「可愛いだって!?ふざけんな!」
「見た目が子供でも頭脳は宇宙人!」
DATA
概要
GUTS-SELECT隊員であるメトロン星人。『ウルトラマントリガー』本編では第2話より登場している。
TPU設立の直後に地球へとやってきたらしく、当初はどこかのフーテン男のような身なりに身を包んで放浪生活を送っていた模様。
しかし、その優れた頭脳を見込まれ、ある河川敷で釣りをしていたところを(後述の『北川人情放浪記』の初回放送録画データに半ば釣られる形で)タツミ隊長にスカウトされ、TPUに所属することとなった。自分をスカウトしてくれたタツミ隊長に対しては今でも恩義を感じているようだ。
GUTS-SELECT配属前は、TPUの技術部・特務3課に所属していた。
怪獣に対する知識が豊富で、GUTS-SELECTにオペレーターとして配属され、ナースデッセイ号には彼専用のオペレーションスペースが設けられている。
ちなみにエレキングやゼットンと言った宇宙怪獣のデータを持参していた模様(中にはとんでもない奴もあったりする)。
好奇心旺盛で、面白いことが好きな一方で、可愛い見た目に反して毒舌家…というよりは小生意気な側面がある子どもといった雰囲気のキャラ。
非戦闘時はユナと仲が良さそうな様子を見せていたり、テッシンと仲良く筋トレしていたりと、若干口が悪いだけでむしろノリは良く、他メンバーとは仲が良い。テッシンへのツッコミ担当だったりする。
なお本人曰く「(地球の)侵略には特に興味はない」との事。
オンライン発表会でキャスト陣から「可愛い」と言われたときは「可愛いって言うな!」とあからさまに突っ慳貪な反応もしていたほか、第2話ではケンゴから「可愛い」と言われたときも照れくさそうな反応をしていたため、あまり「可愛い」扱いされたくないお年頃らしい。
一人称は「俺様」で、ヒマリからは「性格がねえ」と言われているが、お互い様らしい。
一方で毎週木曜日に放送される『北川人情放浪記』(劇中劇)をしっかり見ていたり、自室が昭和チックだったり、小林少年を知っていたり、夢のマイスイートホームが木造二階建てちゃぶ台付きだったりと子供にしては趣味が渋い。
時々、メタルシャワーでイジられる。
スピンオフ作品の「マルっとナビ」(新世代ヒーローズにおけるミニコーナー)にてナビゲーターを担当する。
容姿
顔付きは初代メトロン星人が幼くなったような印象を受ける。また、これまでの同族同様、頸部のV字型の発光器官が点滅している。
服装は全体的にカジュアルで、メトロン星人の体色をイメージしたカーディガンがチャームポイント。アウターの袖口はメトロン星人特有の腕のヒラヒラによく似たもの。胸と背中にはウルトラセブンのアイスラッガーの様なデザインの「7」のマークが刺繍されているが、これはGUTS-SELECTの7番目を意味しているそう。
メトロン星人Jr.よろしく五本指が生えている(タツミ隊長も初対面の際には驚いていた)。
なおスーツの都合でのぞき穴の部分が鼻に位置しているが、それが人間で言う「そばかす」のようにも見え、より少年っぽさを感じさせる。
ウルトラマンクロニクルD
デバンと共にナビゲーターを務める。
本編終了後の時系列であり、怪獣災害の減少により泊まり込みなる事態が減少し、それに伴い念願の古風なマイホームに住めることになったものの、突如訪ねてきたデバンをやむえず家に置くことになる。
NEW GENERATION THELIVE ウルトラマントリガー編
ステージのMCとして登場した。
余談
メトロン星人がウルトラシリーズで味方になる例は、『ウルトラマンギンガS』のメトロン星人ジェイス以来。ちなみに『ギンガS』のメイン監督は『トリガー』と同じ坂本浩一氏だったりする(なお、ナナセ・ヒマリ役の春川芽生氏も『ギンガS』に出演していた)。
また、奇偶なことに坂本氏の奥さんは『平成ウルトラセブン』でメトロン星人の人間態を演じていた(これまた奇妙なことに同女史はカミーラのスーツアクトレスも務めていた)。
人間のような五本指を持つメトロン星人は、上記のJr.以来二人目。
このことから、「若いメトロン星人には指が生えており、年を取ると指が消失、あるいは腕のヒラヒラに隠れてしまうのでないか」とする説も浮上している。
キャラクターデザインは、近年数々の特撮作品に参加しているK-Suke氏が担当。
『ウルトラマンジード』に登場したペガッサ星人ペガとキャラクターコンセプトやデザインが似通っているため、両者に共通点を見出したファンも少なくない(ペガッサ星人もメトロン星人も同じく『ウルトラセブン』が初出)。また、共演を望む声も挙がっているとか。
なお半ばメタ的なネタではあるが、カウントダウンメッセージではオファーが遅かった事に怒りを露わにした際、ファントン星人グルマンと共にペガの名を挙げている。また、『ナースデッセイ開発秘話』の宣伝にはペガと揃って登場しており、仲の良さそうな雰囲気を見せている。
マルゥル役のM・A・O(こと市道真央氏。声優時はこの名義で出演している)氏は、『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイイエローことルカ・ミルフィ役や、『宇宙戦隊キュウレンジャー』のワシピンク役、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のチビガルー役、『仮面ライダーゼロワン』のアイちゃん役など特撮作品に数度出演した経験があり、『トリガー』への出演を経て三大特撮全てへの出演を果たした。
ちなみにイグニス役の細貝圭氏は「ゴーカイジャー」においてはバスコ・タ・ジョロキア役でもあったため、10年経って思わぬ形で「再共演」が実現した事に、特撮ファンからは驚きを持って迎えられた。
マルゥルの自室
マルゥルが自室は昭和の夕焼けをイメージしたライトアップがなされており、扇風機やテレビは昭和時代のものが置かれている。なお、自室には過去のウルトラシリーズに縁深いアイテムが置かれているのが特徴。
関連タグ
ファントン星人グルマン:過去の作品における似たような立ち位置のキャラ。
ペガッサ星人ペガ、シャドー星人ゼナ:過去の作品での味方宇宙人。彼らの同胞もメトロン星人同様にかつてウルトラセブンと事を構えた宇宙人である。
ナビルー:モンスター(≒怪獣)に関する知識が豊富でそれを活かして主人公をサポートする共通点がある(アニメ版ではちょっと生意気なところがあるという共通点も)。ちなみに中の人も同じで、『トリガー』の放送開始と同時期に新作が発売されるという妙な縁もあったり。
古畑任三郎/金田一少年の事件簿/名探偵コナン/少年探偵団:第13話でのパロディ元。
ムナカタ・セイイチ:13話にて、彼が40話で言った「デカ長と呼べ!」というセリフが登場した。
駒込・アズズ:中の人が同じ頭脳派の毒舌キャラ。