概要
「仮面ライダーガッチャード」の主人公・一ノ瀬宝太郎と女主人公・九堂りんねの男女カプ。
コンビとしての"宝りん"の名称は公式X(Twitter)でも表記されている。
二人は富良洲高校の同級生(同じクラス)ではあるのだが、本編開始時点では宝太郎はりんねから名前を覚えられていなかった。その後、宝太郎が仮面ライダーになり錬金アカデミーへ転入したのをきっかけに共に行動するようになり、4話では友達認定されるに至った。
第5話で語られたケミーの相性(二体のレベルナンバーを足すと10になる)を基に、錬金アカデミーの先輩である鶴原錆丸は「一ノ瀬宝太郎の1と九堂りんねの9を足すと10になる」と発言したが、これがフラグになるかは現段階だと不明。
第16話では、クリスマスでお客が多くなる宝太郎の実家をりんねが手伝い、コミュニケーションをとる機会が以前より増えてきたこともあってか最初の頃より距離感が縮まっている。
第20話では、宝太郎とりんねの二人乗りシーンがあるが、脚本家のリクエストである事が公式から発表されている。
第22話では、ズキュンパイアの憑依から救うために宝太郎がガッチャード・バニーパーカーワイルドへと変身、りんねに強制着用させて憑依を解除させた。
第28話では蓮華の実家に現れたお化け退治のために蓮華と一緒に宝太郎の意思にお構い無く宝太郎の服を漁ってカードを取り出して強制変身させている。
因みにクラスメイトからは「よく分からないけどいつも一緒にいる」と認識されている模様。両者共に「変わり者」(そもそもクラスメイトとの交流が他の生徒よりも盛んではないことが原因)扱いされていることから、このような認識になっている。
劇場版『仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』では、「助けてもらった恩返し」という理由で2人でデイブレイクの世界へ向かった(途中で加治木が迷い込んでいたが)。
デイブレイク世界では、大切な仲間を失ったことで心身共にすっかり疲弊していた未来の宝太郎を2人で叱咤し、説得していた。
また、デイブレイク世界のりんねは(時期は不明だが)「一ノ瀬」呼びではなく、「宝太郎」呼びしている場面もあり…。
そして来たる最終回、最終決戦を終えて、宝太郎が錬金術で錬成した新しい地球で人間が暮らすための実地調査に取り掛かる錬金アカデミーの面々。しかし、突如宝太郎が何かに躓いて転倒する。
そこにりんねが駆け寄り、手を差し出す。宝太郎はその手を取り立ち上がる。
宝太郎「サンキュー九堂」
その時りんねはふと、学校の廊下で宝太郎とぶつかった日のことを思い出す。
りんね「あれ、前にもこんなことなかったっけ・・・?」
宝太郎「行こうみんな、未来のガッチャに向かって!」
りんね「待って一ノ瀬!」
共に戦った仲間達に囲まれ、新たな地球で次なるガッチャを実現すべく走り出した宝太郎とりんね。
2人の手は繋がれたままだった。
余談
- 宝太郎を演じる本島純政氏とりんねを演じる松本麗世女史とでは二人の関係性への捉え方が異なっているらしく、インタビューでは本島氏が「恋愛感情があると思っていた」とコメントする一方、松本女史は「(宝太郎には)あくまで相棒として接している感覚」とコメントしている。
- ゴールデンウィークに行われた「ガッチャンコ-FESTIVAL!」の初日に冥黒サイドと大人組がゲストの日で行われたTV本編振り返りも兼ねたバラエティーコーナーにて、二人が面と向かい合って互いの名前を呼び合うという一種のファンサービスが披露され、二人だけの空間が出来たためか、冥黒勢は悶絶。二日目の加治木とカグヤ、先輩ズがゲスト出演した際も、同じく大喜利コーナーで「宝太郎スペシャルを九堂に食べてもらいたい」と本島氏が言ったため、2日連続で二人だけの空間が出来てしまい、他のキャストは空気を読んだのか、舞台袖に捌けている。
- 夏映画の撮影では、島根ロケの最終日で帰りの飛行機の時間ギリギリまで2人のシーンを撮影していたとのこと。
- また、本島氏の涙が松本女史の口に入りそうになり、松本女史は堪えるのが大変だったらしい。本島氏もそれを気にして申し訳なさそうにしていたが涙腺が止まらずひたすらボロボロ泣いてしまったことを舞台挨拶で明かしている。
- ちなみに、撮影終了後の帰りの飛行機で2人とも撮影の疲れもあり隣同士で揃って爆睡していたらしい。