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概要編集

オーブ連合首長国が保有する資源衛星コロニー。L3宙域に存在する。


キラ・ヤマトたちの通うオーブの工業カレッジやモルゲンレーテ社の施設が存在する。このモルゲンレーテ社の施設では、同社と大西洋連邦の共同で新型モビルスーツG兵器」が極秘裏に開発されていた。加えて、それとは別にオーブ独自の戦闘用モビルスーツのプロトタイプも秘かに開発されていた。

L3宙域という辺鄙な立地に加えて中立というオーブの立場から、第一次大戦が始まって11ヵ月を経たC.E.71年1月25日までキラ達はこのコロニーで平和な日々を過ごしていた。しかし、その前日に本コロニーに潜入していたスパイからG兵器の情報を入手したザフトクルーゼ隊が襲撃したことで『SEED』の物語は始まることになる。


構造編集

一般的なシリンダー型(オニール・シリンダー)のコロニーだが、後部に資源衛星が接合されている。さらに、コロニーの周囲には数珠のように連なった小型農業区群が3セットほど存在しており、間隔を空けてそれぞれ3本のケーブルによってコロニーと接続している。

内部は居住区画と太陽光パネル区画が3つずつ交互に存在しており、居住区画は自然豊かとなっている。そのため、「資源衛星コロニー」にしては居住用コロニーと遜色ないほど居住性が良く、家族単位で住んでいる家庭も多い(キラを筆頭にカレッジの学生は大体該当する)。また、居住区画は複数のシャフトステーによってセンターシャフトと繋がっている。


施設・地区編集

カレッジ編集

キラたちが通っていた工業カレッジ「カトーゼミ」を擁する施設。

次代のオーブの技術を担う若者たちが学んでいる。

セキュリティが厳しく、出入りが厳重に監視されている。


モルゲンレーテ社施設編集

モビルスーツをはじめ兵器の研究が行われている施設。カレッジと隣接しており、カレッジのセキュリティが厳重なのはこれが理由である。

G兵器は本施設にて開発されていた。


セクターS 第37工場区編集

ザフトによる襲撃の際、ここでデュエルバスターブリッツの搬送が行われたが、イザーク率いる工作班による襲撃を受け奪取された。


タンネンバウム地区編集

クルーゼ隊の一部がここの外壁を破壊してコロニー内部に侵入した。


ドック編集

アークエンジェルが駐留していたドック。

クルーゼ隊はここから侵入して襲撃を行った。


避難シェルター編集

救命艇(救命ポッド)を避難シェルターとして扱っており、コロニーの警報レベルが10に移行してコロニーの崩壊リスクが無視できなくなった際には救命艇としてパージできるようになっている。ちなみにデザインは『機動戦士ガンダムF91』のスペース・ボートの流用である。


劇中での扱い編集

G兵器(厳密にはG兵器の持つフェイズシフト装甲)を狙ったクルーゼ隊の襲撃によりストライクを除く4機G兵は奪取される。更には拠点攻撃・対艦攻撃用であるD装備のジンまで投入された無茶苦茶な戦闘の流れ弾によってシャフトステーとセンターシャフトが破壊されたため基礎骨格を残して崩壊した(農業区も接続していた地表部分が崩壊したため宇宙に散らばっていった)。

住民は救助ポットにより早期に脱出しており、崩壊直前まで戦闘を行っていたストライクとアークエンジェルも崩壊の際に空気と共に宇宙空間に吸い出された。

この一件は血のバレンタインの報復を建前にしているザフトとしては非常に外聞が悪い事態であり、クルーゼ隊の隊長であるラウ・ル・クルーゼは本国に呼び戻されてプラント最高評議会にて審議にかけられることとなった。


また、ここの残骸にジャンク屋組合ロウ・ギュールらがやってきており、アストレイレッドフレームアストレイブルーフレームを発見した。


余談編集

  • 機動戦士ガンダムSEED』の序盤はファーストガンダムを意識しているため、サイド7に相当する。しかし、グリーン・ノア1と改名しながら復興に成功したサイド7と異なり、こちらは基礎骨格状態で放棄され、再建の話も出ないなど放置気味と言える。
    • オーブ本国の立て直しに1年半ほど掛かったこと、その半年後にブレイク・ザ・ワールドや第二次大戦が起きたことを考慮するに、再建する余力や予算まで回らなかった可能性は高い。
    • そもそも、コロニーの穴を塞げばまだ再建可能なサイド7ならともかくとして、こちらは骨格しか残っていない上に周辺がデブリまみれなため「別の場所に新築した方がマシ」なレベルである。
    • 「放置気味」なことについては、関わった連合・プラント・オーブ全ての陣営において都合の悪い事実なことから臭い物に蓋をしている可能性もある。
  • クルーゼ隊による本コロニーの襲撃だが、実はかなり行き当たりばったりである。そもそもクルーゼ隊がL3宙域という辺鄙な場所に出動していたのは「地球連合軍が新型極秘軍事衛星建造中」という誤情報に引っかかったからであり、本コロニーへの襲撃が目的ではなかった。誤情報による無駄足だと分かった後にタイミング良くスパイからG兵器の情報を入手し、近場だったこと・放置しては危険というクルーゼの直感・ザフトでさえ実用化できなかったモビルスーツ用フェイズシフト装甲の奪取等の要因によって襲撃が決定、情報入手から1日後に決行という流れである。ちなみに、この襲撃が後1日でも遅ければG兵器は全機アークエンジェルに積み込まれていたため本当にギリギリのタイミングだった。

関連タグ編集

機動戦士ガンダムSEED オーブ連合首長国 モルゲンレーテ社

偽りの平和 その名はガンダム


アルテミス...L3宙域に存在する軍事要塞。『SEED』においてL3宙域に存在することが明言されている建造物は本コロニーとこの要塞のみ。


ユニウスセブン...C.E.73年10月まで比較的近所(アークエンジェルで9~10日ほどの距離)にあったコロニーの残骸。

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