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ウデンの編集履歴

2019-11-19 09:22:42 バージョン

ウデン

うでん

ウデンとは、騎士竜戦隊リュウソウジャーに登場するドルイドンの幹部怪人。

「これがお前の技か。効くな」

「お前の技を見せろ」


CV:ボルケーノ太田/スーツアクター:今井靖彦


データ

属性/ビショップ級幹部

分類/ドルイドン族

身長/189cm

体重/278kg

分布/閉ざされた迷宮

経験値/248


概要

第33話に登場した、ドルイドン族ビショップ級幹部怪人。

虚無僧が被る笠の様な物を被り、黒ずくめの忍者を思わせる装飾の少ない姿をしている。

寡黙な性格で相手の技を求める台詞や技の名前を口にする以外、殆ど喋らない。


戦闘では日本刀に似た形状をした剣を用い、それを巧みに駆使した剣術を得意としており、相手が多勢でも難なくやり合える程の腕前を持つ実力者。

また、左胸のバックルを入口に狙いをつけた相手を体内に引きずり込み、その取り込んだ相手の技をトレースし、自分の技として扱う事が出来る。その体内は取り込んだ相手を閉じ込める迷宮を思われる特殊な空間に繋がっており、自分の分身体と戦わせて相手が使った技を学習・自らの技にすると同時に、相手のエネルギーさえも自分の力としてじわじわと奪っていく


だが、ここまで高い実力を持っているにも関わらず、この時点ではまだ本気を出していないのが彼の恐ろしい所。しかし戦法は、『遭遇した敵を次々と自身の体内に幽閉、頭数を減らす』『残った敵は取り込んだ者達から得た技で増強した戦闘力で確実に仕留める』と、ガチレウス顔負けの合理性に富んだ代物で、本気は出さずとも最初からリュウソウジャーの全滅を目論んでいた事を覗わせる。

同じビショップ級のワイズルー曰く「気に入らないが腕は立つ」と、不服と思いつつも彼の実力を認めてはいる。


一見すると緑色の目を持つ単眼の様な顔のように見えるが、実は自分の素顔を隠す為の仮面(面頬)を付けており、その素顔は隈取をしたとも見える、極めて悍しい顔立ちをしている。

本気を出す時は自ら面頬を外して素顔を曝け出し、寡黙さから一転して激情も露わに、雄叫びを上げながら戦う。


初登場となった第33話で、早々に退場と言う呆気ない幕切れとなったが、彼の出現にワイズルーとガチレウスは更に新たな幹部のプリシャスが地球へ向かっている事を予感していた為、ウデンはプリシャスと繋がりがあると思われるが、部下なのかは不明。


活躍

前回のジャックオーランタンマイナソーの件で、クレオンドルン兵4体から糾弾を受け、更にガチレウスからも「なぜ寝ている? 寝る時間があるなら働け!!」と叱責される現場にて唐突に姿を現す。

思わぬ同族の出現に面食らったガチレウスから「何故此処にいるのか」と問われるも返答せずに黙ったままだった。


その後、卓球に興じるリュウソウジャーの許へと赴いたウデンは、倒れた龍井尚久を救護室へ運ぶべく外に出ていたトワカナロの2人を襲撃し、自身のバックルの中へと吸収。

更に2人の帰りが遅いのが気になり探しに出たコウメルトアスナをゴールドの技『ファイナルサンダーショット』で急襲すると、そのまま3人も自身の内へと取り込み、体内の空間で自身の分身体と戦わせて彼らの技を奪っていく。


更に遅れて駆け付けたバンバナダの2人を座禅しながら待ち受けると、メラメラソウルによる炎の斬撃で先制攻撃を仕掛け、リュウソウチェンジするブラックに続き「不屈の騎士」として生まれ変わったナダ/ガイソーグと近くの倉庫で戦闘開始。実力のある2人に相手にしても互角にやり合い、立ち向かってきたブラックをドッシンソウルの力でダメージを与えた隙にバックルで吸収してしまった。

一方、取り込まれたバンバはウデンの分身体との交戦からその能力を即座に見抜き、先に異空間に送り込まれた仲間達に「こいつとは戦うな」と注意喚起。自身も柱の陰に隠れて逃げ回る。


現状戦うことが可能なナダもヒエヒエソウルの力や巧みな剣術で追い詰めていくが、囚われたリュウソウジャーを助けるべく懐に飛び込んだナダが繰り出した渾身の頭突きでバックルが破損、メルトに促されてコウの脱出を許してしまう。

だが、ナダの方もウデンから受けた攻撃でダメージが蓄積されていた事もあって先ほどの頭突きがダメージが致命的なものになってしまい、コウに自分のソウルを託し息絶えていった。


その時、2人の想いに呼応するかの様に、ナダから託されたリュウソウルとガイソーグの鎧、そしてナダの亡骸はコウの腕の中で光と共に新たな姿へと変化し、新たな装備・マックスリュウソウチェンジャーに変化。

その様子を傍で見ていたウデンは容赦無くその凶刃を振り下ろすが、憤怒の形相でコウが睨み付けた途端に巻き起こる爆炎の中、リュウソウレッドへリュウソウチェンジ。


レッド「一緒に戦おう、ナダ。ソウルを…1つに!」


そして、コウは続け様にマックスリュウソウレッドにマックスチェンジ。荒々しくも威風堂々たる雄姿を見せ付ける。


「本気出す。ぬおぉぉぉぉっ!!」


強化変身遂げた相手にウデンは面頬を外して本気を出し、醜悪な素顔を晒しながら斬り掛かるがまるで効かず、逆にレッドの怒涛のラッシュに圧倒された後に渾身の蹴りで吹っ飛ばされ、レッドの姿を見失うウデン。

「どこだ?どこにいる!出て来ぉぉぉい!」と叫んだ瞬間、ぶら下がっていた天井から降り背後から勢い良く飛び掛かるレッドに再度吹っ飛ばされ、そして、2つリュウソウルを同時に発動するレッドの新能力によって、オモソウルとヒエヒエソウルの同時攻撃によって氷漬けにされてしまった。


レッド「お前に…俺たちのソウルは砕けない!」


最期はレッドの強い言葉と共に放たれた『エバーラスティングクロー』を喰らい敗北・爆散した。



ウデンの死と同時に、5人も彼の異空間から解放される。5人がコウの元に駆け寄ると、そこに立っていたのは、1人哀しげに佇む勇猛の騎士の姿だった。泣き顔と共に振り返るコウの様子から、仲間達はナダの死を悟る。


沈む夕陽の中、悲しみに打ちひしがれる6人の元にういが現れ、ナダが生前に残していた動画を見つけて、リュウソウジャーの前で再生する。

動画を通して自分達への感謝を告げるナダの姿に、リュウソウジャーとして、更なる戦いを切り抜ける事を誓うのだった。


余談

名前の由来は恐らく『腕が立つ』+『ウォーダン(オーディンの異称)』の混成と思われる(モノアイデザインのマスクからも、隻眼であるオーディンの意匠が見られる)が、忍者や日本刀と言った和のイメージから、『ウォーダン』+『塚原卜伝』も有り得るかも知れない。


キャラクターデザインを担当する久正人氏によると、同じビショップ級幹部のワイズルーに僧侶のイメージである「十字」を使ってしまった為、他の僧っぽい物」があるか考えていた末に虚無僧を思いつき、ウデンのデザインに取り入れる事にしたとの事。

更にちょうど、『ニンジャバットマン』のコミカライズで虚無僧姿のダークヒーローを描いており、それも思い出した上で閃いたらしい。


経験値の合計数の由来はそのまま「忍者」の語呂合わせ。現在の所、ドルイドン族の幹部の中では一番低い数値である。

にも関わらず、1話のみの登場とは言え実際の戦闘では、リュウソウジャーを全員倒して体内に幽閉。最後に残ったナダは一方的に追い詰められて致命傷を負いつつも、自分の命を捨ててコウを解放する事でしか活路を見出せなかった。

純粋な戦闘力では同じビショップ級のワイズルーを上回っているのではないかと思われる(とは言え、ワイズルーは「仕事は楽しく」な考えから、良くも悪くも肩の力を抜いており、未だに本気を見せていないのも否めない)。


また、本編においてはタンクジョウ以来、リュウソウジャーに近しいリュウソウ族の身内の命を奪った2人目のドルイドンとなった。こちらもマスターレッド同様、コウの目の前で落命する形となり、その魂を受け継いでパワーアップした彼の猛攻を受けたが、タンクジョウと違って取り逃がされずに倒されている。


直後に現れた上司・プリシャスと行使する能力、その為のツールが似通っている事から、プリシャスが自身の能力を模倣させて創った人工生物の可能性があるかも知れない。


声を演じるボルケーノ太田氏は『動物戦隊ジュウオウジャー』の犀男以来の登場であり、スーパー戦隊シリーズの悪役を演じるのは初。


スーツアクターの今井靖彦氏は仮面ライダーゼロワンドードーマギアを演じている。更にウデンの登場回と同日で放送されたゼロワン第10話では、ドードーマギアの変身者がゲストキャラである大和田伸也氏より殺陣の教えを受け成長、パワーアップを果たしている。

一方リュウソウジャー本編では、皮肉な事にマスターレッド版のリュウソウレッドを演じていた。


関連タグ

騎士竜戦隊リュウソウジャー ドルイドン族


衛星のターゲイトジャグド:同じく1話で退場した幹部怪人達。

ドーラニンジャ邪忍イーガデーボ・シノビンバ:過去の恐竜スーパー戦隊に登場した忍者繋がりの怪人達。

虚無八ハチョウチン:虚無僧繋がりの先輩怪人達。

ボクデン星人ビスケス:塚原卜伝繋がりの剣士怪人。ただしこちらは剣術の他に毒での目潰しも使う卑怯者。因みに声はピーたん/プテラードン同じで、ガチレウス同じ声兄弟弟子を逆恨みしていた。


ウォーダン・ユミル:同じくオーディンの異名を与えられた凄腕の剣士。しかしこちらは凄まじく熱い叫びの元、戦艦すら斬れる巨剣で相手を一刀両断する豪傑

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