ショーン=ダッツ
どっちなんだっつ
戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』に登場する青年、ショーン・ダッツの表記ゆれ?誤植?となってる名義(詳細は後述)。
ショーンはUNSEEN-不可視-の否定者(ひていしゃ:世界の理を否定する業の器になった者)として、今世(こんせ)の理(ルール)から外され、普通の人間として生きる希望が視いだせず、不誠実の世界に生きる悪役へ墜ちてしまう・・・。
更に不運な青年の詳細は【ショーン・ダッツ】を参照。
そして本表記「ショーン=ダッツ」が用いられたのは、本作のある特異な理(ルール)が発生した後の時期で視られた。
掲載誌や下記で触れる公式の誤用で、連載当時は描き間違いというより演出の一環として視いだせるような要素だった。
しかし単行本18巻にて、個人名義は【ショーン・ダッツ】に統一する修正がされている(だったが…?)。
ショーン当人にとっては、公式から正確な名義を視逃されている事柄であり、ある意味では視せ場(笑)、作品愛好者によっては(不遇な)名脇役と視出せる語り草が増えたのかもしれない(異論は認める)。
今回の表記ゆれ・同音異字となった変化には、連載時期の物語変移と重複しており、当時は演出?なのかと視て取れる筋道であった。だが、単行本にて【ショーン=ダッツ → ショーン・ダッツ】と統一する修正がされた変更から、公式の誤用であったとも窺える。
連載時期の物語展開
個人名義【ショーン=ダッツ】が用いられた連載時期は―
- ある特異な理(ルール)が発生後で再登場したショーンの本名は、噺語(ナレーション)で【ショーン・ダッツ】が用いられ、後に登場人物の会話で【ショーン=ダッツ】が用いられた(前と今との区別だった?)
- ある特異な理(ルール)が発生後で判明する主要人物たちの本名(フルネーム)と通ずる部分「=」がある名称(仲間の強調?)。
といった演出要素に加え、公式の告知・投稿では―
- 2023年3月7日、ショーンの活躍回が描かれる掲載案内にて「ショーン=ダッツが活躍...!?」と明記があった。
- 2023年5月21日、公式おまけ漫画にてショーンの父は「ジョン=ダッツ」と記述されている。
これらも鑑みて名称変化の演出なのでは?と思われた。
視逃されている男(チクショーン)
後に原作漫画18巻にて、個人名義は【ショーン・ダッツ】へ統一する修正がされている。作中の対話に加え、物語解説の人物紹介でも「・」がある名称で記載される。
連載版:協力しな!! ショーン=ダッツ!!
↕
単行本:協力しな!! ショーン・ダッツ!!
そして公式𝕏️(前代・Twitter)のおまけ漫画も収録された中で、父は「ジョン・ダッツ」と修正される制作から、連載時期の個人名称は誤植であったと窺える。
なのだが・・・
な感じで「ドッチなん・だっつ」とでもいうような名義ゆれが発生している。
つまり公式や作者から正統な実名(フルネーム)を視逃されている若者。
これを名脇役なショーンくんの視所とするか、
公式や作者の間違い程度と軽視するか、
どう視定めるかは、貴方しだいである。
参考例
何をするだァーッ:同系列誌の大先輩である某奇妙な冒険漫画で起こった誤植。長期連載の人気作であり、作者の趣向『汚点もまたよし。それも含めて僕の記録だと思ってますから。(📘)』で長年放置されていた演出?から、誰が言ったか「伝説の誤植」とも称され、ファンの語草(ネタ)にもなっている。
📘「MEN’S NON-NO 2002年7月号」掲載、荒木飛呂彦インタビューより
次郎(トリコ) / 二狼:同誌で連載していた某グルメアクション冒険漫画に登場する御酒大好き爺ちゃん。読みが「じろう」の同音異字。これは誤用でなく物語演出として驚嘆の真実「重要人物と縁者」を表現、当人としては強すぎる力を抑制(ノッキング)される前後を区別する名義であったと窺える。
黄桃御膳 / 黄桃御前:物語の途中から同音異字「おうとうごぜん」で名称変更された女性型式神。登場する自主制作の妖怪漫画にて、他は何処かの掲載場で連載する漫画形式とは別に自由度の高い創作背景からか、試行錯誤の一つ「より式神像を最適化する言葉演出へ改変」が窺える。また作者の酔狂な趣向「描き間違いが出てしまう性分」と重複するような趣向も感じれる事例。