概要
1995年に発売されたRPG。開発はリバースヒルソフトで、ドラえもんシリーズ唯一の3DOから発売されたゲーム。
ザ・ドラえもんズの初登場作品だが、まだ初期段階のためキャラが全ッ然違う。ドラミとドラ・ザ・キッドの絆なんて欠片も描かれてはいないし、王ドラは語尾にアル付けて話す。また、「ドラえもんズ」よりも「ドラドラ7(セブン)」と言うことのほうが多い。
ストーリーはドラえもんとのび太が洗脳されたドラえもんズを救出していくという内容であり、救出した仲間の能力をのび太が使用するという『ロックマン』のような要素がある。
なお親友テレカを公衆電話に入れる、つまりテレホンカードとして使うシーンがあるのは本作だけである。
あらすじ
ある日のび太にドラえもんズの事を聞かれたドラえもんは、久々に彼らに会いたくなり親友テレカでドラえもんズを呼び出そうとする。しかしいくら電話をかけても出ない。不審に思うドラえもんだったが、そこで未来の世界からドラミが電話をかけてくる。それによれば、「イージーホール」という架空世界に逃げ込み、現実に戻ってこないロボットや人間が相次いでおり、ドラえもんズとも連絡が取れないとのこと。ドラえもんズもイージーホールの中に閉じ込められているのかもしれないと考えたのび太とドラえもんは、イージーホールの世界へと向かう。
登場人物
野比のび太(CV:小原乃梨子)
主人公兼プレイアブルキャラクター。おなじみのひみつ道具の他にも、能力いただきリングでドラドラ7の能力を借りて戦う。
ドラえもん(CV:大山のぶ代)
のび太くんをサポートするネコ型ロボット。おちこぼれの多いドラドラ7の中でも一番のおちこぼれとされる。仲間たちに起こった異変を解決するためイージーホールへ乗り込む。
ドラ・ザ・キッド(CV:塩屋翼)
アメリカのカウボーイ型ロボット。アニメ版以上に横文字を多用する外人キャラになっている。あと、帽子の色が赤なのも特徴。
初恋の相手である猫型ロボットを事故で亡くして以来性格が荒み、仕事をほっぽり出してイージーホールに逃げ込んでいた。本作では最初に戦う。
好きなアニメは「スーパー・タヌキ」。
王ドラ(CV:西原久美子)
中国のカンフーが得意なロボットアルヨ。敬語なんか使わないネ。本作では二番目に戦うアル。
ドラメッドⅢ世(CV:佐藤正治)
サウジアラビアの魔法使い型ロボット。砂漠の子供たちのためにプールを作るのが夢。本作では三番目に戦うが、これ以降のキャラのシナリオはすっ飛ばされる。
ドラリーニョ(CV:鈴木みえ)
ブラジルのサッカーが大好きなロボット。相変わらずのアホ…と思いきや、終盤ではやたらと饒舌になる。
ドラニコフ(CV:鈴木みえ)
エル・マタドーラ(CV:伊倉一寿)
スペインの闘牛士型ロボット。ヒラリマントがメインウェポンな紳士。ベストの色はオレンジ。
最後、スタッフロールの左側にドラえもんズが表示されるのだが、彼だけ出番を飛ばされた。内部データ上は一応エンディング用の彼のデータは存在するのだが。
ビッグ・ザ・ドラ(CV:柴田秀勝)
イージーホールを作り出した張本人。灰色の体色をした猫型ロボットであり、欠陥品とされて人間たちから差別を受けてきたことが原因で造反を起こす。