解説
幼少期に名乗る名前のことで、日本では主に平安時代から江戸時代に見られた。
といっても幼名をつけられるのは主に貴族や武士などの身分であった。
基本的に元服して諱をもらうまでの間に名乗っていた。
現在は改名がよほどのことでない限り認められないため、幼名という慣習はなくなっている。
競走馬の幼名
ほとんどの競走馬はよく知られているような名前(登録名)を最初から付けられているわけではない。
登録名は馬主に渡って、出走デビューが決まった時点で初めて付けられるものだからである。
そのため、普段から世話をする生産牧場などでは、正式名が決まるまでは一時的な幼名をつける事が多い。
また、幼駒の血統登録では「ポイントフラッグの2009」のように「（母馬名）の（幼駒の生年）」が登録上の仮名となる。
また、戦前と戦後直後は引退後に改名して繁殖入りする馬も多かった。
主な幼名
歴史上の人物
競走馬
- シャム⇒ゴドルフィンバルブ
- 第拾六シアンモア⇒ガヴアナー
- 年藤⇒クリフジ⇒年藤
- パーフェクト⇒トキノミノル
- タマサン⇒ダイナナホウシユウ
- 松風⇒シンザン
- ルナ⇒シンボリルドルフ
- 俊飛⇒メジロラモーヌ
- ニシキノ(ニシキノクロス)⇒タマモクロス
- ハツラツ⇒オグリキャップ
- オーロラ62⇒メジロマックイーン
- 輝峰⇒メジロパーマー
- 輝光⇒メジロライアン
- テスコホーク⇒アイネスフウジン
- ハマノテイオー(テイオー)⇒トウカイテイオー
- アマゾネス⇒ヒシアマゾン
- ベロ⇒エアグルーヴ
- ワキ⇒サイレンススズカ
- 健樹⇒メジロブライト
- 健麗⇒メジロドーベル
- ばんちゃん⇒スペシャルウィーク
- アサカヘイロー⇒キングヘイロー
- ポイントフラッグの2009⇒ゴールドシップ
- ココ⇒ファインモーション
- ミリオン⇒ロジャーバローズ
- もしもし君⇒コントレイル
