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NoMan'sSky

のーまんずすかい

『NoMan'sSky』とはゲーム史上最大のフィールド面積(2019年時点)を持つオープンワールドSFアクションアドベンチャー。
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概要編集

NoMan'sSkyとは2016年に発売されたオープンワールドSFアクションアドベンチャー

開発はイギリスインディーズであるHelloGames。

当初は発売プラットフォームがPlayStation 4Steamのみだったが、2022年時点ではXboxシリーズ・Windowsストア・PlayStation 5Nintendo Switchと大きく増加。MacおよびiPadへの配信も予定されている。


184467447379551616個の惑星、面積換算で317平方kmにも及ぶビデオゲーム史上最大の広大すぎるフィールドが最大の特徴。


自由度も一周して不親切なまでに高く、遊びの幅だけで言うならば同時期に発売されたオープンワールドの金字塔『fallout4』すらも上回っている。

  • 資源を調達とクラフトによるオープンワールドサバイバルゲー要素
  • 射撃による戦闘が中心のFPSTPS要素
  • 車や潜水艦、はては巨大ロボットによるメカアクション
  • 宇宙戦闘機で広大な宇宙を360度全周囲を飛び回り戦う3DSTG要素
  • メインクエストを通じて世界の姿を探る謎解き要素
  • 自分だけの基地建設要素
  • 開拓地で人々を導くシムシティ要素
  • 貿易でとにかく資金を稼ぐ大航海時代
  • NPCと交流して言葉を教わったり惑星に生息する動物たちをモンハンシリーズオトモアイルーの如く仲間にして連れ歩けたりするコミュニケーション要素
  • 定期的に更新されるレイドミッションなどの協力マルチプレイ
  • ソウルライクな緩いオンライン要素
  • 最高難易度はゲームオーバーになったらセーブデータが消滅

などなど、冒頭でオープンワールドと言ったが実際にはできることが多すぎてどんなジャンルのゲームか一言で説明するのは難しい傑作である。

本作に無いものを挙げるなら魔法と美少女ぐらいだろう。

昨今の作品で言えばエルデンリングのような、ゲームデザイン最適化の結果オープンワールドとなった作品とも言える。


欠点を挙げるとしたらチュートリアルが終わるまでがあまりにも長く、更に不親切で厳しいこと。前情報無しでゲームを起動したらそのまま何も出来ずに死ぬことだろう。

しかし、それを乗り越えて自分の宇宙戦艦(貨物船)を手に入れると完全に世界が変わることになる。


ダメな人にはどうしても向かないが、ハマった人はとことんにまでのめり込める可能性を持つ。


糞ゲーから神ゲーへの進化編集

と言ったそばから手のひらを返してしまうが、現在のような評価となったのは発売後6年以上に渡るアップデートを含めての話。

発売当初の本作ははっきり言ってクソゲーであった。

「フィールドは無駄に広い割にやることがなく、似たような風景ばかりで単調な作業の繰り返し」というオープンワールドの悪い部分を煮詰めたような作風が特徴だった。

それをメインクエストの追加や難易度の見直しにとどまらず、作中のアイテム名までも刷新するレベルで再構築するレベルで匙を投げずに6年かけてアップデートを続けた結果、

Steamの評価は「ほぼ不評」から「非常に好評」へと完全に生まれ変わり、2022年にはNintendo Switchに移植されるにまで至った。


発売当時に買って放り投げた人が今遊べばその変わりように驚くだろう。なお、Switch版は完全一人プレイ用となっておりネクサスミッションおよびマルチプレイは利用できない。


ストーリー編集

いくつかのストーリーライン仕立てのメインミッションをそれぞれ進めていく形となる。

サブミッションにも事実上メインクエストと言える複数生じた手のものが存在する。


目覚め編集

チュートリアル相当。

見知らぬ惑星で裸一貫の持たざるもの状態で目覚めた「旅人」のあなた。

立っているだけで暑さか寒さか毒か放射能、または酸欠で死ぬ状態から、自身の宇宙船を発見・修理して他の恒星系にワープし銀河の旅に飛び出すまでを描く。

この一連のミッションをクリア後、数回星系ワープを繰り返すとスペースアノマリーと出会い、更には自分の宇宙戦艦を手に入れることができ、そこからが本当のゲーム開始となる。


アルテミスミッション編集

本作の二大メインクエストの一つ。行方不明のトラベラー・アルテミスからの救難信号を受信し、助け出すべく消息を追う。


アトラスミッション編集

本作の二大メインクエストの一つ。「アトラスシード」を求めて宇宙をめぐる。


スペースアノマリー編集

厳密にはマルチプレイ用のプラットホームである、宇宙の現実から外れた宇宙要塞。

複数の協力ミッションや定期更新されるレイドミッションが用意されている。Switch版では

ミッションを受注できなかったが後のアップデートで受注可能になった。


登場種族編集

本作にはプレイヤーである「旅人」、自律機械生命体群であるセンチネル、そして主要3種族の計5種族が登場する。

その背景には壮大な歴史が隠されており、メインミッションや各地の遺跡を巡ることでそれを知ることができる。


また、彼らのセリフは一部の重要人物を除いて全て架空言語であり、各地を巡り会話や言語データを集めるまで日本語(及び現実の各国語)表示されない。

言語を学ぶために試行錯誤を繰り返す中で相手を喜ばせたり、知らず下品な言葉を発して激怒させたり、最悪瀕死の状態でうっかり人体実験を安請け合いして死んだりと様々な体験をすることになる。NPCの言語を理解する作業だけでも一つのゲームとして成立しているのである。


旅人(トラベラー)編集

No Man's Sky Anomaly

プレイヤーを含む特殊な存在。宇宙の旅を運命づけられている。

存在そのものが宇宙の物理法則の矛盾の一つとも言うべき現象。

プレイヤーの初期姿は地球人らしき分厚い宇宙服の人型。

その他のNPCトラベラーも猫の獣人など、主要三種族のどれにも当てはまらない外見をしている。


本作は主に旅人の一人称で進む。

無個性がすぎてあまりにも淡々としている様が逆にシュール。


ゲック編集

ノーマンズスカイ詰め

数々の銀河を征服した「はじまりの民」の末裔。貿易ギルドを支配。

カメレオンとカエルの中間のような小柄な種族で、ある時を境に覇権主義を捨てた。

現在は商業民族となっており、お金を稼ぐことに執着するが、同時に誠実さを重んじている。


コーバックス編集

かつて「はじまりの民」に母星を破壊され奴隷にされていた種族。探検者ギルドを支配。

精神集合体から「個」がダウンロードされ、死ぬと集合体に還る機械生命体

肉体は殻にすぎず、一つの体を複数の個人で共有したり、死ねばその場で種族の精神集合体から新しい個人がダウンロードされ再利用されるなど、三種族で最も地球人とかけ離れている。

その性質上、スタートレックボーグ同様に個人の精神が種族全体の精神に依存しており、集合精神とのリンクが途絶すると行動に支障をきたすレベルで情緒不安定となる。


ヴァイキーン編集

センチネルとの戦争を公言している戦闘種族傭兵ギルドを支配。

筋骨隆々な肉体にしゃくれ顎のいかにもな風貌であるが、顔の造形はイルカっぽいものから鬼のような風貌まで意外にも多様。

祖先と伝統、誇りある戦いと名誉の死を重んじる非常にわかりやすい文化。

もちろん、個人単位で見ればヘタレもいる。


オートファジー編集

Ver4.4で新たに追加された種族。コーバックス以上にメカメカしい外観をした機械生命体。

中心となって活動している星系はなく、主要3種族のいずれの星系でも出会う事が可能。

ただし普段は姿を隠し、ひっそりと暮らしている。

ボルタスタッフと呼ばれる杖型のマルチツールなど、独自のテクノロジーを持つ。


センチネル編集

No Man's SkyEmergency Warp

謎の自律型戦闘機械集団。宇宙の警察にして抑圧者。

小型の戦闘ドローンから宇宙戦艦まで複数の階級が存在する。

環境破壊や宇宙海賊を取り締まり宇宙の秩序を維持しているが、一方でそれらを助長する知的生命体の文明の進歩を妨害している。

わかりやすいところでは資源採掘や狩猟も環境破壊と認定される。

特に「宇宙の現実性」を乱す行為、つまりは次元を歪ませるような行為を強く嫌う。

その正体は遥か古代に高次元の意識体の一部が機械と言う形で受肉した結果変質したもの。

本作の宇宙の水場の多くは彼らの血液で汚染されており、抵抗する者にとって安全な場所は皆無に近い。

彼らの警戒レベルは惑星によって違い、ほとんどいない星もあれば、目の前で資源採掘・狩猟を行うと警戒体制に入る星、出会ったら即攻撃される星もある。


ネームドキャラクター編集

  • ナーダ

  • ボーロ

  • アルテミス

宇宙船編集

星々を巡り歩くのに必須の存在で、プレイヤーとは切っても切れない関係となる。

発射エンジン(離陸用)、パルスエンジン(巡航用)、ハイパードライブ(ワープ用)の三種のエンジンに加え、シールドと武装を搭載する。

外見は各星系ごとに自動生成されており、高性能かつ見た目も好みという船を入手するのはなかなか大変である。

宇宙船の入手方法は以下の4通り。


・ステーションや惑星上の交易所に現れた船を持ち主から買い取る。

・惑星上に墜落した宇宙船を回収・修理する。

・宇宙船を解体する際にパーツを取得し、それらを宇宙ステーションで組み合わせて自作する(1機につき3つの部位+別売りのリアクターが必要。タイプの違うパーツは組み合わせられず、また自作できないタイプもある)。

・タイプ固有の特別なミッションをこなす(生物船およびセンチネル船)。


墜落船は故障箇所が非常に多く、全て修理するのは手間がかかるため、よほど気に入ったのでなければステーションまで飛べるよう最低限の修理だけして、後は解体してしまう方が楽だろう。

解体する際は換金アイテムに交換するか、宇宙船自作用に気に入ったパーツ(コクピットやウィングなど)を取得するか選べる。


現在実装されている宇宙船タイプは以下の通り。


シャトル編集

全てにおいて平均的な能力を持つ宇宙船で、発射エンジンの燃費が良い。

レトロSFチックな外見からシンプルな物まで、外見のバリエーションは豊富な方である。

多くの星系に普及している。


戦艦編集

巨大な宇宙戦艦というわけではなく、どちらかと言えば「宇宙戦闘機」である。

宇宙での戦闘に特化しており、攻撃力と操縦性(機動力)に優れる。

ヴァイキーン支配下の星系に多い。


探査船編集

その名の通り探索に特化した船で、攻撃力は低いが発射エンジンの燃費に優れ、加えて長距離のハイパードライブが可能。

他のタイプと違い左右のウィングが別パーツとなっており、左右非対称なデザインも見かけられる。

コーバックス支配下の星系に多い。


輸送船編集

積載量に優れた単座宇宙船で、後述の貨物船とは別物。

シールドも強力だが大柄なため被弾率が高く、操縦性も悪いため、戦闘では苦労する。

宇宙船の値段がスロット数に比例するシステムなので、このタイプは必然的に高価になる。

ゲック支配下の星系に多い。


外来種編集

1星系に1機しかないレア宇宙船。

特化した能力は無いが、全ての性能が満遍なく高い。

入手したい場合は買取用の大金を用意し、宇宙ステーションなどでひたすら張り込み続けるしかない。


ソーラー船編集

ヴェスパーセイルと呼ばれる専用装備を搭載した宇宙の帆船。

セイルの効果により、低燃費でのパルスジャンプ(亜光速巡航)や発射エンジンの自動チャージが可能で、操縦性にも優れている。

地上では戦闘機のような姿だが、離陸するとスターウォーズのポッドレースマシンのような形態となり、さらに宇宙空間ではセイルを展開する。

海賊支配下の星系に多い。


生物船編集

「虚無の卵」と呼ばれる物体から誕生する、宇宙船として搭乗可能な宇宙生物

操縦性以外の能力が全体的に高い。

そもそも生物であるため、使用する燃料が他タイプとは異なっており、アップグレードにも専用の資材が必要となる。


センチネル船編集

有人型に改造したセンチネル迎撃機。

入手するには、何らかの方法で墜落地点を突き止め、自力で改造する必要がある。

シンプルなものから、派手な変形機構を持つものまで様々。

高性能だが、他文明の船とは別のテクノロジーを使っているため、入手困難な燃料が必要になることも。

大気圏内でホバリングできるという特性がある。


大型船について編集

単座宇宙船が着艦できる母艦として貨物船が存在し、入手すれば惑星基地のように倉庫を設置したり、機能拡張することが可能。

また貨物船を旗艦として艦隊を編成するフリゲートが存在し、探索任務へ派遣することで資金やアイテムを入手できる。


関連イラスト編集

No Man's SkyNo Man's Sky #1

新たな惑星No Man's Sky


関連タグ・表記ゆれ編集

SF ユークリッド銀河 遠未来

NoMan'sSky NoMansSky ノーマンズスカイ

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