概要
人の手によるものではなく、神と定義されるもの、もしくはそれに匹敵する存在によって造られた武装を指す。
その多くは神秘が色濃く残る時代においても非常に稀少かつ、絶大な力を持つ。
世界でも最も名の知れた聖剣たるアーサー王の持つ"約束された勝利の剣"もその一つ。
惑星の魂の置き場とされる星の内海にて結晶化し、星によって鍛えられた"最後の幻想(ラスト・ファンタズム)"である。
(『Fate/Grand Order』概念礼装「神造兵装」解説より)
勘違いされがちだが、神造の定義は「人の望みによって作られながら、人の意思に影響されず生まれるもの」とされるため、エクスカリバーが神ではなく星が造ったものであるように、単純に神が造った兵装の事ではない。
と、『Fate/stay night』の頃はファンから思われていたのだが、『Fate/Apocrypha』にて神が造った神造兵装である「蒼天囲みし小世界(アキレウス・コスモス)」が登場したことでファンに混乱をもたらした。
現状『stay night』の頃にあった神造の定義設定が変わったのか、それとも設定は変わっていないが単に神が造った兵装の中でも神造の定義を満たすものが該当するのか等は不明。
ただ少なくとも最新の設定は上述の「神造兵装」解説の通りとなっている。
「神造兵器」と呼ばれる場合もあるが、現在は「神造兵装」で統一されている。
ちなみに似たような名称の兵装・礼装のカテゴリに「神話礼装」、「神授兵装」などがある。
一覧
()はその神造兵装を用いた最大出力時または全力の一撃としての名称。
これら以外にも神に作られた・神が使用したとされる宝具や神の一部から作られた宝具が登場しているが、神造兵装であるかは不明(原典において神もしくはそれに類するものが作った宝具を上げるとキリがないので、型月において神造兵装と明言もしくは確実性が高いと思われるものを記載する)。
神造兵装 | 担い手 | 備考 |
---|---|---|
約束された勝利の剣 | ||
最果てにて輝ける槍 |
| |
無毀なる湖光 | ランスロット | |
転輪する勝利の剣 | ガウェイン | ※1 |
乖離剣エア(天地乖離す開闢の星) | ギルガメッシュ | |
人よ、神を繋ぎ止めよう | エルキドゥ | ※2 |
蒼天囲みし小世界 | アキレウス | |
日輪よ、死に随え | カルナ | |
破壊神の手翳 | アルジュナ | |
軍神の剣(涙の星、軍神の剣) | アルテラ | ※3 |
災禍なる太陽が如き剣(太陽を超えて耀け、炎の剣) | スルト | |
海神の三叉矛 | カイニス | |
界剣・天叢雲剣 | ヤマトタケル | ※4 |
アイギス・エクリプス | 超人オリオン | ※5 |
アガートラム | ヌァザ | ※6 |
青銅巨人の超重鎚 | エウロペ | ※7 |
悉く打ち砕く雷神の槌 | マグニ | ※8 |
千山斬り拓く翠の地平 | 不明 | ※8 |
万海灼き祓う暁の水平 | 不明 | ※8 |
※1:明言されていないが、エクスカリバーの姉妹剣であり、「もう一振りの星の聖剣」とされるためここに記載。
※2:正確には担い手のエルキドゥ自身が生きた神造兵装である。
※3:神造兵装のプロトタイプとされる。
※4:元ネタが同じ「神剣・草那芸之大刀」も明言されていないが、神造兵装であると思われる。
※5:生前の武装ではなく、サーヴァントとして現界したとある異聞帯において作成され使用したもの。
※6:未登場だが、ベディヴィエールの宝具解説にて神造兵装と記述されている。
※7:厳密には神造兵装という明言はないが、エウロペの公式キャラ紹介文に「神造兵装を携えて……」という記載があり、マテリアルではオリュンポス十二神の一柱ヘファイストス神によって鋳造された神代の自動機械とされている。
※8:本編に設定が反映されないと明言されている『プリズマ☆イリヤ』にて登場した神造兵装。