ドリームフレンズ
どりーむふれんず
概要
通常のフレンズヘルパーはコピー能力に対応しており、フレンズハートの投擲によって仲間に加わるが、このドリームフレンズは仲間にできるルールが異なり、ステージの道中で手に入る「ドリームロッド」を入手することで、ルーレット形式にて加わるキャラクターが決定される。時間が経過するとルーレットがゆっくりになるので目押しは難しくない。
ドリームロッドは、ストーリーモードだと各ステージにある大スイッチを押すことで現れる「ドリームしんでん」に置かれている。一度ここに入るとどこかのステージを1度クリアしなければ連続利用はできない(ただし複数のワールドのドリームしんでんの連続利用は可能)。星の◯◯◯◯やアナザーディメンションヒーローズ(後述)では道中で手に入る。
その面々は歴代作品の本編作品から重要キャラクターを1人または1組ずつチョイスしているためかなり幅広く、またアップデートによって追加されている。シリーズおなじみの顔ぶれもいれば、約20年登場から遠ざかっていた古参キャラもいる。
元々敵対していたキャラクターも例外ではないばかりか、その中にはカービィに一杯食わせた曲者も含まれている。
ストーリーモードをクリアするとプレイできる「星の◯◯◯◯ スターフレンズでGO!」では最初1Pはドリームフレンズを使用できず、通常のフレンズヘルパーで一度クリアすると解禁される。それぞれのタイトル画面の背景は、その多くが登場作品のパッケージを元にしている。
同じく「Theアルティメットチョイス」においては、最初は誰もドリームフレンズを選択できず、難易度は何でもいいので一度このモードをクリアしないと解禁されない。
ドリームロッドが多く手に入れば複数のドリームフレンズを連れて行くこともできる。
また、『星の◯◯◯◯』においては主人公をドリームフレンズとした場合、ラスボス戦でのBGMは選んだキャラクターに対応したものになる。初期から使用できる3人は当初アレンジBGMが使われていなかったが、アップデート第3弾から新しくナイトメアウィザード戦をアレンジした「ナイトメアーズバトル」が流れるようになった。
またアップデートで追加されたドリームフレンズを1Pが使用した場合、ステージ構成が大きく変わっており、一部のステージはそのドリームフレンズが初登場したシリーズのステージを再現した物がある。
アップデート第3弾で追加された新モード「アナザーディメンションヒーローズ」においては、カービィがドリームフレンズと交代しながらステージを進むんでいく形となっており、この点からも通常のフレンズヘルパーとはやや異なる立ち位置を確立していると言える。
ドリームフレンズ召喚時にはそれぞれのドリームフレンズを代表するBGMをアレンジした専用ジングルが流れ、初期から使用できる3人はアップデート第1弾からジングルと演出が追加された。
アップデート第3弾からは新規追加分を含め、ステージのインとアウト時に固有のマークが表示される様になった。また一部のドリームフレンズには新しく技が追加されている。
基本的にどのドリームフレンズも体力・攻撃力ともに高めに設定されており、一部のキャラは特定のコピー能力あるいは通常のフレンズヘルパーの上位互換のような性能になっている。また、属性持ちは複数の属性を扱える傾向が強く、味方への属性付加要員としても優秀。
カービィが吸い込んでコピー能力化させようとしても不可能で、飲み込もうとするとカービィの口から脱出される。
該当キャラクター
初期から実装
カービィシリーズ皆勤賞キャラのワドルディを代表し、ドリームフレンズとして登場。ドリームしんでんの解放とともに使用可能。「Wii」と同じくスピア準拠の技を持つほか、アップデート第3弾で高速移動しつつ攻撃できる「大地づき」が追加。自身は斬撃を扱い、仲間からの協力で属性を付けられる。
専用ジングルは「星のカービィ:タイトル」のワンフレーズのアレンジ。固有マークはバンダナワドルディの顔。
『初代』からカービィの永遠のライバルであるプププランドの大王。ワールド1をクリアした時点で解禁されるが、ボスとしての彼を倒した直後にフレンズハートを投げれば直接仲間にもなる。
カービィと同様にホバリングのハンデこそあるものの、ハンマー故の高い攻撃力を持ち、その体格から弱点のリーチを克服している。アップデート第3弾で最大3回まで大ジャンプできる「スーパーデデデジャンプ」が追加。
ただし、『Wii』及び『トリプルデラックス』より体格が大きくなった事で当たり判定が拡大したため敵の攻撃に当たりやすい。自身は打撃(ハンマー系)を扱い、仲間からの協力で属性を付けられる。
専用ジングルは「マスクド・デデデのテーマ」のワンフレーズのアレンジ。固有マークはピースサイン。
『夢の泉の物語』から登場した己の強さを求め続ける仮面の剣士。ワールド2をクリアした時点で解禁されるが、ボスとしての彼を倒した直後にフレンズハートを投げれば直接仲間にもなる。
ソード+ウイングといった能力を持つ。アップデート第3弾で発動した際、敵から攻撃を受けるとカウンターを繰り出す「ギャラクティックカウンター」が追加。
自身は斬撃を扱い、仲間からの協力で属性を付けられる。属性の影響を受けるのは特に「シャトルループ」で、炎を付加するとものすごいスピードで飛んでいく。
専用ジングルは「友と夕陽と⋯」のワンフレーズのアレンジ。固有マークはメタナイトのシンボルマーク。
アップデート第1弾(2018年3月28日)
ドリームしんでんの解放とともに使用可能。
『2』から登場したカービィの古参の仲間たち。陸上特化のハムスター・リック、水中特化のマンボウ・カイン、空中特化のフクロウ・クーの三体を切り換えて冒険する。
斬撃と打撃(ストーン系)を扱える上、味方へ「炎」「風」「水」の属性を与えられる(水辺なら「氷」も可能)。
専用ジングルは「リックのテーマ」のワンフレーズのアレンジ。固有マークはリック。バルフレイナイト戦でのBGMは「ダーククラウディ」でリアルダークマター戦→リップルフィールド→クラウディパークのアレンジメドレー。
『スーパーデラックス』の邪悪なラスボスがまさかのプレイアブル化。表と裏の形態を切り換え、かのアローアローやブラックホールすら使用できる。
長い無敵技や置き技など多彩なスペックになっていてラスボスの名に違わぬスペックを持つ。
仲間からの協力で属性を付けられる。属性に応じて、アローアローやシューターカッターといったラスボス技などを使用可能。
専用ジングルは「VS.マルク」のワンフレーズのアレンジ。固有マークは玉のりマルク。バルフレイナイト戦でのBGMは「VS.マルク/スターアライズ ドリーム ver.」。
『3』でカービィの相棒を努めた善良なダークマター族。長〜いベロや色々なコピー能力、闇の力などを駆使して活躍する。
打撃(ストーン系)を扱える上、味方へ「炎」「水」の属性を与えられる。
専用ジングルは「リップルフィールド」のワンフレーズのアレンジ。固有マークはグーイ。バルフレイナイト戦でのBGMは「ダークマター イン ザ ハイパーゾーン」で『3』のリアルダークマター戦のアレンジ。
アップデート第2弾(2018年7月27日)
ワールド1「へいわなくに プププランド」をクリアした時点で解禁される。
『64』で冒険を共にした、絵描きの少女とリップルスターの妖精が二人一組で参戦。皆無であった戦闘能力が大幅に向上している。体力はぶっちぎりで最低なうえ、攻撃もクセがあるものの火力は高く、敵の攻撃をやりすごす手段もある。
アーティストと同様のペイント系を扱える上、味方へ「電気」「氷」の属性を与えられる。ペイントということで、ストーンの味方が入れば「ヌリクルオブジェ」を使用可能。また同様に回復技を持っており、アーティストと比べて絵を書くスピードが圧倒的に速い。
専用ジングルは「ポップスター」のワンフレーズのアレンジ。固有マークはクリスタル。バルフレイナイト戦でのBGMは「おとめたちのやみとのたたかい」で、ゼロツー戦→ミラクルマター戦→リップルスターのステージ選択画面のアレンジメドレー。
『鏡の大迷宮』で、メタナイトの心の闇が具現化した暗黒剣士がまさかの参戦。鏡の世界で編み出した剣技を駆使し、技によってはミラーのように攻撃を反射できる。メタナイトとは全く使い勝手が違うため注意。
自身は斬撃を扱い、仲間からの協力で属性を付けられる。
専用ジングルは「ダークメタナイト戦」のワンフレーズのアレンジ。固有マークはディメンションミラー。バルフレイナイト戦でのBGMは「ダークミラージュ」で、通常ボス戦→ダークマインド戦のアレンジメドレー。
『参上!ドロッチェ団』に登場した、宇宙を股に掛けるネズミの盗賊・ドロッチェ団の長。トリプルスターを手に、お宝目指して部下たちと突き進む。
斬撃(地上のみ)と打撃(対床のみ)を扱える上、味方へ「炎」「氷」「電気」の属性を与えられる。多数の置き技を得意とし、その中にはあいつの姿も。
専用ジングルは「ドロッチェ団のテーマ」のワンフレーズのアレンジ。固有マークはチューリン。バルフレイナイト戦でのBGMは「真!ドロッチェ団のテーマ」。
アップデート第3弾(2018年11月30日)
三魔官シスターズ以外は、ワールド2「きせきの星 ポップスター」をクリアした時点で解禁される。
『Wii』でストーリーにどんでん返しを起こした、面の皮厚き虚言の魔術師がまさかのプレイアブル化。
ウルトラソードによる一刀両断や、フレンズ能力でローアに仲間たちを乗せての突撃など幅広い攻撃が可能。ブラックホールは設置までの間、遠隔操作が可能。
安定した攻撃能力に加え、空中では長時間の無敵回避、地上では強ガードと防御性能も高くマルクに負けず劣らずラスボススペック。
斬撃を扱える上、味方へ「炎」「風」「電気」の属性を与えられる。
専用ジングルは「彼方からの旅人マホロア」のワンフレーズのアレンジ。固有マークはローア。バルフレイナイト戦でのBGMは「覇王載冠 ~OVERLORD~」で、「CROWNED」を中心に「デンジャラスディナー」「飛べ!星のカービィ」「無限のチカラ」「勝利への道」「スカイタワー」を組み込んだアレンジメドレー。
『トリプルデラックス』に登場した、今も亡き女王を想い続けるあやつりの魔術師。
クモの糸や魔法を使った攻撃に加え、ワールドツリーやクィン・セクトニアの幻影を召喚するなどの魔術も行使できるほか、ガード削り対策の防御も可能。
味方へ「電気」の属性を与えられる。
専用ジングルは「あやつりの魔術師タランザ」のワンフレーズのアレンジ。固有マークはワールドツリーの花。バルフレイナイト戦でのBGMは「月魄のファントム」で「Dirty&Beauty」「この星をかけた魂の戦い」「狂花水月」のアレンジメドレー。
『ロボボプラネット』に登場した、ハルトマンワークスカンパニーの社長秘書。
レーザーガンやプロペラの小型ロボットを用いて戦い、リレインバーに乗り込むこともできる。
専用の技にジェットの技を持つ。ジェットはやはり癖が強いがリレインバーに搭乗している時は全キャラ最高の耐久力を持つ。
自身は斬撃と打撃(対床のみ)を扱い、仲間からの協力で属性を付けられる。属性はガンだけではなくリレインバーにも影響する。
専用ジングルは「銀河に名立たるハルトマン」のワンフレーズのアレンジ。固有マークはハルトマンワークスカンパニーのシンボルマーク。バルフレイナイト戦でのBGMは「幼き日に視たデウス・エクス・マキナ」で「回歴する追憶の数え唄」「VS.スタードリーム」のアレンジメドレー。
本作『スターアライズ』において、カービィ達の前に立ち塞がった三人の女性幹部。新モードの「アナザーディメンションヒーローズ」をフレンズハート120個中100個回収した状態でクリアすると解禁される。
リック&カイン&クーとは大分仕様が異なっており、1体で3体分の性能を持つ。
氷のキッス、炎のルージュ、雷のパルルティザーヌの三人を、好きなタイミングで切り替えてプレイする事が可能。
斬撃を扱える上、味方へ「炎」「氷」「水」「電気」の属性を与えられる。炎・氷・電気に関しては、自身の武器に常に纏っており、属性変更できない代わりに水中でも属性がOFFにならない。
専用ジングルは「Prayer song to God」のワンフレーズのアレンジ。固有マークはジャマハルダのマーク。 バルフレイナイト戦でのBGMは「三叉一閃の巫の熱情」で「あの星の友だちみんなが、ついているからだ!」「Prayer song to God」「友ときずなの戦い」のアレンジメドレー。こちらは「アナザーディメンションヒーローズ」の彼女らの後半戦でも流れている。
余談
それぞれのドリームフレンズの専用ジングルは、アナザーディメンションヒーローズにおける「ヒーローズトビラ(1Pの操作キャラクター強制交代ドア)」でも使われる。ちなみにカービィへ交代する場面も多く、カービィの場合は「フレンズフィールド」のワンフレーズが専用ジングルになっている。
このジングルはアップデート第1弾より前の頃は初期組3人の召喚ジングルとして使われていた。
「星のカービィWiiデラックス」のゲームモード「わいわいマホロアランド」では、ミッションのクリア数が10の倍数になると、金のドリームフレンズ像と当該キャラクターの派生版なりきりおめんが入手できる。
なお「ディスカバリー」に登場するエフィリンも同様の待遇であり、実質的な「ディスカバリー」出典のドリームフレンズ扱いとなっている。