概要
仮面ライダーブレイド、ギャレンの強化フォーム。ラウズカードJ、Qを使い変身し、必殺技の際はAとコンボカードにJ、Qのパワーを付加した、5体以上のアンデッドのパワーを一気にぶつける形態。
共通アイテム
ジャックフォームの変身時にライダーが左腕に装備するパワーアップアイテム。チベットに渡ったBOARD所長・烏丸啓が製作。「アブゾーブクイーン」のカードをセットし、「フュージョンジャック」のカードをスラッシュする事で、装着者をジャックフォームに変身させる。
中盤以降のブレイドが腕に装着している筈だが、客演の際には何故か外されている事がある。
ブレイド ジャックフォーム
CM「反撃の翼が、今開く!!」
強敵であるエレファントアンデッドとの戦闘中に「何のために闘うのか」を理解したブレイドに、烏丸の使いでチベットから来た嶋昇(タランチュラアンデッド)が渡したラウズアブゾーバーで変身。形勢を逆転し、エレファントを封印した。
スペック
身長 | 201cm |
---|---|
体重 | 111kg |
パンチ力 | 350AP(3.5t) |
キック力 | 550(5.5t) |
ジャンプ力 | ひと跳び133m |
走力 | 100mを4.6秒 |
初期AP | 7400 |
※APは攻撃力を示すアタックポイントを指す。
頭部や胸部などのアーマー「オリハルコンプラチナ」が金色の「ディアマントゴールド」に変化しており、180tの衝撃に耐える防御力を得ている(ギャレンも同様)。これがどれぐらいすごいかというと、理論上はアルティメットフォームのキック値はもちろんのこと、ムテキゲーマーの通常キック値を耐えられる計算になる。体当たりに使えば厚さ3mの鋼鉄を粉砕できる威力がある…が、第47話ではギャレンのジャックフォームがあっさり変身解除しているシーンもあり、あくまで理論上の数値と見るべきだろう。
胸部にイーグルアンデッドの紋章が出現、鷲を思わせるマント状の翼「オリハルコンウイング 」が背中に出現する。
この翼によって時速300kmの飛行速度と10kmの飛行高度を得ている。
外見
ツール
醒剣ブレイラウザー
先端に鋭い刃「 ディアマンテエッジ 」が追加され、攻撃力が上がっている。その威力は通常の1.5倍である。
ラウズカード
ここではジャックフォームに使う物について扱う。
フュージョンイーグル
鷲の祖・イーグルアンデッドを封印。ブレイドに飛行能力を与える。
アブゾーブカプリコーン
ヤギの祖・カプリコーンアンデッドを封印。ブレイドの強化変身に必要。
必殺技
ライトニングスラッシュ(「スラッシュ」「サンダー」)
高速の飛行で加速をつけ、強化されたラウザーで敵を切り裂く。威力はノーマルのブレイドの物に比べてかなり高くなっている。
ギャレン ジャックフォーム
チベットにいる烏丸から小包で郵送されて橘朔也に送られたラウズアブゾーバー、仮面ライダーカリスが封印したサーペントアンデッド、既に持っていたピーコックアンデッドのカードで変身した。サーペントの配下であるトータスアンデッドと闘い、これを封印した。
ただ融合するアンデッドの数が増えるぶん、融合係数の高い剣崎よりパワーが落ちる上に、橘が覚醒して活躍するのが通常フォームであることもあってか、ジャックフォームは活躍が微妙だったため「弱(じゃく)フォーム」「フュージョン弱」「ク弱」などと呼ばれてしまったりする(恋人の仇であるピーコックアンデッドの力を使っているフォームのため活躍できなかった説もあったり)。
本編開始から16年経って告知された『CSMギャレンバックル&ラウズアブゾーバー
&ギャレンラウザー』のスペシャルムービーにて、ギャレン/橘朔也役の天野浩成から「あんまり強くならなかったジャックフォーム」とまで言われてしまった。
スペック
身長 | 200cm |
---|---|
体重 | 114kg |
パンチ力 | 330AP(3.3t) |
キック力 | 520(5.2t) |
ジャンプ力 | ひと跳び118m |
走力 | 100mを4.2秒 |
初期AP | 7900 |
※APは攻撃力を示すアタックポイントを指す。
ブレイドに比べるとパンチ力とジャンプ力の上昇率が低い。
ジャンプ力に至っては通常形態の頃から逆転され、翼が生えているにもかかわらずブレイドに優っているのは走力と初期APぐらい。
ブレイド同様アーマーがディアマントゴールドに変化し、胸部にピーコックアンデッドの紋章が出現する。
また背中にクジャクを思わせるマント状のオリハルコンウイングが出現し、飛行する事ができるが飛行速度250km、高度6kmと飛行能力もブレイドより低い。
オスのクジャクは短い距離しか飛べないので当然かも知れないが。
「CSMライダーカードセットEXTRA」ではフォームライドに区分されていたが、その後
カメンライドに修正された。
外見
ツール
醒銃ギャレンラウザー
銃口下部にディアマンテエッジが装備され銃剣となり、接近戦も可能になる。
天野浩成氏曰くアクション監督にさえ扱いが難しく、どうすれば良いかわからないと言わしめた追加武装で、これを生かした戦法は第33話冒頭でブレイドと斬り結んだくらいしか行われなかった。上手いこと活かされたのは劇場版で、スパイダーアンデッドに突き刺して、バーニングショットを連射してトドメを刺した。
(設定上では発射される弾丸の威力を高める効果も持っている)
ラウズカード
ジャックフォームに必要な物について扱う。
フュージョンピーコック
クジャクの祖・ピーコックアンデッドを封印。飛行能力を与える。
アブゾーブサーペント
ウミヘビの祖・サーペントアンデッドを封印。ギャレンの強化変身に必要。
必殺技
バーニングショット(「バレット」「ラピッド」「ファイア」)
高空に飛び上がり、ラウザーから火炎弾を連射する。敵にラウザーを刺しての零距離射撃も可。
なお、第33話ではブレイドにあっさり防がれた挙句、ライトニングスラッシュでカウンターされたりと扱いはやや不遇気味。
バーニングスマッシュ(「ドロップ」「ファイア」)
天空から急降下し、両足蹴りを放つ。
レンゲル ジャックフォーム
ラウズアブゾーバーを持っていない為、劇中ではジャックフォームにはならずだったが、ホビージャパンに連載されている「S.I.C HERO SAGA」にて、作例と設定が公開された。
外見
陸生動物である象の始祖「エレファントアンデッド」の力を得た結果、鳥類と融合した先の二者と異なり単純に攻撃力・防御力が強化された形態となっている(つまり結局空は飛べない)。
胸にエレファントアンデッドの紋章が刻まれるのは同じだが、オリハルコンウイングの代わりに象の牙を模したオリハルコンタスクが両肩に出現し、手も象の足を模した巨大な手甲に覆われる。
ツール
醒杖レンゲルラウザー
他のラウザー同様、後端にディアマンテエッジが装着される。
鉄球
エレファントアンデッドが使用していたフレイル状の武器。
ラウズカード
ジャックフォームに必要な物について扱う。
フュージョンエレファント
ゾウの祖・エレファントアンデッドを封印。劇中では睦月が正気に戻った際剣崎より託された。
アブゾーブタイガー
トラの祖・タイガーアンデッドを封印。レンゲルの強化変身に必要。
カリス ジャックフォーム
ラウズアブゾーバーを持っていない(そもそも規格が合うかも不明)為、ジャックフォームになることはなかったが、チェンジマンティスのカードを敵に奪われた際、フュージョンウルフのカードでウルフアンデッドに変身したことはある。
そして空は飛べない。
もし仮に作中で実現していたらこんな外見だったかもしれない。
ゲームにて
放送当時発売されたプレイステーション2用格闘ゲームでは、ブレイドとギャレンのジャックフォームが登場している…のだが、独立したキャラとしては存在しておらず、ノーマルのブレイド、ギャレンの必殺技デモ(ライトニングスラッシュ、バーニングショット)の中でしか登場しない。
ブレイドのジャックフォームは近年のライダーゲームにも登場している。
クライマックスヒーローズシリーズには3作目のオーズから登場。ブレイドのパワーアップ形態のひとつ。
ライダージェネレーションでは2で必殺技の演出として登場。
バトライド・ウォーではAP消費で一定時間変身が可能。だが、変身の際にAPを最大値の10000使用するのもあり使い勝手はイマイチ。2では燃費が改善され使いやすくなった。
ガンバライジングでは5弾から登場。ナイスドライブ1弾ではCPで登場し初の高レアとなった。
ギャレンのジャックフォームはバトライド・ウォー創生、シティウォーズで登場している。ギャレンキングフォームが映像作品で登場していないためか、実質的にギャレンの最終フォームとして扱われている傾向にある。
関連タグ
仮面ライダー剣 仮面ライダーブレイド 仮面ライダーギャレン 仮面ライダーレンゲル
HEROSAGA限定フォーム:レンゲルの場合はこれに該当する。
関連・類似キャラクター
- ハイパーガタック:クワガタムシがモチーフの2号ライダーの最強形態。飛行可能で主役ライダーの強化形態と同じアイテムを使用する点が共通。
- アクセルブースター:火属性の赤い2号ライダーの強化形態、飛行能力を持つ。
- タマシーコンボ:鷲の派生フォーム。主役ライダーが使用する形態である。
- タジャドルコンボ:孔雀の派生フォーム。
- サゴーゾコンボ:象の派生フォーム。
- 仮面ライダーエクストリーマー:羽織ったパーカーが孔雀のように展開する。
- ゴッドリュウケンドー:2年後の特撮作品の青い主役戦士の中間形態、金の装飾、腕に装着されている強化アイテムを使用する、強化された剣型武器を使用する、雷属性の技を使用する、イーグルの力を持つ、飛行能力を持つなど共通点が多い。
- マグナリュウガンオー:2年後の特撮作品の赤い2人目の戦士の強化形態、金の装飾、強化された銃型武器を使用する、銃口にブレードがセットされているなど共通点が多い。
中間フォーム(1つ目)