データ
初登場 | ポケットモンスター 赤・緑 |
---|---|
タイプ | かくとう |
分類 | 物理 |
威力 | 80 |
命中 | 80 |
PP | 25(~『ブラック・ホワイト』)→20(『X・Y』~) |
範囲 | 単体 |
直接攻撃 | ○ |
効果 | 与えたダメージの1/4を反動として自分も受ける。 |
概要
地面に自分ごと相手を叩きつけて攻撃する技で、自身も反動を受ける。
威力は80と平均的だが、命中80と言う数字が足を引っ張っている。
特に同じ反動技であるとっしんが威力90・命中85と、性能だけはあちらが上なのが痛い。
そしてこの性能で『赤・緑』におけるかくとうタイプわざでトップ2の威力(トップは当時専用技のとびひざげりなので、汎用技としては実質トップ)と言うのが泣ける。
恐らく弱点を突けるからこの威力ではあるが、エスパータイプ黄金時代のかくとうタイプは技まで不遇だった…。
だが『ポケットモンスター 赤・緑』ではわざマシン17で習得できる上、タマムシデパートで無限に買うことが出来る為、汎用性のあるかくとうタイプわざとして一応需要はあった。
ちなみに『赤・緑』では「じごくぐるま 」といった感じで、何故か技名の後ろに謎の空白が存在していた。
続く『ポケットモンスター 金・銀』でエスパータイプの黄金時代は幕を閉じ、この技の価値も上がると思われていた。
が、クロスチョップやばくれつパンチと更に高威力のかくとうタイプ攻撃技の登場でやはり日の目を見る事は無かった。
とびひざげりも専用じゃなくなったのも痛い。
稀にあくタイプ対策でミュウツーが採用している程度であり、『ポケモンスタジアム金銀』の隠しモード「ライバルをたおせ!」の裏面のミュウツーが覚えている(ただし仕様なのか、余程他の技のPPがなくなるかしないと撃ってこないようになっている)。
言うまでもないがわざマシンも消滅したので旧作へ送ってから覚えさせる必要がある(ニョロボンとカイロスは『金・銀』から自力で覚えるようになったので問題無し)。
ちなみにヒノアラシは『ポケットモンスター クリスタルバージョン』に限り、タマゴ技でこの技を習得可能。
『ポケットモンスター ルビー・サファイア』では汎用性の高い技も多くなったため、もはやこの技の価値は見出せない…。最早ああ、そんなのあったねと言われるレベルにまで評価を落としていた。
特性で反動ダメージを受けないいしあたまを得たガラガラ、ゴローニャ、サイドンが最も生かせるはずなのに、旧作との互換が切られたこの作品では全く覚えられなくなった。
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』にて反動技の威力が上がるとくせい「すてみ」を与えられたサワムラーも以前はこの技を覚えられるポケモンだったが、とびひざげりがある為仮に覚えてもあまり意味はない。
更に『ポケットモンスター X・Y』であらゆる技の修正が加えられたが、この技は何故かPPを25から20に減らされた。 違う、そうじゃない。
まあ何故弱体化されたのかはともかく、この技が強化されないのは他のタイプとの高火力の技の数のバランスの兼ね合いもあるのかもしれない(『ポケットモンスター サン・ムーン』時点で威力100以上のかくとう技は9つもあるし)。
『ポケットモンスター サン・ムーン』ではバーチャルコンソール版『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』でこの技を覚えたポケモンを送る事が可能。特性は隠れ特性限定になるが、進化前が『赤・緑』出身であるガラガラ(アローラのすがた)とドサイドンはこの技との両立が可能で、ドサイドンはようやくすてみが生かせる技を会得したのである。と言っても当のドサイドンは特性込でもばかぢからやアームハンマーの方が火力と命中率が高いので結局使わずじまい。
『ポケットモンスター ソード・シールド』では、この技をバーチャルコンソール無しでサブウエポンで使えるポケモンかつ特性がすてみであるタチフサグマがようやく登場した。そろそろタイプ一致補正がかかる隠れ特性のエンブオーにも与えて欲しいものである。
……と、『ソード・シールド』でのわざ廃止も乗り越え細々と残っていたこの技だったのだが……
遂に『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』で廃止と相成ってしまった。
『ポケモンユナイト』では、カイリキーのみがこの技を主力として使っている。
英語表記は「submission」。直訳すると「降伏・服従」という意味合いだが、柔術やプロレス技の格闘技でも自身の体で相手をホールドし、タップダウンを狙う技の全般を「サブミッション」と呼ぶ…のだが、この技はオトスパスが覚える一方で肝心の柔道やプロレスラーのナゲキとガオガエンが覚えない。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』より、ピカチュウおよびピチューの後ろ投げワザとして実装されている。使用しても攻撃した方にダメージはない。
モーションは『ストリートファイター』のものに近く、数回転がった後に巴投げをする。
なお、原作では『ポケットモンスター 赤・緑』ならばピカチュウも覚えられた技である(現在はバーチャルコンソールを介する事で使用可能)。
ちなみに、撮影モードではある事情でよく使われており、一部では性能云々以前にこっちの方で有名になってしまっている。
元ネタ
大元のネタは、漫画『柔道一直線』に登場した技・地獄車。・・・なのだが、実ははかいこうせんのように『魔界塔士Sa・Ga』の最強の技からの引用である可能性が高い。
やはりと言うべきか、ラスボスであるかみに通用する一撃であり、使用するほどに威力が増すという後のきりふだのような特徴を持つ。
また、続編の『Sa・Ga2秘宝伝説』でもバグで3万ダメージを叩きだすなど猛威を振るい、最強の技として君臨している。最終防衛システムさえも一撃である。
関連項目
他の反動わざ
ひこう:ブレイブバード
いわ:もろはのずつき
ほのお:フレアドライブ
くさ:ウッドハンマー