息子がいる。
知略にたけた策略家であるが、部下の失敗は絶対に許さない暴君であり、のちに部下の反逆に繋がった。
活躍
宇宙中にその悪名を轟かせる中、ある日突然光の国に全宇宙平和会議を開催し、和平を申し入れる。
だがこの会議はサタンキングの罠で、他の宇宙人には普通の宇宙船で来るよう通達した中、光の国には宇宙戦艦で来るよう指示し、宇宙戦艦ウルトラ・バトルシップでやって来たウルトラの父、ウルトラマンタロウ、ウルトラマンキングを彼らが戦艦でやって来たことを根拠に会議に参加した宇宙人たちを扇動してウルトラ戦士たちを危険で邪悪な種族と見なして排除することを提言。結果タロウは辛くも脱出できたが、ウルトラの父とウルトラマンキングは行方不明に。そしてゾフィーもタロウから事情は聞いたもののプラズマスパーク軌道修正ポイント改良工事を優先し、反撃を延期してしまう。
この判断によって全面反撃に出られないウルトラ族たちは全宇宙からの総攻撃を受けることとなり、ウルトラ兄弟たちは散り散りになってしまう。
その後も反撃の手を緩めずに全宇宙人に星人番号制度の導入やウルトラ族への風当たりの悪さをいいことに自分達の悪行をウルトラマンたちの仕業に見せかけるなど好き放題暴れまわり、ついにウルトラの母を捕獲。処刑を回避せんとやってきたゾフィーたちウルトラ戦士たちにウルトラの母を人質に攻撃をやめさせようとしたが、軍団に紛れていたウルトラセブンによって母を助け出されてしまう。
そのまま自信の本拠地「デビル星」に乗り込んできたウルトラ戦士たちを星の内部に幽閉し、地球にぶつけることで双方を亡き者にしようとしたが、決死のウルトラサインで危機を知らされた地球防衛軍の一斉攻撃と内部からの攻撃でデビル星は崩壊。
だが「完全な死」の証拠を掴めなかったことを焦ったサタンキングは、軍団に抱き込んでいたバルタン星人の軍団と協力し死体があるかどうかを確かめさせる。
バルタン軍はウルトラ戦士を探すべく地球で虐殺を行い、地球人たちを見捨てられなかったウルトラの母の登場を皮切りに次々と地球人に紛れて身を隠していたウルトラ戦士たちが現れ大混乱になるが、駆けつけたウルトラマンレオとアストラによってバルタン・サタン両軍は退けられる。バルタンに洗脳されていたウルトラマンジャック、ウルトラマンエース、ウルトラマンタロウの3人によってウルトラ戦士たちは捕らえられ一件落着…と思いきや、死体を確認させ(てさっさと楽になり)たいサタン軍とウルトラ戦士への恨みを晴らすべく洗脳して戦力にしたいバルタン軍で仲間割れが勃発。その隙にレオとアストラが脱出し、他の兄弟を連れ出したが、バルタン軍はジャック、エース、タロウを差し向け、ウルトラ兄弟同士の殺し合いを行わせる。
だが心ある地球防衛軍隊長の特攻によってバルタン軍首領のキング・バルタンがダメージをおい、アイスラッガーの攻撃で倒される。
バルタン軍も仲間たちを探して銀河を放浪していたウルトラ戦士たちの総攻撃を受けて壊滅し、キングバルタンの悪あがきにより力尽きたジャックたちもウルトラの父とウルトラマンキングによって蘇生した。こうしてウルトラ軍団は再結集し、彼らが奪還したウルトラ・バトルシップによる総攻撃を新たな拠点「新デビル星」に受ける。
折しも扱いの悪さに耐えきれなくなった戦闘員たちが暴動を起こし、さらにはサタン軍が雇っていた銀河チャンピオン「ファイティングジャック」が裏切り、彼の告発によって宇宙中にウルトラ戦士たちの無実が証明され、今度は自分達が全宇宙からの攻撃を受けることになる。
追い詰められたスペースサタンキングはデビルプリンスと融合して巨大化、さらに400mを超える巨体の醜悪な怪物へと変貌。完全に新デビル星と融合し、ウルトラ戦士たちを飲み込んでしまう。
だがウルトラ軍団全員が限界を越えて放った最終技「ウルトラ超破壊全身発光」によって断末魔の悲鳴をあげながら爆散。ゾフィーたちも無事に脱出し、銀河には平和が戻った。
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