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ファイナルファンタジー11の編集履歴

2024/08/21 01:50:47 版

編集者:さいそ

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ファイナルファンタジー11

ふぁいなるふぁんたじーいれぶん

ファイナルファンタジーシリーズのナンバリング作品11作目であり、シリーズ初のMMORPG(オンラインゲーム)。

概要

プレイヤーはヴァナ・ディールと呼ばれる世界の冒険者となり、様々なクエストをこなしていく。RPGの主人公にありがちな「選ばれし勇者」ではないこともポイント。

中世的な世界観と魔法が融合した古き良きファンタジーの匂い漂う作品。建物や風景、キャラの服などの作り込みの深さや、他のオンラインゲームにはない、深く作られた世界観から生み出される物語性のあるミッションが魅力となっている。

また、戦闘は個人の能力よりパーティを基準に調整されているため、ジョブごとに役割を発揮することで初めて敵が倒せるという(賛否が分かれるものの)特色のあるバトルも特徴。

(2023年現在ではパーティーを強制する程では無く、ソロでのプレイも可能となっている)

最初にPS2版でサービスインした2002年5月16日から、かれこれ20年サービス継続中である。

定期的に行われていたアップデートでバランスの調整や世界観の補足がなされ、その完成度は日々高まっていった。

プラットフォーム展開も多岐に渡り、PS2/XBOX360/Windows版展開され、何気にソニー機とMS機で同じフィールドで遊べる珍しいゲームでもあった。

(メーカーが違う場合、ハード毎にサーバーが違うのが普通)

だが、オンラインゲームにすることでこれまでのFFユーザーを半ば置き去りにした形となったため、批判も噴出。インターネット上ではこの作品を楽しむために要求されるプレイ時間の長さがよく取り上げられている(詳しくはレリック装備を参照)。

また、こうしたプレイを続けるため現実の生活が崩壊したプレイヤー(いわゆる廃人)の言動も取り上げられることが多い。

ナンバリングにした事でサービス終了出来ないと言われた事もあるが、実は20年以上たった今でも黒字運営が続けられている。

これは、低スペックでも動くほか、使用サーバーの費用の低下もあるが、適切なランニングコストの調整が行われているためである。

ファイナルファンタジー14FF14)もオンラインゲーム形式を採っており、FF11で作ったキャラと、外見がほぼ同じキャラクターが作れるなど互換性がある部分が見られている。

2016年3月末をもってゲーム機版(PS2/XBOX360)のサービスは終了したが、Windows版は継続。現状大型バージョンアップこそ終了したが、サービス自体の終了の予告はなく、その後も中小のバージョンアップを続けており、近年はソロプレイにも力を入れている。

2020年8月からは、これまでの全ストーリーをクリアしたプレイヤーのみ挑める新規シナリオ「蝕世のエンブリオ」が開始した。

メディアミックスも積極的に展開され、特にアンソロジーコミックスは100冊以上刊行されている。

2022年にはサービス開始20周年を迎えた。多数のメディアから特集記事を組んだり、グラブルとのコラボも行われた。

キャラクリエイト

FF11ではプレイヤーとして選べる6種族がおり、それぞれで性別を決定する事が出来る他、冒険を開始する国と初期ジョブを選ぶことが出来る。

所属国によりミッションのストーリーが変わる他、一部初期に貰える装備品が変わる。

種族

基本的にどの種族を選んでも問題は無いが、昨今のゲームと違いステータスが種族によって大幅に違うため、やりたいジョブと種族を合わせるとあまり苦労はしない。

一応、不向きなジョブをやっても問題は無い物の立ち回りや装備品等に気を遣う必要がある。

例えばガルカの白魔道士はMPが少ないが、頑丈なので多少攻撃を受けても平気な他、高めのSTRで適宜殴る事で前衛の補助も出来る等。

なお、種族変更サービス等は無いので、違う種族でプレイしたい場合は別途キャラクターを作成する必要がある。

ヒューム

俗にいう「人間」。

普遍的なステータスをしており、何でも卒なくこなせる性能をしている。

バストゥーク共和国の主要民族である他、ゲーム開始時点では最も栄えていると過言ではなく、最も進んだ産業を生み出した。種族としては「無知」と言う欠点を抱えており、それ故に他民族との摩擦が絶えない。

無難な性能と見た目からか、プレイヤーが一番選択している種族であり、不動のトップである。

エルヴァーン

高い身長と、端正な容姿。長い耳を持つエルフに似た種族。

しかし、MPや命中率に関わるDEXは低く、HPやSTRが高いと言う前衛向け種族。

このため、初期のFF11では西洋ファンタジーのエルフのイメージと重ねる人が多く、魔法が得意だと思った物の、実際はMP、INTが低かったため混乱を招いた。

サンドリアの主要民族であり、誇り高い面を持つが、それは「傲慢」と言う欠点でもあり、故に他民族や外部から来た者を「見下す」欠点がある。

容姿としては首が長いと言われる事もあるが、実は「なで肩」体形であり、ゴツイ鎧を着せると格好良く決まる。

モーションもやや大仰な物もあり、特に男性エルヴァーンの召喚魔法は色々とネタになった。

プレイヤー的に全体的に男性が多めで、女性は少なめ。

タルタル

子供のように低い身長と長い耳、黒い鼻の種族。

ファンタジー世界で言う所のノームの様な容姿をしているが、ホビットの様な要素も多少混ざる。

また、体型は男女共通であり、感情表現の動きもほぼ男女同じ。(一部例外はある)

MPやINTが極端に高い反面、HPはワーストの後衛向け種族。

ウィンダスの主要民族であり、かつてはその強大な魔法力でエルヴァーン達を従えていた歴史がある。

全体的に勤勉で知能が高い反面「怯懦」であり、気弱な余りに不条理な条約などを諾々と受け入れてしまう一面がある。

死亡時のプリケツがネタとして語られる。

ミスラ

猫の様な耳と尾を持つ種族。

猫の特徴を持った人間と言うべき容姿を持つ。

プレイヤーが選択出来るのは女性のみで、これは男性は本国である「ガ・ナボ大王国」に引きこもっている他、出生した際の雌雄も女性の方が多い。

このため、女性の方が行動的であり本国以外で男性のミスラを見かけるのは稀である。

三国の内、ウィンダスに多い物の、結構あちこちにいる。

「嫉妬」深い一面がある物の、サッパリしたNPCが多く、嫉妬深い場面を見る事は少なめ。

ヒュームに近いステータスをしている物の、DEXやAGIが高く、シーフや狩人には抜群の適性がある。

前衛も後衛もこなせるためか、選ぶ人もヒュームに次いで多め。

一部装備品が他種族と違うグラフィックになる事もあり、セクシー度合いが高く人気が高い。

実は魚を生食出来ると言う特性がある。(実用性は余りないが)

ガルカ

巨躯を持つ男性の様な種族だが、トカゲの様な尻尾があるのが特徴。

プレイヤーが選択できるのは男性のみで、そもそも種族自体に「女性」が存在しない。

男性と言うのも他の種族から見た区分でしか無く、強いて言うなら「無性」である。

「転生」と言う特殊な方法で生まれ変わる物の、それ故に人口増が見込めない種族でもある。

寿命も長く、200年程ある模様。

現在はバストゥークの主要民族の一つであるが、ヒュームとの軋轢が絶えない。

歴史的経緯で「憎悪」を抱いた者が多く、これらがキーとなり大事件に発展した事もある。

見た目通り、HPやVITが非常に高い反面、MPやINTが非常に低い、完全前衛特化型種族。

長い間、白魔道士でレイズを覚えても、覚えたレベルではMPを装備品でゴリゴリに盛らないと使えない位だった。(2014年に解消している)

実は生肉を食べられると言う特性がある(ミスラと同様実用性はあんまりない)

プレイヤー数は一番少ない反面、あえてわかって選んでいるためかネタとして濃い人が多い(気がする)

所属国

冒険を開始する際に選ぶ国。

選ぶ国でメインクエストのストーリーが変わる他、国から支給される装備品も変わる。

また、疑似的な領土合戦の参加も行われる。

選ぶ国によって、ギルドや特定エリアに行く利便性等も変わってくる。

ストーリーが進めば所属国を変更する事も可能。

バストゥーク共和国

ヒュームがメインとなって作った国でトップは大統領である。

主要民族はほぼヒュームで、その中で3割程ガルカがいる。

国の周りはほぼ荒野であり、鉱山には獣人クゥダフが巣くっている。

街には巨大な水車等の機械がある他、港等もある。

反面、水路の水が濁っていたりする面もある。

略称は「バス」

初期は「バスいじめ」と言われる程に地形や仕様に泣かされていた国。

特にバグにより「亀の呪い」と呼ばれた現象により、国家ランクが上がらなかった他、1ランク上のエリアに行くのにエリアを2つ経由しないとならない。(サンドリア王国とウィンダス連邦は1エリアで済む)

また、重要なクエストを受ける場所に行く途中の洞窟に、到達地点のソロでは太刀打ちできない強力なアクティブモンスターがおり、避けて通るのも難しいために初心者の悩みの種となっていた。

(強いて言えば、パーティーを組んで抜けて欲しかったのだろうが、他のエリアではこんな事は無かった)

反面、初期から金策が豊富に見つかる等の利点もあった。

(ただし経済に多大な影響があるとして大半は修正された。)

サンドリア王国

エルヴァーンが作った王国であり、王族が国を治める。

エルヴァーンの構成が8割で、1割がヒューム。残りがその他と言う形である。

国の周りは林であり、緑が豊富だが、所々にオークが歩き回っている。

街には噴水があったりと整った都市であり、石造りの建造物は見事の一言。

しかし、誇り高い人が多いためか、よそ者には冷淡な態度を取る人も多い。

(サンドリア開始の冒険者も含む)

近年、バストゥーク共和国が独立するまではトップの国だったが、獣人との大戦後は周囲からは斜陽の国と見られている。

周囲のエリアは隠れる場所が沢山ある他、小川もあるので嗅覚で追跡するオークの追跡も振り切り易い。

バストゥークと違って、1ランク上のラテーヌ高原にも1エリア経由で、バルクルム砂丘へ行く障害も少ない。

そういう意味では初心者おススメの国。

ウィンダス連邦

タルタルが作った国であり、「星の巫女」が国を治める。

タルタルが7割を占めているが、3割弱はミスラである。

ミスラの方も本国は「ガ・ナボ大王国」であり、ウィンダスに所属していても協力はするが絶対ではないと言う者が多い。

そのせいか、星の巫女を信仰するミスラは少ない他、不平等条約を結ばされたりするタルタル達の弱腰に不満を見せる事も。

国の周りは草原であり、やや独特な(バオバブの木の様な)樹木が生えている。

近隣には不平等条約を結んだ相手のヤグードがうろついている。

街が結構複雑で、冒険者の宿(モグハウス)から競売までが結構遠く、複雑な道のせいで目的地を探し回る事もしばしば。

対策として、他のエリアに飛ばしてくれる「デジョンタルタル」が設置されて多少マシになった。

実はちょっとレベルが上がった頃に戦う「イモムシ」型の敵が要注意で、毒液を吐かれると低いHPがどんどん削られて行き、死に至る事が珍しくない他、防御力アップの技もあり戦いが長引いてしまう事もあるので、イモムシ相手の戦いには「毒消し」を少しでも買って置いた方が良い。

ジョブ

FF11では自由にジョブチェンジが出来る。

そして成長したジョブを他のジョブのサポートに付ける事で能力の底上げが出来る。

初期ジョブは最初から変更可能。

追加ジョブは取得するのに特定のクエストをクリアする必要がある。

ちなみに初期ジョブ=下級ジョブでは無いので注意が必要。

戦士

近接武器の大半を扱えるジョブで初期から選択可能。

前衛の基本とも言えるアビリティを多数そろえており、サポートジョブ戦士は前衛の基本形である。

初期は片手剣や格闘を使う事も多かったが、スキルAの片手斧や両手斧が最も得意。

アーティファクトが「へそ出し」で、一時期ネタになった。

余談だがアーティファクト2はスク水と呼ばれた。

モンク

格闘武器が得意のジョブで初期から選択可能。

殴る回数が多く、連携に合わせてウェポンスキルをぶっ放すのが仕事。

…なのだがアビリティが少ない頃は、それ以外はする事が無く、「漫画ジョブ」と呼ばれる事がある。

(漫画を読みながらプレイしていてもバレないと言う意味。)

黙ってトイレ行ってもバレないと言われる程。(経験者複数)

もっともアビリティが増えてくると適宜やる事は増えてくるので、暇では無くなるが、狩り方次第。

シーフ

短剣が得意のジョブで初期から選択可能。

確定クリティカルを出せる「不意打ち」や味方にヘイトを擦り付ける「だまし討ち」の他、

移動速度アップの「とんずら」、相手のアイテムを「ぬすむ」と言う多数のアビリティを完備。

ダンジョン内にある宝箱の鍵を開ける特殊技能もある。

しかし、それらの能力や、出せるダメージの高さによって多数の議論が巻き起こった。

白魔道士

回復が得意のジョブで初期から選択可能。

重要なパーティを支える要であるが、減ったHPを戻す作業的な一面が多く寝落ちし易いと言われる事もあった。

また、テレポを使用出来るジョブであり、サポ黒にすればデジョンも使用可能。

実は近接戦も比較的優秀なジョブだが、パーティーで白が近接戦を行う事は稀である。

黒魔道士

攻撃魔法が得意なジョブで初期から選択可能。

初期はぶっちぎりで最強ジョブであり、全ての状態異常魔法が確定で効いたため、足止めしつつユックリとMP回復をし、攻撃を続行出来るので自分のレベルより上の相手をソロで倒す事が出来た…が、そこからの浮き沈みが激しいジョブでもある。

主に精霊魔法で大ダメージを出すジョブで、サポートジョブによっては味方のサポートを行いながらの攻撃も可能である。

赤魔道士

近接、黒魔法、白魔法を使えるジョブで初期から選択可能。

器用な立ち回りが出来る反面、それぞれの能力は器用貧乏。

しかし、レベルが上がれば強力な支援魔法を多数覚えるので、一時期はパーティーに必須のジョブとなった程。

また、一時期は盾役を行う事も出来た程に能力が多岐にわたっており、初期の器用貧乏から万能と言えるまでに変わっている。

ナイト

強力な防御力を持つジョブで、クエストクリアで取得可能。

頑丈な防御力と回復魔法でパーティーの盾役を行う。

片手剣と盾が最も得意。

取得クエストが初期は高難易度であり、取るためにツアーが組まれ、様々なプレイヤーが死屍累々となった程。

これはインビジとスニーク(要は感知阻害魔法)が出てからは難易度が大幅に下がった。

何故か専用両手剣があったり、運営から寵愛されているジョブと言われていた。

暗黒騎士

HPを代償に強力な攻撃力を持つジョブで、クエストクリアで取得可能。

両手鎌と両手剣が得意。

取得クエストが攻撃力の低い「ナマクラ」で敵を100匹倒すと言う面倒なクエストをクリアする必要がある。(108匹と言われた事もあったが、WSでのトドメはカウントされない仕様である)

このせいで、億劫な作業を行いたく無いと言う理由で取らない人もしばしば。

また、付随される能力とイメージとの剥離でネタとなる事も。

(強力なダメージを出したいのに何故か補助魔法や良くわからん魔法が追加されるなど)

FF11でも最も浮き沈みが激しい歴史を持つジョブで、弱体修正(ナーフ)が行われたり、ある技のデメリットに関する修正し忘れを「ペナルティ」と書かれたりするなど某掲示板ではたびたび炎上案件となっていた。

実はプレイヤーがこのジョブを使用出来るのはFF4まで遡るので久々の登場となった。(FFTなどで敵が出て来たり、その他のナンバリングで「暗黒」のアビリティが使えたりする物はある。)

狩人

強力な遠隔攻撃を持つジョブでクエストクリアで取得可能。

銃と弓が得意。

初期から仕様変更やバグで泣かされたジョブで、何故かWSを撃ったら自分にダメージが出てしまった事もある。

また、矢は消耗していくため、長時間のプレイを行うと所持金の減りが凄い事になり、銭投げジョブと言われる。反面、その代償か、与えるダメージは非常に高い。

獣使い

モンスターを操る事が出来るジョブで、クエストクリアで取得可能。

モンスターを手下にし、操る事で戦力にする事が出来る物の、あやつるが切れる可能性もある他、操っているモンスター分の経験値も計算されて減ってしまうので、基本的に「ソロジョブ」と言われる事が多かった。

(フェイス実装前はソロで広範囲に活動できるジョブは獣使い以外出来ない状況であった)

現在はパーティープレイに入る事も多い。

片手斧が得意で、戦士と同等の装備が出来るため、前衛能力は結構高い。

吟遊詩人

パーティーを鼓舞する支援ジョブで、クエストクリアで取得可能。

初期は余り注目を浴びなかったが、MPリジェネや攻撃ヘイスト、敵への状態異常と出来る事が多く、多数のバフ・デバフでパーティーの強さを底上げできる反面、出来る事は一定レベル以上からはあまり変わらない。

長らく強さとして安定していたためか、主だった強化が入らなかったジョブでもある。

獣人

プレイアブルキャラクター以外の種族であり、基本的には敵対種。

伝承では男神プロマシアに創造された種であり、女神アルタナに作られた種と対立しているとされる。

言葉を使った意思疎通は出来るが人間から聞くと種族ごとに訛りがある。かつての歴史ではエルヴァーンと同盟を結んだクゥダフもいたりする物の、ゲーム開始時では完全に敵対しており、『闇の王』と言う突如現れた強力な王に統率されて『獣人血盟軍』を組織している。

一方で各部族で王がおり、それぞれ強大な力を有している。

下記以外の獣人も多いが、主だった三種族を記載する。

クゥダフ

亀形の獣人でバストゥーク方面に生息している。

本拠地は沼地である「ベドー」で、金剛王ザ・ダによりクゥダフ兵団を擁する。

人間側より入手した高度な冶金術を擁しており、彼らの武具や防具、家や家具に至るまで金属が使われている。

アルタナ側の人間たちと歴史的に見ても敵対している事は多いものの、地図作成と言う事業に興味を示し特別にベドーや領地内の測量を許可すると言う一面もある。

初代サンドリア国王と同盟を結んでいた事もあるので、最初から敵対的だったわけでも無い。

しかし、彼らの聖地である「パルブロ山」が勝手に鉱山として開拓されてしまったため、現在は強固な敵対の姿勢を見せており、パルブロ鉱山を奪還してからは、そこを前線基地としてバストゥーク共和国とにらみ合いが続いている。

その見た目通り、高い防御力を誇る他、聴覚感知でリンク持ちのために容易に複数の敵に襲われて戦いを強いられるケースも多く、獣人の中でも特に厄介な相手。

初期のパルブロ鉱山では「亀列車」と言うクゥダフの大量リンクは日常茶飯事であった。

尚、甲羅は生まれつきついているものでは無く彼らの鎧であり、脱ぐ事が出来る。

例外はあるが多くの役職は『鉱物』・『宝石類』・『年代』などで区別されているのも特徴。

(ブロンズ、シルバー、エメラルド、ダイヤモンド、ヤング、オールドなど)

魔道士系は宝石の名を冠し、最上位は王の腹心である。

暗黒騎士、ナイト、シーフは金属の名を冠する。純戦士は生存した年数を冠する。

口調は結構スローな感じで喋る。

例:おもしろィ。余ォ自ら血祭りにあげてやろゥ

プレイヤーからの通称はそのまんまと呼ばれていた。

オーク

巨躯の亜人と言った獣人で、魔法を使う物は顔に袋を被っているのが特徴。

サンドリア方面に生息しているが、本国は別にある。

そのため、サンドリアにあるのはあくまで「前線基地」と言った物。

本拠地はジャグナー森林奥にある「ダボイ」でバックゴデック大将がオーク帝国軍を率いている。

戦闘特化種族であり、肉体的な成熟は三年で終わるが言語を話すまでに八年かかるなど知能的に人間たちに大きく劣る。

(例えば、戦闘機械の様な物も存在しているが、内部構造を理解出来ないため、実態はデーモン族が使用した戦車の外見だけ真似た大型の甲冑と言うべきものである。)

しかし、老若男女の全てが兵士であり、何がしかの軍務についているため脅威である。大抵の個体が死を恐れずに戦いを行うので、生存率は著しく低いため、長生きしている物は尊敬を集めている。

力が全てであり、膂力に優れた者や年長者は尊敬される一方で、魔法使いは膂力の無い職としてさげすまれるために、布を被り顔を隠している。

基本的に髪の毛は生えていないため、全てのオークが禿である。

視覚感知のため、真後ろを通れば気付かれない物の、一度見つかると隠れたと思っても、どこまでも追ってくる。これは「嗅覚感知」と言う匂いで追っているためで、この匂いは水場を通ったりする事で消す事が可能。

体力が少々多いだけで、防御力や回避率も高く無かったため、一時期はレベル上げの相手となっていた事もあるが、あるパッチで高レベルオークのHPが2倍以上になってしまい、余り狩られなくなった。

基本的にはOrchish+役職 なので、名前を見る事で何のジョブか判明出来る。

オープニングムービーに出てくる事もあり、映像的には優遇されている。

口調は濁音が頻繁に混ざる訛りで漢字もあまり使われないが、高位のオークは口調が流暢で訛りも少ない。

例:低位のオーク:コゴにボウゲンジャがおるぞう!

高位オーク:小癪な、オレ自ら相手しでやろう!

別に極端な豚面でも無いのだが、プレイヤーからはと呼ばれていた。

恐らく普遍的なファンタジーのイメージからつけられたと思われる。

ヤグード

鳥型の獣人で、黒い羽根を持つ。

ウィンダス方面に生息しており、強大な力を以て、タルタルの臆病な性格を利用した上で不平等な条約を結ばせたほか、自分たちの約束は履行しないと言う狡猾な面がある。

本拠地は泥で作られた城である「オズトロヤ城」で、は現人神ヅェー・シシュを頂点としたヤグード教団が集っている。

知能は高く、彼らの居城オズトロヤ城は細かい仕掛けが施されている一方で身なり自体は質素で、簡易な装飾具をつけるに留まっている。残虐な一面もあり、楽士が手にする楽器の材料は討ち果たした冒険者の骨、内臓、皮を使用しているとされる。

一応飛ぶことも出来るが、人前で飛ぶのは非礼とされるために飛ぶ姿を見ることはまず無い。

ただし、城壁を超えるために高い跳躍力を持つなど飛ばずとも、それなりに高い所には行けるようだ。

視覚感知で嗅覚感知が無いため、見つかっても振り切るのは多少楽。

しかし、戦闘では厄介なジョブが揃ってる上に回避率が高く、高レベルのヤグードの相手は苦戦する事が多い。

意外な事に、歴史上の初期ではタルタル達とは友好関係だった。

また、ひんがしの国との交流があるために刀や数珠と言った東洋の装身具を身に着けている他、侍や忍者と言う職業も確認されている。

(そもそも、ひんがしの国はウィンダスとの交流を望んでいたのだが、アルタナ信仰では無いと門前払いを食らったために、使節団が独断でヤグードに取引先を変更した結果、ヤグードは信仰の違いは不問とした上で交流があり、クリスタル大戦が起こるまでの200年間の交流があった。諸々の技術を獲得し損ねたウィンダス痛恨のポカミスである。)

口調に関しては訛りは無く、普通に話す事が出来る。

通称はだが、「ヤグ」とも言われていた。

余談

  • PS2でプレイを行うには、専用の『HDDアダプター』である『PlayStation BB Unit』が必要だった。価格は1万少々で、PS2本体とソフト、更にBBUnitに回線契約と、当時のゲームとしてのハードルは高め。(もっとも、家庭用ゲーム機初のオンラインゲームであるPSOも、回線をブロードバンドにした際は個別の機器が必要だったりはしたが。)FFXI以外にも、信長の野望オンラインや、ダージュ オブ ケルベロス等にも対応していた。
  • サーバーは最盛期で31サーバーが存在。名称はFFに登場した召喚獣だった(バハムートやフェニックス等)人数は1サーバー辺りピーク時で3000~5000人程。2023年現在では、人もかなり減ったために統合され、現在は9サーバーが稼働している。
  • 初期はモグハウスでジョブチェンジを行う際、画面が切り替わり、キャラクリ時の高解像度のモデル切替が表示されていた。しかし、何か致命的な不具合があったのか高解像度の切り替わりは中止となり簡易的な表現へと切り替わった。原因は不明だが、ミスラのモデルが煽情的だった。PC版を開発するに辺り低スペックPCで重篤な不具合が起きる可能性があったなど多数の説はあるがハッキリしてない。
  • 海外と日本でサーバーが分かれていないのも特徴。ジラートの幻影から、海外版のサービスがスタートしたが、あえて日本人が多数いる中に海外版プレイヤーを合流させた形であり、開発陣からは「壮大な実験」、「駅前では無くヴァナ・ディールで留学」と言う迷言も飛び出した。元々はピーク時の時間帯が違うため、日本人だけなら空いている昼の時間が無駄となるが、活動時間が違う海外のユーザーがいればサーバーの稼働が無駄にならないという思惑があった様だが、文化的摩擦や衝突等が多数起きており、概ねは不評。海外側からも不利益があり、日本のサーバーに繋いでいるためにラグが起こり易い他、現在時刻を表示するコマンドを打つと日本時間で返ってくると言う事もあった。後継のFF14も、当初は海外との混合サーバーだったが、新生された際に北米版やヨーロッパ版のサーバーが新設された。今現在も海外の人々が混ざる状況ではある物の、ある程度住み分けはされている。
  • 上記海外勢に対する感情も、海外では普通の事だが日本では違う、と言う事も多数あり迷惑認定されてしまう例もある。例えば欧米では自分の要望をハッキリと伝える(断られても問題無い)のが常識だったが、日本人から見ればとにかく要望ばかり要求したり、アイテムをクレクレする認定されてしまう事もあった。
  • 海外との交流を開発的には推していた様で、アンソロジーコミックでも海外交流をテーマにしたアンソロジーが出版されていたが、寄稿した人が同人誌では海外ネタで愚痴漫画を描いていたりと割と闇が深い。
  • 海外プレイヤーとコミュニケーションが取れる様に「定型文」と言うシステムも取り入れられた。これは日本語で「こんにちは」と言う定型文を使えば英語圏からは「Hello」と見えるシステムだが、満足な会話や複雑な戦術を共有出来る物では無かったため、あまり役に立つ物では無かった他、稀に意味不明な変換がされる事があり、「謝礼・報酬」を意味する「Reward」が何故か「いたわる」と言う日本語になったりする。
  • 初期の説明書には状態異常に『混乱』が記載されていた。いつものFFの様に頭上にチョコボがくるくると回っている画像はあった物の、状態異常として実装される事は無かった。類似の状態異常としてはバージョンアップで『魅了』が実装されている。
  • 2015年にスマホ版FF11の開発が発表された。開発はネクソンが行っており、幾つか画像も出ていたが、求めているクオリティに届かず開発を断念したと2021年にネクソン側から発表された。正式名称かは不明だが『ファイナルファンタジーXI R』と呼称されていた。
  • スクウェアの運営も手探り状態だったためか、初期はトラブルに対する対処でプレイヤーとの摩擦も多かった。管理者であるGMもガチガチの規約で固められているのか、マニュアル通りの回答しか出来ず、即時の解決が見込めなかったり、ゲーム情報を優先的に知る事が出来る立場の雑誌記者が、その情報を不正利用して炎上した際に、特別に違うサーバーに移動させるなどの対応を行っていた事もある。(当時はサーバー移動実装前)
  • またネットゲーム=サービス業と言う意識が薄かったのか、顧客のプレイヤーに対する物言いが高圧的だった時もあり、2002年に意見を書き込む掲示板を試験的に設置した際にある修正に関する意見を募ったところ、多数の反対意見が書き込まれた。この時あるスクエニのスタッフが『ここは議論する場ではない』と言った職務怠慢とも取られかねない発言を行い、話題に関しても言論統制を行ったために掲示板は役目を果たす事も出来なくなり、2005年に早期終了することとなった。以後2011年まで開発とプレイヤーが直接やり取りする場所は存在せず、大手掲示板のスレッドでユーザーが活発にやり取りするにとどまっていた。
  • 一方で、ネットゲーム黎明期では比較的しっかりとした運営をしていたと言う評価もある。もっともこれは当時のネットゲームは運営が約束を反故にする、アップデート内容の物が十全に入っていないと言う出来事がザラにあったからではあるが、FF11がネットゲームの運営としては最低限の仕事はしていたと言う事でもある。
  • ヴァナ・ディール トリビューンと言うニュース形式の読み物があった。参考:「創刊!ヴァナ・ディール トリビューン」ユーザーを記者として参加させたりと、挑戦的な試みもあったが、2004年10月の記事を最後に更新は停止した。
  • サービス開始時はまだスクウェアとエニックスは合併しておらず、ゲーム起動画面で「SQUARE」の文字が見れた最後のFFでもあった。合併後はスクウェア・エニックスのロゴに変更された。また、最初のプロデューサーは坂口博信氏であったが、退社したために田中弘道氏がプロデューサーとなった。その田中プロデューサーも退社・退任したために、松井聡彦氏に交代となり、2023年に藤戸洋司氏へと交代している。
  • ゲーム内の調整に関しても激しく環境が変わる事が多々あった。特に初期に当てられた「7・2パッチ」は悪夢のパッチとして語り草であり、体験した物からは「史上最悪のパッチ」と呼ばれる。この時導入された『レベル差補正』により、難易度は相当に上がり不平不満の声で溢れた。長い間、撤廃される事は無かった物の、アドゥリンの魔境からはレベル差補正の無いエリア等も実装された他、順次撤廃される予定。ジョブ調整もかなり激しく一夜にして最強ジョブが最弱になる事も多かった。また、既に強いと評判のジョブに強い能力が追加され、評判が良くないジョブには手つかずだったり、意図が分からない物が追加されたりする事も。これらの開発とユーザーの意識の剥離もあったためか、ネット上では運営に対する罵詈雑言が飛び交っていた。
  • 調整はプレイヤー側には慎重な一方で、敵に対しては大幅な変更を加えてくることが多かった。大幅にプレイヤーのジョブが強化されました!と言った時は、1割位変わってるかも?位であったが、敵を少し強くしました、と言った時には敵の体力が二倍になっている事もあった。ある前衛職業に強化を入れました!と言って蓋を開けてみれば「死体移動の魔法」だったりと、プレイヤーと開発陣の剥離が激しい一例である。また、プレイヤー側をちょっと弱体しました、と言う場合は使い物にならない位大幅に弱体され、敵を大幅に弱体しました!と言う場合は、ほとんど変わってない程度の弱体と言うのが常であった。またコンテンツの目標を年単位の長期に設定する事もあったために「延命に躍起になっている。」と評される事も多かった。
  • 公式漫画として、初期には鈴木みそが描くFF11紹介漫画が公式HPで紹介されていたが、1話で終了し2話が描かれる事は無かった。なお1話から愚痴混じりであり、本人としてもあまり馴染めなかった模様。2016年に本人のTwitterで読者のリプライに対して酷い終わり方をした事について謝罪していた。
  • ほかに公式HPで連載された漫画には2015年に描かれた「いろはでござる」などがある。
  • また、ストーリー漫画の「FINAL FANTASY XI〜THE OUT OF ORDERS〜」も当時新創刊のヤングガンガンで連載が開始されたが、実際のゲームとの齟齬が多数ある他、公式にゲームが配信されていない韓国の作者だったことで、(当時のネット上では嫌韓の風潮が強かった事もあり。)否定的な意見が相次いでいた。連載開始に描かれた主人公の装備品が両手刀+アダマンホーバークと言うゲーム上では出来ない組み合わせだった事もあり、きっちりゲームをやっている人を作者として据えて欲しいと言うユーザーの願いを汲み取った物では無かった。結果としてその主人公が出てくる前の3話で連載は終了している。連載終了理由は不明だが、一説には漫画の内容に編集者が口を出す日本の漫画製作の風潮が合わなかったためともいわれている。一方で手は抜かずにしっかりと描かれているため、今後どうなったかを楽しみにしていたユーザーも多かった。
  • その後、公式の出版物としては相当の量が発行されており、100冊以上にわたる多数のコミックアンソロジーや、公式に出された「はせがわみやび」氏による小説は人気が高く長期に渡り発刊され30冊以上もある。そして世界設定の資料集などは今現在でも人気が高く、「ゲームバランスはイマイチだが、世界観、音楽はトップクラス」と言われていた。
  • 一方で公式で出されていた攻略本などはアップデートでデータが頻繁に変わるために余り役に立つ物とは言えなかったが、実装当時のデータを知る物としては一定の有用性は得ていた。一方でネット上で攻略情報などがやり取りされる時代となり、徐々に無用の長物と化してしまい、プロマシアの呪縛の攻略本が出されて以降は発刊されていない。
  • エンターブレインからは、ファミ通ならぬ「ヴァナ・ディール通信」通称「ヴァナ通」が不定期に発行されていた。雑誌と言うよりはムック本であり、イラストや多数の写真を掲載するなどビジュアル的に豪華な出来の一方で、攻略情報はファミ通らしく執筆者の主観が入り込んでいたり、内容としては偏っていたりして不評。最も攻略本と言うよりはヴァナ・ディールの世界感やバラエティ的な要素を打ち出した物で、攻略情報は当時電撃が出していた物が好評だった事もあり、違うテイストを打ち出していた様だ。
  • 上記のヴァナ通より「コミック ヴァナ通」も季刊ペースで発刊されていた。概ねはアンソロジーコミックから継続した作家も多かったが、当時同人誌即売会などでFF11関連の同人誌を出していた作者も多数起用されている。テーマを決めて漫画が掲載されている他連載作品もあり、7冊発行された。

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その他

FFシリーズ ファイナルファンタジー MMORPG オンラインゲーム

ジラートの幻影 プロマシアの呪縛 アトルガンの秘宝 アルタナの神兵 アドゥリンの魔境

ヴァナ・ディール(ヴァナディール) サンドリア王国(サンドリア) バストゥーク共和国(バストゥーク) ウィンダス連邦(ウィンダス) ジュノ大公国 アトルガン皇国 神聖アドゥリン都市同盟

加藤英美里:DFFオペラオムニアにて、リリゼット役を担当。また、自身のYouTubeチャンネルで『ヴァナぶら配信』と題しFF11のプレイ配信を行っている。ちなみに、配信時間が途轍もなく長い(一番短いので2時間半前後、一番長いので4時間10分前後の動画をアップしている〈2020年6月7日現在での時間〉)。後述するグラブルではシェロカルテ役を担当。

ドラゴンクエストⅩドラゴンクエストシリーズの10作品目で、スクウェア・エニックスが開発・運営しているオンラインゲーム。Ⅹの開発にあたって「MMORPGとはどういうものか」を学ぶために開発スタッフ全員で本作をプレイしたことが語られており、そのためかシステム面で本作を参考にしていると思われる部分がある。

グランブルーファンタジー:こちらは他社ではあるのだが、2022年5月に前述の20周年記念としてグラブル側でグラブルコラボを行うことになった。このタイミングで14ではなく、あえて11とコラボするという事で騎空士たちの間にも衝撃が走っている。

余談だが、グラブルプロデューサーの木村唯人氏はPC版発売日からFF11をプレイしていたことを明かしており、Twitterのプロフィールにも「好きなゲームはFF11」と記載している。ディレクターの福原哲也氏も好きなゲームにFF11を挙げるほどの愛好家である。

他にもFF11でアートDを担当していた皆葉英夫氏がグラブルのキャラデザを、FFシリーズの音楽を制作していた植松伸夫氏がサウンドDを担当していたり、開発スタッフにもFF11を遊んでいた人が多い、そもそもCygames自体に元々FF11に関わっていたスタッフが多数在籍しているという話もあり、実は意外とFF11との縁が深かったりする。

幻想のウタイビト:上述のグラブルとのコラボイベントのタイトル。

絵師系・関連カップリング等

エルネコ タルコン

ファイナルファンタジー11の編集履歴

2024/08/21 01:50:47 版

編集者:さいそ

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