これも いきもののサガ か・・・
概要
「神殺し」とは文字通り、神様やそれに準ずる存在を殺す事。英語ではディーサイド(Deicide)という。
神話の神殺し
一覧
- ギルガメシュ:メソポタミア神話に取り込まれた史実の王で、神話においては3分の2が神で3分の1が人間である英雄。友人エンキドゥと共に森の番人たる怪物フンババを殺害する。フンババは神を示す限定符「ディンギル」をつけて表記される事もある存在である。
- スルト:北欧神話の炎の巨人。ラグナロクの時に、豊穣の神フレイを殺害。なお、フレイが勝利の剣を持っていなかったので、スルトの炎の剣(レーヴァテイン)に対抗できなかったとされる。
- ヒュドラ:ギリシャ神話の水蛇。直接的ではないものの、このヒュドラの毒によって不死(ケイローン)も神(ヘラクレス)も死に絶えた。
- フェンリル:北欧神話の巨狼。ラグナロクの時に、戦争と死の神オーディンを殺害。その後、オーディンの息子ヴィーザルに殺される。
- ヨルムンガンド:北欧神話の世界蛇。全ての神を殺す猛毒を持ち、ラグナロクの時に、戦神にして最強の主神トールを毒殺した(正確には相打ち)。
神による神殺し
- イザナギ:日本神話の神。妻イザナミとのあいだにもうけた迦具土神が産まれた際、息子が火神であることで陰部を焼かれた妻は亡くなってしまう。イザナギは怒りのあまり、自身の神剣「天之尾羽張」でカグツチの首を切り落とし殺害した。
- セト:エジプト神話の神。兄弟のオシリスをバラバラにしたが、オシリスの妻イシスによって復元・復活させられる。
- マルドゥク:天地開闢譚『エヌマ・エリシュ』に記される大戦においてティアマトとキングーを殺害し、前者の亡骸から天地を、後者の血から人類を創造する。
- ロキ:北欧神話の神。盲目の神ヘズを騙し、彼の兄弟バルドルがいる方向にミストルティンを投げさせ殺害した。ヘズもまた、オーディンがバルドル殺しへの復讐のためにもうけた息子ヴァーリに殺害されている。
フィクション
関連人物
- 悪魔将軍:師である元神のザ・マンとの約束を果たすべく配下を率いて彼との戦いに挑む。死闘の果てに神を超越し約束を果たす。
- エボシ御前:『もののけ姫』の登場人物。近代人として神や祟りを怖れず生と死を司る森の神であるシシ神を殺し理想郷を作ることを目論む。
- 神殺しの13人(エインヘリャル):『終末のワルキューレ』に登場。人類存続のため、天界の神達から選抜された戦士と対決する事となった人間代表の傑物たち。
- カンピオーネ:『カンピオーネ!』に登場。「まつろわぬ神」を殺し、その権能を奪い取った魔術師のこと。主人公草薙護堂もその一人。
- ゴア・ザ・ゴッド・ブッチャー:アメコミ『マイティ・ソー』の登場人物。邪神ヌルがまとっていた最古のシンビオート「オールブラック」を獲得し、その力であらゆる時空の神々を殺し続けてきたヴィラン。ちなみに「オール・ブラック」の創造主であるヌルの本来の仮想敵は地球の神々が総出でも一体倒せるかどうか、という連中がゾロゾロ居る宇宙クラスの超チート神族セレスティアルズであるが……シンビオートの特徴である「炎」と「轟音」に対する脆弱性は最古にして最強のシンビオートであるオール・ブラックも持っている為、本来の仮想敵より遥かに弱いが「炎に似た力」と「轟音」を同時に出せるある地球の神とは相性が悪い。
- 星矢:『聖闘士星矢』の登場人物で、「神殺しのペガサス」の系譜を継ぐ青銅聖闘士。
- ナナシ:『真・女神転生ⅣFINAL』の主人公。魔神ダグザとの契約により「神殺し」としての道を歩む。
- クレイトス:『GOW』の主人公。ゼウスなどのオリュンポス十二神を殺戮した正真正銘の神殺し。
- メラ/仮面ライダークロスギーツ:劇場版仮面ライダーギーツ。4人のエースと黒狐に登場する敵。数多の神話の世界を滅ぼしており、神となった主人公の世界に狙いを定める。
- アンデッドアンラック:自分たちに不条理な力を与えられた神を殺すことが、目標の一つとなっている。(主人公の本来の目的はべつにある。)