「世界ってのはつまり、自分を中心とした価値観でしょ?
そんなものは生まれたときからわたしのものよ。
そんな世界を支配しろっていうんなら、わたしはとっくに世界を支配してるわ」
プロフィール
誕生日 | 2月3日 |
---|---|
星座 | 水瓶座 |
血液型 | O型 |
身長 | 159cm |
体重 | 47kg |
スリーサイズ | B77/W57/H80 |
イメージカラー | 赤 |
特技 | あらゆる事をそつなくこなし、ここ一番で失敗する |
好きなもの | 宝石磨き、士郎いじり |
苦手なもの | 電子機器全般、突発的なアクシデント |
天敵 | 言峰綺礼 |
CV | 植田佳奈 |
人気投票 | 4位(女性3位・型月10周年記念) |
概要
『Fate/stay night』におけるヒロインのひとり。専用ルートは「Unlimited Blade Works」。
衛宮士郎が密かに憧れる同級生。穂群原学園2年A組所属のミス優等生。
その正体は、冬木市一帯の魔術師を支配する管理人(セカンドオーナー)である遠坂家の6代目当主。
最優のサーヴァントとされる「セイバー」を召喚すべく準備してきたが、召喚の触媒が用意できず自身の魔力を込めた宝石で儀式を行う。が、ある理由から「魔力が最高潮となる時間よりも早く儀式を行ってしまう」というミスをやらかしてしまい、結果アーチャーを召喚。
更に学校でランサーとの戦いの際に、学校に残っていた士郎の存在に気が付かなかったために、彼が聖杯戦争に巻き込まれるきっかけを作ってしまう。
その後、偶発的にセイバーを召喚した士郎と遭遇。ルートや媒体で途中経緯は異なるものの、最終的には同盟を組み、共に聖杯戦争を戦う。
続編『Fate/hollow ataraxia』では、とある理由からロンドンに留学中のため序盤は不在。彼女を帰国させる事がストーリーの大きなターニングポイントとなる。
『Fateシリーズ』を通して説明役を担う事が多いため、「Fateの案内人」とも言える。
人物
表向きは容姿端麗、文武両道、才色兼備の優等生。が、言ってみれば、これは何重にも猫をかぶった状態(無論能力もそれだけある)。彼女の性格を一言で示すならば、士郎が評した「あかいあくま」が最適。競争相手がいるならば周回遅れにし、刃向かう輩は反抗心をつぶすまで痛めつける。「やるからには徹底的に」を信条としている。
魔術師として冷徹であろうとする反面、聖杯戦争冒頭で士郎を助けたり、その後もなあなあで士郎との同盟を最後まで続けたりと、完全に冷徹にはなりきれないお人好しな面も。
他人に厳しく、自分にはもっと厳しい。目をかけた(期待している)人間にはガンガン追い立て厳しく指導しハッパをかけまくるが、いざという時はギリギリまで見捨てず1%でも希望があるなら決して諦めない面倒見の良さを発揮する。逆にどうでもいい・救えないと判断すればスッパリと見限るドライさも併せ持つ。
曰く「出来ない事は最初からしない。無駄だもの。やれる事を全部やるだけよ」との事。
後述の宝石魔術が原因で中々の守銭奴かつ拝金主義者。他人への貸しに対しては人一倍ガメつい反面、自身の借りもなんだかんだで律儀に守る。とある理由から、彼女にとって大事な人にほど大きな貸しを吹っ掛ける。
作中唯一ミニスカキャラだが、度々美脚を組んで座ろうが激しい動きが目立つ戦闘中だろうが絶対パンチラしない鉄壁の防御力を誇る。
それは原作ゲームのみならず、コミカライズやアニメでも共通。「パンチラする凛は遠坂凛ではない」とまで言わしめるが、『プリズマ☆イリヤ』のみは例外であり、作中、自白剤を撃たれてしまった士郎から「脚を出し過ぎだ。あんな丈で完全なガードなど望むべくもなくしばしば奥のものが見えている」と至極現実的なツッコミが入っていたりする。
能力
地水火風空の5つの属性を極めて高いレベルで扱うことのできる、「五大元素使い(アベレージ・ワン)」と呼ばれる超一級の魔術師。また魔術回路はメイン40にサブがそれぞれ30という桁違いの魔術回路を持つ。
得意な魔術は初等呪術「ガンド撃ち」だが、物理的破壊力を持たないはずのガンドが、高い魔力密度から拳銃弾並みの破壊力を持ったものになっている(物理的破壊力を持ったガンドを「フィンの一撃」と呼ぶ。凛のものはフィンのガトリングと呼ぶのが相応しいとか)。
本来専門としている魔術はキシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグの「鉱石魔術」。
宝石の中で魔力を流転させ、本来保存できないはずの魔力をストックしておき、宝石に宿った念に乗せてそのまま魔力を開放することにより魔弾として戦闘に転用する。
17年間休み無く織り上げた十の宝石が切り札だが、高価な宝石を使い捨てなければならないため、彼女の貯金は常にギリギリ。虎の子の十個の宝石の威力は、一粒で家の一軒や二軒を跡形もなく吹き飛ばす威力を誇る。しかし、どのルートでもサーヴァント相手に使用するため、活躍する機会が少ない。
大師父であるゼルレッチの第二魔法「平行世界への運営」へ至ることを目標とし研鑽を続けている。また、兄弟子であった言峰綺礼より八極拳の手ほどきを受けており、近接戦闘もある程度はこなすことが可能。…とまあ、非常に優秀な実力を持つのだが、遠坂家の遺伝的特質として、詰めが甘く肝心なところで凡ミスを犯すという欠点を持ち、そこはやはり時臣の血を継いでいるといえる。通称「うっかり」。
また、魔術師の例に漏れず重度の機械オンチ。根が努力家なので頑張れば一通りの操作はマスターできるのだが、如何せん普段から触れていないので忌諱感は強い。
(作中時代が携帯黎明期というのもあり)携帯電話は確実に使えない。なお遠坂邸にテレビは無いのだが、FAXは『hollow』で使用していた。
イロモノシリーズ
TYPE-MOONヒロインの宿命か、イロモノキャラが異様に多い。俗にいうリン顔。
まあセイバーもパチモン乱立してるし、妹は初めからボスキャラでありある作品を境に派生が増え始めたので気にしてはいけない。
遠坂凛のイロモノシリーズを代表するネタキャラ。
ゼルレッチが残した魔術礼装カレイドステッキによって洗脳まがいに変身させられた姿。
諸葛凛
あかいぐんし。
士郎のイメージに時折現れる軍師様。うろ覚え孫子の兵法で士郎に助言、敵も味方も罠に陥れる。
人をからかって遊ぶことに全知を費やす凛のイメージが投影されたものと思われる。
巫女凛
『hollow ataraxia』内の遠坂神社の巫女さん。
遠坂家の家計を支えるため、賽銭の回収や絵馬、御神籤の販売といった労働に勤しむ。タイガー道場と同じような空間らしい。ちなみに宮司はアーチャーが勤めている。
英霊トーサカ
『カプセルさーばんと』に登場。行くところまで行ってしまった凛。イロモノシリーズ最終形態。
回らなくなった借金を返すために「世界」と契約した模様。アーチャーは泣いていい。
これを見たシロウやリンは「見てられない」「知り合いに見られる前に消そう」と考えるほど。
他作品での遠坂凛
Fate/Zero
本編から10年前の小学生時代の彼女。詳細はロ凛を参照。
Fate/EXTRAシリーズ
容姿や性格はそっくりで遠坂家の血も引いているが、全くの別人であり基本設定が大幅に異なる。
西欧財閥に対するレジスタンスとして中東を中心に活動する凄腕の霊子ハッカーであり、聖杯を西欧財閥に渡すのを防ぐためにムーンセルの聖杯戦争に参加。サーヴァントは青い服に朱い槍のランサー。
詳細は遠坂リンを参照。
Fate/GrandOrder
メインシナリオ第1部7章「第七特異点 絶対魔獣戦線バビロニア」にて彼女を依代にしたと思しき疑似サーヴァント・イシュタル及びエレシュキガルが登場している。
奈須きのこ曰く「イシュタルは『颯爽と生きる、責任感のある女』としての凛部分で、エレシュキガルは『生真面目な秀才、恋にも真剣な少女』としての凛部分」との事である。
そしてイベントかつトンチキ時空の話であるが(あの同族ハンターと同じ世界と言えば分かる)でとうとう原初の女神と化したリン顔、スペース・イシュタルが登場した。
詳しくは各記事を参照。
他には以下の概念礼装のイラストで登場している。
☆5「フォーマルクラフト」成長し魔術の完成を見た未来の凛の姿だとされる。
☆4「戦友」アーチャーとのツーショット。
☆4「月の海の生徒会」こちらは遠坂リンの方。
☆4「コードキャスト」同じく遠坂リンの方。コードキャスト実行シーン。
☆4「ガンド」文字通りにガンドを撃つ瞬間の凛。
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
時計塔の魔術師で、元々冬木市に住んでいたが、中学卒業後イギリスへと留学していた。
しかし、ルヴィアとゼルレッチの弟子の座を巡って喧嘩して講堂を破壊してしまった事から、弟子入り試験も兼ねて「クラスカード」と呼ばれるカード回収の任務を言い渡され、冬木市に舞い戻る。
カレイドステッキ(マジカルルビー)の元マスターだが、魔法少女の力を使ってルヴィアと私闘に走ったためルビーから見限られている。ルビーに騙されて契約を結ばされたイリヤに対し、脅迫めいた形でクラスカード回収の任務を強制する。
ルヴィアとルビーのせいで本編以上に荒っぽい振る舞いが多く、その一方で既に時計塔に席を置く一人前の魔術師らしい目的優先な冷淡さも見せるが、年長者らしくイリヤたちの動向を温かく見守っており、『ドライ!!』ではすっかり所帯じみてきた(ルビーからはセラ(fate)に似てきたと評価されている)。
『ツヴァイ!』では、ルヴィア共々「協調性を学んでこい」と言い渡されたことから、表向きは穂群原学園高等部に編入しているが、1期で宝石のストックが枯渇したため、高給に釣られてライバルであるルヴィアの家でメイドとして働いている為、度々彼女の屋敷で寛いでいる。
ちなみに士郎とは中学の時に本編とは似て非なる出来事で接点があるが、当人がすっかり忘れていることに苛立ったり、積極的にアプローチを仕掛けるルヴィアといがみ合ったりしている。
『ドライ!!』では、始めはルヴィア共々エインズワース家に捕まった上に魔術による洗脳(厳密に言えば少し違うが)されてしまい、ハウスメイドとしてこき使われる。
その命令で一時はイリヤ達と敵対するが、魔術を解かれ正気を取り戻した後は再び味方としてサポートに回る。
氷室の天地 Fate/school Life
主人公氷室鐘のクラスメイト。本編ヒロインとしては珍しく準レギュラー扱い。基本的にはうっかりキャラ。また、同じく準レギュラーキャラである沙条綾香とは諸事情により仲があまり良くない。
言峰綺礼により余計に資産を売り払われた結果、大きな変化を引き起こしたり、小さいとはいえ事件をいくつか引き起こす事になる。
Fate/Apocrypha
Zero以前で分岐したこの世界でも誕生しており、こちらの世界では八極拳で根源に到る道を選んだらしい。
ご先祖様が日本刀型アゾット剣を作ろうとした事といい、魔術へのアプローチが奇抜すぎるのではなかろうか。
八極拳を極めた結果、「圏境」も極めてしまった御人もいるので彼女の方法もある意味間違ってはいないのだろう。あくまで裏設定程度で、本編には登場しない。
Fate/strange Fake
名前のみが語られており、かつて冬木の聖杯戦争に参加していた事を買われ、グレイにフラット・エスカルドスの援護ができる人物として招集を提案したが、逆に根幹に関わりすぎたせいで事態を混乱させてしまうとしてロード・エルメロイⅡ世に却下される。
ロード・エルメロイⅡ世の冒険
SNの前日談とも言える事件簿では出番が無かったが、数年後の本作では20歳近くに成長した姿で登場。
ある理由から、休学届けを出し出奔した先のシンガポールで海賊を率いていたが、偶然一派と敵対する事になったエルメロイⅡ世と再会し、彼が隠していたグレイとも知り合う。
そしてそれぞれの同行者が抱えた事情を解決すべく、共に世界を飛び回る事になる。
人間関係・関連人物
stay night
召喚したサーヴァント。口喧嘩は絶えないものの主従関係は良好で、完全に凸凹コンビ。
とあるルートでは彼にある人物の行く末を託される。
本来彼女が召喚しようとしたクラスのサーヴァント。本来ならば敵同士なのだが彼女のマスターである士郎と同盟を結ぶ関係からHFルートを除き彼女と共闘関係になる。UBWルート中盤では彼女と再契約する。互いに関係は良好。
成り行きで聖杯戦争に巻きこまれた同じ学校の少年。ルートによっては恋人になる。凛自身は自分の不注意で彼を聖杯戦争に巻き込んだことに責任を感じている。
ルートによってタイミングや理由が異なるが、基本的に彼とは同盟関係。恋人関係になるルート以外でも仲間として仲良くなっている。
没落寸前の間桐家の養子に出された妹。とても仲の良い姉妹だったが、協約により彼女と深く関わることは禁止されていた。このため、本編開始時にはお互いに他人の振りをしている(事情を知らない人間には「以前からのちょっとした知り合い」という関係として説明している)。凛自身は離ればなれとなった後も内心では姉として妹をずっと気にかけていた。
兄弟子。時臣亡き後、凛の後見人となる。凛自身は煩わしく反発している一方で、八極拳を習うなど頼りにしているところもあるが、エセ神父呼ばわりすることもあるなど基本的には信用していない。凛本人は知る由もないが、父の仇でもある。ルートによっては仇であることを知ることになる。
親友であり好敵手。以前、彼女とある賭けをしている。
妹の義兄であり親友の部活仲間。
彼から歪んだ好意を寄せられているが、歯牙にもかけていない。聖杯戦争での敵同士でもあるが、脅威には感じていない。
敵のサーヴァントだがルートによっては彼と心を通わせる。ランサー自身は初見から凛を割と気に入っており『マスターにするならあんたみたいな女がいい』とまで評している。
平行世界の聖杯戦争ではパートナーに。
時計塔でのライバル。基本的に同族嫌悪で顔を合わせれば決闘が始まるほど。
ロンドン編での後見人。
Zero
父。凛の師匠でもあり目標。ただし彼の非情さや狡猾な一面は知らず、「父」としての一面しか知らない。第四次聖杯戦争の折に戦死(正確には言峰かギルガメッシュの教唆に従い、師を裏切りと騙し討ちによるもの)。
母。一般的な親子関係でよく慕っていた。第四次聖杯戦争の折に酸素欠乏症から重度の認知症にかかり、凛の幼い頃に死去している。
幼馴染みの母・葵に片思いしており、父・時臣を目の敵にしている間桐臓硯の次男。海魔に襲われそうなところを助けられる。凛や桜には人当たりが良い。
プリズマ☆イリヤ
カレイドステッキに選ばれた少女。自分たちの任務を達成するため、半強制的に働かせる。
同じくステッキに選ばれた少女。イリヤ同様なにかと気に掛ける。
イリヤから分離したもうひとつの小聖杯。
上層部のゲームバランスにより一時は敵対した封印指定執行者。
Grand Order
彼女を現界のための依代としたと思わしき女神。
イシュタル的には「聖杯に縁のある人物の中から最も性質の近い人物を選んだのだから似ていて当然」というが、依り代になってない世界のギルガメッシュには「生まれ変わりか?」と疑われるほどそっくりな性格をしており、肝心な時にドジるのも同じ様子である。
ただし完全に瓜二つなほどソックリな訳では無く違いもちゃんとあり、元のイシュタルは何かあると父神に泣きついてワガママを通す事が多々あった困ったちゃんでもあったが、早くに父を亡くした凛の性格に影響され、依り代に憑依して現界している状態ではこの父神への依存性がかなり薄れている。
同じく依り代にしたと思われる冥界の女神。イシュタルの半身でもある姉神。
上記のイシュタルに比べ、孤独・孤高であり生真面目で責任感の強い部分が強調されている。うっかり属性だけは共通で受け継いでいる。
外見デザインが『男体化した凛』という設定。
ただしあくまでも「似ているだけ」であり、直接的な血縁関係、関わりなどはない。
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