「欲しいものはなんでも手に入れろ! 邪魔する奴はまとめて殲滅だ! ハハハハハ!」
演:うえきやサトシ
変身する仮面ライダー
概要
ギャング集団“ギャングライダーズ”のヘッド。
過去のデザイアグランプリに仮面ライダーターボンとして参加していたが退場しており、それ故に浮世英寿/仮面ライダーギーツとも面識がある。
性格は酷薄かつ好戦的であり、仮面ライダーの力を私利私欲に使って暴れ回るなど典型的なチンピラ。しかし、ギーツを見るや否や分が悪いと悟ってすぐさま撤退するなど、全くの考えなしというわけではない様子。
本来ならジャマトの肥料と化していたが、蘇ってしまったことで同じく蘇った景和の両親たちがその犠牲となってしまったことが明らかにされている。
劇中での行動
桜井景和/仮面ライダータイクーンがツムリに叶えさせた「デザイアグランプリの全ての犠牲者が蘇った世界」によって数多の命と共に復活したが、ジットら運営の思惑によるものか再びライダーの資格を得ており、それを悪用してギャングライダーズを組織。公衆の面前で白昼堂々破壊行為を煽動していたが、英寿/ギーツⅨと吾妻道長/仮面ライダーバッファが介入すると、ギーツの厄介さを知るが故にその場は撤収する。
その後は拘置所を襲撃し、収容されていた容疑者達を解放していく。その途中、顔に見覚えがあった鞍馬光聖を発見し声をかけるが、光聖から「近づくな、クズが」と言われたことで逆上し彼を攻撃。彼から保釈金を巻き上げようとしたが、光聖を守ろうとした鞍馬祢音に消火器を噴射され、怯んだ隙に鞍馬親子に逃げられてしまった。
その後は自身のアジトで楽しく騒いでいたが、ギャングライダーズが原因で両親と姉を再び失った景和の襲撃を受ける。「家族を殺された」と訴える景和をあざ笑いながら変身するも、景和がブジンソードになった瞬間、蜘蛛手に切り裂かれて変身解除。
死亡こそしなかったものの、調停のため現れたケケラの宣言によってヘッドの座を景和に奪われてしまった。
その後の描写こそないが、英寿が世界を再構築したため、ギャングライダーズと共に消えたと思われる。
そうでなくとも大量殺人や暴動、拘置所の解放を指揮していた以上、その末路は想像に難くないだろう。
余談
名前の由来は明かされていないが、おそらく「(タイクーンに)あっさり斬られる人」という彼の末路そのものだと思われる。
演者のうえきや氏は「劇団4ドル50セント」のメンバーであり、同劇団からの出演は『仮面ライダーセイバー』で富加宮賢人/仮面ライダーエスパーダを演じた青木瞭氏に続き2人目となり、後に同劇団所属の安倍乙女史も『仮面ライダーガッチャード』にて銀杏蓮華役を演じることとなった。
また、うえきや氏は『ROOKIES』(舞台版)や『ナンバMG5』『HiGH&LOW THE WORST』などヤンキー役に定評がある他、芸名の通り植木職人を兼業している。その翌日に放送された月9ドラマ『真夏のシンデレラ』第1話にもチンピラ風の通行人役で出演していたため、2日連続で話題となった。
うえきや氏の名誉のために言っておくが、氏の性格は演じる役柄とは対照的に明るく気さくである。
ちなみに、『ナンバMG5』『HiGH&LOW THE WORST』には英寿役の簡秀吉氏も出演している。