第73回安田記念
だいななじゅうさんかいやすだきねん
毎年、短距離路線の精鋭が集う安田記念。23年は前哨戦を勝ち、久々のG1勝ちを狙うシュネルマイスター、ヴィクトリアマイルからの連勝及びレース連覇を狙う前年覇者ソングライン、実績最上位の白毛牝馬ソダシ、大阪杯を逃げ切ったジャックドール、前年秋の王者セリフォスなどの実績馬が集結。他にもナランフレグ・メイケイエールのスプリンター2頭や、NHKマイルから転戦するシャンパンカラー・ドルチェモアの3歳G1馬2頭、ダートの実績馬カフェファラオなど様々な路線の馬が名を連ねた。
G1馬10頭、フルゲート18頭全てが重賞勝ち馬で行われることとなった。
番号 | 馬 | 性齢 | 騎手 | 調教師 |
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1 | ナランフレグ | 牡7 | 丸田恭介(美浦) | 宗像義忠(美浦) |
2 | メイケイエール | 牝5 | 池添謙一(栗東) | 武英智(栗東) |
3 | ジャックドール | 牡5 | 武豊(栗東) | 藤岡健一(栗東) |
4 | セリフォス | 牡4 | D.レーン(AUS) | 中内田充正(栗東) |
5 | ソダシ | 牝5 | 川田将雅(栗東) | 須貝尚介(栗東) |
6 | ダノンスコーピオン | 牡4 | M.デムーロ(栗東) | 安田隆行(栗東) |
7 | ガイアフォース | 牡4 | 西村淳也(栗東) | 杉山晴紀(栗東) |
8 | ドルチェモア | 牡3 | 坂井瑠星(栗東) | 須貝尚介(栗東) |
9 | シャンパンカラー | 牡3 | 内田博幸(美浦) | 田中剛(美浦) |
10 | ソウルラッシュ | 牡5 | 松山弘平(栗東) | 池江泰寿(栗東) |
11 | イルーシヴパンサー | 牡5 | 岩田望来(栗東) | 久保田貴士(美浦) |
12 | ナミュール | 牝4 | 横山武史(美浦) | 高野友和(栗東) |
13 | レッドモンレーヴ | 牡4 | 横山和生(美浦) | 蛯名正義(美浦) |
14 | シュネルマイスター(GER) | 牡5 | C.ルメール(栗東) | 手塚貴久(美浦) |
15 | マテンロウオリオン | 牡4 | 横山典弘(美浦) | 昆貢(栗東) |
16 | カフェファラオ(USA) | 牡6 | 浜中俊(栗東) | 堀宣行(美浦) |
17 | ウインカーネリアン | 牡6 | 三浦皇成(美浦) | 鹿戸雄一(美浦) |
18 | ソングライン | 牝5 | 戸崎圭太(美浦) | 林徹(美浦) |
1番人気はシュネルマイスター。前走マイラーズカップの勝利で調子の良さを見せた事もあり高評価を得た。
2番人気はソダシ。勝ち鞍こそ遠のいているがマイル戦で安定して掲示板に飛び込む強さは相変わらず。
ここに前年マイルチャンピオンシップ覇者のセリフォス、前走ヴィクトリアマイルからの連勝と前年からの連覇を狙うソングライン、初のマイル戦ながら前走でついにGⅠ勝者となり武豊とのコンビで勝ちを狙うジャックドールが3〜5番人気かつ1桁人気を争った。
特にソングラインは連覇に加えて[]ウオッカ]]以来のヴィクトリアマイルからの連勝という記録が掛かっていた事でも注目されていた。
ウインカーネリアンがハナを切りジャックドールは番手から。ソダシも先団に取りつく。
直線に入ってからは内からセリフォス、外からシュネルマイスターやソングラインが迫るが、ソングラインが外から差し切り優勝。
着順 | 馬 | タイム/着差 |
---|---|---|
1 | ソングライン | |
2 | セリフォス | |
3 | シュネルマイスター | |
4 | ガイアフォース | |
5 | ジャックドール |
これにより、ソングラインは92-93年ヤマニンゼファー、08-09年ウオッカに続くグレード制導入後3頭目の連覇を達成、前走ヴィクトリアマイルに引き続き手綱を取った鞍上の戸崎圭太騎手は中央移籍前の11年にリアルインパクトで制して以来の本レース2勝目を挙げた。
また、ソングラインはヴィクトリアマイルに続いての勝利となったが、これもウオッカ以来14年ぶり2頭目の快挙となった。