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データ編集

CVてらそままさき
兵種アガスティア

概要編集

闇に蠢く者」と呼ばれる集団の祭司にして最高位の導師。ソロンクロニエなどの部下や、時にはフォドラに住む者たちを利用し、各地で暗躍している。

ある理由からセイロス聖教会を憎んでいるようで、作中でもそのお膝元のガルグ=マク大修道院の裏でとある計画の数々を実行しており、同じく教団と対する立場にある炎帝にも一部の計画へと協力させているが、炎帝本人からは敵愾心を隠さず向けられ警戒されている。

他の闇に蠢く者と違わず紫がかった肌を持ち、さらに常に白目で、その様相からも不気味で底知れない印象を持つ。闇に蠢く者の文様をかたどったピアスをつけている。



関連タグ編集

ファイアーエムブレム ファイアーエムブレム風花雪月


バジーリオゼロット:FEの中の人繋がり



















その正体と目的編集

ストーリーの中でその事実が発覚するが、部下のソロンがトマシュに、クロニエがモニカに化けていたように、タレスも闇に蠢く者が持っている技術を使って、帝国の摂政アランデル公エーデルガルトディミトリの生母で継母であるアンゼルマの兄)の姿に扮している。

アドラステア帝国内の一貴族であったアランデル公は作中で、「毎年セイロス教団に寄進する敬虔な信徒だったが今は寄進が途絶えている」「公明正大な人物であったが現在では領地で悪政をしている」などと、かつての人物像からの変貌が所々で語られていたのだが、それもそのはず。

本編以前のどこかの時期で本物のアランデル公はすでに殺されていて、タレスは今現在に至るまで彼にそっくりそのまま成り代わって、次期皇帝の外戚という地位を利用し、帝国を中心に多くの暗躍計画を行っていたのだ。

皇位継承者であり、炎帝の正体でもあるエーデルガルトは、従者のヒューベルトとともに彼の成り代わりには気づいているが、前述と後述のとおり彼ら闇に蠢く者の存在を敵視し警戒しているため、情報を安易に漏らさないためにあえて「伯父様」と呼び扱っている模様である。


闇に蠢く者は他者からの呼び方から出来た呼称であり、彼らは彼ら自身のことを「アガルタの民」と呼ぶ。

遥か昔、遠い場所からやってきた存在であるソティスは、自らを人に似た姿に造り替えると、生み出した眷属たちとともに、その地に住んでいた人々に知恵や力を与えるが、文明を得た人々はやがてそれらに溺れ彼女に反旗を翻した。その戦いにより地上は焦土と化し、人々の大半は死滅したが、その生き残りは地下に逃れ、その末裔が今も闇に蠢く者として生き延びているという。

そういった経緯からか、ソティスやその眷属たちナバテア、さらには自分たちに代わって地上に住むようになったフォドラの人々、ソティスの力を引き継ぐ主人公などを憎み、ナバテア側の作り出したものの破壊と自分たちの復権を目的としているようである。

ただし、作中ではナバテア側のレアの口からしか彼らの過去のことは詳述されず、アガルタ側からの明確な説明はほとんどないため、真相のほどは不明である。


地下に潜った闇に蠢く者は、過去から現在に至るまでフォドラの様々なところで暗躍していた。

帝国が建国される以前の昔には、盗賊の頭領であったネメシスを唆し、ソティスの聖墓へと手引きしその亡骸を盗ませ、遺骨と心臓から天帝の剣と紋章石を製造、血から炎の紋章を生み出した。さらにネメシスはソティスの眷属たちをも虐殺し、ネメシスの奪ったそれらの亡骸から今度は英雄の遺産を製造した。だが、その後の帝国建国とともに起こった英雄戦争で、ネメシスが眷属の生き残りであったセイロスことレアに討たれることになり、彼らのこの時代での企みは失敗した。


それでも彼らは暗躍の手を緩めることなく活動し続けたようで、フォドラ内の各地で起こった内紛や、帝国からのファーガス神聖王国レスター諸侯同盟の分裂にすらも、裏で彼らが関わっていた可能性が示唆されている。

本編の数年前には、同盟貴族コーデリア家に入り込むと、リシテアら家の人間たちを使って紋章を2つ宿させるという非人道的な実験を行い、その結果としてリシテア以外の人間は死亡し、リシテアも力は得るが短命の身となってしまう。

さらに帝国の宰相一派が主導する七貴族の変にも加担し、皇帝イオニアス9世を幽閉した後に彼の子どもたちで同じ実験を行い、数多の犠牲の果てに、元からあったセイロスの紋章に加え炎の紋章をも宿した、タレス曰く最高傑作である「炎帝」エーデルガルトを作り出す。

エーデルガルトは政変の当初、帝都を追放された母を追う形でアランデル公とともに王国へと亡命したが、恐らくその亡命先でアランデル公はタレスに成り代わられ、エーデルガルトも帝国に連れ戻されたのだろう。

この事件以降エーデルガルトは、このような凄惨な状況を生み出す紋章至上主義の社会、そしてそれを継続させている貴族とセイロス教団を変革するという目的を持つようになり、その準備を進めることになるが、タレスたちに帝国を掌握されている今の自分では力が足りず、ヒューベルトの助言もあって渋々ながらも、自分をこのようにした彼らに最高傑作として利用されつつも利用し返しながら、フォドラの改革を目指すようになる。


このように、新しい皇帝となったエーデルガルト率いる帝国は、表面上は闇に蠢く者と協力関係にあるように見えるが、水面下ではその目的も異なるゆえ敵対しているため、他の章だけでなく紅花の章でも、エーデルガルトの手によってタレスら闇に蠢く者は討伐されることになる。

翠風の章や銀雪の章でも、メリセウスに打ち込まれた光の杭から闇に蠢く者の本拠を突き止めたヒューベルトが、主人公たちにエーデルガルトが倒された場合でも、主人公たちが自分たちに代わって彼らを始末できるように書簡を残しておくことからも、こういった帝国と闇に蠢く者の対立した関係性が分かる。


各章における動き編集

紅花の章では、表向きのアランデル公の姿でのみ登場し、教団との戦いが続く本編の中では明確に敵対はしないが、アリアンロッド戦で闇に蠢く者の一員であるコルネリアを謀殺した際に報復として光の杭を打っていたり、エーデルガルトやヒューベルトたちとの会話から、戦後での確実な対立が示唆されている。

そして実際、紅花でのエピローグの数々にて、帝国と闇に蠢く者の本拠地シャンバラでの戦いが語られ、その討伐によりフォドラに真の平和が訪れたことが記されている。


翠風の章と銀雪の章では、ヒューベルトの手紙により導かれたシャンバラの最深部で、タレスとして待ち構える。

このときのクラスは専用職である「アガスティア」。使用魔法は必殺の高い「デスΓ」とタレス専用の「メガクエイクΣ」。このメガクエイクΣは威力も高いうえ範囲はマップ全域を占め、前振りなしで飛行兵を覗いたプレイヤー軍全員に必中で大ダメージを与えてくる典型的な初見殺しであり、魔防の低い味方や弱った味方を容赦なく葬られる。その為、鉄壁の備えや祝福付与等で味方が耐えられるようにサポートしたり、メガクエイクΣを使われる前に倒してしまったほうがいいだろう。過去作の使用者ドーマと異なり使用回数が1回なのが幸いか。というより、何度も撃てるドーラΔのような魔法や魔法使用回数×〇〇のスキル、バックアップの武器も持っていない、という大ボスらしからぬ致命的欠点があり、メガクエイクΣとデスΓ(4回)と計略を凌ぐと、最早友軍を傷つけられず、ボスチクによる経験値の餌と成り果ててしまう(最もストーリーとしても終盤も終盤なのでボスチクする意味もほぼないが)。

倒されると、最期の力で切り札である光の杭を発動し、自軍を道連れにしようとするもレアが身を挺して迎撃したことで失敗に終わり、自身はがれきの下敷きになっり死亡した。

しかし、迎撃の際に光の杭を至近距離で受けてしまったことでレアは瀕死の重傷を負ってしまい、銀雪ではこの傷がもとでレアは己の力を制御できなくなり、白きものとなり暴走。翠風ではシャンバラで封印されていた邪王ネメシスが光の杭の余波で目覚め、十傑や闇に蠢く者の残党を引き連れてガルク=マクに進軍を始めるという、どちらの章もフォドラに滅亡の危機が起こってしまう。

が、主人公たちの活躍によりその危機も回避され、他の章同様、闇に蠢く者の残党も討伐されることになる。


蒼月の章では、再起したディミトリが後顧の憂いを断つため王都フェルディアを奪還した直後に、表の顔であるアランデル公として同盟を滅ぼすべくデアドラに攻め込み、クロードからの救援要請を受けた王国軍と対峙する。このときのクラスは最上級職「ダークナイト」。ステータス以外に特別な側面は持たない状態である。倒されるとディミトリの問いかけに対して何も語らず、後に訪れるであろう戦いを予言し死んでしまう。ここで頭目が倒れたことにより、蒼月では闇に蠢く者についてはほとんど何もわからないままとなる。

直後にヒューベルトは、タレスの件を「不幸中の幸い」と語るが、これにより闇に蠢く者の戦力をあてにできなくなったエーデルガルトは、帝都アンヴァルにおける最終戦にて自らを魔物化せざるを得なくなってしまった。

そして、上記のとおりこの章では闇に蠢く者に関しての情報が少ないまま終戦を迎えるため、一部のエピローグでは他の章と異なり「闇に蠢く者たちが凶行に及んだ」という記述の「凶行」の部分が「大凶行」に変わっている。

とはいえその大凶行にも対応した旨が記されているため、タレス含む闇に蠢く者はどの章でも討滅する運命にあるようだ。



無双 風花雪月編集

本作では、赤焔の章と青燐の章で主に登場し、いずれもラスボスとして敵対する。

また、詳しい理由は不明のままだが、本作の主人公であるシェズの姿を見て驚く様子を見せている。


赤焔の章では、序章でアランデル公の姿で登場。クロニエがモニカへの擬態に失敗し、ソロンが正体を暴かれて逃走するなど部下の失態が続く中、自身もまた、序盤の展開で闇に蠢く者と手を切る転機を得られたエーデルガルトたちの襲撃を受ける。

六大貴族のうちベルグリーズ伯ヘヴリング伯がエーデルガルト側に付き、手を結んでいた宰相のエーギル公が捕縛されたことで徐々に追い詰められていき、とうとうタレスとしての正体を明かした後、帝都から姿を消した。

その後2部では、軟禁されていた帝都から逃亡したエーギル公に、クロニエなどの部下を派遣、魔道兵器ヴィスカムも提供し、メリセウス要塞を占拠させた。帝都を狙うと見せかけエーデルガルトらを包囲して倒そうという算段であったが、エーギル公は倒されあえなく失敗。

そして最終章で再登場し、ガルク=マクへの侵攻を始め、同時期にアリルの裏道から奇襲を試みたレアら中央教会や、それに気づきヴァーリ伯の救援に向かった帝国と対峙した。ガルク=マクに侵攻を仕掛けた詳しい目的は不明だが、引き連れていたミュソンの発言を要約するに、聖墓の場所を暴き、そこに隠されている紋章石を強奪しに向かった可能性が高い。

ガルク=マク大広間での一度目の戦闘では撤退されるも、レアが白きものの姿を保てなくなるほど追い詰められたタイミングで大聖堂に再び現れ、三つ巴の戦いに発展する。

最終的に、大聖堂を魔道で帝国軍もろとも木っ端微塵にしようとするが、それを許さないレアの剣と相打ちになり、魔道が暴発。レアともども至近距離で爆発に巻き込まれ生死不明となる。なお、2人とも常人の存在ではないことは知られているが、強い閃光を放つほどの爆発であった上、彼らがいた地点の橋が崩落してしまったこともあり、エーデルガルトやシェズは倒したものと判断した。


青燐の章では、1部の終盤の帝国と王国によるアリアンロッドでの戦闘において、ディミトリがエーデルガルトを追い詰めた時に突如として割って入る。

エーデルガルトは、最初はタレスが王国に与したと推測したが、ディミトリの反応から察し「ディミトリが父親の仇と手を組むはずがない」と呟きながら、タレスに挑みかかり、父の仇と聞いたディミトリも彼女と一時共闘する。

しかしタレスは、ディミトリの隙を掻い潜り、エーデルガルトの背後に転移、紋章石に似た物体を彼女に放ち、彼女を強制的に覇骸化、その意識すらも奪い見境のない破壊活動を行わせる。これにより、ディミトリは全治約半年程の重傷を負い、エーデルガルトは覇骸化の影響で記憶も封じられてしまい、彼の傀儡と化してしまう。

その後はエーギル公を摂政として返り咲かせ、自身はそれを影で牛耳ることで、以前のように再び実質的に帝国を支配することに成功。とはいえ、覇骸化については周囲には言及せず、「アリアンロッドでの戦闘で言葉が満足に話せない程の傷を負った(要約)」と誤魔化した。また、術の影響で記憶を失っているからか、元の姿でもエーデルガルトに伯父様と呼ばれている。

以降、帝国の情勢は今までとは大きく変わり、ヒューベルトを始めとしたエーデルガルトに近しかった帝国の要将らが消息不明となり、代わりにメトジェイを始めとした盗賊上がりの者たちや犠牲を鑑みない貴族の領主たちが多く登用され、必要のない略奪や村々への遊び感覚での襲撃が増えてしまった。

それ故か、帝国軍から離反する兵も増えてしまっており、ランドルフのように離反者を見逃す将がいるほど。残されたまともな将も、あくまでもエーデルガルトに忠義を貫く形で戦っている。

これらの現状は、アリルでの戦いで降伏したフェニヤ子爵が話したことで王国も知ることとなり、途中の分岐によっては、ザラスの闇の中で一時的に記憶が戻ったエーデルガルトも、ディミトリたちの話を聞いて現状を知ることとなる。

そして最終章にて、エーギル公を討ちとり、ベルグリーズ伯やヘヴリング伯を退けた王国軍との決戦が、ガルグ=マクで始まる。

タレスはクロニエを始めとした配下や、ヴァーリ伯ら帝国軍の残党をけしかけつつも、奥の大聖堂で待ち構える。そこでエーデルガルトを覇骸化させずに戦わせ、自身は結界で身を守る戦法を用いて戦うも、徐々に追い詰められていき肉体にも限界を迎えてしまう。

それでもなおエーデルガルトをけしかけるも、シェズによって退けられ失敗。魔道で迎え撃つが、最終的にディミトリのアラドヴァルに体を貫かれ絶命した。


劇中では使用されないが、クリア後の特典の一つに彼の使用する魔法武器である「リジルの剣」(過去作のダリオスが持っているのと同名)が存在している。

また、同一人物であるかは不明だが、ある人物の外伝では、英雄戦争の時代から活動しているのを劇中の会話の中から確認できる。

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