創造主
そうぞうしゅ
宗教の神話、創作作品などにおいて、生命・星・宇宙などを、意思を持って作り出したとされる存在。
曖昧さ回避
概要
創造主、または創造神とは、宗教・神話における神の一類型。その名のとおり、世界や人類を創造した神。
一神教の神は創造主の代表例。天地創造を行える事から、多神教神話においても創造神は非常に強力な存在とされる。
しかし「創造」しか権能を持たなかったり、他の神や人との関係が希薄だと、その抽象性からやがてあまり語られなくなり「閑な神」になることもある。
ギリシャ神話のカオスのように、原初に存在するが、自分からは創造のアクションを起こさず自然に生まれた他の神々が世界を生成する役割を担う例もある。
多神教における創造神
同じ神話、宗教に複数の創造主がいる例も少なくない。
創作(フィクション)における創造主
生命、地球などの惑星、ひいては宇宙などを、自然界の法則にのっとった物理運動や進化によるものではなく、人工的に手を加えて誕生させたとされている者。
神であったり、高度な科学を持った異星人であったり、太古の超文明であったり、作品によってはいろいろな描写がされている。
神である架空の創造主としてはトールキン作品のエル・イルーヴァタール、ナルニア国物語のアスランが代表的。
これらは一神教の創造主をモデルとしている。
近代以降になり、宗教の影響力が減衰していくにつれ、「創造主」を悪役とするフィクションも現れるようになった。
曖昧さ回避における、キョウリュウジャーの創造主はその典型例である。