シェーの意味が分からない双子のAIロボットは・・・。
※本作の公式サイトから引用
概要
『おそ松くん』及びその派生作品に登場するイヤミが驚いた時に取るポーズ。その強烈なインパクトから現在でも彼の代表的な一発ギャグにもなっている。
また、『おそ松さん』(第3期)では第9話Aパートのサブタイトルとして採用された。初回放送は2020年12月8日(7日深夜)で、イヤミと十四松とシャケ&ウメのメイン回である。
なお、同日に放送されたBパート『衣装』とCパート『家事をやろう』についてはそれぞれの個別記事を参照。
特徴
姿勢良く背筋を伸ばした状態で手首が直角のまま片手を上に伸ばし、もう片手を胸元に寄せる。片足の膝は鋭角な状態で靴下はビヨンと出すとするのが正しいシェーとなっている。
ただし、靴は脱がなくても成立する場合がある上、ポーズを取る手足は左右どちらでも良いようになっている。
ストーリー
ある日、様々な場面で驚く度に思わずシェーをする6つ子達の様子が気になったAIロボットのシャケとウメは十四松にあのポーズの事を知りたいと相談を持ちかける。そこで、彼は本家に聞いてみるという形で3人で河川敷に居たイヤミの元へ会いに行く事になった。
令和から新登場した2体がシェーの存在を全く知らない事実に衝撃を受けたイヤミは思わず卒倒しかけるものの、懐から取り出した古いスクラップを通してシェーは昭和の頃に彼が編み出した伝説のギャグでかつて多くの世代が真似をする社会現象を生み出し、原作者の生涯や本作の存続などに深く関わる全ての原点である事を熱意を持ってアピールする。シャケとウメはその知名度自体には納得するものの、令和の製品である自分達がこのネタを知らなかった事やスクラップが60年以上前に作られた事、遠い過去の遺物となった現代の人々に広く知られているのは考え難く認知度の期待値も低い事情から「シェーは"かつて有名だった"という方が相応しく、現代では微妙なギャグという認識が正しいのではないか」と指摘した。
謎の正論を突きつけられた2体に対しイヤミは一体彼らが何処の事務所所属なのか、一体何年目なのかなどお笑い芸人視点で十四松に問い詰めた後、彼のアドバイスで何とか2体が尊敬意識を持った事を確認したイヤミは「チミ達もギャグアニメで食べて行きたいならレジェンドのギャグをちゃんと押さえるザンス」と忠告する。ところが、今度はギャグ本来の意味の解説と現代においてシェーで笑う期待値が0.1である現状から「仮にお笑い大会に出ても2回戦までに必ず敗退する位殆ど受けないこのネタが令和にもまだ必要なのか、どんな勝算の有無や考えを持っているのか」と再び彼らに問い詰められた。
良くも悪くも生真面目な質問をするシャケとウメに嫌気が差したイヤミは帰って欲しいと門前払いをするが・・・・・・?
余談
- 実際にイヤミ自身は"ヒェー"と言っているらしいが、出っ歯のせいでこのように聞こえるようになってしまった事が明かされている。
- 因みに、作中でシェーのポーズの最初にやったのは厳密にはイヤミではなく松造であり、同シーンでは"イヤーン!"と言っている。
- このギャグは非常に高い知名度を誇っており、実在の人物では原作者の赤塚不二夫だけでなく野球選手の王貞治や長嶋茂雄、更にビートルズのメンバーの1人ジョン・レノンや幼い頃の今上天皇といった有名人も披露した記録が残されている。
- また、架空のキャラクターでは『怪獣大戦争』のゴジラや『ファイナルファンタジー6』のケフカ、『うちのメイドがウザすぎる!』の高梨ミーシャも作中で披露している。特に、ゴジラの場合『ゴジラ-GODZILLA-』や『ゴジラ-GODZILLA-VS』でシェーのモーションが使用出来る程まで普及している。
- その他にも、2010年6月23日~同年7月5日に開催された『追悼 赤塚不二夫展 ギャグで駆け抜けた72年』では『ドラゴンボール』の孫悟空や『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造、『島耕作シリーズ』の島耕作、『らき☆すた』の泉こなた、『ちびまる子ちゃん』のまる子など様々なキャラクター達がシェーのポーズをしたイラストが展示された。
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しぇしぇしぇのしぇー:似て非なる存在