ディグダの穴
でぃぐだのあな
初代のディグダは当時威力100だったあなをほるをレベル19で覚えられるため、捕獲した時点で即戦力になれるくらい強力だった。さらにあなをほるはすぐ近くのクチバジムで使われるでんきタイプの弱点でもあるため、だいたい捕まえてすぐにジム戦に投入されるのがお約束である。
ハッキリ言ってこいつと序盤であなをほるのわざマシンが入手出来るせいでクチバジムはカントージム最弱扱いである。マチス涙目。
しかしピカチュウ版だけは話が別でライチュウのレベルが非常に高く威力の高いメガトンキックなども使ってくるため素早さ負けしていると防御が低いディグダは返り討ちにされかねない。
シナリオ上はひでんマシン05「フラッシュ」をトキワシティ付近のゲートにいるオーキド博士の助手から受け取るために通らなければならない場所。初見では絶対に攻略不可能なイワヤマトンネルを攻略するためにもフラッシュは重要なアイテムである。
…が、フラッシュを取りに行った主人公の先に思わぬ罠が待ち受けている。そう、ダグトリオである。
このダンジョンには低確率ではあるもののダグトリオが出現する。そしてそのレベルは脅威の29〜31。
このレベルがどれくらいバランスブレイカーか説明するなら、クチバシティ周辺の6・11番道路に出現する野生ポケモンが15前後。マチスの切り札のライチュウですらレベルは24。(ピカチュウ版でも28)
そんな段階でレベルが30前後のポケモンがいきなり飛び出してくるのだ。
さらにダグトリオの素早さ種族値はカントーポケでもトップクラスの120。カントー御三家最終系最速のリザードンでも足元に及ばないのに序盤でゲットしたばかりのポケモンがそうそう逃げられるはずがない。
さらにこいつは強力なあなをほるを覚えており、最早野生の脅威ともいうべきこいつの圧倒的強さに全滅させられ、トラウマになったプレイヤーは数知れず。
しかし、こんな圧倒的強さでもダグトリオをモンスターボールで捕獲しようと試みる猛者も普通に存在する。
なにせあなをほる(じしん)ときりさくの両方を半減以下に出来るのはカントーポケではプテラしかいないため、ほぼすべての種族に等倍以上が取れてしまう、つまりシナリオで無双できる。
こいつを捕獲すれば以後のシナリオがヌルゲー化すると言っても過言ではない。特にジムリーダーの中でも強敵とされるナツメのフーディンと同速のため、それなりに育っていれば多少のレベル差を無視して完封する事すらできる。初代のディグダの穴はそういう意味でもプレイヤーの命運を分ける場所だと言っても良い。
リメイクのFRLGでもシナリオに大きな変化はない。また、ご丁寧なことにダグトリオも初代のレベルのまま出現する。きりさくやあなをほるの弱体化で初代ほどの脅威ではなくなったが…さらにリメイクでは特性の関係上捕まえたてのゴースに完封されるようになってしまった。
ピカブイでは石でできた門のようなものが洞窟の入り口を飾るように配置されている。
主人公が殿堂入り後最初に行けるカントーの町はクチバシティであるが、穴の前をカビゴンが塞いでいるため行けるのはかなり後になる。
生態系が変わったのか、本来ならありえないレベルのダグトリオも出現するようになった。クリスタルは夜になるとレベルの高い個体が出現しやすくなるという特徴がある。
また、同じくクリスタルでは当時は思い出し技の概念がなかったためトライアタックを覚えたダグトリオを捕まえる事も出来る。
HGSSではホウエン・シンオウサウンドで流す事でディグダとダグトリオ以外のポケモンを出現させる事が出来る。また、時間帯によってはニビシティ側の入り口付近にタケシが立っている事があり、電話番号交換を持ちかけられる。またウソハチを探しており、電話番号交換後はサイホーン(つのこ)とウソハチを交換する事が出来る。