概要
通称『タコ』。
スプラトゥーンシリーズに登場するタコのような生物。
主にシリーズ各作品のオフライン専用のストーリーモードとなる「ヒーローモード」で敵として登場し、イカと同じようにインクを使った攻撃を仕掛けてくる。
誰もがイカ形態とヒト形態を使い分けることができるインクリング(イカ)と違い、オクタリアンの多くはタコの足や吸盤そのもののような姿をしており、大きさもかなり個体差がある。
ただし、ヒト形態に変身できる特殊なタコも確認されている(後述)。
生態
性格はイカたちとは正反対で勤勉。早起きが得意らしい。
旧世界の遺物を利用して高度な住居や兵器などを製造することが得意で、世界平均から見ると15年以上進んだ先進的な技術を持っている。
これは身の回りにあるものを利用してシェルターのような隠れ家を作ったり、岩礁やタコツボに潜む事を好むというタコの習性が彼らに強く残っているものと考えられる。
その結果、完全自律式のロボット兵器や反重力技術、転送装置、足場などを透明化する光学迷彩まで実用化している。
しかし電信柱を2つ繋げたら浮く機構を生み出したり、パン焼き器に効率化を求めすぎて飛び出したパンが店主に大怪我を負わせたり、出力が700倍になった室外機が空を飛んだりとよく分からないことにもなっている。
また真面目過ぎる反面、杓子定規で融通が利かない部分もあり、デンチナマズがぬいぐるみにすり替えられても変わらず警備を続けたり、アタリメ司令や古いデンワなど容姿の似ているものを仲間と誤認したりと、どこか抜けている面もある。
なおシリーズ初期の段階では宇宙から飛来した異星人と思われるような描写(地上に進出したイカが外宇宙に向けて発信したメッセージにより、それを受け取ったオクタリアンがやってきたと窺わせる記述が1のミステリーファイルに存在)もあったが、『3』時点の公式設定ではイカから進化したインクリングと同様、タコから進化した純地球産の生物である事が確定している。
イカとの長き戦いの歴史
大ナワバリバトル(100年前から)
一万年前に起こった海面上昇により陸上の生物が絶滅した後、陸地に進出した海洋生物の中でも特に高い知能と適応力を持っていたイカ及びタコは時代のイニシアチブを握り、後に「軟体世紀」と呼ばれる時代が始まる事になる。
100年前まではイカとタコは隣人として暮らし、友情で結ばれる者たちもいた。
しかし再度海面が上昇し始め、残された陸地があと僅かとなると両者の間で「大ナワバリバトル」と呼ばれる戦いが勃発する。
タコたちは持ち前の技術力と勤勉さにより、享楽的で早起きの苦手なイカたちを大いに苦しめ、さらに切り札として戦略タコツボ兵器を建造。
イカたちの本陣を陥落させるべく動き出すが、電源ケーブルの長さが足りておらず敵陣を目の前にしてコンセントがすっぽ抜けて沈黙するという大チョンボをかます。
更にイカ陣営に伝説的な英雄「カラストンビ部隊」が現れたことで徐々に形勢が逆転、最終的にタコたちは敗北を喫し、住処を失い地下へと潜らざるを得なくなった(近年の研究では、最終的に明暗を分けたのは足の本数の差であるとされている)。
正確にはハイカラ地方からナンタイ山を挟んで北西に数十キロ行った不毛の土地(タコツボバレーやタコツボキャニオン)がナワバリであり、そこに各地下基地とつながる転送装置「ヤカン」を設置して潜んでいる。それぞれのヤカンは透明化して隠されており、インクを当てないと姿を現さない。
地下基地は滅亡した人類文明の遺跡を再利用したものとされている。
なお、ファミ通によるインタビューで公開された作中世界の地図に「大ナワバリバトルの際にできたクレーター」なる地形がみられるのだが、核兵器でも使われたのかと疑うレベルの巨大クレーターが4つも出来ており、相当な激戦だったことが分かる。
ちなみにこれらのクレーターは東京付近にあり、海に削られた弧の一部がオクトにて3号とアタリメ司令が調査に出た「奥の岬」となっている。
現代(Splatoon)
それからしばらくは人類の残したシェルターを改造したコロニーを作り隠れ住んでいたものの、シェルター外殻の老朽化やエネルギーの不足により生活が困窮してしまい、エネルギーを獲得する為に再び地上への進出を目論む。
アタリメ司令はタコの不穏な動きを事前に察知すべく監視を続けていたものの、その隙をついてハイカラシティの電力を賄う「オオデンチナマズ」を奪取。
ハイカラシティが電力不足の危機に陥ってしまう中、アタリメ司令の元をたまたま訪れたプレイヤーはNew!カラストンビ部隊の隊員3号に見いだされ、タコたちとの戦いに挑む事となる。
実はこの事件以前にもイカスツリーを電波ジャックし、タコ作曲の曲を爆音で流すという挑発行為を働いた事があるものの、享楽的なイカたちには100年前の事などすっかり忘れられており、どこかのアーティストのプロモーション活動だと思われてしまった。
因みにタコの作る曲はイカの世界には無いジャンルの曲らしく、イカたちにとっては新鮮で興味を掻き立てられるものだったらしい。
なおこの電波ジャックの内容については、2014年11月6日に公開されたSplatoonのトレーラー映像から確認できるので参照されたし。
また、戦いのさなかでBバスパークやモズク農園に進出してきた他、電力に代わる燃料資源を求めてかネギトロ炭鉱やシオノメ油田にも進出してきていた。
2年後(Splatoon2)
一度はNew!カラストンビ隊の活躍によりその野望を挫かれたタコたちだったが、アタリメ司令と3号が遠征調査へ向かっている隙にオオデンチナマズを再び奪取、更にシオカラーズのアオリも同時に行方不明となってしまう。
一人残されたホタルはハイカラスクエアで見かけた見込みのありそうな若者=プレイヤーをNew!カラストンビ隊4号に見いだし、共にこの事件に挑む。
また、元オクタリアンの一体である8号がタルタル総帥からハイカラスクエアを守った時期からは、ハイカラスクエアにはタコが進出しており、ついにはフェスで「イカvsタコ」が改めて出題されるまでに至り、これによりイカ達の間でタコが認められるようになったと考えられる。
それ以降、タコ出身のアーティストが新鋭としてイカ世界にデビューするようになりこれらを「ポストイカタコ時代」と呼ばれるようになった。
5年後(Splatoon3)
これまでの「ハイカラ地方」から遠く離れた「バンカラ地方」が舞台となっているが、何とこの地ではイカとタコが昔から人型で普通に共存しており、わだかまり等も全くない。
もっとも大ナワバリバトル時代は普通に敵対していたようで、バンカラ街地下にあるマテガイ放水路が同作アートブックで「先の大戦で破壊された地下にある巨大放水路」と記述されていることから、戦地にはなっていたようである。
それでも共存関係を築けているのは、バンカラ地方全土が何処を見渡しても乾いた荒野しかなく、わざわざ敵対してまで土地を奪い合うメリットが全く無かったからと思われる。大ナワバリバトル後の敵対関係も長続きしなかったのだろう。
そんな厳しい環境の中で共に生きてきた影響か、現地には独自の「バンカラ文化」なるものが確立され、タコ達の気質も生真面目とは言い難いなど、他の土地の同族とは明確に違っている。
『2』までは人型になれるタコ(オクトリング)は希少な存在のように扱われていたが、この地ではオクトリングは当たり前にいっぱいおり、プレイヤーキャラクターの外見もインクリングだけでなくオクトリングを普通に選択できる。
…とはいったものの、あくまでオクトリングがいるだけで「タコトルーパーなどのオクタリアン」は地上には依然として存在していない。
そんな彼らだが、モフモフの毛が生えて、クレーターやオルタナに住居を構え生活している個体が敵キャラとして登場する。
あくまでオクトリングとは別個体とみなされているようで、プレイヤーがタコであっても戦いを挑んでくる。
またカードゲームの「陣取大戦ナワバトラー」では堂々とカードにプリンティングされており、前作よりもより地上での認知度は高まっていると思われる。
他にもバトル中に登場する飛行するスポナーは、アートブックによるとオクタリアンの技術が取り入れられている(商品名は『START POINT Lite』らしい)。オクタリアンが直接開発に携わったのか、技術だけを導入したのかは不明だが、オクタリアンの一部技術も一般的になりつつあるようだ。
オクトリングとの差異について
オクタリアンの中にはヒト形態になれるタイプとなれないタイプが分けられていて、長らくゲーム内でヒト形態になるのはタコゾネスのみが確認されていた。
この為イカ研究所(公式Twitter)などでも当初ヒト形態になることができるのはメスの個体のみではないかと推察されていたが、ミステリーファイル内にてDJタコワサ将軍が男性型のヒト形態をとっていた事から否定された。
さらに、タコが主人公の「オクト・エキスパンション」に登場する8号もれっきとしたタコゾネスらと同じ種族であり、人型になれるオスが存在することが明確になった。
『スプラトゥーン3』からは、人型になれるタコの男女問わない総称としてオクトリングという言葉が使われるようになっている。
なお、海外版ではタコゾネスは最初からOctoringと名づけられていたので、それが日本語版に逆輸入された形となる。
一般的なオクタリアン(タコトルーパー)たちは生殖については当初は無性生殖とされており、「母体」と呼ばれる個体から足が切り離され、その足が新たな個体となるとされている。
足の数の多さ=階級や知能と直結しており、使う兵器も強力になる一方で、後述のタコツボザムライのような特殊な個体も存在している。
関連書籍などによると、このタコ足型のタコトルーパーたちの中には一定の年齢になると人型に変態していき、最終的に完全なタコ・ヒト状態の使い分けができるようになる者が出てくるらしい。
人型になった者たちの中でとりわけ優秀な成績を収めたメスがタコゾネスとして活躍している。
ただ人型になれる個体が現れる理由ははっきりわかっていないらしく、「仲間外れにされて寂しかったから」など、曖昧な予測が付け加えられている。
一方で、10歳のPAUL(SashiMori)が既に人型に近い姿をしていたり、「WARABI(合食禁)の両親は世界中で活躍している俳優」と書かれているなど、人型になった個体の全てが元トルーパーであるとは限らないと取れるような部分もある。
よくよく考えると、前述の「母体から切り離されて増える」という話と、WARABIに両親が居るという話は矛盾しているようにも思えるが、これは無性生殖と有性生殖が混在しており、人型になった個体どうしの有性生殖で生まれる子供は先天的に早い段階で人型になれるようになる(母体から生まれたタコトルーパーが後天的に人型になる事はあり得る)という事なのかもしれない。
また、オクタリアンも水に入ると溶けてしまう他、リスポーン装置から復活する事ができるため、おそらくそれらの点に関してはインクリングと共通しカラダはインクからできていると考えられる。
これらのことから、オクトリングは特殊なオクタリアンというより、全く異なる生物種である…と考えるべきかも知れない。
彼らの生態系はオクタリアンではなくインクリングとほぼ同じであり、むしろインクリングの亜種に近いイメージである。
実際、『スプラトゥーン3』に登場するバンカラ地方のオクトリングたちはインクリングと共存共栄しながら地上で暮らしており、地底に潜みながらイカへの侵略を企てているオクタリアンとは文化が異なる独立した種族のような扱いになっている。
構成員
首領
二度オオデンチナマズを奪った張本人であり、オクタリアンの親玉。
戦闘員
タコトルーパー
最も一般的な戦闘員。ホバークラフトに乗っており、こちらを見つけるとゆっくりとした動きのインク弾を発射する。
タコダイバー
インクの中に潜る事ができるタコトルーパー。
シュノーケルをつけており、潜って隙を窺い攻撃を仕掛ける。
タテタコトルーパー
ホバークラフトに盾を装備しているタコトルーパー。
正面からの攻撃は基本的に効かないので、倒すには回り込むか注意を逸らす必要がある。
盾は『初代』では破壊不可能だが、『2』では攻撃し続ける事で強引に壊すことが可能。
タコトルーパーボンボン
『2』から登場。キャンディマシンに乗っている。
大粒のインクショットをボンボンと2連射するため攻撃力が高い。
タコホッパー
『3』から登場。フロオケとフロ用のイスのマシンを駆る。
高く飛び跳ねつつスロッシャーと同じ、インクをブチまける攻撃を行う強敵。HPもタコトルーパーより高い。
ダイバータイプも存在するが非常にレア。1ステージに1体しかいない。
バイタコトルーパー
上級の戦闘員。足が2本に増えている他、目つきが鋭くなっている。
ホバークラフトのボタンを連打し、シューターのようにインクを8連射する。
バイタコダイバー
シュノーケルをつけたバイタコトルーパー。インクの中からの奇襲攻撃には要注意。
バイタテタコトルーパー
盾を装備したバイタコトルーパー(名前がややこしく、イカ研究員も舌を噛んだほど)。
バイタテタコダイバー
『1』にのみ登場。シュノーケルをつけ、盾も取り付けたバイタコトルーパー。
だが1ステージにしか登場しない上、直前の地点にあるスペシャル「スーパーショット」のかませ犬にされるという不遇な扱いを受けている。まともに戦えば勝てないという理由での救済措置だろうか…
バイソクバイタコトルーパー
『2』より登場。イカついマフラーがイカしたマシンとワインレッドのような濃いゲソ色は、熟練を積んだ兵士の証左。
マニューバーのようにスライドして攻撃を躱して襲いかかる強敵。
さらにタテも装備したタイプが存在する。
タコプター
頭にプロペラを付けたオクタリアン。
空中を漂いながらインク弾を発射する。
『2』ではバイソクタイプや、タコツボビバノンを吊り上げる個体も登場した。
ボムタコプター
タコプター系の上級戦闘員。
タコプターよりもひと回り大きく、現実のタコに近い姿をしている。
スプラッシュボムを発射する。『2』ではバイソクタイプも登場。
タコスナイパー
チャージャーのような武器で、遠距離から吹き矢のごとくインクを飛ばしてくるオクタリアンのスナイパー。リッター3K以上もの射程が驚異的。
『3』では偏差射撃を行う強化個体が登場する。
タココマンダー
『2』から登場。黒いサングラスをかけ、ベレー帽を頭にかぶったタコスナイパーの派生種。
口元にガトリングもといスピナーを咥えており、本格発射まで若干のタイムラグがあるものの、発射中に正面から突っ込めばたちまち蜂の巣にされる。
タコスタンプ
スタンプ状のオクタリアン。こちらを見つけると飛び掛かって押しつぶそうとする。
正面からは無敵だが、背中の吸盤が弱点。
『3』ではHPがバイタコトルーパー並みに増えている。
ビートタコスタンプ
『3』に登場。ヘッドホンを装備しているタコスタンプ。
無駄に洗練された無駄のない無駄な動きで飛びかかるスタンプ攻撃に加えて周辺にウェーブを発生させるようになっている。HPも非常に高い。
とあるステージでは丸腰のプレイヤー相手に集団で登場し、リンチによる地獄を見せてくれる。
タコボール
球型のオクタリアン。コロコロと転がる攻撃を仕掛ける。
転がっている間は無敵状態で倒せないが、プレイヤーの塗ったインクに沈めると倒すことができる。
敵としての登場は『1』のみだが、『2』でもこっそりカメオ出演している。
タコミラーボール
『3』に登場。タコボールにプロペラを付け上半分をミラーボールのような銀の装甲で覆ったような姿をしている。
攻撃性能は持たないが、グレートバリアのような壁を展開する事で下にいるオクタリアンを完璧に守る。グレートバリアと違ってバリアに攻撃をあてても一切壊れることはない。
下にいるオクタリアンが倒されるとパニックになりその場であたふたと動くだけになるので簡単に倒す事ができる。
タコリバーサー
『2』にのみ登場。ベンチに座った肥満型のオクタリアン。
口からコロガリウムを吐き出して攻撃してくるが、プレイヤーのインクで弾き返して反撃することも可能。
『イカすアートブック2』には、昔は真面目なサラリーマンという周りからの印象と趣味のズレに息苦しさを感じており、今の仕事(口からコロガリウムを吐き出す)に変えてからはストレスレスになったと記載されている。
スタコラー
『2』から登場。頭に工事用の黄色いヘルメットを被ったオクタリアン。目元が隠れている。
タコの中でも飛び抜けて小型で機動力が高く、逃げ回りながらボムを置いて妨害してくる。ステージのカギを持っていることが多い。
トルネードタコプター
『1』にのみ登場。ゴーグルを装備したボムタコプターで、登場ステージでは中ボスを務める。
ひたすらプレイヤーに向けトルネードを発射。しかも移動を先読みして撃ってくることもある強敵。
専用BGMは「Tornado Shuffle」。
ミサイルタコプター
『オクト・エキスパンション』にのみ登場。トルネードタコプターを一回り小さくしたような姿。
超遠距離から、マルチミサイルを6発同時発射してくる。またスライドで攻撃をかわすバイソクタイプも存在する。
ヒメからは「ミコプター」と略されている。
人型に変身する能力を持つ女性のエリート戦闘員(リンクを参照)。
デラタコゾネス
バイザーにワカメを乗せているタコゾネスの上位格。
兵器
タコポッド
ミサイルのような姿をした小型の自律兵器。こちらを見つけると点火して突進し、自爆攻撃を仕掛けてくる。
『3』では倒すと後ろへ吹っ飛んで爆発する。
ちなみにマンタローもタコポッドの改造品を武器として使用している。マンタローの影分身の正体でもある。
マンタローの改造品のタコポッドの爆発はトルネードを発生させる。
大容量タコポッド
『3』に登場。通常のタコポッドと比べてかなり大きく、耐久力も増しているため咄嗟に出現されると倒し切れず自爆攻撃が直撃してしまうため注意が必要。
トビタコポッド
戦略タコツボ兵器から射出される、タコポッドの派生種。
ジェット推進式で、プレイヤーを追尾してくる。
『1』ではタコツボキングから、『2』ではタコツボビバノンから、『3』ではラスボス(リンク先ネタバレ注意!!)から発射される。
タコツボビバノンのものはタオルを乗せている。
インクリーナー
周囲に塗られたインクを掃除する小型のジンベエザメ型ロボット。よく間違えられるがインククリーナーではない。
壁を塗っても吸い上げてしまうため妨害されやすい。
業務用インクリーナー
『2』に登場。業務用とあるだけに、巨大なサイズ。また清掃方法が吸引式からブラシ式に変わっている。
インクリーナーと違って即死ダメージを与えてくる。またプレイヤーだけでなくオクタリアンに対しても襲いかかるキケンなマシン。
ボムのインクを優先的に掃除する性質があり、これを利用して誘導する場面もある。
タコドーザー
真下に大量のインクを噴出するオクタリアンの兵器。
倒すことはできず、下に入ると即死ダメージを食らう。
通常は一定のルートをゆっくり移動するが、こちらを見つけると追いかけてくる。
『2』では脚が高くなった「タカタコドーザー」が登場したほか、ミステリーゾーンの1つにも配備されている。
アタリメ曰く3号が何度もやられたヤバい奴との事。
実はイイダが開発に携わっていた。
タコッペリン号
『2』から登場。飛行船型の大型タコ兵器。
側面に生えたタコ足を攻撃すれば落とすことが可能。
『3』では翼を展開する個体が登場し、それに乗っていくステージが存在する。
タコミサイル
『2』から登場。タコッペリン号の派生と思われるジェット推進式の小型兵器。マリオシリーズでいうキラーに相当する。
タコッペリン号とは違いどこを攻撃しても倒すことができる。
『3』では頭上に足場を展開する個体が登場し、それに乗っていくステージが存在する。
オオバンタコスタンプ
『2』にのみ登場。その名の通り大きなタコスタンプのような姿をした自律兵器。キャタピラで走行する。背中にジャンプポイントなどがある場合も。
鈍重な動きだが、攻撃力が凶悪で遮蔽物も破壊するほど。またタコスタンプとは違って倒すことができない。
タコストライク
『2』から登場。タコボールに代わって登場する、ボウリングの玉に入ったタコトルーパー。
能動的にこちらに向かってくることはないが、ひたすらリスポーンしては進路を嫌らしく妨害してくる。
本体を攻撃するかスーパーチャクチ・ウルトラハンコで破壊できる。
タコストライクトリプル
『2』から登場。とても器用に積み重なったタコストライクの積み重ね。
出現時以外ではタコトルーパーの顔が出ない為、倒すのが難しい。
『オクト・エキスパンション』『3』では、2体積み重なったダブル版が登場する。
タコストライクスコア
『2』にのみ登場。オレンジ色のタコストライク。たまに出てくる。
通常のものよりも倒した際にイクラが多く貰える。ただし再出現はしない。
タコストライクターキー
『2』にのみ登場。巨大化したタコストライク。
穴はキャノピーでガードされている為、通常のインクショットでは倒せない。
インクキャノンでキャノピーを吹っ飛せば撃破可能。
ターキーとはストライクが3つ続く事。
タコパトローラー
『2』にのみ登場。後述の戦略兵器のタコツボックスを転用し、マルチコプター型の偵察兼攻撃機としたもの。倒すことはできない。
サーチライトやインクの直撃で探知し、アラームの後に本体ごと押し潰してくる。オクトではこれを使ったギミックが存在する。
何故かナンバープレートが機体後方に付いており、航空機ではなく車両扱いなのかもしれない。
恐らく前述の空飛ぶ室外機はコレ。
ヒメからは「パトパトローラー」と言い間違えられた。
タコウォッシャー
『オクト・エキスパンション』から登場。タコドーザーの小型モデル。
その場で止まっていたり、レール上を移動していたりする障害物。
倒すことはできず、触れると即死級ダメージを受けてしまう。
UFO(仮称)
オクタリアンの飛行兵器。
あくまでゲーム内オブジェクトであり、正式名称は不明。基本的にはステージ内の空飛ぶ足場として登場する。
ガラクタを継ぎ接ぎして作ったらしく、タコパトローラーに見られるような室外機(恐らく出力700倍化済)も搭載している。
イカ達の生活圏にも頻繁に姿を現しており、『1』の初回起動時にはハイカラシティ近郊に1機が墜落し、ハイカラニュースで報道されている。(チュートリアルステージにそれらしき物体が落下している。)
イカ釣り不審船
オクタリアンの偵察船。
イカ釣り漁船に似ており、ネギトロ炭鉱やシェケナダムの海上に居る。
登場は『1』からだが、正体がオクタリアンの偵察船だと判明したのは『イカすアートブック2』からになる。
現状で唯一確認できるオクタリアンの海上戦力。しかし攻撃することも攻撃されることもない、完全なるマップ外オブジェクトである。「イカ釣り」という名称から地上のイカたちを拉致誘拐しているのかもしれない。
その他
ここではその他オクタリアンである事が判明している登場人物を紹介する。
オクト・エキスパンションの主人公。魂にシオカラ節のグルーブを宿すタコ。
「テンタクルズ」の一人。
容姿と性格のどちらについても、タコゾネスやオクタリアンの特性に合致しているが…?
少しづつイカの社会に進出し、ナワバリバトルに参加する様になった人型のタコ達。
『2』のオクト・エキスパンションクリア後に登場する。
ハイカラスクエアにたどり着くまでに深海に迷い込んでいないらしく、
このことから上述の8号とは別の個体である。
人型のタコの総称がオクトリングで、そのうちの男女によってタコボーイ、タコガールと分類される。
『3』でバンカラ地方で彼らが数多く暮らしていることが判明する(ただしオクタリアンである可能性は考えにくい)。その割にはタコトルーパーなどのタイプはいないようだが…
消毒されたタコゾネス。Dedf1shはDJにおける名義であり、本名はミズタ=アハト。
オクト・エキスパンションのBGMを担当している。
切れ長な目と手に持った家紋付きの扇子が特徴的な京言葉を使うオクトリング。
ただし彼女がオクタリアン生まれ(育ち)であるという設定はなく、無関係な可能性が高い。
ライアン
『1』『2』のBGMを担当したバンドのひとつ「ABXY」の作曲担当。ABXYはパル子の居るバンドといえば分かるだろう。
驚くことに多くのタコが地上進出する前の『1』の時点から居る。しかし『ハイカラウォーカー』で種族名がメンダコと表記されており、メンダコもタコの一種ではあるが、オクタリアンと別種族の可能性もある。
PAUL
『2』のBGMを担当したバンドのひとつ「SashiMori」のDJ。
弱冠10歳の幼体だが天才DJ少年で、彼が加入するまでどこか物足りなさのあったShashiMoriを生まれ変わらせた。
WARABI
『2』のBGMを担当したユニットのひとつ「合食禁」の大人気トラックメイカー。
両親ともに有名俳優で、幼い頃から世界中で様々な種類の音楽を聴いて育った。ただしこの設定から察するに、彼と彼の両親は地下育ちではないようである。
YOKO HORNS & FRIENDSのメンバー
『3』のBGMを担当する7人組グループ「YOKO HORNS & FRIENDS」の一人。公開されたジャケ写の左に立っており、名前も種族も明かされていないが、外見的にヒョウモンダコと思われる。
しかしABXYのライアンと同じく、オクタリアンと別種族の可能性もある。
戦略タコツボ兵器
かつて大ナワバリバトルで使用された巨大兵器。ヒーローモードでボスとして登場する。
大ナワバリバトル時代ではどの兵器もコンセント式だったことが仇となり、イカ陣営までコンセントが届かずその真価を発揮することができなかったが、現在は動力源にデンチナマズを導入することでこれを解消している。
勝利後はぬいぐるみのデンチナマズに差し替わっているが、
生活するのに十分な電力を持つだけあって動力に変化はなく強化や弱体化は見られない。
タコツボキング以外はどれもタコ足がついているが、これは『2』のミステリーファイルによるとこれらの兵器をタコたちが操る為につけられたものらしい。
Splatoon
キモいほどに美しいラインの美脚と、巨大なくちびるおばけ顔が特徴のスタンプ状のタコツボ兵器。
プレスした後にタコ足が露出するのでそれが攻撃のチャンス。
タコツボックスの側面の壁を塗って通路を作ればいいが、
タコ足を破壊するごとに塗ることができるスペースを減らす等して塗りにくくしてくる。
タコツボドラム
ドラム状のタコツボ兵器。
頭に洒落たワカメや靴のユニットが付いているオシャレさんのようだ。
インクのボールを蹴り飛ばして攻撃してくる。
だるま落としのように複数のドラムが重なった体の側面にはへそのように吸盤が飛び出しており、
これにインクを当て破壊することでドラムを1段ずつ崩していく。
タコ脚を破壊するごとに、体のドラムが増え破壊しなければならない吸盤が増える。
タコツボール
シャコガイをモチーフとした、棘を生やした球体型のタコツボ兵器。
インクを撒き散らしながらフィールドの外周を移動し、
プレイヤーを発見次第、高速回転しながら轢き倒そうとしてくる。
プレイヤーの塗ったインクに入り込むとしばらく動けなくなると同時にタコ脚が露出する。
タコ脚を破壊するごとにフィールドにインクが塗れない場所を増やしたり、フィールドを動かすなどして自身がインクに沈みにくくする。
タコツボファング
鋭い牙とつぶらな瞳が特徴のタコツボ兵器。
スタンドマイクの魚の姿をしており、あまりタコのモチーフが見られない。
インクに潜り真下から巨大な口で噛み付き攻撃をする。
また牙はファンネルのように飛ばすことができ、そこからインクを発射して攻撃する。
タコ脚を破壊するごとに牙の強度が増し、破壊しにくくなる。
ちなみにこいつを倒すためにはまずボムを口に投げ入れてタコ脚を露出させる必要があるが、
チェイスボムを投げ入れると1号と2号からちょっとした通信が入るという小ネタがある。
ウデに自信のある人は挑戦してみてもいいだろう。
タコツボキング
DJタコワサ将軍が搭乗する、最後の超大型タコツボ兵器。
ロケットパンチ、ミサイル、手下召喚、メガホンレーザーなど多くの攻撃方法を持ち、これまでのタコツボ兵器とは一線を画する強さを誇る。
ロケットパンチはこちらのインクをぶつけることで跳ね返すことができ、それを繰り返してタコツボキングを追いつめていく。
Splatoon2
タコツボベーカリー
8つのオーブンが合わさったような形状のタコツボ兵器で、上部にタコ脚がある。
側面にパンのような箇所があり、マシンごと旋回しながらそれを素早く突き出して攻撃する。
パンは別個に意思を持っているようで、それぞれ声や表情が違う。
タコ足が破壊されるたびに変形し、ヌリヌリ棒を降り注がせたり、パンの一部にインクが塗れない鎧が装着されたり、コーティングの機械で塗りつぶしにきたりといきなり前作以上に容赦がない。
元々は戦闘用に設計・製造されたものではなく、イカたちの世界にあるパン屋を知った
タコたちが(それまではパン食文化が無かったのだろうか?)パンを焼く為に作った機械らしい。
しかし、ここでもタコ特有のマジメさにより、より多くのパンをより効率よく
焼こうと改造に改造を重ねていくうちに巨大なマシンとなってしまい、
更にパンが勢いよく飛び出しすぎてパン屋の店主が大怪我をしてしまうという事故が起こった。
このすさまじい勢いに目がつけられ、兵器として転用されたようである。
タコツボザムライ
正々堂々な勝負を好むオクタリアンの頼れる兄貴分。
侍というよりは相撲取りのよう感じがする大型の人型オクタリアン。
インクリングのような適当な奴は許せないらしく、一輪車に乗りながら愛用のダイナモローラー・ライジン(正確にはタコツボ兵器はこのローラー)を豪快に振り回して相手を叩きのめそうとする。趣味はバイクでのツーリング。
しかし彼自身はタコツボ兵器ではなく、本当のタコツボ兵器はバイクのエンジンが付いたリスポーン装置兼用の巨大ローラーの方で、最新兵器「タコツボ・バイク」に変形することが可能。
タコツボザムライを塗りあげていくと破裂してローラーのエンジン部分が落下し、タコ脚が出てくる。
いかにも硬派でロカビリーな外見をしているが、
実はシオカラーズのファンで、アオリが好きらしい。
タコツボックス・クール
前作で3号に敗北を喫したが、さらなる改良を施されリベンジしにやってきた。
攻撃手段はスタンプだけでなく、フィールドを滑走するようにして押しつぶし攻撃を行うタックル攻撃が追加され、大幅に機動性を向上させた。
さらに一回タコ脚を破壊するとインクで塗れないクーラーボックスの鎧を身に纏って上記の名称となる。
上部からタコトルーパーが出てきてインクのガトリングをぶっぱなしてくることもある。
鎧を固定する部分のベルトを外す必要があるが、弱点が顔面に有るため攻めに行くリスクがより高まっている。さらにタコ脚を破壊すると新たな鎧を纏うが、タコツボックスの顔の左右に同じ顔が装着されるようになり、横の攻撃範囲が一気に3倍に広くなる。
タコツボビバノン
インクのシャワーをかけるシャンプーハット型のタコツボ兵器。
インクのシャワーやトビタコポッドだけでなく、チャージャーに似たスクイックリンチャージング、スピナーのようにインクを連射するデハイドレーション・スピニング・ドライヤーにハイパープレッサーまで発射する脅威的な重装備。
また索敵能力が高く、迂闊なイカ潜伏は簡単に見破ってしまう。
タコ足を収納している部分にタコプターが持つ部品を取り付けて飛行するため、タコプターがいなくなると墜落して動けなくなると同時にタコ脚が露出する。
タコ足が破壊されると、その度にタコプターやバイソクタコプターを呼んで復帰するが最後は…。
元々は廃ボイラーだったが、転用して兵器化された。
開発陣があれもこれもと欲張って機能を追加していくうちに、本体も肥大化して自力で飛べずこのような格好になったらしい。
人格があるのか、シャンプーハットの上に乗っているアヒルの「ガーちゃん」が恋人らしい。
タコツボキング A-MIX
DJタコワサ将軍が乗り込む、前作のタコツボキングの改良型。
将軍のいるDJブースの上部にステージがある。
搭載兵器はスプラッシュボム、キューバンボム、たこ焼きボム、ロケットパンチ、インクシャワー…と、前作から一部変更されている。
※以下、オクト・エキスパンションのネタバレを含みます。
タコツボベーカリー・80%増量
「外はカリカリ・中もカリカリ メガモリス・イー津駅」に登場する、タコツボベーカリーの改造モデル。
出てくるパンにはチョコが練り込まれており、より美味しそうな印象を受ける。
行動パターンはヒーローモードと全く同じだが、上部にシールドにボムタコプターやタコスナイパー、壁にはスプリンクラーが設置されるなど、駅名どおりのメガ盛りスイーツと化している。
オクトではステージ毎に挑める武器が決まっているのだが、こいつと戦う際に選べる武器はジェットスイーパー、Rブラスターエリート、ホクサイと、どれも塗りが貧弱な武器なためヒーローモードと違い塗り負けは必至。特にホクサイはその他2種と違い射程も絶望的なため、長期戦覚悟で挑む必要がある。
タコツボザムライ・おかわり
「ごっつぁんです! モツナ・ベチャン湖駅」で戦えるタコツボザムライ。
行動自体に大きな変化はないが、このステージの最大の特徴はプレイヤーが常時イカスフィア状態のまま戦わされること。イカスフィアはサムライの攻撃のダメージを無力化してくれるが、かわりに吹っ飛びやすいため結果的にヒーローモードよりも1発即死の危険が高まっている。
金網による壁こそあるものの気休めで、フィールドがヒーローモードより狭くなっているのも地味に嫌らしい。
アタリメ司令はタコツボ・バイクに乗る彼を見て、「土俵に乗り物とは力士の風上にもおけん!」と怒りを露わにしている…イカスフィアはどうなんだ。
タコツボックス・再配達
「ハイエナどもの夢の跡地 ハジケー・ルバブール駅」に登場する、さらなる改造を施されたタコツボックス。
最初からクーラーボックスの鎧をつけており、固定するベルトがタッチパネルに変わっている。
オクトのボスの中でも特に大きな変化を遂げており、のしかかり攻撃の際になんとバブルランチャーをばら撒くようになる。これが側面の壁塗りの邪魔になるためタコ脚にたどり着くのにも一苦労。またタコツボックス自身も口からバブルランチャーを吐けるほか、力を溜めて長距離ジャンプからののしかかりも繰り出すようになる。
圧倒的な攻撃範囲と予想外の機動力、鎧を失っても隙を補える防御手段も備えた、まさに難攻不落という言葉がふさわしい強敵である。
タコツボビバノン・除菌プラス
「温泉旅行でリフレッシュ アン・チエイジン郡駅」に登場する、タコツボビバノンの改造モデル。
清潔感をアピールするためかシャンプーハット部分が真っ白になっており、頭に乗っているガーちゃんが真っ黒に染まっている。
このステージでは常にジェットパックで戦わされるので、ジェットパックの操作と射程にはあらかじめ慣れておくことを推奨する。
タコ脚を破壊するとスピナーやハイパープレッサーを使う点は同じだが、ハイパープレッサーはプレイヤーが使うものと同じく衝撃波が発生するため回避が難しくなっている。スピナー攻撃もこちらを追いかけながら放ってくるため、結果的に射程と攻撃範囲が大きく増している。
とにかくただ宙に浮いているだけではこちらが的になりかねないので、時にはイカならぬタコ状態になって縦の動きをすることも求められる。
なお、ヒーローモードで使ってきたチャージャー攻撃はオミットされている。
Splatoon3
タコツボキング 局地戦仕様
DJタコワサ将軍が乗り込む、タコツボキングの簡易型。
エネルギー源にオオデンチナマズを使用していないため前作・前々作より弱体化しており、エネルギー節約のためか常時浮遊していた過去作と異なり飛行モードと歩行モードを切り替えながら戦う。
搭載兵器はいつも通りのロケットパンチと最新機能のキューインキのみと大幅に削減。ただしパンチのバリエーションを増やす事で補う努力がされている。
弱体化したとはいえ、ストーリー終盤で最大の見せ場が用意されており…。(リンク先ネタバレ注意)
その他
旧型タコツボ兵器
タコツボバレーの遠方に見える、かつての大ナワバリバトルで使われたと思しきタコ型の戦略タコツボ兵器。
コンセント方式だった為に移動途中で外れてしまい、穴の縁で活動を停止して以来放置され、現在はかなり風化している。
ウツホとタコツボックス
タコツボックスらしきオブジェクトをどこからか入手し、(恐らく改造し)ブキとして使用する。使役するイエローウツボたちの巣箱も兼ねている模様。
このおかげでタコツボックスは今のところエキスパンションも含めボスとしてストーリーモード皆勤である。扱いはともかく、スタッフには気に入られているのかもしれない。
関連イラスト
関連項目
スワンパス 遠い未来の生命の進化を描いた作品、フューチャー・イズ・ワイルド
に登場する、オクタリアンと同じタコから進化した陸生生物