両剣
りょうけん
剣の形式の一種。実用性の問題からほぼフィクションにしか存在しない武器。
まだ研究中なので追記出来る方はよろしくお願いします
特徴
武器形式の一種。「双刃刀」「ツーブレーデッドソードorツーヘッドソード」「ダブルセイバー」等と呼び方は色々あり、正直定まってない。
柄の両端に刃が付いており、2本の剣が両手持ち状態となる。また、一般形式の剣の柄尻を合体させ、この形態を採る場合も存在する。
別称として「双頭刃式」(槍等の穂先の部分は「頭」と別称される為)とも呼ばれる。これは剣だけではなく、斧や槍等他の武器(特に長柄武器の穂先=頭を両端に付け双頭刃式にする場合が多い)でも本形式を採る物が有る為である。
実物を目にするのは非常に稀だが、中国には同形式の槍が存在する他、中世にインドの中西部で『ハラディ』と呼ばれる双刃の短剣(シリアンナイフ)が存在し、古代ローマでは『ピルム・ムルス』と呼ばれる木製の槍も存在する。
また、全く自重する気無しで作った仕込長巻もこれに近い。外部リンク
ロマン性が高く、またビームソード等架空の武器では映える為、ゲーム等で高い評価を受けている。
例
片刃・点対称のものは双刃刀を参照。また、弓の両端に刃を備えるという変則的な武器も。
作品名 | 武器名 | 使用者 | 備考 |
---|---|---|---|
宇宙の騎士テッカマン | テックランサー | テッカマン | リメイク作にも同名武器が登場するが両剣型でない物が含まれる |
仮面ライダー剣 | 醒弓カリスアロー | 仮面ライダーカリス | 弓型 |
仮面ライダー鎧武 | 創生弓ソニックアロー | 仮面ライダー鎧武他 | 弓 |
仮面ライダーゼロワン | アタッシュアロー | 仮面ライダー迅他 | 弓。鞄型に変形可 |
機動戦士ガンダム | ビームナギナタ | ゲルググ | 片刃でも使用可能 |
機動戦士ガンダムSEED・DESTINY | アンビデクストラス・ハルバード | ジャスティスガンダム他 | 分割可能 |
実写版トランスフォーマー | プライマックスブレード等 | センチネルプライム | 側面をくっ付ける事で大剣にも変形出来る珍しいタイプ |
STAR WARS | ダブル=ブレード・ライトセーバー | ダース・モール他 | 一部のものは分割可能 |
星獣戦隊ギンガマン | ツインブルソード | ブルタウラス | 剣 |
テイルズオブシンフォニア | ダブルセイバー | ユアン・カーフェイ | |
テイルズオブイノセンスR | 双槍 | キュキュ・セレツネワ | 槍 |
テイルズオブグレイセス | 双刃 | ヒューバート・オズウェル | 分割・拳銃や弓に変形可能 |
パンプキン・シザーズ | メーネ | アリス・レイ・マルヴィン | |
秘密戦隊ゴレンジャー | ブルーチェリー | アオレンジャー | 弓 |
未来戦隊タイムレンジャー | ツインベクター | タイムレンジャー | 分割可能 |
ファンタシースターオンライン | ダブルセイバー | プレイヤー他 | 武器カテゴリのひとつで刃を持たない棒状のものなどの例外も存在する |
Bloodborne | 落葉 | 時計塔のマリア | 分割・変形可能 |
星のカービィ64 | スパークカッター | カービィ | |
勇者聖戦バーンガーン | デュアルランサー | バーンガーン | 分割可能だが連結状態のみ使用 |
ファイナルファンタジー9 | 盗賊刀(全9種) | ジタン・トライバル | 短刀を素材として合成するものが多い |
戦国BASARA | 逆刃薙 | 柴田勝家 | 薙刀 |
時空戦士スピルバン | ツインブレード | スピルバン | 片刃でも使用可能 |
実際問題(閲覧注意)
注意
ロマンをぶち壊す可能性があります。それを踏まえた上で、閲覧してください。
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個人的な考察
(記事作成者の感想です。他の人の意見も参考に御願いします)
メリット
デメリット
- 当然、筋力や技量自体も高い物が要求される。剣2本分の重量と先述したが、一太刀当たりの重さが2倍になる訳ではない。
- グリップ部分が他の長柄武器に比べ小さいので、取れる操法が実は狭く手漕ぎ舟の一本式のパドルの様に振るか、掌で回す程度にしか扱えない。
- 前述の通り、周りを巻き込む様な操法が中心になる為、地面や壁等の障害物に無駄にぶつける場合も多く、攻撃回数自体が多いので武器自体の傷みや消耗は早い。
- この為、それなりの腕を持った相手ならば対処は楽。特に入り組んだ建造物や市街地戦時の狭所や、決闘の様な1対1のシチュでは、他の武器より役に立たない場合が多い。
- 大きく嵩張る為、携行性に劣る上、製作費・維持費も高く付く。
- 戦となると集団行動を主軸に行動する為、やはり突く、振る、相手の攻撃を防ぐ等の動作をする際、両方の先端に気を配らないといけない為、あまり需要は無く、却って間違えて仲間を負傷させてしまう恐れがあった。
- また、棒術等では石突など敢えて穂先=頭と違う構造・役割を活かした技法等が多く存在する為、両方に刃を付けてしまうと容量が悪くなり、場合によっては死角を生み易くなってしまう場面も。この場合は使い手の技量でカバーするしかない。