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「隙間。それはこの世とあの世の間。化け物の入口であり出口…。だから、決して覗いてはいけない。隙間の奥、三途の川から外道衆がやって来る!!」(第一幕)


概要編集

本作品の悪の組織の名称。

古の昔から隙間から現世に進出する怪物・アヤカシで構成された組織。


いつ頃に設立されたのかは不明だが、少なくとも300年以上前から活動していたらしく、歴代のシンケンジャーと幾度となく戦ってきた最大の仇敵たる集団。

幹部達は三途の川に浮かぶ六門船という帆船を拠点としているが、一般のアヤカシ達の多くは川から上がれるだけの力を持たずに川底を彷徨っており、川から上がれる力を持つ者も普段は思い思いの場所で過ごしている模様。

 

アヤカシ編集

詳細はアヤカシのリンク先を参照。

人の世(現世)とあの世の境目である三途の川の穢れから生まれる、生者でも死者でもない怪物であり、その姿や能力が作中世界の日本でのあらゆる妖怪伝承の起源になったらしい。

中には、人間からアヤカシに転じた「はぐれ外道」と呼ばれる者達も存在するが、これは極めて稀な存在である。


目的編集

「現世を支配して人間を蹂躙する」という、敵対者として非常に明快な目的を掲げている。動機としては後述するアヤカシの本能と言える人間の悲しみや苦しみへの執着が大きく、支配して蹂躙した後に何をするかという目的は希薄である。

実際に、小説版でも現世を支配した後に何をするのかという疑問を持たれたが、結局その答えが返ってくる事はなかった。


かつては力押しで進めていたようだが、総大将の血祭ドウコクが先代シンケンジャーとの戦い(本編の十数年前)の末に封印され、復活後もその後遺症で三途の川から殆ど出られなくなったので、現在は人間達の濃い悲しみや恐怖で川を増水・氾濫させるという方法で直接進出を目指している。

 

アヤカシの本質編集

アヤカシはそれぞれが己自身の「外道」と呼べる欲求や強い執着を持っており、基本的にそれに沿って行動している。それ故に陰湿かつ執念深く個人主義的で、己の執着こそを最優先して行動する者が多い。

 

ちなみに筋殻アクマロ「生きて人の世にも行けず、死んであの世にもいけぬ辛さともどかしさ故、特に悲しみや苦しみに惹かれる事この上無し」と語っており、この生者でも死者でもない存在故の劣等感や嫉妬等から、アヤカシは上記した組織としての目的とは別に、人間を悲しませ苦しませる事に対して本能的に強い執着を抱いている。


つまり、アヤカシは意外に人間的な感情を持つ者もいるのだが、人間との相互理解は根本的に不可能な存在である。


「三途の川の根無し草」の実態編集

アヤカシは上記した通り、極めて個人主義的で身勝手かつ我の強い者達ばかりであり、そんな者達が一応は外道衆という組織を形成している理由は、単に絶大な力を持つドウコクを恐れて逆らえないからという一点でしかない。


当然ながら構成員同士の仲間意識や同族意識等はほぼ皆無で、ドウコクの前では「御大将」と呼んでその命令に従っているものの、ドウコクが何らかの理由で動けなくなると途端に統率を失って、幹部の命令もろくに聞かずに好き勝手に動き始める者ばかりである(それどころか反旗を翻したヤツすら出る始末)。

一応、ドウコクや幹部に対して忠誠心のある者もいるにはいるのだが極僅かである。


一方でドウコクの方も基本は放任主義で、自身が気に入っている幹部に対しては甘く、意外な度量を見せたりするものの、殆どのアヤカシの事はかなりぞんざいに扱っており、彼等の間には力関係以外での繋がりは無いに等しい。

幹部達も配下のアヤカシ達の事は「所詮は三途の川の根無し草共」と言い捨てて全く信用してはおらず、封印の文字の件が発覚した後も、その存在を知ればアヤカシ達が変な気を起こすかもしれないという懸念から、封印の文字の情報やシンケンレッドの重要性等を大半のアヤカシには隠していた(しかし、そのせいでシンケンレッド討伐が中々進まないという状況が続く事になる)。


なお、その幹部達も内心では「ドウコクの力がこのまま増大し続ければ、いずれ三途の川すら飲み込むかもしれない」という懸念を抱いており、本当の意味での信頼関係で結ばれているとは言い難い。かと言ってドウコク無しでは組織が成立しないので、幹部としても痛し痒しである。

ドウコクと彼等は互いの執着や本性を理解し合っており、彼等なりの関係性を築いてはいるのだが、それ故に重要な局面ではそれぞれが己の欲求や執着を優先する等、互いに交わるようで決して交わらない関係性となっている。

結局「所詮は三途の川の根無し草」という評価は彼等自身にもそのまま当て嵌るようだ。


作中を通して、単なる主従を超えた強固な絆で結ばれていったシンケンジャーとは、あらゆる意味で対極的な組織であり、ぶっちゃけドウコクの存在だけで辛うじて成立している組織だったと言える。


最終的には、TV本編最終回でドウコクが倒された事で案の定組織は四散して壊滅し、唯一生き残った幹部の骨のシタリも『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー』でゴーカイジャーによって倒された。

しかし、外道衆やドウコクとは関係なく三途の川にはアヤカシが存在し、新たなアヤカシも生まれてくるので、シンケンジャーとアヤカシの戦いそのものは今後も続いていく事になる。


構成員編集

総大将編集

血祭ドウコク(声:西凛太朗
まぁ 飲めや
非常に凶暴かつ短気な外道衆の総大将で、自他共に認める最強のアヤカシ。その怒りを鎮められるのはと薄皮太夫の三味線だけとされており、この2つは決して欠かせないものとなっている。

幹部編集

薄皮太夫(声:朴璐美
わちきの出番だねぇ
常に三味線を持った女のはぐれ外道。ドウコク、シタリを除くアヤカシ達とは折り合いが悪い。はぐれ外道だけあってアヤカシの中でも取り分け人間的であり、ある意味外道衆サイドの主役のような立ち位置になっていく。
骨のシタリ(声:チョー
骨のシタリ 朱バージョン
ドウコクの知恵袋を自称する側近。アヤカシにしては珍しく言動はかなり人間味があり、何よりも自分の命に対して強く執着しているという珍しいアヤカシである。
筋殻アクマロ(声:堀川りょう
この痛みこそが
中盤より加入した新幹部。公家のような言動のアヤカシで、夏に入ってからのドウコクの力の増幅によって最近復活したと本人は自称している。独自の配下のアヤカシ達を従えている。

はぐれ外道編集

腑破十臓(演/声:唐橋充
激突大勝負~腑破十臓~
命を賭した斬り合いに快楽を求めるはぐれ外道。勘違いされがちだが彼は最初から外道衆の一員ではなく、独自の活動を許されていた外部の存在である。序盤でシンケンレッドと封印の文字の件を巡ってドウコクと対立し、以降は完全な第三勢力として現世で活動している。

クサレ外道衆編集

外道衆の中の別動隊で、「外道衆の中の外道衆」と言われる程の実力者で構成された言わばエリート集団である。集団そのものは300年前の初代シンケンレッド/志葉烈堂率いる初代シンケンジャーとの戦いで既に壊滅しているが、劇場版等でその残党が復活して登場する。


脂目マンプク(声:大和田伸也
脂目マンプク
劇場版に登場したクサレ外道衆の頭目。列堂も封印する事しかできなかった程の高い実力を持つが、それ故に自信家でドウコクへの下克上を目論む強い野心を持つ。
アゼミドロ(声:坂口候一
外道泥濘の怪
TV本編に登場したクサレアヤカシ。マンプクの元部下だが彼とは対照的に、人質を使って最小限の労力で勝利を狙おうとする、外道の中の外道という評価にある意味相応しいアヤカシ。

怪人編集

アヤカシ
外道初刃の怪
人間の世界では妖怪として伝えられている化け物達。普段は三途の川の川底を彷徨っており、川底から這い上がれるだけの力を得た者が、幹部の命令で現世に行く事を許される。ちなみにアヤカシというのは種族名なので、上記した幹部達も当然ながら全員アヤカシである。

戦闘員編集

ナナシ連中
あの世とこの世を繋ぐスキマ
賽の河原の隙間から生まれる下級のアヤカシ。亜種が複数確認される。
ノサカマタ
外道砕顎の怪
中盤で登場した同じく下級アヤカシ。ナナシ連中より強力な力を持っている。
スス木霊
すすこだま
外道衆の本拠地・六門船に群れで住み着いている小型のアヤカシ。戦闘力は皆無。

余談編集

後にスーパー戦隊レストランで『外道衆 三途の川セット』として商品化した。

ドリンクは梅酒ノンアルシロップから選べる。


関連タグ編集

侍戦隊シンケンジャー  妖怪 外道

赤と黒 舟盛り

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