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キングオブモンスの編集履歴

2023-12-03 22:27:41 バージョン

キングオブモンス

きんぐおぶもんす

映画『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』に登場する怪獣。

「無理するな。お前も強くてかっこいい怪獣が好きなんだろ?町を破壊し、大暴れする怪獣たちが大好きだ……でもそんなこと言ったら笑われるもんな、いい年して怪獣なんか、幼稚な、ダサい、くだらない。くだらなくて悪かったな!今こそ見せてやる、怪獣の本当の凄さを、その恐ろしさを!! 全て壊してやる! こんな世界全てぶち壊すんだ!! 暴れろ、俺の最恐怪獣・キングオブモ――ンス!!!」


概要

別名:最強合体獣
身長:83メートル
体重:8万2千トン
出身地:鹿島田浩のブレインワールド

キングオブモンス②最強合体獣  キングオブモンス

いじめっ子の鹿島田浩が、何でも願いを叶えてくれる赤い球に願って出現させた怪獣。

元々は浩が粘土で作った王道な二足歩行型の怪獣人形であり、それに子分である中原耕平、小杉亘が作った怪獣人形の「作品コンセプト(by浩)」を取り入れることによって完成した。本来の粘土人形は緑色だが、怪獣化した際の体色はなぜか青を基調としている。

眼は三つ存在するが、額にある中央の眼は自らを生み出した赤い球に限りなく似ており、さながら赤い球自身が怪獣に姿を変えたともいうべき姿である。


鹿島田少年の発言から、その造形には彼の強い怪獣愛が、凶暴性には怪獣オタクとして日々を過ごす中で堆積した負の感情が反映されている事がうかがえる。


口からは破壊光線「クレメイトビーム」を発射し、腹部の「シャークファング」で敵を捕獲する。背中の翼「ボーンウイング」は空を飛ぶだけでなく、フォトンエッジをもはね返す強力なバリア「ボーンシールド」を発生させる器官でもある。大怪獣バトルでは強化版として「ファイナルクレメイトビーム」が登場。

単純な戦闘能力はガイアV2と互角なくらいで格闘戦では押される場面が多かったが最大の特徴として「無限の増殖」を発生させることにより分身となるバジリススキューラを誕生させることができる。


ただしバジリスは翼、スキューラは腹と存在が連動しており、それぞれが倒されると対応するパーツが破損し使用できなくなり、急激に弱体化する(バリアも使えなくなる為)。

因みに、浩曰くバジリスとスキューラの「作品コンセプト」は自分自身で作り上げた怪獣をより強力にするための強化パーツとしての意味合いがあるようで、万が一2体が倒されても弱体化しなかった場合、事態はもっと恐ろしい局面、即ち「ウルトラマンが敗北する決定的瞬間」が実現することだろう。


浩が、まるでウルトラマンに変身するかのように赤い球を掲げると同時に怪獣化。浩の鬱屈と同調し、手当たり次第に町を破壊するも、時空移動メカ・アドベンチャーに乗って再び戻ってきた高山我夢と激突。クレメイトビームと尻尾での殴打でアドベンチャーを大破させた後、我夢が脱出・変身したウルトラマンガイアとの戦闘に移る。

新星勉が浩を攻撃し、赤い球のコントロールが浩から平間優に渡ったことで、自分を束縛する“この世界”の破滅と再編を願う優のマイナスエネルギーを吸収してパワーアップ。バジリスとスキューラを生み出し、3体がかりでガイアを苦しめるが、勉が命懸けでキャッチした赤い球に「光」を願ったことで出現したウルトラマンティガウルトラマンダイナが参戦し、他の2体と分断される。


それでもエネルギーが残り少ない状態にあるガイアを追い詰め、スプリームヴァージョンにヴァージョンアップしたガイアに飛行しながらの止めの特攻を仕掛けるが、ティガとダイナにバジリスとスキューラを倒されたことでボーンウイングとシャークファングが破壊され墜落。最後はフォトンストリームによって倒された。


ちなみに、ティガとダイナが戦った場所は地味にそれぞれの最終回での戦いの舞台となっており、これは後にガイアも踏襲した。


その後の登場

本来はかしまだくんのかんがえたさいきょうのかいじゅうという位置付けにあったが、後続作品では宇宙人が使役したり、野良怪獣として出現する事もある。

現在のウルトラシリーズは製作当時以上にパラレルワールド間の関係性が密となった為であろう。


大怪獣バトル

レイオニクス抹殺を企むババルウ星人が使役する怪獣としてバジリスと共に登場。

ババルウ星人アラドスを使ってウルトラギャラクシー大怪獣バトル時点の惑星ボリスにタイムスリップし、覚醒したばかりのレイモンを殺害しようとしたが、主人公達の活躍で計画は破綻した。

後述のコミカライズ『大怪獣バトルウルトラアドベンチャー』ではババルウ星人が使役する怪獣はバジリス一体だけであり、惑星ボリスでの戦闘シーンではキングオブモンスは召喚していない。


なお、両作に共通してババルウ星人はレイオニクスの資格を有していない

こんな凶暴で強力な怪獣をどうやって星人は手懐けたのだろうか…。


大怪獣バトルウルトラコロシアム

最初に出会う個体はバトルコロシアムの4つの試練の内の一つとして主人公の前に出現する。

この闘技場の管理者はメフィラス星人であり、彼の口ぶりから察するに999体いる手持ち怪獣の一体とされ、高エネルギー反応を発していた事から並の怪獣の比ではない強さを有すると考えられる。

プレイヤーキャラとなるのはこの個体である。


二度目に出会う個体は怪獣が絶滅したはずの地球にバジリススキューラを引き連れて出現し、丁度、休暇に訪れていた主人公が撃破し、消滅した。

なお、発動する技バトラーは応援バトラーを復活させるシーリザーとなっている。


主人公によれば昔、赤い球の力で三体が暴れ回ったと語っているが、そもそもこの作品は大怪獣バトルシリーズの未来を描いた作品(M78スペースの話)なので、何故主人公がそんなパラレルワールドの事を知っているのかは謎である。

ギャラクシークライシスの影響を考慮するにしても、原作では赤い球の影響を受けた人間を除いて事件の記録は一切残っておらず、キングオブモンスによる被害も無かった事になっているのでこの展開には矛盾が多い。

今回もまた赤い球の力が使われたらしい事が示唆されているが…?


大怪獣バトルウルトラアドベンチャーNEO

なぜがガッツ星人が実験場にしていた惑星の鍾乳洞で眠っており、レッドキングナースの戦闘によって復活。スキューラとバジリスを生み出してレッドキングを追い詰めるが巨大化して加勢に入ったカネゴンによってほかの二体と分断されてしまい、二体が倒されたのちにレッドキングのアースクラッシャーで倒された。


なお、原作となったアーケードのストーリーで同じポジションに位置しているのはガッツ星人の操るグランドキングである(なお、本シリーズではグランドキングは無印編のラスボスという扱いで登場済み)。


ウルトラマンオーブ

ジャグラスジャグラーの所持する怪獣カードの1枚として登場。カードの属性は

なお、怪獣カードは怪獣の怨念をカードに定着させたものという設定があるが、どこで基となるキングオブモンスの怨念を調達したのかは不明(ギャラクシークライシスの影響で出現した並行同位体なのだろうか?)。


超時空のアドベンチャー

「俺達にはまだ、とっておきの切り札がある。その力で、この街を守るんだ!戦え!俺達の最強怪獣!キングオブモーーーンス!」


『超時空の大決戦』の20年後の世界を描いた続編小説『超時空のアドベンチャー』では回想シーンでたびたび登場したほか、街を襲うカイザーギラレス13世の暴虐を止める為に浩、耕平、亘の三人が赤い球に願って出現させた(本来はウルトラマンを呼ぶつもりだったが、赤い球の持ち主である久地俊介が赤い球に願ってウルトラマンを呼べなくしたためキングオブモンスを呼び出した)。


しかしクレメイトビームをシールドで塞がれた上に剣と鉄球の攻撃で次々とダメージを受け、浩たちの声援もむなしくカイザーギラレス13世のビームを受け断末魔の悲鳴を上げ爆散した。

ほとんどいいところなしで倒されてしまったことに関しては俊介いわく「小学生の頃から変わらない怪獣愛の浩たちに対し、大人としての怪獣愛を注いだカイザーギラレス13世が負けるはずはない」


しかしカイザーギラレス13世はこの世界で最初に誕生したウルトラマンガイアのV1の形態に圧倒されたあげく、V2のガイアに瞬殺されてしまった。


TSUBURAYA CONVENTION 2023

ガイア25th記念を祝し、新規造形のスーツで登場。

根源破滅紳士なる存在が赤い球を用いて召喚、ウルトラマンガイアSSVウルトラマンティガウルトラマンダイナを相手に激闘を繰り広げる。


プレイヤーキャラとしてのキングオブモンス

大怪獣バトル

アーケード版『EX』第6弾から参戦。

必殺技は原典通りに「クレメイトビーム」だが、なぜか弱点がすごい毒となっている(原典にはそんな描写はないが…)。

その他の技に「モンステールアタック」、「ファイナルクレメイトビーム」、「キングオブクラッシャー」(NEO第7弾で追加)が存在する。


第6弾ではウルトラレアとして収録されており、ゴモラ同様にバランスがよくアタックが若干高めだが4値が全て1000を超えている高性能怪獣。その代わり、リーダー怪獣にすると応援怪獣は一体しか出す事ができないというデメリットもある。

『NEO』以降はこれまでのデメリットを反映し、スタミナ(連続で戦えるステータス)が1と少なく1ターン戦わすと次は戦えないようになった。「クレメイトビーム」は高熱属性となり、TDG三戦士が敵だったことを反映してか、すごい闇属性に耐性があり、弱点がすごい光属性となった…が、弱点がすごい毒となっている点は変更されていない。


派生作品である体感型TVゲーム『Let'sTVプレイ 体感大怪獣バトル あやつれ!ウルトラ大怪獣!』にも先行参戦している。


ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ

レアリティ☆3の力属性の怪獣として登場。弱点は光属性の攻撃。

攻撃を受けると2ターンの間だけ攻撃力と命中率が上がる「破壊衝動」を有する。

このスキルを覚醒させると1回攻撃または必殺を受けるまでの間だけ受けるダメージを大幅ダウンさせたり、自分をリーダーに据えている状態で『速』・『技』属性の怪獣が揃っていると攻撃力をアップさせる事が可能。

要はバジリススキューラと組ませることを前提としたスペックをしているというわけである。


イベント「恐嚇の超時空魔神」ではエタルダミーの一体として参戦。


余談

名前の由来はおそらく「king of monster」即ち「怪獣の王」だと思われる。


裏モチーフは「△」で、初期の名称は「キンググロノス」だった。


鳴き声はその後、本作のモキアン、『ウルトラマンコスモス』のバデータ、『鉄人28号(2004年版)』の鉄人27号、『のび太と奇跡の島』のサーベルタイガーの鳴き声、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のティラミーゴの鳴き声、『仮面ライダーガッチャード』のケミーの鳴き声などに流用された。また、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』のオベリスクの巨神兵の必殺技「ソウルエナジーMAX!!」が発動する時にも、鳴き声として流用されている。


実写では劇場版1作のみの出演ではあったものの、その王道な容姿とウルトラマンを追い詰める戦闘スタイルから人気は非常に高く、ソフビ『ウルトラ怪獣シリーズ』には定番ラインナップとしてスパークドールズ化されるまでの長きにわたって君臨し続けていた。その後(『ギンガ』放送開始の2013年から数えて)8年後の2021年令和の時代に、『ウルクロZ』での本作の放映に合わせて、以前よりもサイズアップしたDX枠で発売された。そして2023年にガイア25周年のイベントで新規造形で登場した。


関連タグ

超時空の大決戦 ウルトラ怪獣

ウルトラマンガイア ウルトラマンティガ ウルトラマンダイナ

合体怪獣 みんなのトラウマ

スネークダークネス:似たポジションの怪獣。

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