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豊橋駅の編集履歴

2024-11-25 14:09:49 バージョン

豊橋駅

とよはしえき

愛知県豊橋市にある鉄道駅。豊橋鉄道の「新豊橋駅」「駅前停留場」についても記述する。

概要

愛知県豊橋市花田町にある、JR東海東海道新幹線/東海道本線/飯田線)およびターミナルとして連ねる名古屋鉄道(名鉄名古屋本線)の駅で、愛知県東部(三河)の鉄道の拠点。

1888年(明治21年)9月1日に開業。愛知県内の鉄道院の路線はまず知多半島から開業し、当初の計画では中山道ルートで延伸する構想だったが1886年に東海道ルートに変更。大府駅浜松駅間の開通に合わせて開業した。

開業当時は豊橋駅を名乗りながら所在地は豊橋町ではなく花田村だった。1906年に豊橋町が花田村を合併したことで所在地が豊橋町となった。

1897年に飯田線の前身にあたる豊川鉄道線が開通。当初は豊橋駅を共用していたが1899年に新たに吉田駅を開設。1943年の戦時買収まで駅は別々だった。この吉田駅は大正末期に2階に食堂を併設する鉄筋コンクリート造りの三角屋根の駅舎に改築された。

1925年に豊橋電気軌道の路面電車が開通、駅前停留場が設置された。1927年に渥美線の新豊橋駅が開業し、愛知電気鉄道豊橋線が吉田駅に乗り入れた。

吉田駅の駅舎は豊橋駅に統合されてからも残っていたが、1945年6月の空襲で全焼。しばらくコンクリート壁の残骸のまま営業していた。

1950年に再建された駅舎は国鉄以外の企業・自治体が駅舎の改築工事費を分担し、竣工後に一部を商業施設として利用する「民衆駅」の第1号となった。

その後1970年に駅ビル「豊橋ステーションビル」が完成、1997年に駅ビルを改築し、1998年にペデストリアンデッキが整備され現在に至る。


新幹線はこだまの全列車とひかりの一部が停車する。のぞみはすべて通過する。


JRと名鉄の駅は一体となっており(駅構外への改札も同一)、西側へみて右側より飯田線、名鉄、東海道線、新幹線という構造となっており、名鉄と飯田線が線路を共有している都合上、名鉄の電車は1時間あたり6本しか豊橋駅に入れないという制約がある。名鉄ホーム上の駅名票もJR東海仕様となっている(JRに比べて金山迄の移動は快適な利点がある)。


ICカードでの乗り換え

名鉄とJRが中間改札を介さず同居している上に新幹線との乗り換えも可能という特異な構造上、豊橋駅ではICカードを使って乗り換える場合の処理が非常にめんどくさいことになっている。


名鉄とJR在来線の乗り換えの場合、どちらの場合も名鉄ホームにあるカードリーダーで出場と入場の処理をすれば良い。


問題になるのは新幹線で、新幹線に乗り換える場合は在来線と同じく出場処理をして、その後新幹線の改札機に新幹線の乗車券と特急券→ICカードの順に投入(タッチ)をして入場情報をクリアする。

逆に新幹線から在来線に乗り換える場合は駅でICカードを使って精算すれば良いのだが、問題となるのは名鉄。名鉄ホームに立っているリーダーにタッチしてもエラーになるだけである。これも駅で精算、ということになるが、名鉄ホームにある名鉄の案内所に切符とICカードを渡せばカードに入場の情報を記録してもらえる。時間があるならこちらを使うのも手。新幹線の改札機にタッチしても入場情報が無いとエラーを返すだけなので、豊橋で名鉄から乗り換えて新幹線を使いたい場合、「乗るときと降りるときで処理方法が違う」ことに留意する必要がある。

乗り入れ路線


駅構造

JR東海在来線

名古屋鉄道(NH01)

JR在来線と名鉄のホームは計5面8線。ホームの形状は、片側のみに線路が接する単式ホーム(1面1線)、両側に線路が接する島式ホーム(2面4線)、そしてホームの端が同一平面で繋がった頭端式ホーム(櫛形ホーム・2面3線)が混在する。

ホーム番号は東側から順に1番~8番線まであり、頭端式ホームは1・2・3番線、単式ホームの1線が4番線、島式ホームは5~8番線になる。

名古屋鉄道は3番線より発着し、飯田線が1・2・4番線、東海道本線が4〜8番線より発着する。

その昔名古屋鉄道で荷物電車が運行していたころは、荷物扱室の関係で1番線より発着していた。

かつては9・10番線もあり、ここからは二俣線が発着していたが、二俣線が天竜浜名湖鉄道に移管されてからは新所原駅発着に短縮されたため、このホームは閉鎖されている。


乗り場路線方向行き先備考
1・2JR東海飯田線下り豊川飯田方面
3名鉄名古屋本線下り東岡崎知立名古屋岐阜方面
4JR東海飯田線下り豊川飯田方面特急も発着
JR東海東海道本線下り岡崎名古屋岐阜大垣方面
5-8JR東海東海道本線下り岡崎名古屋岐阜大垣方面
JR東海東海道本線上り浜松掛川静岡熱海方面

JR東海新幹線

単式・島式の複合2面3線の地上駅。

13番線は単式ホームであるが、反対側(西側)に14番線を増設するスペースが確保されている。

新幹線では珍しい地平にある駅で、他には品川米原だけ。これは駅の西側に城海津跨線橋があり、新幹線建設当時はまだ新しかったので地元が撤去を拒否したからである。実は在来線側のトラス橋は1942年に廃止された伊勢電気鉄道の中古品である。


乗り場路線方向行き先備考
11・12東海道新幹線上り新横浜東京方面通常は12番線
13東海道新幹線下り名古屋新大阪岡山方面

豊橋鉄道新豊橋駅(01)

豊橋鉄道渥美線の駅。

東海旅客鉄道(JR東海)・名古屋鉄道(名鉄)の豊橋駅東側および豊橋鉄道東田本線の駅前停留場に隣接しており、乗り換えが可能。


現在の駅構造は島式1面2線の地上駅だが、かつては単式ホーム1面1線だった。

1927年の開業時は用地買収に難航したため豊橋駅前に線路を敷設し車止めを置いただけでホームもないという簡素な駅だった。その後駅舎とホームが完成したが1945年の空襲で被災している。

1970年に移転し新たに平屋建ての駅舎を設けた。

2008年に現在地に移転。島式ホーム1面2線となり3階建ての駅ビルを設けている。また、駅ビルの改装で新豊橋駅に直接連絡する通路が新たに設けられた。


乗り場路線方向行き先
1・2渥美線下り高師大清水三河田原方面

豊橋鉄道駅前停留場(01)

豊橋鉄道東田本線の停留場。「豊橋駅前」ではなく「駅前」が正式名称。〇〇駅前という名前の電停は数多くあるものの、「駅前」が正式な名称なのは日本でもここだけである(運転士が放送する際に豊橋駅前と言うことはある)。

現在の駅構造は頭端式ホーム2面1線となっているが、開業時は島式ホーム1面2線だった。また、イベント列車に対応するため2両止まれるスペースがあるほか、駅前大通を通行止めにして行われる豊橋まつりの際は営業休止となる(新川折り返しになる)。

1950年に東田本線の複線化に伴う軌道移設に合わせて移転し、相対式ホーム2面2線となった。

1969年に駅前停留場~市民病院前停留場間が休止したことに伴い駅前大通に移転し頭端式ホーム2面1線となる。

1998年にペデストリアンデッキ下の現在地に移転した。



利用状況

近況

JR東海


名古屋鉄道


年度別利用状況比較表

事業者名JR東海名古屋鉄道
年度乗車人員乗降人員乗降人員
2008年(平成20年)度27,313人54,626人34,179人
2009年(平成21年)度26,138人52,276人32,990人
2010年(平成22年)度26,496人52,992人33,429人
2011年(平成23年)度26,571人53,142人34,079人
2012年(平成24年)度26,851人53,702人33,212人
2013年(平成25年)度27,797人55,594人34,320人
2014年(平成26年)度27,424人54,848人33,212人
2015年(平成27年)度28,199人56,398人34,825人
2016年(平成28年)度28,550人57,100人35,044人
2017年(平成29年)度29,045人58,090人35,319人
2018年(平成30年)度29,316人58,632人35,505人
2019年(令和元年)度28,783人57,566人35,285人
2020年(令和2年)度18,086人36,172人24,032人
2021年(令和3年)度20,200人40,399人28,283人

隣の駅

※新幹線「ひかり」、特急「伊那路」に関しては該当記事を参照。

※名鉄の普通列車は通常、1つ岐阜方の伊奈駅が起点になっている。準急も普段は豊橋駅に乗り入れない。


JR東海
東海道新幹線
種別前の駅当駅次の駅備考
のぞみ通過
こだま浜松駅豊橋駅三河安城駅
東海道本線
種別前の駅当駅次の駅備考
特別快速二川駅豊橋駅蒲郡駅当駅から浜松駅まで各駅停車
新快速二川駅豊橋駅蒲郡駅
快速二川駅←豊橋駅蒲郡駅
  • 当駅から浜松駅まで各駅停車
  • 一部は三河三谷駅にも停車
二川駅豊橋駅西小坂井駅
飯田線
種別前の駅当駅次の駅備考
快速豊橋駅小坂井駅到着列車のみ
普通豊橋駅小坂井駅速達列車
普通豊橋駅船町駅各駅停車
名古屋鉄道
名古屋本線
種別前の駅当駅次の駅備考
快速特急豊橋駅東岡崎駅(NH13)一部は伊奈駅国府駅停車
特急豊橋駅国府駅(NH04)一部は伊奈駅停車
急行豊橋駅伊奈駅(NH02)
豊橋鉄道
渥美線
種別前の駅当駅次の駅備考
普通新豊橋駅柳生橋駅(02)
東田本線
種別前の駅当駅次の駅備考
普通駅前停留場駅前大通停留場(02)

関連項目

愛知県内の駅一覧 東海道新幹線 東海道本線(名古屋地区) JR東海

名古屋鉄道 名古屋本線 豊橋鉄道 渥美線 東田本線

新幹線停車駅一覧

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