「あら? 夜しか活動しない人も見たことある気がするわ。」
「そーなのかー。」
「目の前が取って食べれる人類?」
概要
種族 | 妖怪 |
---|---|
登場作品 | 『紅魔郷』1面ボス、『文花帖』LV1・書籍版、『求聞史紀』解説『三月精』 |
二つ名 | 宵闇の妖怪(紅・求)、暗闇に潜む妖怪(文) |
能力 | 闇を操る程度の能力 |
危険度 | 中 |
人間友好度 | 低 |
主な活動場所 | 不明 |
テーマ曲 | 妖魔夜行 |
※ただし危険度や人類友好度等の評価は作中登場人物の稗田阿求による。
スペルカードルール実装後、最初に戦うボスでもある。
闇を操る妖怪。数多いる妖怪の一匹で、基本的に神社周辺に出没する。人喰い妖怪であるため危険度は高めだが、妖怪の中では弱い部類に属すため、比較的対処しやすい。実際、作中では紅霧異変解決に乗り出した主人公たちに何の考えも無しにちょっかいをかけ、容易く撃退されている。
日光に弱いらしく、日光にさらされると目に見えて弱体化する。なので基本的には夜行性だが、能力で日光を遮断すれば昼間でも活動出来るようだ。ただし闇で自身を覆うと自身の視界も奪われてしまうため、よく木にぶつかる姿も目撃されている。本人はそれも闇の風物詩というだけで、特に気にしていないようだ。
ZUN氏の談によると「闇を操るという強そうな能力を持ったキャラクターを出落ちとして一番弱い1面ボスに置きたかった」という理由でルーミアが配置されたという。
容姿
姿は幼い少女で、目は赤、髪は黄髪のボブ。白黒の洋服を身につけ、スカートはロングである。
イメージカラーは黒。身長は「低」。「10代前半の人間だとしたらかなり低い部類」。
左側頭部に赤いリボンをしているが、実はこれは「お札」。誰が何の為に付けたのか、取りたくてもルーミア本人は触ることすらできないなど、未だに謎が多い。ファンの間ではこんな考察も…
2022年開催の【東方紅魔郷二十周年記念】大・東方Project展でのZUN氏からのコメントによると「ルーミアのリボンには秘密があるという設定でしたが、今のところ活かされてないですね(笑)」との事。少なくとも無かったことにされたり忘れられたわけではないようだ。
また、長年に渡り常に両手を左右に大きく広げたポーズをとっているイメージが定着していたが、大・東方Project展で初公開された全身の原画では右手をグーにしていることが明らかになった。
後の登場作品でも同様のポーズをとっているが、理由は不明。
ルーミア曰く、「『聖者は十字架に磔られました』っていってるように見える?」。
魔理沙「『人類は十進法を採用しました』って見えるな。」
性格
容姿同様、幼く単純かつ、つかみどころがないため、あまり会話は成立しない。目的意識もなく一日中あてもなくふよふよと空を飛んで過ごしている能天気者。作者にも何の為に生きてるのか不明とまで言われている。
人間を襲うのが妖怪の仕事らしいが、同時に最近人間が襲われてくれないとも発言しており、待ち伏せを提案された際には『面倒くさーい』と返したりしている等、かなり物臭な面もあるようだ。
闇を操る程度の能力
周囲を闇で球状に包み込むことで昼間でも夜と同じ暗さにする。この闇は魔法の闇で、松明など内部の光源をも無効化し、迷い込んだ人間の視界は無いに等しく、闇に乗じて襲われるとひとたまりもない。
闇を本人の周囲に限定して展開している場合は、傍からは謎の黒い球体に見えるため、非常に不気味である。暗闇の化け物として知られていて、普段から恐れられているが、その姿を見た者は余りに幼い少女なので拍子抜けする。その姿を隠す為にも闇で包むという。なお、この能力はあくまでも補助で、実際に人間を襲う時は妖怪らしく力業で行う。
欠点として“使用者本人も”視界を奪われてしまう。阿求に(ぶつかった姿を想像すると)「黒い塊が途端に面白くなる」と注釈を付けられてしまった。
スペルカード
東方紅魔郷
スペルカード名 | E | N | H | L | EX | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
月符「ムーンライトレイ」 | 〇 | 〇 | ||||
夜符「ナイトバード」 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
闇符「ディマーケイション」 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
東方文花帖
スペルカード名 | ステージ | 備考 |
---|---|---|
闇符「ダークサイドオブザムーン」 | LEVEL1 SCENE4 | |
夜符「ミッドナイトバード」 | LEVEL1 SCENE6 |
元ネタ
十字架・十進法
- 森博嗣の短編集「まどろみ消去」の一節より。
先述のように「聖者は十字架に磔られました。」という意味のジェスチャーで、「人類は十進法を採用しました。」というジェスチャーではない。
Rumia
- ポーランドの地名。スペイン語で反芻(一度飲み下した食物を口の中に戻しかみなおして再び飲み込むこと)、転じて沈思、黙考、繰り返しの考え。
- タヒチの神話における、世界の始まりにあった貝殻。ルミア(さかさまを意味する)。
創造神タアロアはルミアの中で生まれ、ルミアの欠片から天空の円蓋と大地を創った。
- ルーマニア(Roumania)は、吸血鬼レミリア・スカーレットがその末裔だと自称するヴラド・ツェペシュの国。
- ルーミエ(Roumier)はブルゴーニュワインの一族。ワインは「聖なる血・英知・青春・真実」などの象徴。
Lumia
- 美術用語。「光の芸術」「色彩音楽」とも。鍵盤操作による光で画面に多彩な抽象的形象を映し出す芸術。演劇や音楽の効果、建築の照明に動く色彩として用いられた。1920年代に流行。
- ラテン語の「ルーメン (lūmen)」、「光」の意。光の量を計測する単位のひとつでもあり、記号はlm。
夜符「ナイトバード」
- ルーミア「あら?夜しか活動しない人も見たことある気がするわ」
- 博麗霊夢「それは取って食べたりしてもいいのよ」(『東方紅魔郷』霊夢ルート STAGE 1)
闇符「ダークサイドオブザムーン」
- ムーン(moon)
月。月の女神アルテミス(ギリシャ神話)、ルナ、ディアナ(ローマ神話)の連想。女性・純潔・無節操などを象徴。動詞:うろつく、ふらふら彷徨う。~をぼんやりと見詰める。
- 射命丸文「貴方は昼間はふらふら飛んでいるだけみたいですが、夜はどういった活動を行っているのですか?」
- ルーミア「別にー? 夜もふよふよ飛んでいるだけだけど」(『東方文花帖』(書籍))
二次創作
詳しくはこちらへ→ルーミア(二次創作)
余談
ストーリー上では重要な立ち位置でもなく、紅魔館のような特定のコミュニティに属しておらず、親しいパートナーのような存在も特にいない。公式での出番や関連グッズも、紅魔郷ボスの中では今のところ最少。
関連イラスト
関連タグ
そーなのかー 人類は十進法を採用しました 聖者は十字架に磔られました
紅魔郷ボス
1面ボスの系譜
ルーミア→レティ・ホワイトロック