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概要編集

ヒトリガの一種。名前は羽と胴体にある大きな黒い筋模様から。

腹部は毒々しい赤色で、自らが有毒で危険だとの警告色の役割を果たす。

東南アジアオーストラリアなど亜熱帯近辺に棲息している。

近縁種にハイイロヒトリシロヒトリなどがおり、これらは日本の沖縄などで見ることができる。


しかしこの虫、とんでもなくキモい虫として度々話題になるが、それは腹部から生えた毛むくじゃらの四本の触手が理由である。(メイン画像参照)

これはオスにしかない器官だが性器ではなく、Coremata(コレマタまたはコレマータ)という器官である。

オスは普段は腹部にこの器官をしまっているが、メスを誘い出すためにコレマタからフェロモンを巻き散らす。

幼虫時代により豊富な栄養を摂取しているオスほどコレマタは大きく、中には自身の体長よりも立派なコレマタをもつものもおり、セックスアピールとなっている。

人間にとっては異形そのものだが、クロスジヒトリのメスにとってはコレマタが大きいオスほどイケメンなのである。


そのモンスターじみた外見に魅了される虫好きもいるが、何度も言うようにかなりの異形なので検索の際は要注意。


関連タグ編集

触手 フェロモン

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