「いや～、あるよ！おさんどんに洗濯、お風呂の支度と食料の買出しと…」
「これさ、女の仕事っていうんじゃなくてさ、人間が生きていくうえで、もっとも大事なことなんだよ！」
CV:こおろぎさとみ
概要
中央ヨーロッパのラゲーンで暮らしていた、戦争孤児である９歳の少女。
ラゲーンがベスパによって空襲を受けて家族を全て喪い、たったひとり焼け出されてリガ・ミリティアに救出される。
この時から、同じラゲーンの戦災孤児であるオデロ・ヘンリークとウォレン・トレイスの妹分として、リガ・ミリティアのカミオン隊に同行することになった。
活発で面倒見の良い女の子で、戦場では常にオデロとウォレンと一緒に三人で行動をしていた。
戦災時のトラウマで、ゾロの空中浮揚装置ビームローターの音に酷く怯えて夜泣きをしたり、爆撃中に恐怖心から木にしがみついて動けなくなったりとPTSDを発症していたが、いつしかそれも克服したかのようで、カサレリアで出会ったシャクティ・カリンを姉のように慕い、彼女と二人でカミオン隊やホワイトアーク隊の炊事洗濯等の雑用仕事をしたり、戦災孤児の赤ん坊であるカルルマン・ドゥカートゥスの世話に励んでいた。
劇中での活躍
普通の少女だが、カミオン隊をザンスカール帝国のMSが襲撃した時にはワッパに乗ってオデロやウォレンの対空砲撃のサポートをしたり、カサレリアに侵入してきたベスパのパイロットを数匹のヒツジで追い払うなど機転が利く。
ワッパでウッソ・エヴィンとオデロ達がカサレリアの付近を移動中にドゥカー・イクが率いるガッダール隊の戦闘バイク集団に囲まれた時には、ウォレンが「緊張すると熱が出る体質」を利用して「病人を移送中の民間人のフリをして見逃してもらう作戦」を立て、スージィがハンカチを唾で濡らして「熱冷まし」として彼の額に当ててやり（ウォレンは本気で嫌がっていた）、無事にドゥカー達を騙してやり過ごした。
第11話では、ベチエンの旧飛行場でウッソとオデロの殴り合いの喧嘩を見た事が引き金となりPTSDを発症しパニック状態に陥って地面にヤナギランの種を植え続けていたシャクティを、オデロとウォレンと一緒にワッパに乗ってビームと銃弾が飛び交う戦場を潜り抜けて救出する。
この時に、ルペ・シノが率いるトムリアット部隊とドゥカー・イクが率いるガッダール隊のガリクソンと戦闘バイク甲乙に対して、全く敵わずに一方的に撃墜されて行く地球連邦軍所属のジェムズガン部隊を見て 「やられるのを待っているみたい！」 と辛辣に評していた。
ザンスカール帝国のラゲーン基地司令官ファラ・グリフォン中佐が「ラゲーンの空襲で亡くなった姉」に似ていたらしく、第12話の旧バルセロナ市内のエピソードでは気晴らしに私用で外出していたファラと港町のパブで出会い、彼女からチョコレートパフェを奢られたりと束の間ではあるが心を通わせた。
だが、第13話のジブラルタルで再会したファラがベスパの軍人であり、ラゲーンを空襲して伯爵をギロチンにかけた張本人であるという正体を知ってしまい、複雑な気持ちになって涙を流していた。
ファラにしてみても本心ではスージィに限らず、ベスパの無差別攻撃によって何の罪もない子供達までをも戦禍に巻き込んでしまっている事実に深い罪悪感を感じており、贖罪の気持ちが強かった。
アーティ・ジブラルタルで『宇宙引越公社（PCST）』のシャトルに密航したオデロとウォレンに置いてきぼりにされた際は、シャクティとカルル、そして犬のフランダースと共に３人と１匹でリーンホースに密航して宇宙に行った。
この時には艦内のロッカーから宇宙服（ノーマルスーツ）を取り出すなど用意周到な一面も見せた。
しかし、カイラスギリー艦隊との戦闘でリーンホースが被弾した際に空いた穴から宇宙空間に吸い出されてしまい、３人と１匹で宇宙を漂流することになってしまう。
その後はベスパの哨戒艇シノーペに救助され、カイラスギリーに送られるが、シャクティの「女王マリア・ピァ・アーモニアの娘」という素性が判明した後は彼女と一緒にザンスカール本国であるサイド2のアメリアコロニーに移送され、束の間の裕福な時間を過ごした。
第23話で偶然にもコロニーに侵入していたオデロ達と再会し、緊張の糸が切れたスージィは感激のあまりにその場で泣き崩れるのだった。
第27話でアメリアコロニーで行われていた式典でのギロチンによる公開処刑をリガ・ミリティアのMS隊が襲撃した際のドサクサに紛れて、スージィとシャクティ達３人と１匹はオデロ達に救助されてリーンホースJr.へと合流する。
その後はホワイトアーク隊の雑用係となり、縁の下の力持ちとしてオデロ達を支えて活躍する。
姉のように慕うシャクティからは、炊事洗濯や掃除といった生活に必要な事を一通り学んでおり、太陽電池衛星ハイランドの子供たちともすぐに打ち解けて、いつしかホワイトアーク隊のムードメーカーとなっていた。
戦後は、ウッソとシャクティが暮らすカサレリアに移住し、エピローグではホワイトアーク隊やハイランドの家族達と一緒に、皆で和気藹々とカサレリアで暮らしている様子が描かれている。
関連イラスト
関連タグ
カルルマン・ドゥカートゥス（中の人が同じ）
