ケーキ
けーき
小麦粉を主材料とし、油脂類、卵、砂糖、牛乳、香料などを加えた生地をオーブンで焼いた洋菓子。
概説
日本で単にケーキというと、年配者は「スポンジケーキにクリームを塗りフルーツや生クリームでデコレーションしたもの」を連想しがちである。しかし、現在の日本では、パウンドケーキやホットケーキなどクリームも果物も載せないものや、クッキーを砕いた土台の上にクリームチーズや生クリームを混ぜた生地を敷き、冷やして固めたレアチーズケーキなど、様々な種類を指すことが多い。
イギリスおよびヨーロッパ諸国では、cakeは特定の種類の菓子を意味することが多い。すなわち、バター、砂糖、鶏卵、小麦粉およびナッツやドライフルーツなどを主原料としてつくる、スポンジ状組織をした比較的日もちのよい菓子をいう。
フランス語ではガトーgteau(x)、ドイツ語ではクーヘンKuchenに相当する。
またリキュールを使用したものも多く、「子供のパーティーのスイーツ」というイメージが含まれる日本とは違い、西欧では「大人のためのお茶菓子」としてのイメージもある。
多くのケーキは何らかの穀物の粉末(多くは小麦粉)、結着剤(多くは鶏卵や小麦粉に含まれるグルテン)、糖分(砂糖など)、油脂(植物油、バター、ラード、シュマルツなど)、水分(水、牛乳、バターミルク、果物のピューレなど)、膨張剤(酵母、重曹、ベーキングパウダーなど)を配合して作られる。