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居合の編集履歴

2017-06-29 22:14:58 バージョン

居合

いあい

居合とは、日本固有の剣術の一つである。

概要

 日本の剣術の一つ。

 に収まった状態で構え、そこから刀を抜いた勢いで的を斬り、そして再び刀を鞘に戻すまでを一連の所作とする極めて特異な剣術の内の一技術体系。

 今では一瞬の内に刀を抜き放つ技のように理解されている事が多いが、元は「いかにして三尺程の長い刀をスムーズに抜き勝つか」という目的で考案され、やがてゼロ距離の技術である柔術と、遠間の技術である剣術や棒などに対し、そのバランスが拮抗した中間距離を制する技術として発展したものである。居合という技術の開祖林崎甚助が夢によって神託を得たという伝説があるため、居合の流派には「夢想」という文字が付く流派が多い。各剣術流派では剣術・槍・柔などに並んで併修されていた技術の一つであり、居合のみから成り立つ流派が生まれたのは戦後の事である。

 

 様々な居合術の中でも、全日本剣道連盟居合は「居合道」として、各地で道場学校部活動として定着している。

ただし剣道竹刀よりも危険な金属刀を練習レベルから用いる事もあって剣道よりは敷居が高くかつ基礎技術として剣道を経由してから習う場合も少なく無い。


創作での扱い

 時代劇では『座頭市』で、主人公の市が仕込み刀による抜刀術を用いており、ここが火付け役となったと思われる。

 アニメでは、モンキー・パンチ原作の漫画ルパン三世』に登場する石川五ェ門斬鉄剣による華麗な抜刀術を劇中で度々披露していたことから定着していった。同時に『居合だったら銃弾でもでも斬れる』という誇張表現も定着させた。

 ゲームではSNK対戦型格闘ゲームサムライスピリッツ』で、それまで主体だった同業界に『真剣での勝負』を持ちこんだことから、居合を扱うキャラクターが徐々に勢力を拡大させていくこととなる。


居合の極致とは……?

よく居合を極めたことの表現として「斬られたこともわからない」や「いつ抜いたかもわからない」といった、速さや技術に関して取り沙汰されることがあるが、これは正しくはない

前述通り、居合とは遠間を支配する剣術とゼロ距離を支配する柔術の中間の領域を制する技術として発展した。つまり、居合の支配する間において極められた居合によって相手を制すると云うことは相手に「抜かせず、投げさせず」というもはや刀を抜かずして戦いに勝つという次元を可能にするのである。


関連タグ

日本刀


居合に関連する作品・キャラクター

ドラマ

漫画・アニメ

ゲーム

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