現在は「古くからの建造物や町並みが残る都市」を古都と称することが多い。この場合も現在ある国やかつて存在した国の首都あるいは政治勢力の本拠地であった都市が多く古都と称されている。
「古都」の例
日本
京都市(京都、平安京) 奈良市(奈良、平城京) 大津市、鎌倉市(鎌倉)、平泉町(平泉) など。明日香村も飛鳥時代には朝廷が置かれていた地であるが現在は農村であり「古都」の語感とはやや異なる。また、現代日本の2大都市の東京(江戸)や大阪(難波)も、古い時代から政治権力の中心地であった都市ではあるが「古都」とはあまり呼ばれない。
ヨーロッパ
アーヘン、トリーア、ヴェルサイユ、グラナダ、ヴェネツィア、フィレンツェ、イスタンブール、サンクトペテルブルク、クラクフなど。
東アジア
西安(長安)、洛陽、南京、開封、瀋陽(奉天)、台南、慶州など
東南アジア
中央アジア
ブハラ、サマルカンドなど
南アジア
カルカッタ、ハイデラバード、カラチなど
西アジア
シーラーズ、イスファハン、コンヤなど
アフリカ
カサブランカ、ケープタウン、メンフィス、アレキサンドリアなど
アメリカ
フィラデルフィア、ニューヨーク、リッチモンド、リオデジャネイロなど
オセアニア
メルボルンなど